曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

雉の巣はその後どうなったでしょう

2016年04月29日 | 日記

今日の花と蝶

ツツジの花にジャコウアゲハ

 


 雉の雛のことが気になったので昨日草刈りをしていた所へ様子を見に行きました。昨日の雛がそのまま巣の中にいるとは思えません。被せてあった草をそっと取り除いてみるとやはり居ませんでした。多分親が戻って来て雛を連れてどこかへ行ったものと思われます。小さな雛は必死で親の後を付いていったに違いありません。はぐれてしまったらもう生きては行けません。もう少し大きな雛を連れて歩いている雉の母さんは今までに何度も見たことはありますが、昨日のような生まれたばかりの雛を見るのは私も初めてでした。昨年の今頃には庭のモミジの樹でメジロが子育てをしていました。メジロの場合には巣の中で飛び立てるような大きさになるまで餌を運んで育てますが雉の場合は鶏と一緒でひよこは親に付いて歩きます。昨日の雛はきっと親と一緒に巣を離れたのだと信じます。今日卵の殻の数を数えてみて心配なことがまた一つおこりました。昨日の動画には5匹の雛しか写っていませんが、卵の殻は9個あるのです。あとの4羽はどうしたのでしょう?  巣に残っていた5羽はまだ親に付いて行けるような状態ではありませんでしたが、他の4羽は早くに孵化して歩けるようになっていたのかもしれません。草刈り機の音がだんだん近づいて来るので親鳥と一緒に先に巣を離れていたのかもしれません。昨日私が帰った後、母さんは二手に分かれてしまった雛をうまく集めることができたでしょうか。巣から離れた雛はカラスなどに見つかりやすく危険な状態です。それにしても雉の母さんは子供たちに何を餌として与えるのでしょうか。9匹もつれて歩くとなるとエサ取りも大変なことでしょう。何はともあれみんな無事に育つといいですね。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 エンニオ・モリコーネ「海の上のピアニスト」 羽田健太郎


映画「海の上のピアニスト」は一度見たいですね。羽田さんのピアノは好きです。


昨日の雉の巣


 

 

今日の雉の巣

 

卵の殻が何個あるのか気になったので広げて数えてみました。

 

 


生まれたばかりの雉の雛を見つけました

2016年04月28日 | 日記

今日の花

芥子の花が昨夜からの雨に濡れています

 


 今日、夕方になってめずらしくみかん畑の草刈りをしていました。草を刈り倒した後の地面に何か動くものを認めました。よく見ると生まれたばかりの雉の雛です。幸いなことに雛たちを傷つけてはいませんでした。よかったよかった。お母さんはどこへ行ったのだろうと耳を澄ましてみると数メートル先の草むらから小さな声が聞こえます。草刈り機の音に驚いて逃げたのでしょうが、雛を残しているので遠くへは逃げられないのでしょう。すぐに写真だけ撮って雛たちの上に草を被せてそこから離れました。きっとお母さんはすぐに帰ってくると思います。どこか安全な所へ連れて行ってくれると良いのですが。明日になったら雛たちは歩けるようになると思います。無事に育つといいですね。

写真も撮りましたがやはり動画の方が良いかもしれないと思ってすぐにアップしました。 

 


雉の雛

 


挿し木や種をまいて椿の山を作ろう

2016年04月27日 | 日記

 今日の花

昨年の10月から咲いている椿の花もほとんど終わりになりました。新芽が伸びています。この椿を庭に移植しました。

 


