曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

2014年の大晦日

2014年12月31日 | 日記

今日の花

庭に咲く今年最後のバラ 

 


 除夜の鐘の音を聴きながら書いています。

一年を通してみるといろんなことがありましたが、今年も無事に大晦日を迎えることができたことに感謝したいと思います。

 

12月はブログの発信があまりできませんでしたがそれでもお客様がそこそこ来てくださいました。ありがとうございます。一年を振り返ってみるとブログを通して新しい知り合いができたりブログのお客様が訪ねて来てくださったり、人と人のつながりがブログによって出来てくる喜びを感じています。これからもこの感覚を大切にしてブログを書いてゆこうと思います。

皆様に来年も良い年が訪れますようお祈りしています。

 


赤い藪椿

昨日、岬の海岸できれいな藪椿を見つけました。蕾を3輪ほど折って持ち帰りましたが部屋の暖かさで今朝にはみんな咲いていました。花は小ぶりですが赤みが濃くてちょっといい花です。

 

朝食時の椿

 

今夜の椿

 

 


今日の蝶たちの様子

ムラサキツバメ   少し暖かだったせいか飛び回っていました。でもまた元の所へ戻っています。

元の場所と言っても一枚隣の葉にとまっていました。

 

ウラギンシジミ   まったく姿勢を変えません。

 

アサギマダラの幼虫たち   終齢幼虫は活発に動いていました。

玄関わきのキジョランでは葉を食べていました。4齢幼虫です。

 


今年も一年間大変お世話になりました。また度々の御来訪ありがとうございました。来年もよろしくお付き合い下さいますようお願いいたしまして今年の締めといたします。

 

 


今日は冬至

2014年12月22日 | 日記

今日の果物

クレメンティン

柑橘のクレメンティンをご存知ですか。みかん同様マンダリンの仲間です。ヨーロッパでは地中海沿岸の国々で栽培されていておもにスペインで沢山作られています。スペインへ行ったとき食べてみて美味しいなと思ったので今では我が家(山本柑橘園)でも作っています。今日少し収穫しましたがみかんよりも甘いかなと感じました。温州みかんにはほとんど香りがありませんがクレメンティンには強い香りがあります。洋風の食生活になれた若い人たちには好まれるかもしれません。種はほとんどなくてみかんの様な感覚で食べられます。

ホントウニ オイシイヨ !

 


 今日は冬至です。なんだかうれしくなりませんか。明日から南に行っていたお日さんが戻ってくるのです。一日一日と日が長くなり春が来て夏がやって来るのです。一人ではしゃぐ訳にもいきませんので心の中でそっとお祝いをしました。そして、カミさんと仕事をしながら今日はカボチャ料理があるのかなとなぞかけをしておいたら夕飯にチャンとカボチャの煮物が出てきました。そしてお風呂には柚子が浮かべてありきちんと冬至を祝ってくれました。柚子の酢を使って柿なますも作ってくれました。うれしいですね。

クリスマスも正月もまだですが明日から日が長くなるのをお祝いしましょう。

ところで、冬至の今日蝶たちはどうしているでしょう。彼らの様子を私は毎日覗いています。

 


こんな写真失礼かと思いますが今夜のお風呂です。

お肌すべすべでいい湯でした。私としてはレモン湯も好きなんですがカミさんが嫌いなのです。レモンは柚子よりも香りが何倍も立ちます。

 


今日の蝶たち

冬至と言ってもまだ春はまだ遠いのです、みんなじっと寒さに耐えているようです。

ウラギンシジミ   この1週間じっとしていて少しも姿勢を変えません。

 

ムラサキツバメ   毎日少しずつ姿勢を変えています。先日の雨の日には縦になっていました。

 

アサギマダラの幼虫    寒いからか餌は食べていないようです。

よーく観察してみると複数の幼虫は寄り添うのが好きなようです。


空と雲


見ているとどんどん姿を変えてゆきます。空の高いところでは強い風が吹いているのでしょう。

 


アサギマダラは今どうしているでしょう。12月14日

2014年12月15日 | 日記

今日の花

今年の水仙は11月の20日頃から咲いています。早いですね。 

下は、キツネナスまたはフォックス・フェイスと呼ばれている茄子科の植物

 


 今日は15日、だいぶ気温が下がってきました。アサギマダラの幼虫たちは今どうしているのでしょう。前回、12月2日と12月3日の様子を写真で詳しく紹介しましたが、あれから雨の日を除いてほとんど毎日観察に行っています。あまり移動しない幼虫もいますが全く見失うほど移動している幼虫もいます。4日に雨が降って行かなかったのですが5日に行ってみると一番大きい終齢幼虫がいなくなっていました。もしかして鳥に食べられたのかと心配しましたが14日に再び姿を現しました。無事だったようです。大きい幼虫なのでキジョランの何処にいても見つかるはずなのに何日も見えませんでした。その間何処にいたのでしょうね。小さい幼虫たちは数が増えたり減ったりしていますが全部が見つからないだけのことだと思います。卵から蛹までの全ステージの幼虫が見られます。今まで毎年観察を続けていますができるだけ保護や手助けをしないようにして観察していたのですが今年は鳥よけのネットを張ってみようかと思っています。防鳥ネットを張れば春までの幼虫の減少する率が良くなると思うので今まで何年間の自然のままとの比較をしてみたいと思っています。我が家の玄関わきのキジョランには数日前に網をかけました。現在4匹の幼虫がいるはずです。いま家の庭にいる幼虫は3齢から4齢です。一般的な越冬幼虫に比べると少し大きすぎるようですが春まで無事に行けるでしょうか。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 薬師丸ひろ子 Woman (映画:Wの悲劇より )


