kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

スピード練習

2011-03-23 | 陸上競技
病院に行って診察してもらい急いで戻ってきてから練習を見ました。卒業生が来てくれていなかったらまともにここまでの練習の流れは作れなかったと思いますね。他の者がどれだけこの事を分かっているのか。当たり前ではありません。感謝の気持ちがあるならきちんと行動で示してもらいたいですね。

戻ってくると上級生はドリル後半のもも上げに入っていました。新入生は基本中の基本である脚運びのドリル。新入生に関しては地味にやり続けるしかありません。この時期メインは上級生です。新入生はやることに意義がある。やっているうちに自然に身に付く部分があります。
上級生はスタート練習。先日動きが改善された者がいたので、その動きを踏まえて全員に同じ意識で練習をさせました。とにかく流れを作るというのが大切です。途中で動きを変えてしまったり、止めてしまう者が目立ちました。流れを作ろうという感じがありません。意識している者は加速段階の動きがスムーズになってきました。大きな差になります。
今回はピストルを撃たずに1人ずつ各自で出るようにしました。一応、声に合わせて出しましたが競争を意識すると動きが硬くなってしまって目指す動きから離れてしまうからです。繰り返し繰り返し何本もスタートから加速段階をやりました。時間はかかりますがやはりこの部分がそれ以後のレースを決めることになりますから。


その後は加速段階と中間の走りを意識した練習。ここ最近は中間に入ってからスティックを置いて切り替えを意識させていました。今回は自分で走りの中で意識させました。動きの違いを理解しなければいけません。かなり言い続けていますが中間意識の区間に入った瞬間に一気に身体が起きてしまう者もいました。これでは狙った練習になりません。もったいないですね。
各自で走った後は先日国体合宿でやったハイスピードインターバルを実施。簡単にいうと1本1本のスピードを高めた状態で行う折り返し走です(笑)。ウォークで戻って走っても良いのですがどうしてもレストが長くなってしまいます。そこをある程度コントロールするために折り返し走の形を取りました。手を抜いて走るとそうでもないですが狙い通りの走りをするとかなり負荷がかかります。心肺機能の負荷というより筋肉そのものに大きな負荷がかかると思っています。

最後に120mを2本。レストを少し長めに取りました。とにかくスピード負荷をきちんとかけておきたいという気持ちがあったので。追い風が吹いていましたからオーバースピードトレーニングになります。この中でどれだけ自分の動きを保てるか。男子は1人スピード感がある走りをして 他の者を圧倒していました。まだまだ本人は納得できていないようです。確かに安定感がありません。加速段階の悪さと疲れてきてからの動きの崩れが目立ちます。女子は1年生(新2年生)2人が良いですね。スピードレベルが上がっています。1人はインターハイが狙える位置まで来ていると思います。中国地区では全くの無名ですから油断しておいてもらいたいですね(笑)。あまり調子に乗りすぎないように指導していかなければいけません。

新入生はドリルをやってからもも上げとウインドスプリント。少しずつは走りに結びつけていかなければいけませんから。ドリルで脚運びを意識させましたがもも上げになるとやはり後ろの回転運動になってしまいます。すぐに改善されるとは思っていませんが(笑)。あと1ヶ月も続けていけば多少は変化してくると思います。
ウインドスプリントをじっくりと見ましたが動き的には非常に面白いと感じました。もちろんまだまだ課題はたくさんありますが動きが良い者が多い。筋力的に足りないので動きは作れませんが秋にはかなり強くなるのではないかと感じています。女子は62秒台では走れそうな動きをしています。基本ロングスプリント視点で見てしまいます(笑)。まずはショートスプリントを上げていかないと戦えませんからしばらくはそちらを優先。まずは基礎基本です。

