曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ごうごうと音を立てて回る 発電風車

2020年01月25日 | 日記

今日の椿

 

 


 用事が出来て柳井市まで出かけました。そのついでに般若寺へ寄って、さらに足を延ばして大星山へ行ってきました。大星山の山頂付近には風力発電の風車が立っています。大島や柳井の海岸沿いの道路を走っているとその風車はよく見えます。一度山へ登って風車を傍で見たいと思ていましたがなぜか機会が無く、今まで風車の所へ行ったことがありませんでした。今日は天気も悪く寒風が吹いていて寒かったのですが、ふもとから見ても風車はよく回っていましたので、思い立ったが吉日で、大星山へ車で登ってみました。

ほど良い風が吹いているのか風車はかなりのスピードで回っていました。確かに近くで見ると巨大です。羽の回る音も半端ではありませんでした。火力や原子力に頼らないで、エネルギーとして風を利用して発電するのは地球の環境にやさしい発電として素晴らしいことだと思っていましたが、低周波を含むこの音は狭い日本では立地的に難しい問題がありますね。側に立ってみるとよく分りました。

 


大星山の発電用風車

 

 

 

 

瀬戸内海の眺めはとても素晴らしい所でした。もっと気候の良い時にまた来てみたいですね。


ユーポンとはるみの収穫 暖かい

2020年01月24日 | 日記

今日の椿

今日の安下庄の最高気温は14.9℃でした。今大寒ですよ。ミツバチは飛んでいるし、飼育室のアサギマダラも飛んでいました。

 


 暖かい日が続きますね。新聞やテレビでは今年の暖冬に悲鳴を上げている人たちがいることが報道されています。スキー場には雪が無く宿はキャンセルばかり、野菜農家は野菜が早く出来過ぎて市場にだぶつき採算割れの値段になっているそうです。私のような柑橘農家にはこのような暖冬でとても助かっていますが、天候ばかりはなかなかうまく行かないものです。

今年はまだ一度も氷が張らず霜の降りたのも見ません。越冬性の柑橘はこのくらいの気温ですと心配もなく、完熟になるまで木にならせておくことが出来ます。そして果実の内容が良くなったものから順次収穫して行きます。今日はユーポンとはるみを少し収穫しました。

 


イヨカンとポンカンの交配でてきた柑橘ユーポン

緑とオレンジ色がとてもきれいでしょう。少しイヨカンの香りのするポンカンです。1月から3月までが旬です。

 

 

 

はるみ

はるみはデコポンと同じ組み合わせの両親を持っています。デコポンとは兄弟のようなものですが似ていないですね。

はるみはまだ酸味が強くてすぐには食べられません。

 


旅する蝶アサギマダラは 北国へ

2020年01月23日 | 日記

今日の椿

 


 正月以降アサギマダラの蛹が次々羽化しています。暖かいからですかね。今年の冬がいくら暖かいと言ってもアサギマダラの成虫を外へ放つのはかわいそうかなと思い、対策を思い悩んでいました。沖縄の方の南の島へ送り届けるか、または植物園や昆虫館の大きな温室に受け入れていただくか考えていましたが、「ぐんま昆虫の森」の大きな温室でマダラチョウを飼育しているそうなのでそこへお願いしてみました。受け入れて下さると言うことなので我が家の飼育室にいるアサギマダラと蛹を群馬県におくることにしました。アサギマダラの春の北上よりもかなり早めの北上と言うことになりました。群馬の温室で5月頃まで元気だったら外へ出してもらえると思います。5月に南の島から渡って来た仲間と合流できるかもしれません。

北へ向かって旅をする蝶アサギマダラは今日一足先にクロネコ便で旅をすることになりました。

 


我が家の飼育室のアサギマダラ

 

荷造りです。新聞広告で作った三角紙に挟んでパック詰めします。

 

蛹もタッバーに入れます。

 

途中極端な寒さはないと思いますが、念のため発泡スチロールの箱に詰めました。明後日の朝群馬の温室に着きます。

君たち「達者でなー」 群馬の子供たちと仲良く遊ぶのだよ !

