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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

バトン練習2

2016-03-27 | 陸上競技
続き。

専門に分かれるところでスプリント系はチューブ走をやってから並走へ。1年前は並走をやることとさえ「意味があるのか?」と言われるような感じでしたがやっとここに来てスピードを上げた中での並走ができるようになりました。ここは毎回毎回やっています。私の練習パターンの基礎的な部分です。並走の中でのバトンをやります。冬季練習でもひたすらやってきました。高いスピードの中できちんとバトンの受け渡しをする。そのために何が必要か。徹底ですね。

この日はここからバトンの合わせをやりました。これも必要な練習だと思っています。バトン練習をする事で色々な要素が身につきます。最初に全員を集めて「なぜこの練習をするのか?」を説明しました。それぞれの場所で何をやろうとしているのかを明確にしなければいけません。単純に渡れば良いという練習はしません。精度を高めるための練習をしていくつもりです。

この手の練習をどれだけのチームがやっているのかは分かりません。私はここに対してかなりのこだわりがあります。リレー中心にチームを作ると決めて指導を始めてすでに10年以上が経過しています。最初は県総体に行くためのリレー。次からは中国大会に行くためのリレー。インターハイを狙うためのリレー。様々なレベルでやってきました。数年前から4継を中心にしています。そのあたりから練習のスタイルも大きく変わってきている。多くの学校に訪問して様々な方から学ばせてもらいました。そこから学んだリレー練習。それが練習の中心となる。

とにかくスピード重視の練習です。バトン練習の中で最大スピードを出します。この日は合わせということで約80mを4本。安定しないので2セットやりました。ここは回数をこなしていく必要があると思います。慣れて来ないと「対応」の練習にはなりません。上手くいく練習だけではありません。不慣れな選手もいますから時間がかかります。それでもやっていく中で「何をするべきか」を学ぶ必要があります。レースの時に対応する練習をしておかなければいけないと思います。そこを想定した練習をやっていきたいと思います。

今年度からは本格的に4継に参戦します。そのための準備をしていこうと思っています。声を出す事やコミュニケーションを取ること。この辺りが全てリレーに繋がっていくと考えています。リレーをやる中でチーム全体が強くなると。一瞬で判断をして何かをする。それを想定してやっていかないと上手くいきません。時間がかかるのは間違いありません。だからこそこういう時間が取れるときにしっかりとバトン練習をしていきたいと思っています。

声を出す。これは前からかなり言い続けています。「行きます!」に対して「ハイ!」という返事をする。意思疎通です。特に女子に関してはレール前には「声」で気持ちを繋いでいく事をしていました。前任校でやっていた事をうちの学校でも継続していこうと考えています。そのためには「恥ずかしい」という事を言っていたらダメだと思います。パフォーマンスを高めるために何をするか。普段から声を出しておいてレース前にも声を出す。いつもやっている事をレース前にもやるのです。普段通りのことを試合で出来ない選手は戦えないと思っています。レースは特別ではない。

「練習は試合のように、試合は練習のように」と言われます。が、本当にそこを想定して練習をしている人がどれだけいるでしょうか。試合になれば上手くいく?そんなことは絶対にありません。綺麗事ではなく試合でミスをするのは「ミスをするような練習をしている」からです。失敗をしないための練習。または、失敗は起きうるという視点から練習を組む方が良いのかなと。なかなか表現が難しいですけどね。

かなりスピードを出しました。見ていて明らかにこれまでと違うなと感じる選手もいます。前の記事にも書きましたが私の力ではなく選手自身の気持ちの変化なのですが。何人かは本当にチームをまとめるための努力をしてくれています。周囲に気配りをする。声かけをする。かなりのプレッシャーもあるでしょう。それが良い方向への力になっていく感じがあります。プレッシャーに押し潰されるようでは困ります。かといって勝手に頑張れという気もありません。みんなで同じ方向を向いて練習をしていけるようになれば大きく変わってきます。それが走りに大きく出てくる。面白いですね。

最後に120mを走りました。120m+60mを2セット。休むことなく走りました(笑)。最後の一本は全力で競争。まー他の練習も競争ですが。先頭に出た女子を抜けなかったら200mのスキップ走としました(笑)。もちろん、大きなハンデを付けて。かなり必死に走りました。先頭が20mに到達したところから段差スタートですからかなりのハンデになります。必死に追いかけましたが届かず。男子は全員スキップ走(笑)。それはそれで良いかなと思っています。

