kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県練習会

2011-03-22 | 陸上競技
月曜日、本当であれば日本陸連主催のアンダー18の練習会の予定でした。県外から指導者に来ていただいて指導を受けるというものです。短距離は中国地区のトップ指導者でしたから是非参加させたいと思い申し込みました。が、震災の影響でこういうイベント事は自粛しようという流れになっていましたから今回の練習会も中止の方向へ…。残念です。
しかし、せっかく新しい競技場が使えるにも関わらず練習しないのはもったいないということで急遽県内の指導者が集まって練習会を実施することにしました。全て週末の中国合宿のコーチ陣と同じですから全く問題はないと思います。

私はハードルパートを担当しました。ハードルは通常なら4つのパートに分かれるのですが指導者が私しかいなかったため1つにまとめてやることにしました。種目特性が異なりますから一律に練習するのは難しくなります。加えて競技レベルにも差がありますからかなり幅広い指導になります。ハードル選手は全部で40人を越えていました。大変です。

最初ハードルを40台準備して頂いたのですが練習を開始する前に様々なパートにハードルを持っていかれてしまったため気がつくと10台しか残っていませんでした(笑)。ハードルパートなのにハードルを跳べないのか?と笑いながら話していると「エアハードルを跳べばいい」という流れになりつつありました。いやーそれはさすがに可哀想でしょう…。一応ハードルパートですから(笑)。別に新しく借りてきて対応しました。

小雨が降っていたので他のパートは室内練習場や観客席の軒下でやっていました。珍しくトラックはハードルが自由に使える状態でした。先程も書きましたが競技レベルに差があるのでかなり設定を変えなければいけません。贅沢に6レーンを占有して使うことができました。日頃は肩身が狭いのですがたまには…ですね。
人数が40人を越えていたので細かい技術的な話は出来ません。上位に合わせても良かったのですがそれでは見捨ててしまうことになりますから…。一応練習会という場なので。基本的な部分でレースに大きく影響する所に重点を置いてやりました。踏み切りと抜き足です。いつも言う事ですがきちんと踏み切れないとハードルを上手く越えていく事はできません。ここを強調するための練習を大きくしました。高校生レベルであればここの部分で大きな差になりますから。県の上位であっても不十分な動きです。
先日から国体練習会で指導している選手、かなり課題が克服されつつあります。話を聞くと学校に帰ってから何度も言われたことを直そうと練習をしていたみたいです。こういう選手は強くなりますね。うちの選手のライバルになるのですが、高いレベルで戦わせたいと思います。負けないようにしなければ。
午前中はかなりハードルを跳びました。ポイントとなる部分に絞って指導していますからそれなりに変化が見られます。やろうとしている動きをするために筋力が足りていない選手もいます。すぐには出来ないとおもいますがきちんとやっていけば必ず変わると思います。地道に継続するしかありません。

午後はハードルを跳ばずに走ることに。人数が少なかった短長女子に合流して400mHは250m+150m+120mを3セット。ショートハードルは150m+120m+90mを3セットにしました。ハードリングだけ上手くなってもきちんと走れなければ勝負できません。ハードル練習スプリント練習にもつながりますから非常に意味があると考えていますが、これ以上跳ぶと怪我をするかもしれないので避けました。他のパートに任せて楽をしようというのではなくしっかりと走らせようと言うのが狙いです。県内の上位選手が集まっていましたから互いに刺激しあいながら走ることで質の高い練習ができます。
女子のハードル選手は最後まで走れていました。スピードが維持できたという意味ではなくきちんと決められたメニューを消化できたという意味です。男子は気が付くとほとんどの選手がいなくなっていました。110mHは2人しか残っていない状態…。悲惨です。まずはきちんと練習が積める状態に持っていかなければいけません。全体のレベルアップを図るためにはこの辺りですね。間違いなくキツいから抜けるという選手が多かったと思います。これではなかなか強くなりません。1日の練習でここを引き上げるのは難しいですからそこまでは言いません。

今回はパートの練習を見ていたのでうちの選手の動向は全くわかりません。できて当たり前ですし。私自身は1日練習が続いたのでやはり疲れています。
コメント
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