曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

冬の終わりに

2021年02月28日 | 日記

今日の花

ビオラ    菫の花咲くころ・・・・・

 


 今日で2月も終わります。きっちり4週間ですね。2月はひと月としては少し短いですけど切りが良くていいと思います。

本日で冬が終わり、明日から春です。というのは私の季節暦なんですけどね。長いみかん作りの経験の中には2月の末日に大寒波がやって来たことがありました。みかんの木が一部枯れてしまったことがありました。そして、3月になって低温被害にあったことは一度もありません。そんなこともあって私は冬と春の境目を3月1日に決めています。

そして、昨年挿し木をした椿が花を開き始めました。椿の挿し木ってとても面白いと思います。一年中いつ挿し木をしてもよく活着しますし、挿し木をした年に花芽ができて次の年の春にはちっちゃな枝の先に花を一つ付けます。とてもかわいい盆栽みたいです。ただすべての挿し木に花が付くとは限りませんけどね。

 


挿し木椿の開花

 

 

 

 

 

ついでに春らしくビオラの花も載せます

 

冬最後の日です。今年の冬は厳しかったですね。みかん(柑橘)は寒さに耐えきれず落ちてしまったものもあります。

今年の思い出にご覧になってください。雪景色はやはり素敵です。

 

 

【4K 今季最大寒気大雪2021/1/9 白川郷】大雪だが世界遺産はやっぱり綺麗 Shirakawa-go Heavy snow of the maximum cold of this season

 

私の暮らす瀬戸内の島では雪景色はめったに見ることができません。それはそれで幸せなことかもしれませんが、たっぷり積もった雪景色には子供のころからあこがれていました。大学のころはスキー部にまで入って雪山へ出かけていたことがありました。運動神経の鈍い私には競技にはとてもついてゆけずやめて一人静かな山スキーに変えました。ゲレンデよりも山の中を滑るのが好きでしたね。今でもたまに雪山の夢を見ることがあります。


みかん創りの秘かな愉しみー4

2021年02月26日 | 日記

 今日は朝から冷たい雨が降っていますね。

野外での仕事もできず暇なもので、ゆっくり新聞を読んでいると、ふと三寒四温という言葉が頭に浮かびました。よく使う言葉ですが深く考えたことはありません。
今朝から今日は寒いなあと感じながらも二月の末だからすぐに暖かい日が来るだろうとのきわめて単純な気持ちからです。
次に浮かんだのは三寒四温とは季語はいつだろうとの疑問です。また気象用語としてはいつ頃のことを指すのだろうと。
魔法の箱に電源を入れて画面を待ちました。

私はスマホを持っていないガラパゴス系の人間ですから何か調べるときには机について始めます。
携帯の会社からしつこくしつこくスマホに代えなさいと責められるとスマホの便利さは分かるもののなぜか抵抗してしまいます。歳のせいなんですかね。
パソコンや携帯電話のなかった時代を長く生きて来た私たちはスマホなどに頼らない暮らしをするのはそんなに難しくはありません。
便利さという道具ものは一度使い慣れるとなくてはならないものになるし後戻りはできないものかもしれませんが、私も車の便利さや道具としてのパソコンは捨てることはできません。

持ち運びのできない魔法の箱はスマホほどの便利さはないかもしれませんが、とても役に立ちます。三寒四温について詳しく教えてくれました。
三寒四温は冬の季語でした。俳句では三寒四温と言えば7文字使ってしまうので、半分の三寒とか四温だけを使ってその意味をあらわすことが良くあるのですね。

ついでにYou tubeで旅を楽しみました。

 

 


今日試食の柑橘

この柑橘にはまだ名前がありません。3年前に実生の木に初めてなった実を食べてみてeね! と感じました。

糖度は比較的高いです。

剥きやすい・中袋が薄い・種がほとんどない・甘みと酸味が共にある柑橘です。一次選抜は合格でしょうが、栽培面で合格できるかどうかはこれから数年様子を見ないとわかりません。

 


いつもの文旦 甘太郎

味はたんぱくですが私の好みです。

 

暇だったので、家のカミさんが何年か前に買ったシトラスカッターなるものを初めて使ってみました。

我が家のネーブルオレンジを試しに使って使用説明書通りにやってみたのですが、なかなかうまく行きません。
ぐちゃぐちゃの果肉とジュースが少し取れました。「あっという間に一口サイズ!」というキャッチフレーズのようにはゆきません。
かなりてこずりましたが、取れた果肉はご覧のようでした。