練習は3時間。そこから片付けでまた30分程度かかりました。この辺りを効率よく出来なければいけません。やはり3時間練習はしたい。そこの部分のバランスをよく考えてやっていこうと思います。

見ていて楽しめる練習でした。雰囲気が明るくなっている気がしますね。新入生が入ってきてもきちんと練習ができるであろう状態です。様々な部分で進んできたかなという感じです。これから。これからです。
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バトン練習

2016-03-27 | 陸上競技
土曜日、午前中は私用。あまりにも余裕がなくて自分のことが全くできていない状態でした。少しだけでもと思い私事を済ませました。そのまま学校へ行き、足の痛みのある選手の治療を。気功が出来るようになったので少しだけでも貢献したいなという感じですね。2人にトータル3時間程度。完全に痛みが取れたわけではないですがある程度の部分はできたと思います。春休みに時間が確保できればこうやって治療をしていきたいですね怪我をせずに練習を継続させたいと思っています。練習をさせるだけではなくここの部分まできちんと見ていきたいと思っています。

この日は午後から練習。それも15時からとしました。どうしてもタータンで練習したかったので。15時まで専用使用が入っていたのでそこから準備。高跳びとポールの準備で25分程度かかりました。かなり大変です。それでも専門種目をやると決めたのですから全員で力を合わせてやっていかないといけません。練習時間が削られますがそれでも絶対にやらないといけません。チームとして動くという意味をこういう時に改めて感じますね。

また、H高校のヨンパ選手の練習を見ることになっていました。スプリント系であれば断る可能性もあります。単独でスプリントを引き受けるのは違うかなという気がしますから。合同練習などであれば一斉指導のような形で引き受けます。ヨンパは専門性が高いと思っています。合宿等で指導する機会があり、冬季練習でも一度一緒に練習をしています。「専門的な指導を受けたい」と自ら申し出て来てくれています。ハードル種目の強化という意味でこういう姿勢の選手を引き受けないというのは良くないかなと思います。後半は専門練習としますが前半はうちの練習に合流してもらいました。

いつも通りの流れで進めていきました。その中でちょっと感じることがあったので縦の動きをしっかりとやることに。そこの指示が甘くなってしまって少し順序が入れ替わってしまいました。もったいない。縦の動きをしっかりとやってそこから重心移動がベストの流れだと思っています。「なぜこのタイミングでこの動きをやるのか」というのを自分なりに考えています。そこの順序が少し前後してしまいました。もっと真剣にやらないといけないですね。反省しています。

ある程度やってからスキップへ。終わってからはバックストレートに移動してチューブ5歩。チューブをどのように使うかというのは本当に大切なことだも思っています。単純に使えば良いというわけではありません。意図がある。ポールと高跳びはこの時点で並走を。ある程度走るための動きをやらないといけませんがやはり専門練習が必要。これまでの考え方から大きく変わってきています。「走っておけばなんとかなるだろう」というのを思っていましたが何ともなりません(笑)。やはり専門練習の時間を取らないといけない。

言い訳をするつもりはありませんが、高跳び選手に関してはこちらも考えて「跳ばない」としていました。基礎筋力や走力があまりにもないので長い目で見た時に1年間かけてでも基礎的なことをやっていかなければいけないと考えていました。1年生で結果を出したとしてもそれが一時的なものであったら意味がありません。小手先の事でごまかすのではなくきちんとやっていけば大きく伸びる可能性があると考えているからです。

話が前後しますがこの日の高跳びはまずまずかなという感じでした。もちろん技術的な事は出来ていません。それでも前に比べるとブロッキングが多少できるようになってきています。自己ベストが150です。跳躍を見ていると155はいけるなという感じを受けています。145を越える時に10cm以上は余裕があります。もちろん実際に高くなったら跳べるかどうかは別問題ですが。何度か書いていますが県総体では最低でも表彰台を目標にしています。今年の目標は160に置いています。可能なら身長の高さに近づけたい。昨年度かなり悔しい想いをしていますから今年は絶対に勝ち上がってもらいたい。そう思ってやっています。

「専門ではないくせに」という見方をされるでしょうか?まー良いんです。何を持って「専門」なのかですから。実際に細かい技術指導ができる人がどれだけいるのか分かりません。そうであれば私は「ポイントだけを明確にする」形でやっています。今やろうとしている事がきちんとできるようになって手に負えなくなったら専門とする人に聞こうと思っています。強くなるためには形振り構わないつもりです。周囲の雑音を払拭できるレベルまでやっていけば良いだけ。結構本気で高跳びも狙っています。

