「鎌倉個道」

鎌倉の歴史、草花、食物

花ヤツデ

2007-11-15 13:36:48 | Weblog
★「花ヤツデ」は常緑のヤツデの花が咲くころの名称である。晩秋から初冬にかけて、花の少ない時期に白く可憐な円錐花序と呼ぶマリ型の花をつける。
★私がまだ小学校3年生の初冬は千葉県館山市上須賀の借家暮らしだった。1年余の竹の子生活の後に一家5人がゆったりとした気分で過ごした時期だ。
★「竹の子生活」と言っても現代の人には理解しにくいだろうが、『広辞苑』によると「竹の子の皮をはぐように、衣類その他の所有品を売って生活費にあてるくらし。」と説明されている。
★大きな葉の先が切れた「ヤツデ」が敷地内にあったかどうかは記憶が曖昧である。近所に住む先輩の男の子に竹で鉄砲を作ってもらった。ヤツデの実を詰めて、後ろ側から突き出す玩具である。
★覚園寺から天園ハイキングコースを横切って今泉の白山神社に向かう途中のことである。山道の途中で「花ヤツデ」を見つけた。子ども心に「凄い!」と思った懐かしい記憶が蘇った。
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