曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

オナガアゲハ の旅立ち

2011年09月30日 | オナガアゲハ

今日の花

大きな白い花 と 小さな白い花 が 並んで咲いていた 

 

 


 

 月日の経つのがなんと早いことか、9/12つまり一年の3/4が過ぎてゆきました。いくらのんきな私でも残りが1/4では「まだ○○ある」と悠長に構えるわけにもいきません。みかんはこれから忙しくなるし「もうこんなことばかりやってられない」と焦っています。

 今月はフィールドも結構頑張りましたが、なんといっても飼育が忙しく毎日が飼育の記録で埋まっています。失敗もありましたが無事に飛び立っていった蝶も沢山いました。今日30日は今月の締めに28日に飛び立っていったオナガアゲハの美しい姿を庭で撮影したのでご紹介いたします。

 

 


オナガアゲハ ♀


羽化して2日目です。狭い部屋にいつまでも置いておくわけには行きません。今朝は旅立ちです。

 

 

最初はフジバカマに

 

次はサザンカに

 

フジバカマはまだよく咲いていません

 

モミジの葉に

 

そっと前に回って

 

最後はまたフジバカマに

 

外へ出すと一目散空へ舞い上がって行く蝶が多いのですが、この蝶は庭の花や庭木でしばらく休んでから飛んでゆきました。

しっかり撮影させてくれて有難う。

 

 

 


オナガアゲハ羽化 (飼育中)

2011年09月27日 | オナガアゲハ

今日の花

 

 

 


 

 8月29日に源明山から連れ帰ったオナガアゲハの幼虫が今朝無事に羽化しました。今年中に羽化するのは無理だろうと思っていたのですが9月の気温がかなり高かったので早く羽化したのかもしれません。ただ残念なことはもう10分早く起きて見に行ったら蛹から這い出す所から観察できたのに惜しいことをしました。

オナガアゲハは黒いアゲハの中でも最も繊細な美しさを持っているように思います。

 

 


 

オナガアゲハ♀ の羽化

 

 

 

 

 

拡大写真

 

 

 


 

山から連れ帰った時の幼虫

 

終齢の幼虫

 

 


飼育中のオナガアゲハ

2011年09月13日 | オナガアゲハ

今日の花

 

 

 


 

  今日オナガアゲハが前蛹になりました。明日はいよいよ蛹になると思われます。初めてみる蛹なので無事に蛹になってほしいものです。

 

 


 

オナガアゲハの飼育

 

源明山の笛吹峠近くでコクサギにオナガアゲハの幼虫を見つけました。

8月29日

 

 8月30日

 

8月31日

 

9月1日

 

9月2日

 

9月3日

 

9月4日

 

9月5日

 

9月9日

 

9月12日

 

9月14日

 

 

9月14日

昨夜の状態から見て蛹化は近いなと思いましたが、朝起きてみるときれいな蛹になっていました。飼育もこれでひと段落です。山に餌を撮りに行くことはなくなりました。後は寄生蜂などにやられていなければ無事に羽化して蝶になりますが、問題は時期です。今年はまだ暑いので今月中に3化として羽化するかもしれません。それとも、来年の春まで羽化はお預けかもしれません。

もしも羽化したら速報を出します。

 


オナガアゲハ・サツマシジミ

2011年08月19日 | オナガアゲハ

今日の花

 

 


 

この記事は8月18日付のものです。昨夜アップし損ねてつぶれてしまいました。(飲み過ぎには気をつけましょう)

 

 


 

 飼育していたイシガケチョウの幼虫が二匹とも終齢までいったのに蛹にならず死んでしまいました。何が悪かったのか原因はよく分かりませんが以前の家の中の飼育室を追い出されたものですから倉庫の方で飼ったのが環境的に良くなかったのか何にしても残念です。