んー。長くなった気がしますね。一旦終わらせておきます。また別に書きます。多分(笑)。タイトルと違う!!という指摘は受け付けません(笑)。まーいつもの事ということで。
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少し落としめに

2016-03-27 | 陸上競技
金曜日、学校での練習としました。本当であればタータンの上での練習をしっかりとしていきたいのですが私の仕事の都合で学校で。必要な仕事をしながら合間を見て練習に顔を出すという状態でした。練習が見たい!(笑)。

ある程度任せてできるようになったとはいえ、細かい部分はきちんと見て指摘したいなと思っています。が、それが果たせないストレス(笑)。春休みに入ってまともに練習を見た事がない。合宿などの都合もありますからなかなか付きっ切りで見るというのができません。

簡単なメニュー表を作ってからキャプテンに渡しました。普段通りの流れでやるつもりでしたが確認のために準備。基本的には月曜日にやったメニューとほぼ同じ展開でやるようにしました。分かりやすいメニューにしておかないと困りますからね。前半に基礎的な動き。そこから走りにつなげていく。ハードルを使って股関節周辺を動かすメニューを毎回のように入れています。この辺りの力は必要不可欠だと考えています。今の私の走りの基本にある考え方はこの動きの中である程度身につくと思っています。

何人かは途中で別に足運びの練習を徹底することにしました。ある程度走れると言っても基本部分を徹底していくことは必要だと思っています。「速いから良い動きをする」のか「良い動きをするから速いのか」ですね。まーどちらとも言えないのですが(笑)。そういう部分も含めて基本を。ドリル的な動きをする中で基礎筋力が上がると思っています。

地味な練習をするので飽きてきます。そういえば前任校で指導した選手、足運びをひたすらやらせていると途中でドリルを止めて見ているだけになりました。どうかしたのか?と尋ねると「飽きました」との返答(笑)。天才です(笑)。最終的には集中してできるようになりました。ここは訓練だと思いますね。最近は飽きずにできるようにこちらも工夫していますがそれでも「地味にやらないといけないメニュー」は必要だと思っています。時間をかけないと身につかないものがありますからね。

ハードルまたぎ→その場足運び→スティック→チューブもも上げ を2セットくらい繰り返しました。本当ならこれだけで2時間くらいやりたいところです(笑)。まー無理でしょうね。ある程度やって終了。

大多数の者は短い距離中心に練習を進めていきました。上述のように仕事との兼ね合いの中で練習を見ていましたから走りを細かく見る事が出来ていません。スプリント系は走り、他の種目は専門を少しずつやっていきました。とにかく練習をする時間を確保しなければいけません。ポールは朝から競技場で専門練習をさせてもらっていました。暖かくなってきているのでとにかく頻度を増やさないといけません。

何人かはかなり走れるようになっていました。ちょっと驚きです。女子選手は1人しかいませんからこの子がどれだけ走れるようになってくれるかが今後の女子リレーを大きく左右します。男子の数人についていけるようになってきています。面白いですね。話をしてみると「自分がやらないと!」という気持ちになっているようです。前も書きましたが「人は本気になれば変われる」のです。メニューは同じようなことしかやっていません。それでも数日間で走れるようになってきている。その理由は何か?!簡単なことですね。

男子も走れるようになってきているなと思っています。単独で中国を狙えるまでには到達していないかもしれませんが、総力を合わせて何とかリレーで戦っていけたらと考えています。その中心になる選手達が自分達の役割を理解して全力で取り組んでもらえたらと思いますね。取り組みの姿勢は大きく変わっています。その中で力を付けてもらいたいですね。

出たり入ったりしていました。補強をしていたので「~やって」と伝えるとマネージャーから「もうやりました!」と言われる(笑)。「じゃー足バタやって!」と話すと「それもやりました!」と(笑)。完全にコントロールできていますね。指導者があれこれ言うよりもマネージャーが練習をコントロールしてくれる部分があるとチームも締まります。私としてはこういうスタイルが理想。私が不在の時でもきちんと練習をコントロール出来るというのは大切です。お手伝いをしてもらうだけではなく、こういう部分の管理が出来ると本当にチームが締まりますね。

春休みになると時間が取れます。練習以外の時間をどのように使うか。散歩したり補強したり勉強したり。本当に強くなりたければこの時間を上手く使えるようにならなければいけません。練習以外の時間でその選手の「本気度」を見ることが出来ます。限られた時間をどのように使うか。そこだと思います。

随分雰囲気が明るくなりました。良い傾向です。これから楽しみです。
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