曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

アサギマダラ と ミヤマカラスアゲハ

2012年04月30日 | 日記

野山の花

ゴールデンウイークの初日4月28日に嘉納山へ行ってきました。山頂付近の八重桜もきれいでしたが自然の花だけ載せました。

(私は花の名前についてあまり詳しくないので誰かコメント欄に名前を書いて下さいませんか。)


 大型連休と言っても私らには関係ございません。ただ天気はいいし新緑の季節が呼んでいるので、コンビニでお弁当を買って大島で一番高い嘉納山にお弁当を食べに登りました。山登りではありません仕事中なので軽トラで山頂までお昼ご飯を食べに行っただけです。

この時期の山はいいですね。野草の花が咲き乱れ木々は色とりどりの新芽を吹き、まさに一年のスタートと言ってもいいでしょう。お目当ての蝶も種類が増えて何を優先的に撮ろうか迷います。

今日は今年初めて黒い蝶を撮りました。ミヤマカラスアゲハです。また、例年より早くアサギマダラも沢山出てきました。ミヤマカラスアゲハもアサギマダラも日本産の蝶の中では最も美しい蝶のひとつです。午後だったので山頂付近を飛び回るばかりで何処にもとまりません。遠くから飛翔の姿を撮るしかなくてきれいな姿は撮れませんでしたが、元気に飛び回る雰囲気を感じて下さい。キアゲハやツマグロヒョウモンも一緒に飛んでいました。

大根の花にとまっているミヤマカラスアゲハは29日の午前中に畑で仕事中に見つけたものです。

 


嘉納山山頂のミヤマカラスアゲハ(4月28日)

 

 


みかん畑の大根の花にいたミヤマカラスアゲハ(4月29日)

 

 

 


 

今年初のアサギマダラ(4月26日)

アサギマダラ♂

 

 

 

 

家の近所を歩いていた所、突然目の前にアサギマダラが現れあわてました。10秒くらい私の前にいましたが何処にもとまる気配はなく飛んでいる姿を写真に収めるのに精いっぱいでした。

 

嘉納山山頂付近のアサギマダラ(4月28日)

アサギマダラ♀

この蝶のほかにも何頭か姿は見ましたが何処にもとまらず姿を消しました。

 


あるベニシジミの一生

2012年04月29日 | 日記

春の花

庭の牡丹

 

牡丹の花は春の花の中でも最も豪華な花ではないでしょうか。昔、奈良の長谷寺や南都六寺にはよく見に行きました。

 


 忙しくてしばらくアップをお休みしていましたが、どうでも載せたいことがありましたので緊急ですが朝一でアップします。

今朝はとても悲しい出来事がありました。飼育していたベニシジミが死にました。何者かに食べられてしまったのです。

詳しい経過は後日にいたしますが取りあえず写真だけでも見て下さい。




4月18日

飼育中のベニシジミのひとつが羽化しました。私の留守中のことで事故がありました。

羽化したばかりのベニシジミはよく歩き回りますがテーブルの上から床に落ちてしまったのです。夜に帰宅した私は床でつぶれたようになったベニシジミを見て死んだものと思いそのままにしておきました。

 


4月19日

朝観察に行って昨夜の落ちたベニシジミに触ってみると生きているのです。すくいあげて鉢植えの草の上にとまらせてみました。

翅の伸びが不完全で飛べそうもありません。

 


4月20日

草の上から姿が見えなくなり行方不明になりました。きっとどこかへ落ちて死んだのかもしれないと考えそのままにしていのした。

 


4月21日から4月23日までの間に

床の上でひっくり返っているのが見つかりましたが死んでいるものと思いそのままにしていました。

 


4月24日

前日ひっくり返って落ちていた所から、朝見ると場所が変わっているのです。変に思い触ってみると死んだものと思っていたのに生まれてから5日経っているましたが生きているのです。すぐに餌の準備をして飲ませて見ました。

飛ぼうとしては落ちてひっくり返ります。亀のようにひっくり返ると起き上がれないのです。

鉢の植物につかまらせると元気に歩き回りますが高い所に登るとまた飛ぼうとするのです。やはり飛びたいのですね。

夕方帰宅して見ると決まってこのようにひっくり返ったまま天井を眺めています。

 


4月25日

 


