曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

今夜は火星の大接近です。

2018年07月31日 | 日記

今夜の蝶小屋

カバマダラたちはみんなよく寝ています。「火星なんて興味ないよ。」って

 

 


 いま火星と地球との距離がとても近い状態になっています。

今夜は地球と火星との距離が5759万キロメートルになり、2003年の大接近に次ぐ近い距離となります。視直径は24秒角にもなり明るさは2.8等星となり今の夜空で最も明るい星です。10時頃家の外へ出てみると「うん、たしかに近いな」と勝手に思い込み、カメラを取りに行きました。

今夜が一番近いとはいえ、火星はこの秋ごろまでは明るさもほとんど変わらずに眺めることができます。火星人のことを想像しながら眺めてください。

 

今夜は月の出が遅いので助かりました。でも東の空は月明かりで明るくなっていました。

 

 


今夜の夜空

 

少し丸く見えるのが火星です

 

真上を眺めるとはくちょう座が見えました。銀河は今夜は見えにくいようです。

 

東の空にはカシオペアが昇って来ました。

 

火星より西を見るとさそり座がありますが、今夜は赤い星アンタレスも火星に負けていました。

 

北の方角には嵩山に半分隠れた北斗七星が見えます。

 

 

子供のころには宇宙少年でしたので、夏休みには浜辺に寝っ転がって天の川をよく眺めたものです。流れ星も8月には多いので楽しかったですね。


カバマダラがいっきに増えました

2018年07月28日 | 日記

今日の鳥

ウミウ  お休みしていた所を私が邪魔しました。 ごめんなさいね。

 


 今朝5時半に起きてすぐに飼育小屋を見に行きました。少し時間が早すぎたようで昨夜と変わりがありませんでした。今日は沢山羽化するはずなのに。

11時に帰ってみると、沢山のカバマダラが羽化して網室の内側にとまっていました。時間的にはもう十分飛べるはずですからすぐに網室から出してやることにしました。昨日羽化した4頭と今日の14頭が加わると少しにぎやかになるでしょう。先客のリュウキュウアサギマダラとヒメアサギマダラにとっては急に過密になって来て少し迷惑かもしれません。

ツマムラサキマダラの蛹は数が増えてきましたが、カバマダラより生育が4~5日遅れていたので羽化が見られるのはもう数日先になるでしょう。ツマムラの方は初めての飼育なので蛹化の癖が良くわからなかったのですが、木の葉裏などに着くのが好きなようなので終齢幼虫に椿の木を与えてやることにしました。今夜も様子を見ていると、うまくは裏で前蛹になり始めました。生育の遅れた幼虫の数が減って来たので餌の心配が楽になって来ました。早くツマムラの成虫が見たいものです。

 


今朝羽化直後のカバマダラ

 

カバマダラの幼虫 クサタチバナで育てています。

 

ツマムラサキマダラの幼虫

落とされたツマムラの蛹

蛹化失敗のツマムラ 蟻にやられています。

 

正常なツマムラの蛹

蛹化直後

遅れていたツマムラも終齢が多くなりました。

鉢のへりで蛹になりました。

ツマムラサキマダラの幼虫

 

カバマダラの幼虫

 

 

夕方のカバマダラ

眠る場所を確保するのも大変です。みんな一緒にいたいのでしょうか。

 

もう犠牲者が出たようです。

 

 

 


カバマダラが生まれました

2018年07月27日 | 日記

 今月の6日から、カバマダラとツマムラサキマダラの母さんが残した子供たちの面倒を見てきましたが、今朝飼育小屋を覗くと4頭の新しいカバマダラが羽化していました。

7月8日に初めての産卵がありましたので、今朝羽化したカバマダラは19日で卵から成虫になると言う超スピードです。ずっと気温が高かったせいでしょうか、南国の蝶ですからね。蝶小屋の中は久しぶりでにぎやかになりました。ツマムラサキマダラやカバマダラの幼虫がまだ残されていますので餌の準備が大変なことは続いています。このように生育の早い生き物たちの観察をしていると日々の変化はすごく早くて、その移り変わりを毎日でもブログにあげて皆様にもご覧に入れたいと思いますが、今の時期には夜更かしができないので残念です。

多くの方には虫の成長を眺めても大して面白くもないかもしれませんが、この夏は蝶の飼育がまだまだ続きますのでもうしばらくお付き合いください。

 


今朝羽化したばかりのカバマダラ

 

 

 

 

ツマムラサキマダラの蛹

 こんなに金ぴかで目立って大丈夫でしょうか。でもなかなか見事な蛹です。

 

お昼ごろのカバマダラ

 