 今夜は少しマニアックな題材です。昔は全く関心の無かった椿ですが蝶に興味を持ち始めたのと同じ頃から椿を植えることを始めました。10年余り前に椿マニアの友達が植えてみないかと小さな椿の苗を数十本送って来たのがきっかけでした。椿の花は以前から嫌いではなかったのでどんな花が咲くのか楽しみにして育てることにしました。実生苗だったので数年してもなかなか花が咲きません。8年目くらいになって樹が1.5mを越すようになってようやく花を見ることができるようになりました。つぎつぎと今まで見たことの無い椿が咲くのを見て不思議な感動を覚えました。それまで無関心に眺めていた椿の花と樹を改めて見直すようになり京都や奈良の古い庭園の中でも椿を探して歩くようになったものです。野山に生えている藪椿でさえいろんな変種があることが分かりました。いつしか素敵な椿の花を見かけると枝をもらってきて挿し木をするようになり小さな椿の苗が庭のあちこちに置かれるようになりました。椿は簡単に挿し木のできる樹木で増やすのは容易です。そして椿の良い所は日当たりの良い所でも日陰でもよく育つことです。普段は忘れられてしまうような隅っこに置かれた鉢もあります。2~3年前に沢山挿し木をしたので今年は少し整理をしようと思って植え替えを始めました。椿の樹は成長が遅いとはいえ樹木ですからやがては庭に置けなくなります。先々どうしたものかと考えていたのですがようやく先の見通しが決まりました。椿の山を作ろうと考えたのです。山に植えるのであれば1000本でも平気です。ただ家の庭と違って管理が行き届かないので少なくとも1.5m以上に育ててから植えなければなりません。手始めに以前友達からもらった20本余りの椿が2mくらいになっているので山に移植することにしました。その中でお気に入りの株は我が家の庭に移植することにしました。庭木を増やすことはカミさんからきつく止められているので今植わっている庭木をのけてからでないと植えられません。それで40年我が家の庭にいた平戸ツツジを2本を起こすことにしました。それでようやく庭の中へ取り込むことができたのです。そして椿山つくりへの長い道のりも始まりました。1000本の椿を椿山に植えるためには元気で長生きをしなければなりません。40歳の時から始めた桜1000本は達成はしていないもののほぼ満願に近くなっています。これから始める椿1000本はちょっと厳しいかもしれませんが花咲か爺さんを目指して頑張りましょう。今日受けにいった健康診断ではお医者さんから〇がもらえました。

 

 


椿を庭へ移植

 

掘り取ったツツジは捨てるのもかわいそうなのでみかん畑の隅に植えることにしました。

ツツジを掘り取った後に椿を植えます。

 

畑の端っこに20数本の椿があります

 

まず掘り取りです

 

庭に掘った穴に植え付けます

 土を埋め戻した後は水をたっぷり入れて土がドロドロになるまでゆすり込みます。

2本の移植が完了しました。

薄紅小町の花です。この椿は不思議な咲き方をします。10月の末に咲き始めたころは白い花弁にピンクの覆輪が入ります。3月の終わりころには白いところはなくなって全体ピンクの花となります。

11月の薄紅小町

3月の薄紅小町

 

残りの20本は計画通り山に植えました。 

 

 


大根の花に寄るチョウたち

2016年04月25日 | 日記

今日の花

この牡丹の樹は一昨年までは勢いもよく沢山の花を咲かせていました。 一度に14~15輪の大きな花を咲かせそれは見事なものでした。ところが一昨年の秋ごろから急に樹勢が衰えて元気が無くなり昨年の春には花を1輪も付けずこのひと枝を残して何本かの枝は枯れてしまいました。1本だけ残った枝に今年この花が咲きましたが葉は小さくて元気がありません。最後の1輪にならぬことを祈っています。

 


 春と言えば菜の花。確かにチョウは菜の花が好きですが大根の白い花はもっと好きなようです。私は蝶たちに集まってもらうために畑のあちこちに大根を作っています。根っこは食べません、観賞用の大根です。

畑に用事があって行ってみると沢山の蝶が集まっていました。少しだけ写真を撮ってきました。

 


2種類のシロチョウ

春先には白い蝶が目立ちます。あまり気にしない人から見ると白い蝶はみんなモンシロチョウだと思って見ているのではないでしょうか。蝶のことに関心ができる前には私もそうでした。飛び回っている白い蝶にも何種類かあるのです。今日は白い蝶の中から2種類の蝶を撮ってみました。スジグロシロチョウとモンシロチョウです。

 

スジグロシロチョウの側にモンシロチョウがやって来ました。

スジグロシロチョウとモンシロチョウの違いが分かりましたでしょうか。

 

ジャコウアゲハ♂ 

大根の花にはアゲハチョウの仲間もたくさん来ます。

赤と黒の模様がいきなジャコウアゲハです。

 

少し変わった蝶をお見せしましょう。

サツマシジミです.名前の通り日本では九州を中心として南の方にしかいません。このサツマシジミの模様が少し変わっているのです。

羽裏には黒い点々の模様があるのですがその模様が正常なものと比べると少し変わっています。

正常なサツマシジミの模様

 

羽を開くと明るいライトブルーがきれいです。この蝶は雄ですが春の季節には白い部分が広く白っぽく見えます。

 

 


桜の花は終り、山は新緑の季節を迎えました

2016年04月23日 | 日記

今日の花

黄色華鬘

 


