曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

5月の花は 白い花

2016年05月30日 | 日記

五月の花

みかんの花です。

 


 あっという間に五月も終わろうとしています。五月には大型連休がありますし、野山は美しく、気候は良くて一年のうちでも最も過ごし良いうれしい月ではないでしょうか。

でも私は一年のうちでも師走に次いで忙しい月なのです。南津海と言う初夏のみかんを作っているためにこの時期には毎年収穫と販売に追われています。南津海だけではありません、今頃食べると美味しい弓削瓢柑も初夏のみかん南津海に加わって収穫は更に忙しくなりました。それでも仕事の合間を縫って野山を歩いています。今日は五月の締めくくりとして野山で見つけた五月の花を紹介いたします。

五月の花って白い花が多いですね。どうしてなのでしょう?  やはり虫たちを呼び寄せるためでしょうか。五月の花はなぜ白い花が多いのか昔から気になっていました。誰かその理由をご存知の方がおられたら教えていただきたいと思います。また、白い花はなぜか強い香りを持ったものがあります。視覚だけでなく匂いでも虫たちを集めているようです。自然の中では植物と動物が協力し合っているのか互いに利用し合っているのか互いに深い関係を持って生きているようですね。

この時期の白い花はまだまだいっぱいありますが最近撮ったものです。


今日の音楽  (らんらんさんより)

Handel - Violin Sonata in D Major - Movt. I 
violin:Maxim Vengerov


マクシム・アレクサンドロヴィチ・ヴェンゲーロフ(ロシア、1974年生まれ)さんのヴァイオリン初めて聴きました。


五月の花

 

 

ノイバラ

 

 

イボタ

 

ウツギ

 

 

 

スナビキソウ

 

ホタルブクロ

 

レモンの花

 

グレープフルーツの花

 

フィンガーライムの花

 

みかんの花

 

アボガドの花

 

エゴノキの花

 

スイカズラの花

 

トベラ

 

シャリンバイ

 

ユキノシタ

 

ナルコユリ

 

 

白以外の花

エニシダ

 

 


コジュケイ

中国から移入され野生化しているキジ科の鳥 。「チョットコイ チョットコイ」とよく通る声で鳴きます。普段姿はなかなか見せません。

 

一日の終わり


アサギマダラの繁殖が始まりました

2016年05月27日 | 日記

今日の花

レモンの花  レモンの花は他の柑橘と同じく主に5月に咲きますが、秋までだらだらと咲きつづけます。蕾の時は少し紫がかっています。

 


 アサギマダラの新しい繁殖が始まりました。食草のキジョランには新しい小さな丸い穴が開き始めました。今の時期は暑すぎず寒すぎずで一番過ごし良い時期ですがアサギマダラにとってもよい季節で幼虫は一月ほどで成虫になります。しかし天敵の虫たちも多く生き残れる幼虫は僅かです。

 

数日前から練習船や帆船が安下庄湾に停泊しています。私たちにとっては珍しい光景ではありませんが昨日来られたお客さんは帆船を珍しそうに眺めていました。

 


キジョランの葉食べるアサギマダラの幼虫と新しい卵

 

 

アサギマダラの産んだ新しい卵

 

アサギマダラは新芽にばかり卵を産みません。昨年の古い葉にも同じように生みます。

 


今朝仕事へ行く途中、朝もやの中に浮かぶ帆船を撮ってみました。

 

 

 

お昼前にみかん畑から

練習船が2隻と帆船が1隻  何事でしょうか ???

 

 

 

 

カッターが降ろされています。皆さん上陸するのでしょうか。

 


今夜のホタル

2016年05月23日 | 日記

今日の花

畑からの帰り道ホタルブクロを見つけました。

 


 ホタルブクロの花はホタルの出る時期に合わせて咲きます。そして名前の由来は昔子供たちがよく花の中にホタルを入れて遊んだことから来ているとの説もあります。残念ながら私の子供の頃ホタルをホタルブクロの花に入れて遊んだ覚えはありません。今日はホタルブクロの花を持ち帰ったので一度花の中にホタルを入れてみようと思い近くの川へ行ってやってきました。花の中に入れようとすると嫌がってなかなかうまく行きませんでしたが無理やり入ってもらいました。でも入ってしまうと居心地は悪くないのかすぐに這い出すようなことはありません。これはなかなかいいとカメラを構えて撮ろうとすると我が家のネコがやって来てじゃれつき回ります。なかなかうまくカメラが構えられません。私がかまわないものだからついに私にかみついたりします。猫を追い払ってようやく写真が撮れるようになりました。撮っているうちに飛んでいたホタルが近寄ってきてホタルの入っている花にとまりました。中に入っているのが雌なんでしょうね。でも中に入ることはできずしばらく光のサインを送りましたがメスは出てきませんでした。しばらくすると諦めたのか飛んで行きました。