 

残っているツマムラサキマダラの幼虫

 

 

クサタチバナで育つカバマダラ

クサタチバナはキョウチクトウ科の植物ですがカバマダラは最後まで育つかどうか・・・・・・

 

 

産卵中のリュウキュウアサギマダラ

 

 


新しい蝶が 今朝元気で届きました

2018年07月22日 | 日記

今日の海と空

夏らしく入道雲が出始めました。  あの雲は愛媛県の南予地方にかかっています。この度被災して所ですからひどい雷雨にならねば良いですね。

 


 猛暑が続きますね。

以前から送っていただくことになっていたマダラチョウの2種が今朝届きました。昨日の朝発送されて今朝届いたのですが、何といってもこの暑さです。箱の中の蝶が心配でしたが、箱の中に保冷剤を入れてありましたので中の温度はさほど上がらず蝶は快適にやって来たのかもしれません。三角紙から出すとそのまま花に移りすぐに吸蜜を始めました。「アーおなかすいた」といった感じです。また別の1頭は飼育小屋の中を飛び始めるとすぐに食草を見つけしたたかに産卵を始めました。すごい生命力ですね。

やってきた蝶はこれから我が家の飼育小屋の中で暮らしますが、みんなメスばかりですからすくに産卵が始まります。次世代の新しい命が始まり私はまた忙しくなります。天敵から小さな命を守り、餌を与えなければなりません。

先にやって来たカバマダラはほとんどが蛹になりましたのでお世話する手間がいらなくなりました。ツマムラサキマダラの方はほとんどが終齢ですのでもう一息です。

これから先どうなるのでしょうね、これだけ多種類の蝶を一度に飼育するのは初めてです。

 


待ちに待った小包が届きました。

 

中身は分かっていますが開くのはわくわくドキドキです。

蝶はこんな風に三角紙に挟んでおくと傷みません、足を少し動かしたりはしています。

 

紙を開いて外に出すとそのまま花にとまりました。ヒメアサギマダラです。

ヒメアサギマダラはやや小型のマダラチョウです。

着くなりもう産卵を始めました。

 

 

次はリュウキュウアサギマダラです。 昨年飼育したことがあるので特徴はよくわかっています。なかなか繁殖力の強い蝶です。

 

アサギ色がきれいです。

 

すぐに小屋にもなれたようです。

 

昼間はいいのですが、夜の間にヤモリやカマキリ・蜘蛛が侵入しないかと心配です。

 

 


カバマダラが蛹になり始めた

2018年07月21日 | 日記

今日の夕暮れ

毎日夕焼けがきれいです。

 


 カバマダラとツマムラサキマダラの子育てもようやく終盤になりました。幼虫にとって蛹になることはとても重要な出来事です。蛹になっている間は全くの無防備なので何処で蛹になるかはすごく大事なことです。今回は私の飼育ですから安全な場所を私が設定しているので危険はそれほどありませんが、それでもみんないろんな場所で蛹になろうとしています。

ツマムラサキマダラの方は成長が遅れています。大きいものでようやく終齢になったばかりです。大きくなるほどに餌がたくさん必要になるため餌の準備が大変です。

 

 


カバマダラ

 

蛹になる場所を探してあちこち歩き始めます。

トウワタから離れないで蛹になったものもあります。

 

前蛹になりました。

 

ツマムラサキマダラ

 

 

ツマムラサキマダラはもう一息ですね。

 

みかん畑からの夏らしい風景

まだ海上には豪雨のゴミが流れています。

 

 


ツマムラサキマダラとカバマダラの母さんが死にました

2018年07月20日 | 日記

今日の夕暮れ

今日は海が少しきれいになりました。

 


 昔から暑さの最も厳しい時期を「梅雨明け 10日」と言っていましたが今年はまさにその通りです。

もうそろそろ身体が暑さになれてきてもいい頃ですが、草刈りに薬剤散布はこたえます。特に薬剤散布はカッパを着ますので汗と熱気で下着まで水が滴るほどです。それに午後摘果をしているとまだ2・3センチの青みかんをイノシシが全部食べているみかんの木がありました。イノシシもこの暑さにのどが渇くのでしょうか。夕方にはイノシシ柵を直しました。みかんの実を少しくらい食べるのは許しても良いのですが、みかんの木の枝をバリバリ折ってしまうのには困ります。