 満開の桜を追いかけていた時から20日が過ぎました。いつしか山はすっかり緑に覆われています。

久しぶりでチョウを求めて山道を走りました。もしかしてアサギマダラに会えないかなと期待していたのですが会えませんでした。会えたのはジャコウアゲハだけです。2時間くらい山道を歩いたり林道を車ではしったりしましたが人には一人もあえませんでした。こんなに木々の緑がきれいな時期なのに人は山へはあまり行かないものなのですね。林道で小さなコロコロしたかわいい子狸に出会いましたがカメラを向ける間も無く逃げられてしまいました。3月の末に山へ入った折には珍しくサルに出会いましたがカメラを向けたときにはもう林の中へ逃げられました。動物写真を撮るカメラマンの苦労がよく分ります。

 


山は濃い緑から黄緑まで様々な緑のパッチワークです。

 

ちょっとご挨拶を

 

 

 


生まれたばかりのジャコウアゲハ

赤い椿で吸蜜

 

 

皇座山からの瀬戸の眺め

遠くに見えるのが大水無瀬島・小水無瀬島です。白く貨物船が行き交っているのが見えます。ここの海は瀬戸内の航路となっていて小さな貨物船がたくさん走ります。国道や高速道路を沢山の貨物トラックが走るように海の上でもたくさんの物資を積んだ貨物船が往来しています。経済活動の大動脈の一つですね。

昔小舟を持っていてよく沖に釣りに出かけていました。小舟でこの航路を直角に横切らねばなりませんがカモ渡船が目の前をたくさん走っていると信号機はありませんので渡るのに緊張しました。特に夜の航行は距離感がつかみにくくどの船とどの船の間を横切るか難しい時もありました。満天の星空のもとを暗い海の上を一人船を走らせるのはいいものです。思いっきり大きな声で歌を歌ってみたり、夜光虫の発する淡い光を眺めながら遠くの目指す港の光りを追い求めるなど夜の海は好きでした。

今は山ばかりです。

 


今日の花 (おまけ)

アケビの花

 


京都の花見 6.

2016年04月21日 | 日記

 九州の地震で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

先月に東日本大震災の発生からようやく5年の年月が流れ、日本にもしばらくは平穏な世の中が続いてくれるのかと期待していました。その矢先のこと熊本・大分で信じがたいほどの連続した地震が発生してまた多くの被災者が路頭に迷うことになりました。地震王国日本で暮らす私たちにとって何処にいても避けられないことではありますが何とも辛いことです。地震が一日も早く落ちつき、被災者の皆様が元の生活を取り戻されんことを祈ります。

 

14日より一週間ブログを休みました。春だ、桜だと浮かれる気持ちにもなれませんし桜の季節も終わったので花見シリーズもあと数回載せる予定でしたが今回でお終いにします。また来年ということでよろしくお願いします。

 


今日の音楽 (らんらんさんより) 

「 明日への手紙」by コバソロ & Akane


普段聴くことの無い若いミュージシャンたち いいですね !   アカネさんもアキさんも。

https://www.youtube.com/watch?v=_VLs5ifZCUY


4月4日の朝

 昨夜からの雨がまだ降っていましたが早朝散歩で歩きたいところがあったので少し早起きしました。友と二人で外に出てみると宿のまわりはとても清閑な気持ちの良い所でした。川の流れと小鳥の泣き声だけの静かな環境にしばしうっとりしました。家の前を小道が通っているのでそれに沿って歩くことにしました。道はだんだん下って行きやがて目指す山科疎水が見えてきました。一度ここをゆっくり歩いてみたかったのです。小雨が降っていましたが傘をさしての散歩もいいものです。地元の方と思われるご夫婦も散歩していました。観光客の誰もいない名所を独占できるのは気持ちの良いものです。昨年も毘沙門堂へ行った折にこの疎水の桜をちらっと見たのですが車を止めるところもなく通り過ぎてしまいました。でも今年はゆっくり味わうことができとてもよかったです。

この度の宿泊所からの眺め

小道をどんどん下って行きます。

レンガ造りの山科疎水が見えてきました。

琵琶湖の水がトンネルをくぐって山科を流れています。

桜はまさに満開でした。

疏水沿いに下って行くと橋がありました。橋の奥には京都府立洛東高校の門が見えました。いいところに学校がありますね。

対岸に渡り上流に向かいます。

洛東高校の高いメタセコイヤが目立ちます。

静かな環境に立派なお家がならんています。

毘沙門堂への参道に戻ってきました。

 

ここからは菜の花が植えられていて桜のピンクと黄色い花がマッチして春を演出していました。

やがて疎水はトンネルとなって山の中に消えてゆきます。

この琵琶湖疎水は明治23年に完成したものですが当時大学を出たばかりの若い技師が設計したと言われています。当時の人はすごいですね。

雨が少しひどくなりました。もう数日したらこの疎水の水面は桜の花びらで埋め尽くされるでしょう。そんな日に船を浮かべたら素敵でしょうね。(今はこの疎水に琵琶湖から観光船が運行されているようです。一度乗りたいですね)