ネーブルオレンジは香りといい味といい柑橘の中では優れもんですが、食べにくいのがたまに傷。簡単に食べられる方法はないものかといろいろ試してはいるのですが、なかなか良い方法はありませんね。スペインのあるレストランで食事をしたときには食後のデザートにネーブルオレンジが1個丸ごと皿に乗って出てきました。果物用のナイフはありましたがどうして食べたらよいのやらと困ってしまいました。日本のレストランではカットして簡単に食べられるサイズにしてありますよね。

 


今日の旅

今年は大雪・寒波でたくさんの方がひどい目にあいましたね。雪の高速道路で1000台もの車が立ち往生したり、積雪地帯にお住まいの方は大変な難儀をされたことと想います。
比較的あたたかな瀬戸内に暮らす私の所でも何年に一度かの寒波に見舞われ柑橘類がかなりの被害を受けました。

Go to travelなど縁のない私は最近You tubeで日本や世界各地の旅を楽しんでいます。今日はYou tubeで今年の豪雪の富山が見つかったのでTV観光をしてきました。皆様もいかがですか。(あちらの方はうんざりでしょうけれど)

【4K Snowfall】TOYAMA in the heaviest snowfall on record. 観測史上最大の降雪量​ #富山 #大雪 #4K

 

 


つばき

2021年02月25日 | 日記

 三寒四温の今日この頃です。

日差しが強まり温みを感じるようになったこの頃には、しばらくお休みだったみかん園の管理作業が始まりました。冬の寒い間地面にへばりついていた雑草も頭を持ち上げるように伸び始めました。土に草が生えることは良いことです。でもみかんの木にまで登って来る草は抑えなければなりません。それから、みかん園のそばにそびえる大きな雑木はみかん畑に影を作ります。程よい大きさに切り縮めないと太陽の光をみかんの木から奪ってしまいます。この時期にはみかん園の環境整備が主な仕事です。春になって新しいみかんの苗木を植え付ける準備もしなければなりません。これからは野外の仕事が多くなってきます。

作りかけている椿山の椿が花をつけ始めました。木はまだ小さいけど花は良く咲きます。

 


椿山の花

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今日はあこがれのスペインへ行ってみませんか

 

10 Best Places to Visit in Spain - Travel Video


越冬中の アサギマダラ -2

2021年02月24日 | 日記

今日の花

辛夷と菜の花

 


 昨日のアサギマダラの画像は日暮れ時に撮ったのでかなりボケボケでしたね。


今日昼間に撮りなおしてきましたので、重複しますがこちらをご覧ください。

 


越冬中のアサギマダラ

 

 

ハワイは行ったことないのです。

Hawaii 4K - Scenic Relaxation Film with Calming Music

 

右下の□をクリックして全画面表示でご覧ください。


春はもうそこまで アサギマダラは

2021年02月23日 | 日記

今日の花

 

椿   この頃椿の咲くスピードが上がってきました。

 


 2月にしては暖かい日が続きますね。みかん畑にいるともう蝶が飛んでいるのを見かけました。成虫で越冬しているキタキチョウです。


年末と1月初旬の寒波で飼育室にいたカバマダラとリュウキュウアサギマダラの成虫はみんな死にました。マイナス4.7度は無理だったようです。それでも幼虫は寒さに耐えて頑張って生きていましたが2月の初旬には姿が見えなくなりました。熱帯性の蝶たちには今年の寒さは厳しすぎたようです。
アサギマダラはどうでしょう、昨年の秋にメスを捕まえて無理やり飼育室に数泊お泊りいただいたのですが、その結果小屋の中のキジョランには卵がいっぱい付いていて大変なことになっていました。仕方なく生まれた幼虫たちには成り行きに任せて、小屋の中にあるキジョランは勝手に食べて良しとして放っておきました。
今日飼育小屋を調べてみるとランタナの枯葉や枝に緑の蛹が無数にぶら下がっているのが見えました。このしばらく暖かかったので一気に成長が進んだのでしょうね。少し早すぎるように感じますが虫たちの生育は気温に左右されるため仕方がありません。羽化するのはできるだけ遅くしてほしいものです。

 


越冬中のアサギマダラ

 

 


20万年前アフリカで人類が生まれましたが、私たちのご先祖様は暮らしていた森を出て、故郷を捨てて世界中に散らばってゆきました。その頃から人類は旅をするのが好きだったのですね。その遺伝子を受け継いでいる私も旅は好きです。でもこんな状態では、ここしばらくはどこへも行けそうにありません。