私にとって薬師丸ひろ子さんと言えば「セーラー服と機関銃」のイメージしかありません。目のくるっとしたかわいい少女でした。今はどんなひとになっているのでしょう。きっと美しいアサギマダラの様になっているのでしょうね。


周防大島の山の様子

まだクヌギの葉が紅葉です。散っていません。今年はまだ寒さが緩めです。

 

レモン畑のキジョランの様子

一番大きい幼虫がまた姿を見せました。鳥に食われたか、それとも蛹になるための場所を探してどこかへ行ってしまったのかと思っていたのですがまた元の場所に帰ってきました。まだ餌を食べるのですかね。

 

2匹の3齢幼虫が寄り添っています。寄り添うのは時々見られる光景ですがあまり意味はないように感じます。同一の葉を食べるのはお互いに楽なのかもしれません。幼虫は大きくなると葉柄に傷を付けてから食べます。

 

幼虫の大きさはまちまちです。成長速度の違いか生まれた時期の違いかは分かりません。

 

ただ一つの蛹です。2日に初めて見つけたときには蛹になっていたのでほぼ2週間ですが変化はありません。体の中に黒い斑点が現れないところを見るとヤドリバエの感染はないようです。寄生蜂の方はまだわかりません。

 

この角度から見るといろんな大きさの幼虫がいることがよくわかると思います。

 

初齢から2齢に脱皮したところ

拡大すると後ろに脱皮殻が見えます。アサギマダラの幼虫は卵の殻を食べるように脱皮殻もきれいに食べます。無駄をしないですね。

 

 

沢の中にも小さなキジョランがあります。どのキジョランにも幼虫がいます。

卵ですが古いもののようです。

新しい卵が産み付けられないかと期待して毎日探しています。親が見つかればそれが一番なのですがずっとそばで見張っているわけにも行きませんからね。

 


その他の蝶

越冬中のムラサキツバメ

 

越冬中のウラギンシジミ

 

どちらもみかんの葉についていました。 


今年は紅葉の写真を一度もアップできなかったので名残のモミジをついでに載せます。12月13日は天気が良かったのでお隣の庭のモミジを撮ってきました。

大分散ったとはいえまだまだ楽しめます。

 


いま 周防大島のアサギマダラはどうしているか

2014年12月04日 | 日記

初冬の安下庄湾

早朝、朝日が斜めに差し込んでいます

お昼頃、冬の雲間より少しのひかりが海に

 


 みかんの収穫などで忙しくてブログの更新が滞っています。すみません。11月の下旬には沢山の紅葉を撮っていますがみんな没になりました。忙しくともみかんの仕事の合間にアサギマダラの子供たちやその他越冬蝶の観察は続けています。

アサギマダラのお父さんお母さんは今頃みんな南の島にたどり着いていることと思いますが旅の途中にアサギマダラのお母さんが産んだ卵は今どんなになっているか皆さん気になりませんか。私にとっては秋から春までの間アサギマダラの子供たちの成長を観察するのが楽しみの一つとなっています。一般的にはアサギマダラは幼虫越冬ということになっています。だから幼虫たちは厳しい冬の寒さに耐えて春を待のです。今日はここ数日に家の近くで撮って来た写真でアサギマダラの幼虫の状態を紹介しましょう。

 


安下庄で今育っているアサギマダラの幼虫たち

最初にどんな環境で幼虫が育っているのかご紹介します。

我が家の上の方にある農道です。

道路の側に我が家のレモン畑があります。その奥の方が谷になっていてキジョランの生育に適した地形になっています。それでここに目を付けてキジョランを植えてアサギマダラの観察場所としました。私がキジョランを植えるまではキジョランはなかったのですがそれでも昔からアサギマダラはここでよく見ることができました。地形的にアサギマダラの好みそうなところです。

道路のすぐそばですから車を止めて見に行くのが簡単です。ほとんど毎日見ています。

 

この谷には春から秋まであらゆる蝶が集まります。特にアゲハ類はレモンがあるからかたくさんやって来ます。クロコノマが多いのも特徴的です。

 キジョランの葉を見てみましょう。昨日12月3日の写真です。

これらの小さなキジョランは今年の春植えたものです。10月の下旬にはほとんどの葉に卵が付いていましたがその中で育つのはわずかです。そして1頭のアサギマダラが成虫になるのにキジョランの葉が7から8枚必要ですので運よく1匹の幼虫が終いまで育ったらこれくらいの株は丸坊主になります。

 

12月2日の状態

終齢幼虫が蛹になる場所を決めたようです。

新しい蛹も見つかりました。この寒さでは羽化は難しいかもしれません。

孵化しなかった卵でしょう。

 

 

我が家の庭のキジョラン

今年初めて自然の状態でアサギマダラの産卵がありました。10月の下旬の卵のようですが今4齢になっています。越冬するにはとても中途半端な大きさです。それに数日前から数がずいぶん減って来たようです。我が家の庭には小鳥がたくさん来ますので食べられているのかもしれません。このままでは全て食べられてお終いになることでしょうね。

脱皮直後

葉が密生しているので何匹いるのか分かりません。11月の初めごろ4齢の大きな幼虫もいたのですがその後何処へ行ったのか分かりません。終齢まで行ってどこかほかの所へ行ってしまったのかもしれません。