桜に菜の花そしてヤブツバキ、みんな雨に濡れて生き生きしているようでした。

ここで言葉からして韓国の方と思われる若い人が雨の中で三脚を立てて写真を撮っていました。良くぞこんな撮影スポットをご存知だと感心しました。

毘沙門堂への参道です。

途中こんなポスターが貼ってありました。昨年はこの観桜会を見ることができました。

坂道を登って行くと毘沙門堂に突き当たります。

 

一時間余りかけて歩き、宿泊所に帰ってきました。

 


越冬したアサギマダラが成虫になりました

2016年04月13日 | 日記

 飼育室にいたアサギマダラの蛹が4月11日に無事に羽化しました。とても立派なメスです。外に出すとすぐに北を目指して飛んで行くのか、それともしばらく大島に滞在するのかよく分りません。それを解明するためにはマーキングが必要です。生まれたばかりのきれいなアサギに字を書くのは少しかわいそうですが誰かに見つけてもらうためにはマーキングは必要です。マーキングののち手から離すと多くのアサギは一気に空高く上がって行くのですがこの雌はお腹が空いていたのか何かを探すように道路沿いに低く飛んで行きました。カメラを持って追いかけてゆくと隣の野菜畑に入って行きました。今の季節ですから菜の花が咲いています。モンシロチョウたちと一緒に菜の花で吸蜜しました。菜の花にとまるアサギマダラは初めてみました。菜の花でしばらく蜜を吸った後一度高く舞いあがり我が家の桜の木にとまりました。桜の花では吸蜜はしませんでした。しばらくの間休憩をしているようでした。1時間後に桜の木を見に行ってみるともうアサギの姿はありませんでした。

標識には今日の日付でなくて生まれた日を書きました。何ヶ月か後に誰かが再捕獲してくれたら何日間生きていたかが分かります。再捕獲の情報が出たらいいですね。

 


この春一番のマーキング蝶

新築の飼育室にて

飼育室で餌を与えてみました。

字を書くために捕まえました

さあ君は自由だよ。

野菜畑に入りました。

地面に降りてミネラルの補給です。ずいぶん長い間水を吸っていました。

菜の花にはシロチョウが沢山いました。

仲間に入って菜の花で吸蜜

桜の木にとまりました

 

ちょうちょう ちょうちょう 菜の花にとまれ

菜の花が飽きたら 桜にとまれ ・・・・・・・・

 

一時間後には姿が無くなりました。

 


京都の花見 5.

2016年04月10日 | 日記

 

今日の花

今日はギフチョウを探しに行きましたが山つつじがとてもきれいでした。

 


 今日は京都旅行初日の〆です。

夕食の後さらに夜桜を見に行こうというのですから、いい歳をしたオジサンたちもタフで欲張りですね。特に今回の運転手を買って出てくれているAさんは美味しい京料理にお酒も飲まず我慢をしてくれたのです。まさに感謝・感謝です。おかげさまで好きな時間に将軍塚の上まで車で上り念願だった青龍殿に行くことができました。そして、夜桜と共に京都の夜景を一望のもとに眺めることができました。想像していた以上の素敵な雰囲気でした。青龍殿ができてまだ2年ですがこれから京都の新しい名所となることでしょう。この次には昼間の景色を楽しみたいと思いました。庭園内には桜同様紅葉もたくさん植えられています。紅に染まるモミジの季節にも来てみたいですね。

初めて訪れた所なのでたくさんの写真を撮ってしまいました。いつものようにスクロールバーを使ってサラサラとご覧になってください。



今日の音楽 (らんらんさんより)

 

Keith Jarrett - I Loves You Porgy


久々のKeith Jarrettです。うれしいですね。

こんな風に自由にピアノが弾けたらなぁ・・・・・。 


将軍塚 青龍殿の夜桜

 

建物の中には青不動が安置されています。。

 

清水の舞台の4.6倍の広さのある大舞台

青龍殿の建物は大正2年に北野天満宮の前に大正天皇の即位を記念して建てられたものです。戦後京都府に移管され平安道場として武道の道場として使われていました。老朽化が進み平成10年に解体されることになりましたが青蓮院が国宝の青不動を安置する建物として移築し平成26年の10月に完成しました。同時に大舞台が作られました。