今世紀になってYou tubeという便利なものができてから、余暇の楽しみ方が変わりましたね。音楽をただで自由に楽しめるようになり映画・映像の世界もあらゆるものが自由に手に入ります。音楽は仕事中でもながらで聴けますが、読書や映像を見るのはそのことに集中しないと難しいです。少しお時間をいただけるならYou tubeで世界旅行に行きませんか。私の行きたい国イタリアの映像をアップしてみました。

 

今日の旅行

Italy 4K - Scenic Relaxation Film With Calming Music


種をまくことから始まる

2021年02月20日 | 日記

今日の花

コブシの花が咲き始めました。例年より遅いです。

 


 今日はまず、大坂なおみさんの優勝を讃えたいと思います。
夕方家に帰るとテニスの試合の中継放送をやっていました。この頃スポーツ観戦はほとんどしない私ですが、さすが決勝戦です、お二人の素晴らしい戦いぶりにテレビの前で釘付けになってしまいました。ブレイディさんはグランドスラム初めての決勝戦ですが、大坂さんはグランドスラムでの優勝3回の経験をお持ちです。大坂さんのほうが有利だろうなと感じましたが勝負は水ものです。戦いの後半は見ることができませんでしたが、ニュースの途中優勝の速報が入りホッとしました。

 

 こんな日に私は何をしているかと言いますと、地球の片隅で種をまいています。植物の多くは動物に比べるとずいぶん長生きですが一生命体に永遠の命などありえません。子孫を作るためにある種の植物は花を咲かせ遺伝子交換をして種を作り次の世代にバトンタッチをしています。でも自然の世界はそんなに甘くはないので種が次の世代として育つかどうかは分かりませんよね。

そこで、天使のような私ができた種をまいてあげるのです。種を作った母さん植物は涙を流して喜んでいることでしょうね。・・・・・?????

私には背中に翅は無いし、黒いとがった尻尾も生えていません。ごく普通の人間ですが、昔から種をまくのが大好き人間でして、大きなアボカドの種から芥子粒のように小さな種まで何でも蒔いてみます。話はだんだんそれてゆきますが芥子粒で今思い出しましたが、昔道路わきのある所にケシの花がたくさん咲いていてきれいだなと思って種を何個か持って帰り、家の庭に播いてその後しばらく花を楽しみました。しばらくするとヒナゲシポピーの中に葉がとげとげの種類が混ざっていることに気づきました。それはアヘンの取れる種類のケシです。このケシから取れるアルカロイドには沈痛や陶酔の作用があり古くから薬としても使われてきましたが、習慣性があるので麻薬として禁止されています。もちろん栽培もいけません。その後その品種は絶やして普通のポピーだけ栽培していましたが今はすべてなくなりました。

種をまくといろいろ楽しいことが起こるのです。ケシの話は失敗例ですが次の話は楽しいお話です。毎年春には友達と京都の花見に行きますが、ある神社への参道を上る途中道に落ちたツバキの種を拾ってポケットに入れて帰りました。4粒の種は見事発芽して今は1メートルほどに成長しています。4粒の種はそれぞれみんな違う花をつけていて、白の大倫の花と中輪でピンクと白の小さい花をつけるものが2本です。あの時私が拾わなかったら道路に落ちた種はごみとして掃除されたかもしれません。

前置きが長くなりましたが、今日の写真は少し特殊な植物の種でしてキョウチクトウ科の植物の種です。キョウチクトウと言えば真夏に赤い花を付けますよね。昔学校のグランドの片隅にあったような記憶があります。今日蒔いたのは、そのキョウチクトウとは似ても似つかない蔓性の植物のサカキカズラとイケマの種なんです。最近マダラチョウの飼育を毎年やっているものですからその幼虫の餌となる植物が必要なのです。サカキカズラは南方系の植物で瀬戸内のここらでさえめったに自生はありません。イケマは北方系の植物でここらでは1300m以上の高い所にしかありません。仕方なく種をまいて育てるしかないわけです。こんなことをしている人は片隅の更に片隅でさえ多分めったにいませんよね。面白い行為ではありませんが珍しいこととしてご覧ください。

 


サカキカズラの種

 

 

 

2回目

(このサカキカズラの種を手に入れるのにどれほどの苦労があったかはご想像に任せます。)

 

 