 


春陽の中での取材は みかん山で

2020年01月20日 | 日記

瀬戸内の海を見下ろすみかん山

11月にドローンで撮影した我が家のみかん園   収穫の始まる直前だったのでみかんの木にはオレンジ色の実がたわわになっています。今は少しだけ遅く収穫するものが残っています。

 


 今日はテレビ局の方々が来られみかんに関する取材がありました。今はみかんシーズン真っ盛りですからね。

10月の極早生みかんから始まった柑橘シーズンは11月・12月とほとんど温州みかんだけですが、年が明けてこれからはいろいろな柑橘が食べごろになりお店にも沢山の種類が並ぶようになります。今全国の柑橘産地で作られている柑橘の顔ぶれを見ると2月・3月がいちば種類が多くなります。それでテレビ局としても柑橘シーズンに合わせて番組を作ろうとしているのでしょうか。そこで山本柑橘園にはとても多彩な柑橘があると聞いたらしくディレクターが興味を持ったのでしょう。事実我が家にはまだ結実していない木の品種も含めると数百種類の柑橘があります。美味しいものもありますがとても食べられないものもあり玉石混交といったところです。また柑橘の面白い所は形・大きさ・色合いの変異が実に多様ですが、食べたときの味や香り・食感も非常に変化に富んでいます。そのようなことが面白くて、私が柑橘の交配・育種を始めてから40年近い年月が経ちました。おそらく1000本以上の柑橘を育ててきたと思います。ただ手入れが不十分のため果実を見ることの無いまま枯れたものややむなく切り倒したものもあって、本当に実がなるまで育ったものはとても少なく100種類にも及ばないでしょう。この度の番組はみかんのことを扱った番組ですが放送前ですから内容に触れることはできません。私としては柑橘のことを紹介し消費者の皆様にいろいろ知っていただきたいという思いもあって、精いっぱい協力しました。本放送があったらその時ご覧になってください。今は何の番組かいつの放送かは言えませんけどね。

 


多彩な山本柑橘園の柑橘

我が家にある柑橘の一部です。

形・大きさ・色合いだけを見てもこんなにいろいろたくさんの種類があります。そして味も香りも食感もみんな違います。

出演者・スタッフみんなでいろいろ食べ比べをしました。

 

園地での撮影風景

番組が出来上がるまでの裏の行程は見せてはいけないものかもしれませんが、スタッフの方々のご苦労をいつも感じます。

そして私もこの頃動画作りに興味がありますのでプロの人たちのやることにはとても勉強になります。

 

 


例年より早く咲いた 薄寒桜

2020年01月17日 | 日記

今日の椿

挿し木の椿が次々と咲いています。

 


 大陸の冷気がなかなか日本まで降りてこないようです。確かに今年は暖かい冬ですね。地球全体の温暖化が問題になっていますが、暖かいのは助かります。

昨日車で走っていると、元の教会の庭に植えた薄寒桜が咲いているのに気が付きました。早いですね。1輪2輪のことではなく木全体に花が見えるのです。今年になって元の教会の辺りに行くことがなかったので知らなかったのですが、1月の10日頃には咲き始めたのかもしれません。初開花は記録的に早いですね。年々によって早い遅いはありますが、薄寒桜は平均すると1月の終わりころが初開花です。これから5月の連休頃までいろんな桜の花が楽しめます。この数年私は桜の育種も始めました。あと2~3年すると新種の桜が見られます。

 


早咲きの薄寒桜

 

 

周防大島でもう桜が咲き始めているなんて北国に住んでいる方々には嘘のようでしょうね。

 

おまけに満開の花の写真をもう一つ

ロウバイ

 

 