かみさんに内緒で残ったアオスジアゲハとキタキチョウはまた家の中に持ち込みました。キタキチョウは安全を見越して終齢の幼虫を山から連れ帰ったので倉庫でも4匹が無事蛹になりました。発育が遅れていた1匹はまだ4齢くらいだったので昨日山へ帰しました。倉庫から家に持ち帰る途中1匹の蛹が糸が切れて枝から落ちてしまいましたが今までの経験から行けば蟻にやられないようにしておけば問題はないようです。アオスジアゲハの方は脱走をさせないためにビニール袋でくるんでいたのが悪かったのか過湿になったのでしょう体に少しカビのようなものが付いています。昨夜から袋を取り除いたのですがイシガケチョウの例もあるし無事に蛹になればよいのですが。

蝶の写真は14日の嘉納山の蝶の続きです。オナガアゲハは普段あまり見ない蝶なので求愛場面や産卵場面が撮れたのはとてもうれしかったです。サツマシジミもこの辺では数の少ない蝶ですが嘉納山にはたくさんいます。

 


 

キタキチョウの蛹

これが今4個あります同時に羽化してほしいです。部屋の中を4匹の黄色い蝶が舞ってくれたら楽しいですね。

 

アオスジアゲハの幼虫

この幼虫は3例くらいですが先日新しい餌を山から取ってきたら小さいのが付いていたようで数が増えました。

二匹とも終齢だと思いますがカビが気になります。今のところ元気です。

 

 


 

オナガアゲハの求愛行動と産卵

大きい方が♀で、小さくて後翅の先端に白い部分があるのが♂です。

良く見ると山の中のイヌザンショウの葉に産卵しています。この蝶は一般的にはコクサギと言う木によく産卵します。

オナガアゲハの吸水

手前がオナガアゲハ

 


 

サツマシジミの吸水

翅を開くと表が明るいブルーでとてもきれいなのですがこの度は表が撮れませんでした。

地面の白いものは鳥の糞です。シジミチョウはよく鳥の糞に集まりますので気をつけてみてください。

 


オナガアゲハ 2

2011年07月23日 | オナガアゲハ

今日の花

 

 


 

 「夏には黒い蝶が似合う」と以前書きましたが、今日また珍しい黒い蝶に出会いました。オナガアゲハです。この蝶は暖地では山間部に多く平地で見ることはあまりないといわれていますがまさにそうですね。家の周りで見たことはありません。今日撮ったオナガアゲハは雄ですが雄雌の判別は昨日のナガサキアゲハほどはっきりしていませんが比較的簡単です。雄は後翅の端っこに白い帯が見られますが雌にはありません。雄は真夏の暑い時にはよく水を飲みに来ます。我が家のレモン畑の奥に小さな水の流れがあって夏場はそこにいろんなアゲハが水を飲みにやって来ます。そこはうっそうとした大樹に囲まれているためいつも涼しい所ですが暗い場所なのです。今日も撮影には苦労しました。動きを撮るためにはシャッター速度を上げなければならないし、上げると暗くなって画像が悪くなるというジレンマです。その上、昨日のナガサキアゲハのように花があって明るい場所ならよいのですが暗い所を飛び回る蝶はほんとに難しいです。動きに合わせて設定を変え詰めねばなりません。それでもうまくいった写真は数えるほどしかありません。

オナガアゲハととてもよく似たアゲハがいます。それはジャコウアゲハの雄です。どれくらい似ているがどこが違うか気になる方はジャコウアゲハの雄をクリックして見てください。もう一つクロアゲハも似ています。クロアゲハもついでに見てください。

 


 

オナガアゲハ ♂


背景に何かいますね

「ではさようなら ! 蝶調さん いつかまたお会いしましょう。」   

と言って去って行きました。

 

私はオナガさんにまた会えると確信しています。なぜかというとこのレモン畑の奥の谷にはコクサギという木が植えてあるのです。コクサギはオナガアゲハの食草で私がオナガを呼び寄せるために植えました。だからこの次は奥さんの方に会いたいですね。