イケマの種

種をまくことには夢があります。

でも、他人の夢は見えません。ブログを見たってぜーんぜん面白くもないですよね。

損したって方には次の音楽をお聞きください。ゆったりとした気持ちでお帰りになれるかもしれません。

 

 

今日の音楽 (らんらんさんより)

JS Bach - Keyboard Partita No 4 in D Major, BWV 828 - 2 Allemande


また 桜を植えています。

2021年02月19日 | 日記

今日の桜

河津さくら   花が少し派手なので私はあまり好きな桜ではありません。それでも今までにたくさん植えました。この花が好きな人は結構たくさんいますからね。
                           


 早い時期から咲く薄寒桜は満開を過ぎましたが、河津さくらの花がそろそろ見ごろとなってきました。

次々と桜が咲き始めるとまた桜の苗を植えなくっちゃと、性懲りもなく新しい苗を植えています。30数年前に桜を植え始めたころにはソメイヨシノが好きでそればかり植えていました。
でも最近は山桜系に好みが移っていろんな桜を植えています。特に自分で種をまいて作った桜の木を植え始めたのですがどんな花が咲きますやら、それも楽しみです。

1000年後に生きる人々のためにエドヒガンや山桜を植えています。

 


今日の桜は少し訳ありの桜です。

 

4年前に植えた山桜エドヒガンの木です。だいぶ大きくなりましたね。植えるのを手伝ってくれたk君は今どうしているかな。

 

10年余り前に植えた枝垂れ桜です。幹も樹冠もずいぶん大きくなりました。もう20年もすると立派な木になるでしょうね。それまで頑張って世話をしてあげなくては。

 

昨年植えた新作の桜です。今年初花が見られるといいのですが、無理かな。

芽の出るのが早いですね。寒桜の系統かもしれません。

 


雪の日の岩屋権現

2021年02月17日 | 日記

今日の花

ヤブツバキ

 


   今年初めての積雪です。と言っても2㎝か3㎝ですけどね。雪国の人からは笑われるかもしれませんが、私にとってはめったに見られない貴重な雪景色なのです。純白無垢静寂の雪の中を一人静かに歩くのはまた格別の楽しみです。こんなところで人には出会いませんでしたがいろんな小鳥たちには出会いました。中でも、ルリビタキに出会ったのはうれしかったですね。アオバトにも出会いました。

一日も持たないつかの間の雪景色です。


 

雪の日の岩屋権現

 

 


南国の雪景色は常緑樹に積む雪

 

岩屋権現の神域

 

ルリビタキ

 

ヒメホタルの森

6月になるとこの林の中にヒメホタルの怪しい光が無数に見られます。今は落ち葉の下で貝を食べて暮らしていることでしょう。

 

 


昨夜の雨が 春を 運んできました

2021年02月15日 | 日記

 暖かい朝です。
窓から見える物干しざおには水滴が並んでついています。畑の仕事はお休みです。

お休みと決まると朝食もゆっくりと、外に出て新聞受けを覗くと中は空っぽ、月曜日ですもんね。

草木は昨日と違って何となく生き生きとして見え、特に小さな梅の花は凛として花弁と雄しべを開いています。

これを一目見るとカメラを持ってこなくっちゃあと・・・
庭と畑を一回りしてきました。

 


今日の花

さあさあ蜂さん いらっしゃいと 梅の花

 

 

 

 

 

 

 

春を告げる花たち

 


2月なのに 春の色

2021年02月13日 | 日記

 今日は小雨が降っていました。でも道路わきの桜の木がほとんど満開で桜色をしていました。


思わず車を止めて小雨ながらカメラを出しました。10数年前に私の植えた薄寒桜が気づかぬうちに満開に近く咲いていたのです。
桜の花にはお客さんがいっぱい来て花の蜜を吸っていました。みかん畑にもたくさん来ていたメジロたちです。
メジロはあまり人を恐れない鳥ですからゆっくり写真を撮らせてもらいました。

 


ほとんど満開の薄寒桜

 

 

 

 

 

 

 

この桜のことは何度もご紹介しましたが、ご存じのように明治時代に友好のあかしとして日本からアメリカにたくさんの桜の木が贈られました。
その時静岡県の興津で作られた桜の苗木は10000本にも上りましたが、この薄寒桜はなぜか1本だけ興津の地に残され「興津の薄寒桜」として地元で親しまれてきました。
その興津の薄寒桜の子孫です。寒桜の中でも開花が最も早く1月の末には開花します。