4月26日

 

帰ってみるといつもこうなっています。

 

餌を与える時花に興味を持つだろうかと考え花を皿に載せて見ましたが全く興味を示しませんでした。


4月27日

元気です。

 


4月28日

相変わらず帰ってみるとひっくり返っていました。飛ぼうとするのをあきらめたらよいのにと思いますが、そうもいかないようです。

お食事中です。

 

帰ってみると夕方にもまたひっくり返っていました。

もうこの姿勢に馴れたのでしょうか静かに寝ているようです。このままではかわいそうと思いいつものように餌皿に移してやりました。それが最後になるとはおもいませんでした。

 

近くの床に新しく羽化して出てきたベニシジミがいました。

これで6匹めか7匹目です。

 


4月29日

朝様子を見に飼育室へ行って驚きました。

 

 

なにに食べられたのでしょうか。クモかもしれません。飛べないことはつらいですね。もう一つ不思議なことは隣にいた生まれたばかりのベニシジミも死んでいたことです。

 

事故で飛べなくなったベニシジミは天寿を全うするまで飼ってやろうと思っていたのですが、あえない結末となりました。

子孫を残すことのできなかったベニシジミはクモの餌となってクモの体の一部となり生き続けるのでしょうか。

冥福を祈ります。

 

 

 


春型 アゲハチョウ

2012年04月22日 | 日記

 ネギ坊主って分かりますか。春になって咲く葱の花です。土筆と同じで花という感じはしませんがれっきとした花です。蜜が良く出るのでしょうか蜂や蝶が好んで集まる花です。この日も3頭の小さいけどとてもきれいなアゲハチョウが集まっていました。ネギ畑の側にしばらくの間立ち止まってシャッターを切り続けました。

 


ネギ坊主とアゲハチョウ


 

 

 


 

 

 


 

 

1頭の蝶にピントを合わせるのは簡単です。

2頭になると望遠ではなかなか両方にピントは合いません。絞り込めばピントはかなり良くなりますが翅の素早い動きを止めることはできません。広角を使えば蝶に近づかねばなりません。

3頭以上になれば更に難しくなります。みんなが集まってくるタイミングはほんの瞬間です。

なかなかうまく行きませんが、こうやっていろんな構図を考えながら撮るのはとても楽しいものです。 

 

 

 

 


スジグロシロチョウも 春の蝶

2012年04月21日 | 日記

 スジグロシロチョウはモンシロチョウより少し大きくて飛んでいると目立ちます。蝶にあまり関心のない人にとって、白い蝶はみんなモンシロチョウだと思っているに違いありません。私も以前はそう思っていました。そしてスジグロシロチョウにも二通りの種類がいて模様だけでは見わけが付きません。

まあそんなことはどうでもよいのでスジグロシロチョウをご紹介します。

 


スジグロシロチョウと大根の花

 

拡大して見ましょう

 

モンシロチョウを追っかけています。

 

野苺の葉で休息

 


草原のスジグロシロチョウ

 

蝶のアングルへ偶然飛翔のミツバチが写っていました。カメラから右下の黄色い花までの距離は3mくらいありましたのでミツバチなんか見えていません。シャッター速度1/3200秒で撮っていたのに羽は止まっていません。すごい羽ばたきですね。

 


 

 

 

 

 


春はやはり モンシロチョウ

2012年04月20日 | 日記

春の花

牡丹

 

野イチゴ

 

かがり火花

 

 


 モンシロチョウを知らない人は多分いないだろうと思います。春になると何処ででも見られるし秋遅くまでずっと見ることが出来て蝶の代表みたいなものです。何処に居ても白くてよく目立ちます。菜の花とか大根の花によくやって来ますがイチゴや野イチゴの白い花にもよくとまります。春の雰囲気でモンシロチョウを撮ってみました。

 


菜の花とモンシロチョウ


 

菜の花に産卵しています。

 

 

 


大根の花とモンシロチョウ


 


苺の花にもモンシロチョウ


 

モンシロチョウは白い花が好きなようです。

 

 

モンシロチョウを撮っていたら同じ苺の葉にかわいい他のお客さんがいました。

 

 

 


春の妖精 ツマキチョウ

2012年04月19日 | 日記

春の花

染井吉野

 

ラッパ水仙

 