かなり早く(?)終わりました。残りの時間を有効に使うように話をしました。24時間をどう使うかは自分次第です。寝転がってダラダラしても24時間、散歩したりして身体を動かして過ごしても24時間。今やらないといけないことをどれだけ理解して行動できるかが重要なのです。前の記事にも書きましたがケアをしたりするのも全ては自分自身の意識の問題です。自分でやらなければ誰もやってくれません。後悔する前に自分で行動するしかないのです。

まずまずだと思います。あとは「心」がどう動くかだけ。見ていきたいですね。
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自己管理

2011-03-23 | 陸上競技
水曜日、少し寒くなるという予報でしたが練習開始前は思っていた以上に暖かかったですね。結局、風が吹いたり曇ったりするので微妙な天気でしたが…。服を着たり脱いだりしないといけないような感じでした。

月曜日にかなり走っているのでこの日は気持ち抑えようと思っていました。量を抑えるというだけで走るのは走りますが(笑)。練習にはまたも卒業生が来てくれました。仕事が休みだったということで手伝ってくれました。本当にありがたいですね。練習開始前に先日から腰が痛いと言っている者が「段差から降りたら腰に来た。走れそうにない」と言い出しました。何なんでしょうか…。
月曜日に練習会に連れていきましたが全く走れないというので他の先生に治療をお願いしました。本当に申し訳ないなと思いながらも図々しく治療をしてもらいました。まる一日やって頂きましたがなかなか改善されません。本人の表情がとにかく暗い。「私は痛くて走れません」「辛い」という顔をずっとしています。確かに痛いのでしょうがそれを前面に出してどうするのか?それで治るわけではないのにマイナスにマイナスに考える。更に表情が暗くなる。当然良くなりません。治療をしてもらっているにも関わらず「自分が治そう」という感じを受けません。これでは絶対に良くならない。どれだけ迷惑をかけているのか。気迫というか「なんとかしよう」という気持ちが不足していると思います。

かなり頭に来ていましたが、仕方なく病院に連れていくことにしました。この時間、他の選手の指導は全く出来ません。これが何を意味するか。本当に考えているのでしょうか。診察の結果は数ヵ月前に反対側の腰が腰椎分離症になっていたとのことでした。単に腰に負荷がかかってそのような状態になったとは思いません。明らかに肩から背筋にかけて硬くなっています。ここを自分で放っておいたのが原因です。誰のせいでもない、自分自身の責任です。

故障する、体重が増えるというのは現象としては違いますが同じ部分に起因していると思います。結果として現れた時に初めて気づくのです。故障した者は怪我をしてから初めて治療をしたりケアをしようとします。怪我をする前にしっかりケアをしておけば防げるのに、手を抜いていて怪我をして痛みが出てから慌てて何かをしようとする。完全に後手に回っていますからかなりの時間を要します。
体重増加も同じ。どれだけ言われても摂取カロリーを抑えずに好きなように食べる。気がついたら考えられないくらい体重が増えている。増えるのは簡単だか減らすのは考えられないくらいの時間と労力を要します。太らないように自分をコントロールしておけばいいのにそれができない。そして「食べなければ良かった」と後悔する。当然の結果です。

私としては最初から結果が見えているからしつこく繰り返し指導します。しかし、当人は全く分からない。自分が痛い目にあったり、取り返しのつかないことにならない限り言われている事を理解しないのです。失敗しても学習しないで同じことを繰り返す者もいますが…。どれだけの時間と労力を無駄にしているかを考えないといけません。

また、それにより周りに多大な迷惑をかけることを分からなければいけない。自分だけでどうにもならない部分がたくさんあります。今回の治療に関してもかなり多くの方に迷惑をかけています。うちのような少人数のチームは1人が欠けるだけでも大きな痛手です。取り返しがつかなくなるかもしれません。大変なことなのです。そこをどれだけ分かって行動できるかだと。だから全ては事前に結果を予測して行動しておかなければいけないのです。

