kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

新しいことへのチャレンジ

2016-03-01 | 陸上競技
ここ最近色々と考えることがあります。いつも同じこと言っているじゃないかと言われるかもしれませんが。

トレーニングについて。教え子と一緒に練習をする中で「タイプ」があることを改めて感じました。この子は筋力タイプです。シャフト補強で基礎筋力を上げることに専念してきましたがひょっとしたらウエイトをやった方が強くなっていたのではないかという気もしています。これも同じ人間が2人いて比較するわけではないので正解は分かりません。後になって気づくという部分です。

陸上専門誌や書籍などに「個に応じた練習メニュー」について書かれることがあります。それぞれが全くの別メニューで練習をする。それが「自分にあったメニュー」だとされているからです。ある日本のトップ選手が「代表レベルの練習の問題点」を指摘していました。合宿が行われたとしてとそれぞれが各自のメニューをやっていくスタイルが日本の問題点だと。集まっても一緒に走る機会があまりない。他の人のスピードを体感したりするチャンスがないのだと思います。各自にあったメニューと銘打ってもそれが本当に本人に最適な練習かは分かりません。

今更ながらMaさんはこちらが考えても良かったかなと感じています。シャフト補強中心でやりながらも個別に対応するメニューがあっても良かったのかなと。こちらが一律のメニューしか考えていなかったというのは大きな反省点です。パワータイプの走りをする選手にはある程度の負荷をかけていく方が良いのではないか。本当に今更ですが。こうやって自分の中で考えていく事で次に出会う選手に還元していけると信じています。

「個」に応じた練習ばかりにこだわりすぎると良くないと思っています。パーソナルトレーナーが付いて練習する事の良さはあると思います。一番近くでその選手を見ている人が不足する部分を個別に見てやっていくのですから。しかし、もっと漠然とした練習も必要になると思っています。

Maさんがお世話になっているF先生、面白い話を聞きました。F先生がMaさんに「ちょっと京都の観光に行こう」と声をかけてくださったそうです。喜んでついていくとそこは全国でも有名なS高校。そのまま高校生の練習に参加して帰ってきたそうです(笑)。さらに「大阪にお好み焼き食べに行こう」と誘われてついて行ったら大阪のM高校で練習に参加(笑)。Maさんはまだまだ身体が全く動いていない時期でしたからかなりキツかったとのこと。それでもこんな練習があるんだーと新鮮に感じたと言っていました。

こうやって「場」を与えてもらえる。それだけで大きな事だと思います。いつもと違う練習の中で感覚をつかめる事もあるはずです。どうしても人数が多くなると「同じメニューをやるだけ」になってしまいます。こういうF先生のような指導者はそれほど多くないのではないかと思いますね。本当に良かった。

書いていることが一見矛盾しているように感じられるかもしれません。しかし、同じことを伝えているつもりです。個人的に合う練習と全体でやる練習。どちらも重要だと思います。高校でも「自主練習」として1時間程度フリーでやるところもあると聞いています。まー高校生レベルで「自分で考えてやりなさい」というのはちょっと難しすぎるのではないかと思いますが。専門練習を丸投げするというのも違う気がしますし。

個人的に必要だなと感じるメニューを追加していくことは大事だと思います。それは本人と相談して理解したうえで導入する。もちろんどこまでできるのかは分かりませんが。すぐにできるとは思いません。様子を見ながら「全体練習」と「個別練習」を入れていってもいいかなと思っています。そんなもの当たり前だろうと言われるかもしれませんが(笑)。

また、できるだけ「信頼できる指導者」に別の視点から指導してもらう機会も作りたいと思います。これまでは自分でやることが多かったですが可能な限りほかの人に預ける機会も作りたい。もちろん、全く異なる考え方の指導者や「メニューの紹介」程度で浅い練習をする指導者がいればそこには預けられないかなと思ってはいます。「1回だから」というのではなと思っています。「1回」でも動きが崩れたら大変なことになります。ここは絶対に譲れない部分ですが。崩れた選手の辛さは想像を絶するものがあります。

話をすることできっかけを与えてもらえます。自分の中で消化していきたいともっています。中途半端な文章かも知れません。お許しを。
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