腰痛と、腰痛と、腰痛

腰痛のお客さんばっかり、という日が数日に渡って続いたことがあります。

本当にギックリをやっちゃった、という方。
本当に思い当たるふしはないんだけど、二日前から腰が痛くなって、、、、腰痛もちじゃないのに、という方。
もうすぐ接待ゴルフなのでなんとかしてほしい、という方。


腰痛は言われているほどには、骨盤の歪みが原因ではないようなんです。
というか、骨盤を矯正する「だけ」では腰痛が取れないようだ、ということです。

じゃあ、なにをすれば楽になるか、というと筋肉をしっかりと見てあげることだと思います。

ギックリ腰の人などは顕著ですが、体をまっすぐに伸ばせず曲がった状態でお店に入ってこられたりします。
このお客さんは、体をまっすぐに伸ばせない「から」、曲がった状態「だから」、、、ギックリ腰になっちゃったんでしょうか？
違いますよね。ギックリ腰「だから」体を伸ばせずに曲げたままで歩いて来られたんですよね。

となると、歪むことは悪だというものでもなく、歪む能力があるからこそ、それくらいの痛みで済んでるんだ、ということもあるのかも知れない・・・そんなことも考えたりします。

さて、なんで筋肉を見てあげることが近道か、というとだいたいのお客様は「これをしたら痛い」というパターンがあるんです。
でね、もう一回、遠回りさせてほしいんですけど。
「これをしたら痛い」の「痛い」に着目するとですね、痛みを感じるのは神経、神経は背骨から出てる、背骨が歪むと神経を圧迫して・・・とちゃんとストーリーとしては完成されます(簡単に書きすぎですが。苦笑)。
でも、「これをしたら痛い」の「これをしたら」に注目するとですね。
「これをしたら痛いけど、これは痛くない」という腰痛の人がおられます。なにもなければ痛くないけどクシャミをしたら腰が痛くてコワイんだ、とか。「これをしたら」というのは動作のことです。動作は筋肉の動きで成り立っています。なので、「これをしたら＝この筋肉を使うと」痛いのであれば、「この筋肉」のなかに、なにかがあるんじゃないか、と推定できると思うんです。

だから、「これをしたら腰が痛いんだ」という方であれば、筋肉をみてあげることで腰痛改善への道すじがつく、というわけなんです。
それで道すじがつくなら、どこにもバキバキは必要ないですよね。


今日もありがとう。