珍しく男性の方が猫背矯正を受けにきてくださいました。
人からも言われるし、自分でも気にしてる、と。まだ20代の方でした。
猫背矯正、かいつう館もやってますよ~~~。
だけど、骨盤も背骨も頚椎も鳴らしません。
いつもど~~り、筋肉だけへのアプローチ。
いつも書いていますが僕は「それに意味はないのか、メリットがあるとしたらそれはなにか?」と考えるクセがあります。
猫背に果たして意味はあるのか、こればっかりは悪い姿勢だから矯正しないといけないのか・・・
僕は、こういう考え方をしてみました。
「猫背と同じような姿勢になるときってどういうときがあるだろうか?」
すぐに思いつくのは、下痢をしててお腹が痛いとき。
腹をさすりながら「う~~~、トイレ・・・」
こういうときにせすじをピンと伸ばしているヒトはあまりいないように思います。
腰痛の人で椅子から立ち上がるときに「イテテテテ」といって腰が伸びてこない方。こういう瞬間も、せすじが伸びてないという意味では猫背に近い。
ケンカなどで腹をなぐらたとき。「うぐっ」と腹を抱えて倒れたりします。腹を抱えて・・・これって背中は丸いですよね。
背中を丸めておくことにメリットがある時、はやっぱりあるんです。
背中を丸めておく、は、見方を変えれば、腹を抱えている姿、なんじゃないか。
お腹を庇うというメリットが猫背にあるんじゃないか。
お腹を縮めておきたい、という欲求が姿勢に現れているんじゃないか。
これが猫背のメリットだ、と言い切るつもりはありませんし。
お腹に関係なく猫背を直せる療法もたくさん存在すると思います。
動作分析整体法は、「悪」や「歪み」をみません。
そこに「意味」や「メリット」を探します。
猫背でも、探せばきっとそこにメリットが見つかると思うんです。
今回は、かたくなってしまったお腹への施術と重心、呼吸と全体のほぐしで楽にすっと立てることを実感していただきました^^
なにもバキバキしなくても、猫背の「意味」がわかればなんとかなることもありますよ♪
あ、首だけ前に突き出してる、のはあまり変化がでなかったことがあります。。。
今日もありがとう。