最近は毎晩ホタルを見に行っています。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)
 
George Fenton - Ocean Deep
 

ホタルブクロの中のホタル

 

別のホタルがやって来ました

中のホタルも少しは答えているようでした。

 

我が家に連れ帰っての撮影

三脚を立ててじっくりと

暗闇の中でかすかな光でピントを合わすのはやはり難しいですね。

 

撮影がすんでから川に返しに行きました。無理をさせてごめんなさいね。

 


初ホタルを見てきました

2016年05月15日 | 日記

今日の花

黄菖蒲

 


 この数日蒸し暑いですね。夜9時ごろ外に出てみるとまだ蒸し暑いのです。こんな夜はホタルが飛んでいるのではとの思いが頭の中をよぎりました。家の前から50メートルほど離れた川の方を眺めると確かに光るものが動いたように見えました。やはり !  

すぐにカメラを取りに行って川のそばまで行ってみると草むらの中に何個か光の点滅が見えました。数えてみると10匹くらいはいます。初ホタルにしては多いですね。皆さん川と言うと幅10メートル以上ある流れを想像するかもしれませんが私の家の近くにある川とは幅1.5メートルくらいの下水の流れる溝のようなものです。そんなところでも毎年ホタルが現れます。10匹もいることは稀です。時間が遅かったのであまり飛んでくれません。写真も少しだけ撮りました。初ホタルとしてはいつもより早いような気がします。


 


今日の音楽 (らんらんさんより)

「Woman 」"Wの悲劇"より 
作詞:松本隆 & 作曲:松任谷由実 の黄金コンビ
唄:薬師丸ひろ子 

 

蜷川幸雄(にながわ・ゆきお)さんが5月12日、死去されました。(享年80歳)

映画「Wの悲劇」の主題歌です。
劇団の演出家役で蜷川幸雄さんが出演されていて、
実際に劇中劇の演出も担当されてました。灰皿も投げていらっしゃいました。
蜷川さんの演出はとても厳しいことで有名でしたが、映画の中は演技ではないのかな?
なんて思いながら観たことを思い出します。(らんらん)


近所の川のホタル

ホタルはピントを合わせるのが難しいです。 

 

昨年の初ホタルは5月19日でした。

 


チョウの小屋

2016年05月10日 | 日記

今日の花

 

この頃雨ばかりです。

 


 この5・6年家の中でチョウを飼育してきましたがついにカミさんから「家の中でチョウを飼ってはいけません。」と言い渡されて追い出されることになりました。仕方なく庭の片隅にパイプハウスでチョウの飼育小屋を建てることになりました。屋外で飼育するのなら本当は5坪くらい欲しかったのですが庭の片隅では2坪が精いっぱいでした。クッキーの小屋のあった所を整地して代わりにチョウの小屋ができることになりました。

まだ本格的な植込みができていませんがいろんな蝶の好きな植物を植えてゆこうと思っています。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 冨田勲さん 5月5日に死去されました(84歳) 追悼の音楽です。

 

 

冨田さんの音楽は映画やドラマなどのテーマ曲としてもたびたび耳にすることがありました。とても心に響く音楽でした。


チョウの小屋はとても小さなパイプハウスです。

 

3月25日組み立てを始めました。

ヒマを見つけては少しずつ組み立ててゆきます。

足りない部品があったりして中断したり・・・・・

骨組みはほとんどできました。

注文したネットがようやく来ました。4mm目のネットにしたのですがアブラムシや小さな寄生蜂は入ってきます。多少の天敵はいてもいいかなと思って決めた大きさです。

 

住民の一号はアサギマダラです。11日に羽化しました。

お外へ出たくて飛び回ります。この後羽にマーキングをして放蝶しました。

 

いろんなものを持ち込んでいます。

上のプランターは発芽したイケマです。下の蔓はホウライカモメヅルです。

2匹目のアサギの蛹です。

このハウスには天井だけビニールが貼ってあるので雨の日でもなかで観察や撮影ができます。

 

 


五月のみかん南津海の収穫を始めました。

2016年05月08日 | 日記

今日の花

柑橘の花

これは南津海の花です。

 


 最近天気が悪くて南津海の収穫がなかなかはじめられませんでした。今日は晴天になり6人の応援者に来ていただき収穫をしました。

花の香りの中で汗をかきながらのみかんもぎです。

 

 


南津海の収穫

 

 

これから暑くなると冷たく冷やした南津海はとても美味しいです。お風呂上りの水分のほしい時ビールも美味しいですが冷蔵庫で冷やした南津海はまた格別です。夏のみかんなつみは覚えやすいでしょう !