山ツツジ

 

 桜の花は遅咲きのものを除いてほとんど終わってしまいましたが、春を謳歌するよういろんな花が咲き競っています。「今日の花」に何を載せようかと決めかねて困っています。


 久しぶりで蝶のブログに戻ります。今月に入ってから春の蝶の写真がいっぱいたまっています。何から載せようか迷っていましたが昨日撮ったツマキチョウから始めようと思います。春の蝶とか春の妖精と呼ばれる蝶は何種かいます。蝶マニアの中ではギフチョウが春の妖精として最も愛されていますがこのあまり目立たないツマキチョウも春の一時期だけしか見られない蝶としてなかなか捨てがたい魅力を持っていると思います。春の白い蝶としてはモンシロチョウが一番多くて誰しもよく知っています。白い蝶ではスジグロシロチョウも少し大型でよく目立ちます。そんな白い蝶に交じってたまに少し小ぶりで羽を頻繁に羽ばたかせて飛ぶ蝶がいます。それがツマキチョウです。飛んでいる時にはやや薄汚れたように見えますが、写真でアップにしてみるとなかなかきれいだと思いませんか。昨日は雄だけで雌の姿は見つかりませんでした。1頭の蝶をすごく沢山撮りましたので似たような写真が多くなりましたが我慢して見て下さい。

 


ツマキチョウ

大根の花で吸蜜していました。

 

 

 


 

 

 


京都 春の南禅寺

2012年04月14日 | 日記

 岡崎の白河院に宿泊すると朝の散歩はいつも南禅寺の周辺になります。このあたりは京都でも別荘が多いことで有名で、広大な庭園を持つ碧雲荘や何有荘などがあります。そんな別荘の塀越しに桜を眺めながらの散歩です。南禅寺の境内もなかなかいい雰囲気です。今回の写真と4年前の写真を織り交ぜながら紹介します。

 


蹴上の疏水記念館前の噴水

インクライン沿いの桜


南禅寺参道

 

何有荘の門


南禅寺の門

なぜか若いお坊さんが沢山見られました。


三門

 


法堂

授戒会の看板が出ています。

 


南禅寺境内を通り抜けるレンガ造りの水道橋

 

 


南禅寺 方丈


 塀越しに見る桜

2012年

 

2008年

 

 

2012年 今年の写真

 

2008年の写真

 


碧雲荘入口

 

 

 


こんなお屋敷に住んでみたいですね。

 

 


京都 岡崎界隈の個人宅庭園

2012年04月13日 | 日記

4月7日

 岡崎で昼食の予定ですが時間的に余裕があるのでお庭を見に行くことにしました。明治時代の七宝作家の並河靖之の家が記念館として公開されているので見てきました。庭は七代目小川治兵衛の初期の作品です。明治のころの個人の家の庭の様子をよく伝えているため京都市指定の名勝となっています。同じく小川治兵衛の作品で近くにある山縣有朋の別荘であった無鄰菴を一緒に紹介します。ただし写真は昨年の春のものです。

 


並河 靖之 記念館

 

池の上まで張り出した縁側  当時としては洒落たガラスの引き戸が入っています。今でも当時のガラスが入っていてゆらゆら波打っています。

この庭にも疏水の水が引かれています。

懐かしい昔の台所

 

並河邸近くの白河の流れ

お菓子屋さんの工場だそうですが小売りもしてくれるようです。

 


山縣有朋別荘 無鄰菴

 

仁王門通り  右側は岡崎瓢亭の裏口

庭の一番奥にある滝   疏水の水はここから流れて行きます。水をふんだんに使った回遊式庭園が個人のお庭で作れるなんてすごいですね。

日露戦争の開戦について話し合われた無鄰菴会議が開かれた部屋です。山縣有朋・伊藤博文・桂太郎・小村寿太郎の4人がこの部屋に集まって開戦を決めたそうです。

 

 

南禅寺総門  このあたりから山際の本堂までかなりの距離ですがみんな南禅寺の土地だったのでしょう。 


私たちが定宿としている白河院の庭園も小川治兵衛の作と言われているので ついでにご紹介しましょう。

白河院 庭園

 

 

 この岡崎界隈には広大な別荘群があり、学生のころにはだれの家だろうという疑問と田舎では見たこともないような立派な日本式豪邸に驚いていました。

 

