「鎌倉個道」

鎌倉の歴史、草花、食物

地底伽藍に涼を求める

2010-07-22 20:08:22 | Weblog
JR大船駅の西口はまだまだ知られていない場所の多いところです。
鎌倉ガイド協会主催のウォーキング「田谷の密教地底伽藍に涼を求めて」に参加しました。

大船観音寺のすぐ隣にある「黙仙寺」(曹洞宗)の急な石段を登り、
ドリームランド線と呼ばれたモノレールの跡地の尾根道を通り、
玉縄城の外郭「長尾砦」に到着するころには汗びっしょりです。



今は畑作農家が横浜を望みながら仕事をする場所は
昔は「上杉謙信」の先祖が住んでいた場所でもあります。



「下病守護」とは難しく恥ずかしい病気を克服したいという信仰なのでしょうか。



長尾砦にあった「長尾氏の館跡」は「御霊神社」になっています。

急な坂を下ると小蓋山の信号に出ます。
外環状線用地が予定されている田園地帯を突っ切ります。



今度は田谷の御霊神社です。

隣は「定泉寺」(じょうせんじ)真言宗のお寺です。



入り口で蝋燭をもらって洞窟に入っていきます。



阿吽の獅子、十二神将、金剛界種子曼荼羅と地底には様々な彫刻があります。
朝比奈切通しを開いた朝比奈三郎(和田義盛の子)が落ち延びたという伝説もあり、
歴史を感じさせる地底伽藍ではありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする