曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ウミネコの飛祥

2018年04月29日 | 日記

今日の花

アヤメ 

 


 連休二日目も大変よい天気でした。こんな日には皆さんアウトドアで十分楽しまれたことでしょう。室内にいるのはもったいないと思います。私はみかん畑で一日中お仕事でした。

今日は一日平穏無事というか、面白いことが何もなくて写真も撮っていません。昨日アサギマダラを見に行ったついでに、海岸でウミネコの写真を沢山撮ったのでそれを載せたいと思います。ウミネコはほとんど一年中いるので、撮りたいと思えばいつでも撮れるのですが、そんな鳥ほどめったにカメラを向けないものです。昨日もカモメを撮るつもりは全くなかったのですが、高い崖の上からふと下を見るとウミネコが海面すれすれに飛んでいるのが見えました。普段鳥が飛ぶのを撮るときには下から見上げるか、または同レベルの高さで横向きに撮るかとが多いのです。所が昨日は私が上にいて鳥を見下ろす位置にいるわけですから普段撮れないアングルで撮れたのです。しかもカモメたちは私のことに気づいていないので全く自由に動いています。望遠レンズを持っていなかったのが残念でしたが、それでも鳥たちの自由な動きをとらえることはできました。

餌の小魚を探しているのでしょうか、翼が水面にぎりぎり着かない高さですごく滑らかに飛んでゆきます。そして時々岩の上で休憩しますが、かなりのスピードで飛んでいながら岩に着地するときには翼を広げて速度を落としふわりとランディングをします。そして滑走もなしでいきなり飛びたてるのもカモメの特技かもしれません。ただウミネコは水鳥ながら水中に潜れないのが弱点ですね。

ウミネコとカモメの違いは分かりますか。共に中型のカモメでよく似ています。見分けやすい所は、嘴の先が黒いのがウミネコで先が黒くないのがカモメで、尾羽が白いのがカモメです。ウミネコの尾羽には黒が入っています。足の色は共に黄色です。 

 

 


ウミネコ

 高い所から見下ろすとこんな感じです。

 

海面をボラが泳いていますが、ウミネコは見向きもしません。餌としては大きすぎるのか、美味しくないからなのか。

 

 

 お疲れさまでした。

 


アサギマダラのマーキング

2018年04月28日 | 日記

今日の花

みかんの花 今年はどこも桜の開花が早かったようですが、みかんの開花も例年より早いようです。

 


 大型連休に入りましたね。私なんか連休には全く縁が無いのですが、みんなが遊んでいるのなら私もというわけで、カメラを持ってふらりと出掛けました。

もうスナビキソウの花が咲いているはずなので、まずアサギマダラを見に行きました。スナビキソウの所へ到着するとすでに数頭のアサギマダラが飛んでいるのが見えました。今年初めてのマーキングができそうです。数が少ないので捕獲のタイミングも慎重にならざるを得ません。網を振って捕獲できなかったら逃げてしまうかもしれないからです。実際に最初の1頭目はうまく網に入らず遠くへ逃げてしまいました。秋のシーズンのように数百頭のアサギマダラが乱舞している状態なら多少逃がしても全く気になりませんが、今日は3頭しかいなかったのでミスは許されません。慎重に、慎重に網を振って残りの2頭は捕獲できました。少ないですが、今年初めてのマーキングができました。家に帰って飼育室の2頭も羽化してもうかなりたつので標識を付けて外に放ちました。初めてのマーキングは天然もの2頭と飼育2頭で4頭でした。

今アザミの花が良く咲いていて、ジャコウアゲハが集まっています。とてもきれいなメスがいたので写真にとりました。

 


スナビキソウに吸密に来るアサギマダラ

 

スナビキソウに集まったアサギマダラはすべてオスでした。

慎重に、傷つけないよう標識を書きます。

 

飼育のメスです。

 

連休過ぎにはかなりの数が見られるようになるでしょう。

 


ジャコウアゲハ ♀

 

 

 

 

ジャコウアゲハ ♂

 

 


日差しも高く、見た目には冬の海とは全く違ってきました。でも、今時の海水はとても冷たいのです。

 

 

 


藤の花

2018年04月26日 | 日記

今日の空

地球の空は美しいですね。

夕方の6時頃の空です。空の高い所に絹雲・層雲があって、飛行機雲が空を横切り、地上は少し暗くなり始めていますが上空はまだ明るく輝いているようです。カラスがねぐらを目指し、月が天頂にかかっています。私は朝日が昇るのを見るのが好きですが、こんな空を見上げると地球の上にいる幸せを感じます。

 


 今日は藤の花です。今年は山藤の花が特別に目を引きます。花の数が多く、色合いも鮮やかです。私だけがそのように感じているのかと気になったものですから、うちのカミさんに聞いてみたらそう思うと言っていたので、やはり今年は藤の花の当たり年なのでしょう。皆さんはそのように気付きませんか。

あるお家の垣根に絡んでいた白藤を撮らせていただきました。垣根を回って庭の中に入ってみるとお家にはだれも住んでいないらしく荒れ果てていました。手入れもされない庭で、白藤の木は伸び放題に広がっていました。昔我が家でも藤棚を作っていたことがあります。藤の木は蔓の伸びるのが旺盛で手入れを怠ると2・3年で大変なことになったのを覚えています。白藤の写真を撮りながら、一瞬我が家にも植えてみようかなと思いましたが、管理の大変さを考えて思いとどまりました。みかん畑にも山藤の蔓が侵入してきてみかんの木に絡まり大変なことになることもあります。藤の花は遠くから眺めて満足するべきものではないでしょうか。

 


空家の庭に咲いていた白藤

 

 

 

 

よく目立つ山藤の花

 

昔から言われていましたが、藤の花の咲くころがみかんの接ぎ木の最適期だそうです。

 

 

次々と花が咲き、新緑の最も美しい季節ですね。


平戸つつじと ジャコウアゲハ

2018年04月25日 | 日記

 頼まれていたので、大島地区の日見という所へみかんの接ぎ木に行ってきました。接ぎ木が終わって農道を通って帰る途中に、道路わきにつつじがきれいに咲いていました。だれが植えたのか、誰が管理しているのか、良く手入れされていていい花が咲いていました。この辺の農道は通る人も少なく、こんなに見事に咲いていても見てくれる人はほとんどいないのではなかろうかと、もったいない気がしました。まあ人が見なくても、アゲハチョウの仲間はこの花が大好きで、蝶たちの役には十分立っているはずです。ジャコウアゲハがつつじで吸密するのをあちこちで見ました。

連休に大島に入られる人はこの道を走ったらいかがでしょうか。まだしばらくは見頃が続くと思います。日見から横見の間の農道です。

 

 


農道のそばに植えられた平戸つつじ

 

 

 

 

 

 

 

 

桜に負けないほどの華やかさですね。

 


雨の日には 一人試食会

2018年04月24日 | 日記

今日の花

アマリリス  昨年の12月にクロネコのドライバーさんに鉢植えにした球根をいただきました。冬の間は暖かい居間に置いて時々水をやり花が出てくるのを待っていました。春になり、いきなり蕾が出てきてからは毎日開花を心待ちにしていました。八重咲きとは珍しいですね。

 


 今朝目が覚めた時から雨の音が聞こえていました。今日は外のお仕事はお休みですね。

朝を少しゆっくりにしようと思ったのですが、普段の習慣でそうもいきません。7時に起きて、猫に餌をやって、新聞を読み朝食が済むと普段は畑に出かけますが、ひさしぶりで今日は外の仕事はお休みです。まず午前中、見たいと思って取り溜めていた録画テレビ番組を少し消化しました。それから読みかけの本を2時間ほど読むと眠くなり少しお昼寝をしてしまいました。午後には柑橘用の冷蔵庫の中で片づけをしていると最近畑から持ち帰ったえたいの知れない柑橘が出てきました。カミさんはこんなわけのわからないものは絶対に食べませんから、私が一人で試食会を開きいろいろ食べ比べてみました。

 


柑橘の試食会

 

大きいけど皮の硬い柑橘です。

少し寒さの被害があって水分が少ない所もありました。味は食べて食べられないことはない程度です。

 

若い木にたった1個だけなっていました。相当硬そうです。

美味しいとは言えませんでした。

 

大きさも大きいし果皮は比較的きれいで見た目には美味しそうです。

他になければ食べますが、これもかろうじて食べられる程度の味でした。

 

試食の残骸

この4品種には合格はありませんでした。

 

黄金柑に似た黄色系の柑橘です。

これも食べられないことはないけれど不合格でしょうか。

 

赤系の2種類です。

やや剥きづらいけど、味は悪くないと思います。

糖度も14度あれば一応合格でしょうか。

 

こちらは12度で甘さに少し物足りなさを感じました。

 

名前を付けてもいいと感じたのは一つだけでした。本当の実力が分かるには何年か続けて栽培してみないと分かりません。

 


アゲハチョウと 大根の花

2018年04月23日 | 日記

今日の卵

ホオジロの卵   鳥たちは繁殖シーズンに入りました。今ころ、みかん畑では春草の中でホオジロの巣や雉の抱卵をよく見かけます。

 


 春に菜の花も悪くはないのですが、大根の花はことのほか蝶が好みます。それで、みかん畑の一角に毎年大根を植えて花を咲かせます。そこに集まる蝶を眺めたり写真に撮ったりして楽しんでいます。大根はとても強い植物で一度種をまいて育てると次の年からはこぼれた種から発芽するので栽培がとても楽です。良く育つと冬の間は引き抜いて持ち帰り大根として食べます。そして春まで数株残しておいて花を咲かせ、蝶が来るのを楽しみます。そして種ができてまた来年楽しむことができます。再生可能エネルギーですね。

今日はうまくオスとメスのアゲハチョウがもつれながらやって来て、目の前の大根の花を舞台にでしばらく踊ってくれました。

 

 


大根の花に集まる蝶たち

 

求愛行動のアゲハチョウ

モンシロチョウ

 

スジグロシロチョウ

 

モンシロチョウのカップル

 

メスの吸密

 

 

 

メスは吸蜜に余念がありません。オスはメスに背中を向けていますが、これは求愛行動です。

 

 

空と海

 


水平線からの 日の出

2018年04月22日 | 日記

今日の鳥

夜明けの ウミウ

 


 今朝また日の出の写真を撮りに行きました。

一昨日には撮影を休みましたが、4日連続早起きで、さすがに今日は睡眠不足がたたり、一日中だるくてボーとしていました。そこまでして、本当に朝日を撮るのが好きですねー。でも失敗を乗り越えて今日は日の出前に現地に着いて、三脚の準備もして、悠々と日の出を待ちました。しかし、東の方には薄い雲があり水平線あたりは大丈夫だろうかと、太陽の姿が水平線上に現れるまで心配でした。太陽が出てくる前から、見えない太陽の真上に太陽柱のような光が見えましたが、時期的に考えると太陽柱ではないような気がします。幻日の様なものでしょうか。

待っているうちに水平線上にかすかに赤いものが見えてきました。薄い雲があっても太陽が水平線上に出てきたのが分かりました。ラッキーでした。

姿が見えたと思ったらもうどんどん登って来ます。3台のカメラを次々にシャッターを押していると、気が付けば太陽は水面から高く離れてすっかり朝になっていました。海面から太陽が出てくるのを見ると言う目的は達成できたので今日は幸運であったということにしましょう。

 


4月22日の日の出

4日目にしてようやく間に合いました。夜明け前です。

幻日の様なものが上空に出ていますね。

太陽がのぞいています。

 

 

望遠レンズにて

 

良く見ると太陽の前に小さな島が重なって見えます。

 

 

昨日の日の出場所をみると小さな島の右側から出ています。今日は太陽一つ分ほど左(北による)に寄ってしまったので小島に重なってしまいました。


海から みかん

2018年04月21日 | 日記

 瀬戸内海には島がたくさんあって、どちらを向いても景色としては遠近あるもののほとんど島同士が重なりあって見えます。太平洋岸とか日本海に臨んだ所の様に水平線を見ることはとても難しいのです。瀬戸内海では朝日が水平線の向こうから(海から出てくる)昇って来る所を見ることができる場所は非常に限られています。