穏やかな正月三日は 光る海

2020年01月03日 | 日記

今日の花

アロエ(キダチアロエ)   大島では海岸近くの暖かい陽だまりに良く生えている。寒い冬の間に花をつけるのでこの時期に目立つ植物だ。

 


 正月三が日は珍しく暖かで穏やかな日和でした。山へ行くのも海へ行くのも清々しく心地よい時を過ごすことが出来ました。そして海も山も人の作る騒音は届かず静寂の中に自然のささやきだけが聞こえる古の地球にいるような気持にさせてくれました。

明日からは私も人間社会の暮らしに戻らねばなりませんが、良いお正月でした。

 


初めて訪れた海岸 和佐の西側海岸

今まで気が付かなかったのですがここの海岸も朝日を眺めるには最適ですね。

 

ウミアイサの群れが目に入りました。

四つ小島

 

今年の夏はここで泳いてみたいですね。こじんまりとしたいい砂浜です。

和佐の漁港  ここも始めてきました。

海鳥たちも休息の時間ですね。朝早くから沖へ出てお腹いっぱい魚を食べてきたのでしょう。

 

 


日が昇り地球の動きを感じながら

2020年01月02日 | 日記

今日の鳥

羽ばたき  鳥はいとも簡単に飛んで行きますね。

アオサギとイソヒヨドリ

 


 2020年になって2日目、今年もあと363日あります。嬉しいですね。

 普段の習慣からか夜が明け明るくなると私は目が覚めます。夏は早く冬は遅いのですが目覚める時間は日の出に影響を受けているようです。今頃は7時より少し前くらいでしょうか。今朝は7時でしたが外を見ると空はきれいに晴れ渡っています。瞬間的に朝日の写真が撮れると思い、朝食も取らず身支度をしてすぐに出かけました。目指すは東向きの海岸です。海の向こうから日が登るのはとてもきれいです、海の表情をいっいょに撮れるので好きな構図です。起きたのが少し遅かったため時間的に地球が回るのが早いか私が海岸に着くのが早いかの勝負になっていました。少しスピード違反で走りましたが、正月の早朝で車も人もほとんどいませんでしたので大目に見てください。

昨日は標高685mにいましたが今日は海抜0mです。片添えヶ浜と言うとてもきれいな海岸ですが、正月2日目となると砂浜にはだーれもいませんでした。ここの海岸は南東向きなので海の向こうから太陽が登ります。元日の朝ですと初日の出を拝もうと言う人で砂浜はごった返すほどの人出です。今日はだーれもいません。ゆっくりと気ままに写真が撮れました。

 


日の出に間に合いました。

 

 

砂浜に出ると誰もいません。人の足跡もありませんでした。

南欧風のリゾートホテルがあります。

砂浜に私の足跡

子供の足跡、走っていますね。

 

メバルとスズメダイ

 

今日も穏やかなよい一日になりそうです。

 


元日の午後は山へ 一日回峰

2020年01月01日 | 日記

今日の鳥

マガモ  山へ上がる途中にある古い貯め池に鴨がいました。

 


 正月1日には毎年一日かけて年賀状を書くことにしていますが、今日は外を見るとあまりにも天気が良いので出かけることにしました。私は子供の頃からアウトドア―派であって天気さえよければ「お外が大好き」でしたが今でもそうです。今年の目標の一つに「無理しない」を掲げていますので義理に縛られ年賀状を書くより遊びに行こうと言うことにしました。義理と書きましたが年賀状への義理ではなく私の習慣への義理なのです。年賀状を書くことはどちらかと言えば好きなことです。普段ご無沙汰している方に一年に一度くらいご挨拶を送るのは何としてもすべきことと思いますしお互い元気なことを確認するのは嬉しいですね。ただお正月間にお届けするのは今の私の生活では無理なのでご勘弁願いたいなと思っています。これからゆっくり賀状を書いて松の内にはお届けしたいと思います。

