尼崎の整体院です|「かいつう館の日々是整体」 腰痛など慢性の痛みは当院にお任せください^^

尼崎・武庫之荘の整体院です。腰痛・股関節・膝痛、首痛や頭痛など大得意。回数券を必要としない、通えない方のための整体です

もらうやいなや?

2005-09-09 10:28:58 | 健康 整体
その彼が治療家を目指している、ということもあり「患者さんの悪い気をもらうことはあるのか?」と質問された。当初は、明らかにそのことに対して不安がっていたので、こう答えておいた。

「ないです。『ここが痛い、つらい、助けて―』という弱った患者さんと、元気まんたんの施術家とでは、施術家の方が高い・多い・そういう位置にいることは間違い無い。水は高いところから低いところに流れるのであって、もし、気が移動するなら、同じように高い術者のほうから少ない患者さんの方に流れるはずである。低い方から術者の方に逆流するとは考えられない」。

「なんとか良くなって欲しい、という大悲大慈の尊い気持ちが、そこらの『悪い気』『邪気』に影響をうけてしまうものか」
一応、彼の不安を解消する目的での答えである。

それから、かなり後の方になってもう一度同じことをたずねてきた。やっぱり知人の治療家は悪い気をもらうよー、と言っていたが、とのことである。また、いくつかまわった先でもそのように言われた、と。この頃は本人もかなり良くなってきており、いろんなことに対する受け答えの余裕が感じられたので、次のように答えておいた。

「僕の考えでは、高いところから低いところへ、ではなく、『交流する』もの、だと思う。高いところから水を流しても下が鉄板なら水は浸透していかない。つまり、高い低いが問題ではなく、行って返って行って返って、という交流してるものだと思う。相手も受け口をぱっくり開いててもらわなきゃ、流し込めない。いかに、高いか、強いか、ではなく、共感できる能力が問題なんじゃないか、と。その際、相手の情報がつかめたら、自分に相手の状態がわかるから『もらった』ように感じるかもしれない。でも、そのとき『はい、わかりましたよ』と理解を示してあとは手放せばいい。交流してるんだから、相手がよくなれば、自分も良くなるわけで、『相手が治ってこっちにだけ残る』なんて考えなれない。問題は『もらった、もらった』とその現象をいつまでも掴んでいるから、離れていかないのだ」

「もし、こっちが相手よりも低くなれば、高い低いの法則が生きて流れ込んでくるかもしれないけど。たとえば、お互いが元気に幸せになって喜び合おうよ、という気持ちではなく、『なんとか治さずに長びかせてお金をとろう』という気持ちでいたら、その後ろめたさが低さとなって、自分よりも高くなった患者さんから、いろんなものをもらう可能性があるかもね。だから、『もらう』と『自慢』してる場合じゃないと思うんだけどね」

「あとは、自分次第。もらう、ことを認めればなんでもかんでも結び付けてそう感じるだろうし、もらわない、と決めていれば、そのように現実が現れてくるんだと思うよ」


そんな話をしたのでした。おそらく、これが正しいのではなく、各個人の治療家が感じていること、がその治療家にとっての事実なんだと思うので、あとは本人がどの「事実」に目を向けるかだけだと思います。最後に、彼に
「好きな考えを選んだらいいと思います。あえて苦しい選択(もらって苦しむ、とか)をしたいか、楽にのりこえていきたいか、だけですから。僕は楽をしたいので、もらわないこと、に決めていますが」とお伝えしました。


こう書くと気やそういうことに対してのエキスパートみたいですが、、、来てくれた人はご存知のように、一生懸命に体を触ってほぐしていくタイプの整体屋ですからねーっ。
コメント
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