さて、この暑い中でここのところずっと蝶の飼育に夢中です。飼い始めたら責任持って育てなければなりません。親蝶の安全の確保、幼虫への餌、何とかうまくいっていたのですが、今朝ついに飼育小屋の中にカマキリの侵入を許してしまい、ツマムラサキマダラの母さんはカマキリの餌食になってしまいました。私に沢山の卵を産んで残してくれたので、出来れば天寿をまっとうさせてやりたかったのですが、夜のうちにカマキリに捕まり残念なことでした。朝小屋の中にはカバマダラはいたのですが、夕方には姿が見えず、これも何かに食べられてしまったのかもしれません。カバマダラも卵と幼虫を十分すぎるほど残して行きました。両方の残した幼虫を責任持って育てねばなりません。

しかし、残された幼虫の数が半端でないので餌集めに弱っています。カバマダラの方が成長が早くて今日の夕方には食事を止めて蛹になる準備を始めたものもいます。餌の準備ももう少しの間のことです、蛹になればもうえさ入りません。今月の末か来月の初めには新しい子どもたちが生まれてくることと思います。

 


 カマキリに捕まって食べられたツマムラサキマダラ

 

沢山の子供を残してくれたので、思い残すことはないかもしれません。翅も体もボロボロでした。

 

ツマムラサキマダラの幼虫

 

 

カバマダラの方は翅の傷みも少なくてまだまだ生きると思っていたのですが何に食べられたのでしょうか。

 

カバマダラの幼虫

餌のトウワタはすべての葉を食べられて丸坊主です。

蜘蛛にやられて死んだ幼虫もいました

 

 

カバマダラの幼虫は終齢が多くなったので網室に移しました。

 

すべての幼虫を無事に成虫にしてやりたいのですが、まだまだ何が起こるか分かりません。


西日本豪雨の残したもの

2018年07月17日 | 日記

今日の夕暮れ

いつものみかん畑から

我が家からの眺め   毎日夕焼けがきれいです。

 


 西日本豪雨をもたらした梅雨が消えたと思ったら一気に真夏がやって来て、連日の猛暑です。被災地の皆様はこの暑さの中でかたずけをされているのをニュースで見ましたが大変なご苦労と察します。もう少し体力があればお手伝いにも行きたいところですが、足手まといになっても迷惑をかけるばかりですのでそれもかないません。我が家の畑の修理も少し涼しくなってからと放ってあります。

大島では大きな災害はありませんでしたが、昨日、今日と海・港へ行ってみると豪雨で海へ流れ出たゴミが安下庄湾にも流れ着いてひどい状況になっています。以前私も舟を持って沖へ出かけていたので海のゴミの問題はよくわかります。大きな流木に衝突すると船体やスクリュウを破損したり、小さなゴミはエンジンの冷却水に詰まったりトラブルのもととなります。港の中へ入り込んだゴミはなかなか出て行くことはありませんし、プラスチックなどの腐敗しないものも多く混ざっています。普段のきれいな海に戻るまでには相当の時間がかかることと思います。

 


港の中へ流れ込んだ豪雨のもたらしたゴミ

 

 

7月10日に安下庄湾の沖にゴミが流れてきました。

この時点では港の中はきれいです。

ゴミの帯が何度もやって来ました。

 

 

ゴミの中からウミウが飛び立ちました。

 

 

 

 

 

漁に出るにも難儀することでしょうね。


ツマムラ・カバマダラの飼育10日目

2018年07月15日 | 日記

今日の花

ツルモウリンカの花と実

 


 いきものを飼うと言うのはどういうことなんでしょうね。餌を与え、棲む所を提供し、時には相手をして共に遊び・・・・・ 犬や猫は最も一般的ですが、魚や爬虫類を飼う人も珍しくはありません。蝶を飼っていると言うと多くの人は珍しがりますが、蟻や蚤を飼っていると言うのに比べれば普通かなと思っています。

相手が何であろうと飼い始めたら責任を持たねばなりません。小さな生き物の場合護るだけでも大変です。ツマムラサキマダラとカバマダラのメスが毎日次から次へと卵を産んでくれるのですが、孵化したばかりのとても小さな幼虫は本当に護るのが大変です。自然界と完全に隔離して理想的な環境で飼育するのなら楽かもしれませんが、自然環境に近い形で育って行く所が見たいわけですから思わぬ問題が次々と発生して対策に追われています。予期せぬことが起こり小さな命が失われることもありますが、運良くなのか順調に育っている幼虫もいます。また、親蝶もいろんな試みをしているようで産卵の仕方も一様ではありません。親蝶の生活を守ることも大変なことが分かってきます。毎朝飼育小屋を覗いた時、親蝶が飛んで出てくるとホッとします。夜中まで面倒は見切れませんので夜間だけは自分の身は自分で守ってもらわなければやりきれません。それでも10日間何とか飼育できて少しは相手の癖も分かって来ました。

