kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

国体合宿2日目

2011-03-20 | 陸上競技
国体合宿2日目、天候がかなり怪しかったですがメイン競技場で練習ができるということだったの、最悪雨天練習場でできればいいなと考えていました。

競技場に着くとまだ合宿関係者は誰も来ていないのでひとまず競技場内に入って記念に写真を撮りました。blogに載せるためだけに(笑)。





いやーかなり立派な施設です。ここ最近国体関係で様々な競技場に行きましたがバックストレード側に観客席がある競技場というのはあまりなかったですね。必要かどうかといわれるとよく分かりません。細かい部分は大丈夫なのかなと思うことが多々ありました。雨が降ったら待機場所の床がかなり滑ります。絶対に転ぶ人が出るだろうなという感じです。まーこれにもきっと意味があるんだろうなと勝手に解釈しています。国体が終わるまでは個人使用、団体使用はできないということでした。また、市内大会レベルでは使わせてもらえないとのこと。うちの近くの競技場も同じようなものですが「箱物」がきちんとあってもそれを上手く使えなければ意味がありません。とにかくかなりの費用が投入されているのは間違いないですね。ここは我々が関与することは一生ないでしょうが。

メイン競技場が使えるということなのでこの日にハードルを跳ぼうと思っていましたが、ハードル選手はうちの選手だけでした。もう1人は脚の調子が悪いことと今週末から全国合宿があるということで自分のペースで練習をすることにしました。よってうちの選手1人を個別に見ることに。豪華な話です(笑)。少し時間が取れたのでもう一度基本的な動きの確認をしました。ハイハードルに対応するためにいくつかの課題があります。器用な方ではないので他の者よりも繰り返しやっていかなければ身につきません。時間はかかりますがやる以外に方法はないので。
実際にユースハードルの高さまで行きました。リズムが変わってしまうのでここをどうにかしたいなという想いがあります。「タ、ターン、タ、タ」ではなく「タ、タ、タ、タ」という感じで入りたい。かなり微妙な表現になっていますがこの部分は大事だと思っています。繰り返しになりますが器用ではないので一つ変えると他の部分まで変わってきます。またも3歩でインターバルが走れなくなりました。速く動かすことばかりを考えているようです。速く走るのと速く動かすのは違います。ラダーが速くなったからといってすぐに走るのが速くならないのと同じ事。まだまだ時間がかかると思います。

短短に参加している女子は今回もスタート。これはかなり改善されていました。他の者が全開ではないというのも多少はあると思いますが、スムーズな加速で他の者を圧倒していました。前日に個別に指導してもらったのが結びついています。繰り返し繰り返しやっていって自分のものにしてもらいたいですね。ライバルと一緒に走ることで自分が「強くなった」と満足してもらったら困ります。実力が相手に伝わってのですから相手も本気になってくるでしょう。それ以上の気持ちで取り組まなければ絶対に勝てません。今の時点で勝ったというのは大して意味はありません。全てはこれからです。

午後は折返しをしようということになりました。100mを8割で・・・と言われたのでまたもスピードレベルが落ちてしまうと感じたので60mでハイスピードで練習することをお願いしました。1本1本の質を上げていくほうが良いと思います。私の意見を採用してもらい室内練習場で折返し走。少しRestを長く取りました。心肺機能に負荷をかけるのが狙いではなくあくまでスピード負荷です。



室内練習場は広く、直線が120mくらいあります。良い練習環境だと思いますね。その中でしっかりと走ることができました。動き的にもスピード的にもここ最近では一番良かったのではないかと思います。自分よりも力が上の選手や負けたくないライバルと一緒に走ることで集中力が高まります。高いレベルで練習をするとやはり良い練習ができます。あとは練習内容を精査していくことが重要だろうなと思います。せっかくの機会ですから。

うちの選手としてはかなり良い感じの練習ができました。まーそのためにやっている練習会ではないので強化指定選手には平等に関わっていかなければいけません。もう少しアドバイスができても良かったかなとは思います。これからは継続的に練習が行われるようなのでしっかりとやっていきたいですね。

明日もまた山口です。
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国体合宿

2011-03-20 | 陸上競技
土曜日、うちの練習は選手に任せました。これはまた別に書きます。私は朝から国体合宿に向かいました。今年はついに山口国体の年です。色々あってとにかく月に1度は合宿をやるようになりました。流れに身を任せています。強化指定選手が1人いるので合宿に参加させました。また、先週練習会に参加した者を1人連れていきました。

最初の話ではメイン競技場のオープニングイベントがあるということでしたから、初日は新しい競技場で走れるということでした。東北地震の関係でそのイベントは中止になったようです。私には連絡がありませんでしたが普通にメインふ向かいました。駐車場にすら入れません。分からないままサブトラックに行くと練習場所がこちらに変わったということでした。うーん。

練習会も同時に実施されていますからそれなりの人数が集まっていました。ハードルもいましたが翌日はメインで練習ができるということだったので短距離と一緒に走らせることにしました。今回はmihoのスタート改善をテーマに掲げていました。県内でトップのスプリント指導者がいますからお願いして直接見てもらうことにしました。

狙ったかのようにスタート練習でした(笑)。個別に色々と見てもらいました。スタートからの出が全くできません。かなりしつこくやっているのですが改善されたと思っていたらまたすぐに元に戻るといった感じです。出の方向と最初の数歩かなり悪い。ここでの遅れは致命的です。ライバルとなる選手も参加していましたから今の実力を計るためには一緒に走らせたほうがよかったのかもしれませんが、目先の満足よりは将来の勝負に向けてやっついくほうが意味があります。ここは我慢。
かなり時間をかけて指導してもらいました。本数を重ねる中で少しずつ感覚をつかんでいくのが分かりました。最後はかなりスムーズに加速に乗ることができるようになってきました。大きなことです。