京都の町の夜景

真ん中の黒い島のような所が御所でしょうか。

右端の明るい通りが白河通り

特別展示のガラスの茶室

昨年の春から展示されていたガラスの茶室は秋には撤去されるということでしたがまだそのままおいてありました。昼間の太陽の光の下で見たいですね。

回遊式庭園

夜桜の美しさに多くの人がカメラを向けていました。

木々の合間に見えるのが山科の町の灯

左の端は大阪方面です

思ったほど観光客はいませんでした。市内から外れているので足の問題があるのでしょうね。

 


宿の露天風呂

一日遊び疲れて宿に着いたのは夜の8時半でした。

私は露天風呂が大好きです。山科の夜風はさすがに肌寒く感じられましたがたっぷりのお湯につかると体の芯まで温まり旅の疲れも取れました。

 

 

 

 


京都の花見 4.

2016年04月09日 | 日記

今日の花

庭の牡丹が咲きました

 


 夜はまだ夜桜を見に行く予定がありますので夕食を早めに予約してあります。滋賀の坂本から急いで京都に帰ってきました。市内に帰って来て予約時間までに少し余裕ができたので鴨川沿いの桜でも見ようと川沿いに北上しました。鴨川は市民にとっても観光客にとってもくつろぎの場所です。学生時代の50年前に比べるとやはりずいぶんきれいになりました。川の右岸も左岸も桜並木が見事に満開でした。車の流れに沿って車窓からの花見でしたがなじみ深い景色だけに見ているだけでいろんな思い出がよみがえってきます。

予約時間ピッタリに料理屋に到着しましたが早めの予約だっただけにまだ他の客はいません。古い町屋を改造した落ち着いたお店でした。次々と運ばれてくる季節の京料理に舌鼓を打ちながら思い出話や近況の話題に盛り上がりました。昨年も夜桜を見に行こうと言いながら酒宴が過ぎてみんな潰れてしまいました。今年は酒を程々にして絶対青龍殿からの京の夜景を見に行こうとの約束だったので食事も2時間ほどで打ち切り将軍塚へ登って行きました。

 


鴨川沿いの桜

蹴上を通って帰ってきました。岡崎の疏水べりの桜を眺めながら鴨川の川端通りに出ました。

かつて京阪電車の走っていた川土手には桜や柳が植えられてすっかり見違える風景です。

北大路を西に曲がり賀茂川の西岸に入りました。向こう側に植物園が見えます。京都植物園にはなかなかいい桜があります。

北山通りまで行きました。

 

程よく時間をつぶして料理屋へぴったりの到着です。

お造りもたいそう美味しかったです。お酒もね。

 

 


京都の花見 3.

2016年04月07日 | 日記

今日の花

花見とはいえ桜のあまりないところを訪れています。

 


 お昼ご飯後の散歩ののち五条から山科へ向かいました。遅れて加わった友を拾ってそのまま滋賀県へ走ります。比叡山の麓の坂本へ行きました。坂本には延暦寺の里坊がいくつもありますがその中の一つ旧竹林院を訪ねました。落ち着いた広い庭には二つの茶室とあづまやがありますがその庭園内で何やら変わった衣装の人たちが撮影会をしていました。この頃若い人の中で流行っているコスプレ(Costume play)というものらしいということは分かりましたが何のまねをしているのでしょうね。このような日本庭園の舞台設定がいるのでしょうか私たちにはよく分りませんでした。

坂本へやって来た目的は日吉大社です。考えてみると一度も来たことの無い神社です。来てみると桜もあまりなくてむしろ秋の紅葉の時の方が良かったかもしれません。でも有名な山王祭は来週に行われます。その祭りで担がれる神輿を見ました。桃山時代から江戸時代に作られたもので延暦寺の僧兵が洛中にまで担ぎこんで強訴したものとは違うようです。古いものは信長の焼き討ちでみんな燃えてしまったのでしょう。でもその昔、重さ二トンもの神輿を担いで叡山を越して京都まで行くというのは信じ難いことです。

坂本は京都市内の喧騒とは大違いの静けさでした。

二か所をひっくるめてアップしたので写真の枚数が多くなりました。サイドスクロールを使ってさらさらっと見てください。

 


坂本の案内図

 

旧竹林院


神輿の縮小模型

庭園

申年だからでしょうか

コスプレの人たちの撮影会

私たちよりほかには人はいなかったようで皆さんゆっくり撮影ができたようです。

 


日吉大社


屋根つきの鳥居は珍しいですね。

とにかく広いのです。

お社が沢山あって名前を覚えきれません。

神輿の収蔵庫

 

 

私たちの行くところは何処もあまり人がいませんね。どうしてでしょう。

夕食の予約時間が迫って来たのでまた京都市内に戻ります。