 


アサギマダラの食草

2016年05月04日 | 日記

今日の花

少し開きすぎですが薔薇は薔薇

 


 5月になりました。新緑の美しい気持ちの良い季節です。目につく蝶の種類もずいぶん増えました。今年はまだアサギマダラの姿を見ません。遅いですね。南の島で春の早い時期に生まれ、北を目指して飛んでくるのは平年ですと周防大島では4月の下旬ごろからです。また周防大島で越冬した幼虫が蛹となり羽化し始めるのも4月の下旬からです。南から北上したアサギと地元で冬を越したアサギとが連休頃から見られるのですが今年はどういうわけかまだお目にかかれません。

虫や蝶が発生する時期はその地域での食草の生え始める時期と関係があります。昨年からいろんな食草とアサギマダラの関係を調べてみようと食草を育てることから始めました。日本でも南の方の地域ではアサギマダラにとってキジョランが一般的な食草ですが、キジョランの無い山の中でもアサギマダラは繁殖をしているようです。幼虫は何を食べているのかあちこちの山で調べてみるとキジョラン以外の食草が結構たくさんあることが分かりました。そこで今年はアサギマダラが餌とする植物を集めそれらの植物の性質を知ることから始めようと考えています。近くの山で手に入るものは自分で探してきました。この地域に無い食草は遠方の知人から送っていただきました。今7種類集まっていますがあと数種類は手に入りそうです。アサギマダラの繁殖に最も適した食草は何だろうという疑問に答えが得られるかもしれません。

と言うことで今日のテーマはとてもマニアックな問題で興味の無い方も多いかと思いますがどうぞここでお帰りになられても結構です。是非またの日にお越しくださいませ。

 

 


アサギマダラの代表的な食草であるイケマ

イケマは植物図鑑で調べると日本全国にあることになっていますが日本でも北の方に多くて山口県などではなかなか見られません。九州や四国でもおそらく珍しいものと思われます。昨年の秋に県内を探しましたが見つけることができず、滋賀県のSさんにお願いして株と種とを送っていただきました。下の写真は送っていただいた株から芽の出たものです。また、種の方は11月の末に播いておいたものが今年4月の初めに沢山発芽しました。発芽したイケマが少し大きくなったので今日は30本ほど鉢に植え替えをしました。

発芽したイケマの植え替え

本葉が4枚になっています。

まだイケマの苗はこんなに残っています。プランターの中には100本以上あるでしょう。発芽率は大変良いようです。

イケマの種

 


コイケマ

イケマに似た植物ですが関西より西の地方に多いようです。私の島にもまた近くの山々にも見られます。コイケマは比較的日当たりの良い所に生えます。

 


オオカモメヅル

昨年の秋に種をまいたもの

オオカモメヅルの種

 


コカモメヅル

コカモメヅルの種

 


キジョラン

昨秋のアサギマダラの食痕が見られます。

 


その他 ガガイモ・サクラランも栽培しています。


食草ではありませんがアサギマダラを呼び集める植物

スナビキソウ

6月の挿し木

9月の挿し木

秋の挿し木は成績が良くないようです。スナビキソウは種もまいてあるのですがいまだに発芽しません。

 


水前寺菜

昨年屋久島のKさんに送っていただきました。まだまだ花は咲きそうにありません。

 


庭のフジバカマ(サワフジバカマ)

もう30年以上ここで繁殖しています。アサギマダラだけでなくカバマダラもこの花が大好きでよく来ます。

 


京都の原種フジバカマ

昨年の秋に京都のMさんより西山で見つかったという原種のフジバカマを送っていただきました。その花に昨秋にアサギマダラはたくさん寄ってきました。そして花が終わると種ができていたので播いてみると意外に発芽率はよくで小さな芽がたくさん出ています。

今まで園芸種のサワフジバカマで何度も種をまいてみたのですが一度も発芽しませんでした。フジバカマとサワヒヨドリとの交配種では種ができないのかもしれません。原種フジバカマの種は十分に発芽することが分かりました。