 


カバマダラ

 とても元気です。

 

カバマダラの幼虫

 

 

ツマムラサキマダラ

翅の傷みがひどくなってきました。

 

 

ツマムラサキマダラの幼虫

 

 

この小さい間を何とか無事に育ってくれたら、3齢・4齢になれば餌の心配だけであとは順調に行きます。

 

 

 

 


ツマムラサキマダラ・カバマダラ

2018年07月14日 | 日記

今日の鳥

カラスの巣立ち  子供のカラスが屋根の上でにぎやかしていました。

 


 ツマムラサキマダラの幼虫が生まれて3日目です。カバマダラも同じかもしれませんが数が多くて何日めかわかりません。産卵についてはカバマダラの方が卵の数が圧倒的に多いです。産卵を始めて1週間以上たちましたが、ツマムラの卵はまだ20個かそこらですが、カバマダラの卵はもう数え切れません。ツマムラの幼虫はまだ1匹だけですが、カバマダラの幼虫はもう20以上になっていると思います。しかも蟻や蜘蛛に食われた幼虫がどれほどいるのか調べようもありません。ツマムラの幼虫の最初の1匹は是非無事に育ってほしかったのですが、お昼前に小屋の中に見に行ったらちょうど蜘蛛に捕まった所でした。蜘蛛を追い払いましたが、すでに咬まれていたらしく死んでしまいました。昨日は天敵の蟻対策を考えざるを得ませんでしたが、今日は蜘蛛対策をどうするか考えねばなりません。一番確実に守れるのは、卵と幼虫を蜘蛛のいない所へ一時的に隔離するしかないので、カミさんに内緒で室内に持ち込みました。幼虫が3齢くらいになれば蟻や蜘蛛は大丈夫です。

 


ツマムラサキマダラ

 

 

朝見た時にはツマムラの幼虫は無事でした。

 

蜘蛛にかみ殺されました

 

その他のツマムラの卵

 

産んだばかりの新しい卵

狭い卵の殻の中で幼虫は二つ折りになって生まれる準備をしています。明日には孵化しますね。

 

カバマダラ

毎日たくさん卵を産みます。トウワタの葉裏に産卵しています。

 狭い飼育小屋の中にいても翅があまり傷んでいません。飛び方が上手なのかもしれません。


新しい命が次々と生まれています

2018年07月13日 | 日記

今日の空

秋は夕暮れ・・・・・  と言われますが、この数日夕焼けがきれいですね。旧暦ですと7月はもう秋です、夏が始まったばかりで秋の雰囲気を感じるのはちと早すぎるかもしれませんが。

 


 ツマムラサキマダラとカバマダラがやって来てからは飼育室がとても心配で、一日に何度となくのぞきに行ったり、撮影も忙しくなりました。幸いなことに、残ったカバマダラとツマムラサキマダラは元気です。昨日には初めてのツマムラの孵化がありましたが、今朝見るとカバマダラの卵も次々と孵化し始めていました。

新しい命が始まるのはいつ見ても感動的です。生まれたばかりのカバマダラの幼虫は蟻がやってくるとすぐに糸を出して葉からぶら下がり難を逃れます。しばらくして蟻が去った時を見計らって糸を手繰り元の葉に戻ってゆきます。あの小さな体の幼虫でさえ天敵から身を守りながら生きている姿はすごいなと思います。それでも多くの小さな命の多くは天敵に食べられてしまいます。ここは手を貸すべきか自然に任せるかいつも悩みます。蟻の数はすごく多いので全滅を避けのため何とかしなけれはいけませんね。

ツマムラサキマダラの母さんには困っています。何を思ったのか食草のトウワタに卵を産まないで、キジョランの新芽にばかり産んでいます。キジョランはアサギマダラの食草ですがツマムラサキマダラには適していなくて最初は食べますが最後まで育たないそうです。そこで孵化する前か孵化した直後に正しい食草のトウワタに移してやらねばなりません。最初からトウワタに産んでくれたら手間がかからなくていいのですが、困ったものです。

 

 


蟻の襲撃から逃れるカバマダラの赤ちゃん

 

 

キジョランに産み付けられたツマムラサキマダラの卵

 

 

 

初齢幼虫がトウワタの葉を食べ始めています

 

昨日生まれたツマムラサキマダラの幼虫   少し大きくなりました。

 

 

今日も元気 ツマムラサキマダラとカバマダラ

 

 


今の時期には夏型のとてもきれいなアゲハが飛んでいます。一瞬のことでうまく撮れませんでしたが真っ黒いモンキアゲハです。