午後は150mを5本ということでした。8割くらいのスピードでと指示が出たようなのでかなり不安を感じていました。うちの練習はのんびり走ることはありません。目指す動きと異なるからです。動きが崩れたら嫌だなという思いがありましたが、それを聞いたのが走り始めるほんの少し前…。間に合いません。しかし、きちんと1本目からMAXで走っていました。安心です。先のことを考えてゆっくり走るような練習はさせたくありませんから。
男子は県のトップスプリンターと一緒に走ることができました。かなりのスピードの差がありますが怖がらずに後ろから追いかけていました。中学生で11秒中盤を持つ選手には勝てていましたからある程度の走力がついているのは間違いないと思います。
女子のほうはほぼ1人ではしる感じでした。最近はスピードが上がっている感じを受けています。まだ課題は多く残されていますが戦えそうな所まできています。調子に乗らずに謙虚に競技に取り組んでいく事を教えていかなければいけません。勝った負けたではなくもっと力を上げていかなければいけませんから。油断も慢心もしないで取り組んでいく事が重要です。

終了後は補強をさせました。ここは私の担当(笑)。通常の補強と比べるとかなり遠慮しました。中学生も多いですしある程度の意識レベル、取り組み方になっていなければ適当になってしまいますから。高校生は比較的一生懸命に取り組めていたような感じを受けました。中学生は日頃やりなれないのでなかなか出来ません。仕方ないですね。

うちの選手にとってはかなり刺激と収穫があった一日でした。
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基本&スタート

2011-03-20 | 陸上競技
金曜日、終業式でした。この1年間はミックスホームルームのおかげでかなり大変な事が多かったですね。精神的にもまいっていました。2学期は本当にしんどかったですね。
最後のLHRでは少し話をしました。入っていく子にはかなり入っている感じがありました。数人はなかなか…。全員がこちらの考え方と同じ方向を向くとは思いません。しかしそれでも全体に話をしていく必要があります。見捨てるという行為は教育活動の中にはありえないと思っています。正直、部活等でも「もういいのではないか…」と思うことがたくさんあります。他の指導者よりは時間と労力をかけて指導しているつもりです。普通なら100%あきらめているレベルの事がたくさんあります。だからといって見切りを付けることが必要なのかもしれませんが、今は「何とかしてやらなければ」という気持ちがあります。さすがに次なにかあったら本気で諦めるかもしれませんが…。

練習はいつも通り。サーキット終了後ハードルを使ったドリルをしました。新入生にもやらせました。股関節を使う練習ですから初めてやる生徒にとっては地味にきついと思います。合わせてリズミカルに身体を動かしますからこの辺りの適応力を見ることができます。なかなか上手くできないですね(笑)。更にラダーもやりました。慣れている動きと慣れていない動きとでは差が出ます。新入生は全体的に真面目に取り組んでいます。緊張しているからというのもあると思いますが、性格的に一生懸命やるタイプが多いですね。将来的にかなり強くなるという確信を得ました。スタートラインの実力云々ではなく取り組む姿勢がすべてを決めていくと思っています。ここ最近にないひた向きさを感じます。これが本物になっていけば面白いと思いますね。

上級生はスタート練習。これにかなりの時間をかけています。なかなか改善されませんが少しずつ良くなってはきています。ある程度は選手に任せてやっています。なかなか重心移動ができない選手がいます。手を変え品を変えでやっているのですがなかなか上手くいきません。もう少ししっかりと考えていく必要がありますね。

新入生は別メニュー基本的な動きを。中学時代の走りから高校生の走りに変えていくための練習です。新入生には「今までの技術的なことは全て忘れるように」と言いました。中学時代の指導を否定するつもるはありません。しかし、私が指導する内容と中学時代の指導が違えば新入生は混乱します。どちらの指導に従えば良いのか分からなくなってしまいます。素直な選手ほどその傾向は強くなるのではないかと考えています。だからあえて一番最初に明確に示しておく必要があると。本当に地味な練習です。動きを変えようと思えばこれまでのクセを修正しなければいけません。意識させなければ絶対に変わりませんからずっと集中させることが必要です。これはかなり難しいですがやる以外にありません。
前日の基礎筋力トレーニングですでに全身筋肉痛だと思います。普段やり慣れないことをやっているのですから当然です。それがきちんとキツいでしょうが慣れるまでの辛抱です。先に気持ちが折れないように関わっていかなければいけませんね。やり過ぎないようにしなければ(笑)。

上級生は走らせました。短い距離を走らせたかったのでバトン走。翌日から合宿に参加する者がいたのでその者は外しました。土日に連続で練習をしますから休ませないといけません。スピードレベルは上がってきているとは思うのですがそれが安定しません。安定しないためバトンも安定しない。以前に比べるとかなり良くはなっています。まだまだ求めるレベルには遠いですが…。

最後に120mを1本。ここ最近短い距離を走って終わりにする日が多かったのでスピードを上げた状態で少し長い距離を走ることにしました。なんとなくです(笑)。数人バテていましたがまずまずの走りができたと思います。後は補強。1人はプールに連れていきました。とにかくやるしかありません。

練習終了後、卒業生と食事に。ゆっくり話す時間を持てました。高校時代には話せなかった内容も話せます。あっという間に時間が過ぎていきました。詳しい話しは書きませんが非常に楽しかったですね。また行きたいですね。

かなり中身の濃い一日でした。
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