今年の正月に朝日が昇って来る写真を撮りましたが、その時大島で水平線から朝日が昇る所ってあるのだろうかと思いました。その後地図で調べたところ大島の北の端から東北東の方向にしまなみ海道の方を見るとわずかに島の無い海域があることが分かりました。夏に向かって太陽の出る位置が北へまわって行くと、その島と島の間の海域から朝日が昇ることがあることが分かりました。

一昨日見当を付けて朝日の登る場所を確認に出かけたのですが、少し日の出の時間に遅れてその場所に着いた時には日は高く昇っていました。昨日は目ざまし時計が鳴ったのに起きられませんでした。そして今日は一昨日より早く家を出たのですが、途中ゆっくりの車につかまり思うように走れませんでした。そんなことも考慮してもっと早く家を出れば良かったのですが、その場所に着いた時には海面から半分くらい太陽がのぞいていました。そしてカメラの設定をした時には太陽はもう海面から離れていました。とても残念でした。せめてもう1分早く着いたら海からのぞいた太陽を撮ることができたのに、何とも残念でした。天気も申し分ない状態だっただけに一層悔やまれます。明日の朝もう一回チャレンジしようかと思いますが、今日と同じような最良の条件が得られるかどうかわかりません。駄目だったらまた来年にかけるしかありませんね。

 


海から昇る朝日

 

 

 

 

 

 

太陽の昇って来る動きは意外に早いのです。もちろん地球の自転の早さのせいですけどね。

 

明日も早起きしてみますが、今日の様な快晴でなければだめかもしれません。


家の周りの蝶

2018年04月20日 | 日記

今日の花

君子蘭と桜 

 


 4月になって家の周りにもいろんな蝶がやって来るようになりました。とても嬉しいことです。今日は家の前にてツマキチョウのメスに出会いました。オスは翅の先が黄色くてよくわかるし、何処ででもよく見かけるのですが、メスは羽先も白く普通のシロチョウと見分けがつきにくいので見つけにくい蝶です。モンシロチョウとは飛び方が違うので慣れるとすぐに違いが分かるようになります。タテハチョウも姿を見せるようになりました。

 


ツマキチョウ♀

 

 

 

アサギマダラ 冬の間家の飼育室で保護していたものです。

 

 

サトキマダラヒカゲ

 

 

ツマグロヒョウモン

 

アサギマダラの好きなスナビキソウ

 

 

挿し木の椿

 

 

 

 

 


春の京都 鷹ヶ峰の散策ー5

2018年04月19日 | 日記

今日の花

お寺の椿

 


 桜が咲き、蝶が舞い、鶯の鳴き声など、春の喜びに満ちていた日々もあっと言う間に過ぎて行きました。

今日は強い日差しに気温も上がり初夏を思わせる天気でした。山の斜面に見られたヤマザクラの姿はとっくに消えて、山は一面淡い緑に覆われ新緑の季節となりました。みかん畑で空を見上げるとヒヨドリの大群が東に向かって飛び去って行きました。また、夕方の空にノスリが円を描きながら空高く昇って行くのも見られました。渡り鳥たちは繁殖のため北に向かっています。アサギマダラも蝶なのに渡り鳥と同じように繁殖のため北へ行きます。

木々の緑にしても、鳥や虫たちも夏に向かって走り始めています。私も楽しかった春のことはもうお終いにして普段の日常に戻らなければと思っています。京都シリーズは今までのペースで書いていたら10数回かかりますので今日で終わりにしたいと思います。多くの方にご覧いただいてありがとうございました。

 

 


鷹ヶ峰の残り

 

 1回に一つのお寺を紹介してきましたが、残りをすべてまとめてご紹介させていただきます。京都の町を歩くのも楽しいのですが、友と懐かしい話など語り合いながらの夕食は一段と楽しいものです。この日の午後の残りをまとめて載せますので写真の枚数が多くなりますが、いつものように右端のスクロールを上から下へ一気に降ろしてご覧ください。

 

源光庵 (曹洞宗)

 

 

寂光山常照寺

 

 

大報恩寺 (千本釈迦堂)

おかめ桜の花は終わっていました。

 

 

夕食 SODO  東山 (イタリアン レストラン)

限りなく京料理に近いイタリアンでした。満足 !

 

料理を堪能し、ほろ酔いでレストランを後にしました。

SODO 東山 の入り口です。

 

以上で京都の一日が終わりました。