どれだけ話をしたら分かってもらえるのか。大きな憤りと閉塞感を感じます。だからといって見捨ててしまうのは違うと思うので私に出来ることはやらなければいけないなと感じています。簡単なことではありません。私も人間ですから投げやりになることもあります。しかし、我慢して我慢して対応するしかありません。

結局治療に連れていきました。かなり改善されたようです。患部ではなく周りの筋群が硬くなっていることが原因だと。先日から指摘されている通りです。普段のケア不足です。うちの練習はかなり多いですし負荷も高い。常に故障と隣り合わせでやっています。ギリギリのラインでやっていかなければ戦えるようにはなりません。だからこそ日頃の取り組みや意識が重要になるのです。なかなか分かってもらえませんが…。

練習しようと思っていたのに全く違う所にいかなければいけない状態になってしました。40分程度で戻ってきたので練習に大きな支障はありませんでしたが良いことではありません。その事を関係者は理解してもらいたいですね。

話が練習から離れてしまったので記事を変えます…。
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疲労抜き

2011-03-23 | 陸上競技
火曜日、春休みに入って初めて学校で練習をします。休みなく連続で合宿と練習会でしたから学校では練習が全く出来ませんでした。仕方ないですが…。

学校での練習だったので身体作りに充てました。合宿に参加していたものはほぼレスト。新入生もいますから指導させるために練習には来させました。タイムキーバーは選手に任せて私は少し仕事をしました。とにかくバタバタするので自分の仕事が進みません。週末はまた合宿ですからそれまでにきちんとやっておかなければいけません。あくまでメイン業務はこちらですから(笑)。
サーキットをやった後に上級生はウエイト。ここ最近かなり筋力が上がってきていますが少し大きくなってきた感じがあります。脂肪だけでなく筋肉で身体が大きくなってしまっていると思ったのでウエイトはスピードウエイトに切り替えました。何となく見ていてこのほうが良いかなと感じたので。投擲ではないのでパワーが上がればそれが記録に直結するというわけではありません。必要以上の筋肉は重りになってしまいマイナスになります。身体を絞っていくようにしたいと考えています。

新入生はそろそろ疲れが出てくる頃だと思ったのでかなり軽くしました。腕振りを意識して軽いジョグとウォークを繰り返させました。女子は明らかなウエイトオーバーですから運動時間を確保して体重を落としていかなければいけません。このままでは故障してしまいますから。また腕振りが弱いのと完全に横振りになってしまっている部分がありました。これでは走れないのでバトンを持って真っ直ぐに腕を振る意識を持たせました長期的に改善していきたいと思います。

後は通常通り外補強。新入生は距離を半分、重さは半分以下にして形を覚えさせるようにしています。まずはここが出来ないと次につながっていきませんから。それでも弱いですね(笑)。当然といえば当選です。大きな差があります。女子の中にはこの筋力でよく走れていたなと感じる者もいます。逆にいうとそれだけ伸びる可能性があるということです。簡単なことなんですがなかなか筋力アップしません。本人達が意識して取り組まない限り強くはなりません。今年の新入生は意欲的な子が多いのでかなり強くなるのではないかと感じています。最初の段階の意識レベルは今まで顧問をしてきたなかで一番高いと思います。かなり期待できるのではないかと。もちろん今すぐどうこうというのではなく少し長い目で見てということですが。

新入生が入ってきたおかげで上級生もかなり意識しています。それなりに先輩になってきているのかもしれません。そういえば練習会でスタート練習時に上級生が新入生に教えるので1本抜ても良いかと指導していただいている先生に申し出たと言われていました。その後きちんと指導していたようです。成長です。それぞれが役割を自覚して行動するようになると全く変わってきます。

疲労抜きとはいえ、女子は午後から別メニューでウォークをさせました。戦うためには今のままでは難しくなります。こちらが管理し続けなければ甘えが出ます。かなり厳しくやっていかなければいけません。自覚させしっかりと取り組ませたいですね。
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