お外へ行くとなるとウキウキ ワクワクなのですが、さて山へ行こうか海へ行こうか悩みますね。今日は風もなく比較的暖かくて穏やかなので山にしました。周防大島には600mを超える山が4座あります。最も高い嘉納山685mに嵩山・源明山・文殊山がそれぞれ尾根でつながっています。4っの山全てに登れば1日かかりますので今日は出来れば一つか二つにしようと考えて出かけました。昨年一年間最も高い嘉納山へ登っていなかったのでまずそこへ行くことにしました。私の場合山登りが目的ではなくそこへ行きたいだけなのです。私を運んでくれるドローンがあればそれを使って直接山頂に行くでしょうが今のところ一番簡単に山の上に連れて行ってくれるのは4輪駆動の私の軽トラです。嘉納山への登山道は一昨年の夏の豪雨で流されていましたが先日役場の土木課に聞いたところ完全に復旧されたとのことでした。それで山頂近くまで車で登りあとは歩きました。嘉納山から文殊山への尾根伝いの道は中学生の時歩いた経験がありますが、それ以来60年ぶりで歩いてみました。昔の尾根筋は雑木が無く眺めの良い所でしたが、今は雑木に覆われて景色は見ることが出来ませんでした。だーれもいない山道を一人で歩くと聴こえるのは小鳥のさえずりと自分の足音ばかりで静寂とはこんなものかと感じ入りました。普段人はあらゆる物音を耳にしていますよね、今日は米軍のジェット機も一切飛びませんでしたが、こんな静かな世界がいいですね。

帰り道では毎年正月にお参りする権現さまに寄りました。お参りして、そこで餅を焼いて食べましたがお腹も空いていたことで大変おいしくいただきました。そこで焼いた餅をいただくと一年無病息災と言われています。今年も一年元気でいたいものです。

 


嘉納山へ

私のお気に入りの木です。大きな楓の木で秋には見事に紅葉します。

広島方面です。

山の上で唯一出会った人たちです。首筋をなでてやるとワンちゃんは私のこと気に入ってくれたようです。

 

権現様へ   私の住む地域の氏神様でもあります。

焚火を眺めていると実も心も温まりますね。お参りしている周りの人と心が通います。私のお餅の所へそっと火を寄せてくださいました。

神社の周囲はほとんど原生林です。

遊歩道から安下庄湾を見下ろすことが出来ます。

矢印が我が家のあるところです。

 


新年のご挨拶

2020年01月01日 | 日記

2020年 明けましておめでとうございます。

 

今年もこのブログ上で皆様と接することが出来ることをとても嬉しく思っています。

ごく限られた身の回りの生き物たちや些細な出来事のページですが、今後ともお付き合い下さいませ。

 


早速元日の朝、家の周りの生き物たちを見てまいりました。良く晴れたとても穏やかな朝です。

まず一番目は暮れの12月28日に生まれたアサギマダラの雌です。

卵は10月の半ばに南下して来たアサギマダラが産んだものです。11月・12月と今年は比較的暖かだったので羽化するのはもっと早いと思っていましたがなかなか羽化しませんでした。春まで我が家の飼育小屋で過ごすのは無理かもしれません。この寒さでは自力で飛んで行くのは無理ですから、宅急便で南の島まで送りましょうかね。

 

その他のアサギマダラの仲間たち

秋が暖かだったのでほとんど蛹になってしまいました。

 

 

カバマダラの成虫は12月25日頃までは家の周りで飛んでいましたが、昨日今日は姿が見えません。でも残された幼虫たちは元気です。

トウワタの種が飛び立とうとしています。綿毛の下に小さな命を付けて飛んで行きます。

 

冬はこれから本番ですが、冬至を過ぎ日差しは日一日と強くなってゆきます。早く春が来るといいですね、生き物たちも私たちも !

今朝の花

 

今朝の嵩山

「山眠る」と言う言葉がありますが、正月や私は早起き山は寝る。