 

 


京都 浄瑠璃寺と岩船寺

2012年04月12日 | 日記

 4月7日

京都の花見はいつも予定を組まずに仲間が集まってから何処へ行こうということになります。今年は普段なかなか行けない京都南部の浄瑠璃寺へ行ってみようとの意見が出たのでみんなそうしょうとすぐに決まり岡崎の六盛でお昼を済ませたあと、一路奈良の方へ向かって出発しました。浄瑠璃寺は奈良県との県境に近い所にあります。浄瑠璃寺へゆけばその近くにある岩船寺へも行こうということになり共に似たようなお寺ですが両方ともしっかり楽しんできました。

 


白河

京都岡崎付近の白河

北の方から流れて来た細い流れの白河もこの岡崎付近では少しゆったりとしてきて川らしくなってきます。昔はこんなにきれいに整備されてなかったと思いますがどうだったのでしょうね。

 


疏水の桜

 

平安神宮前の疏水沿いの桜

 

六盛の手桶弁当

 


浄瑠璃寺

途中は省いていきなり浄瑠璃寺

アセビの垣根が花盛りでした。

大きな池をめくる庭園があります。本堂と池を挟んでかわいい三重塔があります。

 


岩船寺

本堂

色違いのミツマタ

まだアセビが満開でした。

何の花でしょう。見慣れない花です。 早速名前を教えていただきました。ショウジョウバカマだそうです。周防大島にはありません。

この辺は山の中でかなり寒いようです。桜のつぼみがまだ硬くて開花した桜は一本もありませんでした。

京都市内の華やかなお寺と違って素朴で静かなたたずまいです。

 


ここから奈良市内まではすぐです。メンバーの一人が奈良市内にある頭塔が見たいというので更に南下して奈良市まで行きました。

 

 


京都 清水界隈 夜の散策

2012年04月11日 | 日記

4月7日 夜

 祇園丸山公園から南に下り、ねねさんゆかりの高台寺へ向かいました。途中石塀小路を通りましたが石畳の路地は京都らしくて素敵でした。

高台寺もこの時期は夜間拝観が出来ます。お庭はライトアップしてあり昼間見る風景とまったく違って幻想的な雰囲気を醸し出していました。

高台寺を出ると次は八坂の塔まで行こうということになり細い路地を通って更に南下してゆきました。更に進めば清水に出ますがもうこの辺でいいだろうと、二寧坂を下りタクシーを拾って宿へ帰ることにしました。

 


石塀小路

こんな狭い路地の奥に素敵な空間があります。


 高台寺の夜間拝観

高台寺に着きました

満月が東山にかかり最高でした。

緑のライトは感心しませんでした。向こうに見えるのは勅使門

方丈の縁側は人でいっぱいです。

方丈の庭をモダンなライトアップが照らします。


 

方丈の庭から更に奥へ進むと、突然鏡のような臥竜池の水面に霊屋や庭の木々が映っていて昼間にはとても見られない幻想的な光景に拝観者たちから驚嘆の声が上がっていました。

ねねさんのお墓のあるお堂 霊屋

 

二階のある茶室 時雨亭

秀吉が好んだと言われる茶室の所から京都タワーと八坂の塔が見えました。

 

お隣の霊山観音です。

美しい竹林がライトアップしてありました。日本人の私たちは竹林に感動しませんがヨーロッパの方たちは竹林がとても珍しいらしくて我が家に来られたヨーロッパの方はみんな竹を見ると感動していました。このお寺でもライトアップのサービスは外人さん向けなのでしょう。

 

参道を上から見た所

 


八坂の塔

高台寺を出て八坂の塔に向かいます。

路地の中にこんな宿屋がありました。赤と白の椿の花が水に浮かしてありました。

 

 


霊応山法観禅寺 の五重塔(八坂の塔)

京都最古の五重塔と言われている。寺は今はもうありません。

 


二寧坂を下る

 この頃は二年坂と書く場合もあるようです。

おめんと言う店はうどんの店なのですが私が学生のころに馴染みのあった店で懐かしい気がしました。


歩きながらの撮影で、 シャッター速度1/3秒から1/20秒なのでかなりボケた画像もありますがご容赦ください。