曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

寒さと共に椿の花が咲き始めます

2021年11月30日 | 日記

今日はお船

帆船 海王丸   28日に安下庄湾に入ってきました。今日で停泊は3日目です。停泊中クルーの人たちは何をしているのでしょうね。

 


今日の椿

 

一昨年初めて花をつけた実生椿です。11月の初めごろから良く咲きます。

 


今日の夜明け

大州市の肱川に朝霧がかかっています。


早生みかんの収穫が始まりました

2021年11月25日 | 日記

今日の花

椿   我が家で育成した椿ですが、まだ名前がありません。

 


 完熟早生みかんの収穫が始まりました。
この手のみかんは一般的には早い時期から食べられるので早生みかんと呼ばれ、お店にも極早生に続いて早くから並びます。確かに11月の初めからそれなりに美味しく食べられますが、私の所では11月の末まで木にならせたままで十分に熟してから収穫し、更に貯蔵庫でしばらく熟成させてから12月に販売しています。このようにして完熟になったみかんは中袋も柔らかく糖度も高くまろやかでおいしいのです。

今日は珍しい鳥を見ました。鷹の仲間のノスリです。海が近いせいかこの周りには鳶がたくさんいますが、鷹の仲間はそれほど多くありません。空の高い所を舞っているのはほとんど鳶です。今日はみかんの収穫で畑にいたのですが、畑の傍の雑木を見上げると見慣れぬ鳥が止まっていました。すかさずカメラを向けて飛び立つのを待ちました。期待通り私の目の前を通過して飛び去って行きました。でもその瞬間には何の鳥だか分かりませんでしたが家で写真にしてみると確かに始めて見る鳥です。図鑑で調べるとノスリだとわかりました。昔から人と鷹とは縁があって鷹狩という高尚な狩りがありました。でもノスリは鷹狩に向かない鳥でつまらない鷹だったそうです。人に慣れないのでしょうかね。

 


みかんの収穫の日には早起きして畑の準備をします。みかん畑からみる日の出はなかなかいいものです。今日は曇っていて素敵な日の出は拝めませんでした。

 

 

10時ごろには晴れてきました。

 

そしてまた曇ってきました。冬の天気は変わりやすいものです。時雨もやって来ました。

 

少しばかりの時雨では収穫はやめられません。

 

 


みかんの収穫が終わった後のことです。

謎の鳥は何処にいるかわかりますか。

 

ノスリは素晴らしい飛翔を見せてくれました。こんなに間近に見たのは初めてです。

 

 


明日は雨モミジの盛りも今日までか

2021年11月21日 | 日記

今日の椿

早咲きの椿は白が多い気がします。初嵐・白玉などの変種が早い時期から咲きますが赤い椿は咲くのがやや遅いのではないでしょうか。我が家に今ある椿のことです。

 


 しばらくいい天気が続きましたね。小春日和といってもいいような暖かさで秋の蝶がたくさん飛んでいるのが見られました。でも明日からは雨模様となり寒さも厳しくなるそうです。暖かく柔らかな日差しの中でモミジの紅葉を楽しめるのも今日限りかもしれません。
そんな風に考えるとどこかへ行きたくなりますが、今日は出かける余裕はありません。そこで我が家から最も近くにあるモミジの名所であるお隣さんの庭に入ってみました。お隣さんは今は空き家でして時々持ち主のお孫さんが様子を見に来られます。私が子供のころ住んでいたおじいさんがモミジの好きな方で広い庭にたくさんのモミジを植えられました。今はそのモミジの紅葉も誰も眺める人はいません。私が時々覗いてみて楽しんでいます。毎年この時期にこのブログで紹介していると思いますが今年も最後の秋をお楽しみください。

 


お隣のモミジ

 

これでお庭を一巡りです。長年の空き家ながらよくお手入れがされています。

 


今日はまだアサギマダラのマーキング

2021年11月20日 | 日記

今日の蝶

キタキチョウとヤマトシジミ    小春日和というのでしょうか、蝶がたくさん飛んでいました。

 


 11月15日までいたアサギマダラも我が家の庭にはもう来なくなりました。昨日、外入のフジバカマ園の管理者のYさんと電話で話した際、外入のフジバカマ園にはまだ5~6頭のアサギマダラがいますよと言われたので、お昼ごろ行ってみました。コバノフジバカマの花はほぼ終わっていましたが、9月になって植えたヤマヒヨドリバナはまだ咲いていてアサギマダラが花に止まっているのが見えました。管理人のYさんが持ってこられたのか鉢植えのシマフジバカマには白い花がたくさん咲いていてそこにもアサギマダラがとまっていました。昨年までは外入のフジバカマ園ではコバノフジバカマだけしか植えてありませんでしたので11月に入って花がなくなって来ると10日ごろにはアサギマダラも姿を見せなくなっていました。今年はヤマヒヨドリやシマフジバカマがあるせいか20日になってもまだアサギマダラがやって来ます。

今年最後のマーキングになるかもしれないので、慎重にネットを振って4頭のアサギマダラを捕まえました。11月20日の標識は私にとって今までで最も遅いマーキングだと思います。この4頭のアサギマダラが無事に南の島へ渡ってくれることを祈っています。

 


外入のフジバカマ園にて

 

矢印の所にアサギマダラが止まっています。

シマフジバカマで吸蜜していました。

ヤマヒヨドリで吸蜜

 

今日マーキングしたアサギマダラ4頭

放つとすぐに上空へ舞い上がりました。

 

シマフジバカマ

 

ヤマヒヨドリバナ

 

花の終わったコバノフジバカマ

シマフジバカマ春に咲くのが普通ですが今も咲くのですね。

ヤマヒヨドリの花はまだ咲いています。

今シーズンのマーキングも今日でお終いでしょうね。

 

 


きらきらと光り輝く今日の海


素晴らしい天体ショーに寒さも忘れ

2021年11月19日 | 日記

今日の柑橘

甘太郎  私のお父さんとお母さんが今年判明しました。最新技術の遺伝子解析をしていただきました。お父さんは「チャンドラポメロ」お母さんは「弓削瓢柑」でした。素晴らしいことに両親それぞれの素敵な性質を受け継いでいます。

 


 昨日18日の夜明け前には「獅子座 流星群」が流れ星の数でピークを迎えるということでした。しかし今年の予想では1時間に数個ということでしたので夜中に起きて観るほどのことはないと考えこちらの天体ショーはパスしました。

そして続いて今夜見られる天体ショーは月食です。月食は天体ショーの中ではかなり頻繁に起こることなので私としてはどちらでもいいかと気が進まなかったのですが、山口市に住む知り合いがお昼過ぎに電話してきて、地平線から月が昇り月食がよく見られる場所として、嵩山の山頂からは良く見えますかと聞いてきました。そりゃあよく見えますよと答えたのですが、私自身はわざわざ月の昇るのを見るために嵩山の山頂へ行ったことはありません。星を眺めるために登ったことは何度もありますが、山頂付近にはイノシシがたくさんいますので夜山頂へ行くのは気を付けなければなりません。そこでその方には嵩山の山頂よりは東側の景色が広く見渡せる場所としては銭壺山を勧めました。銭壺山は山頂まで幅の広い良い道路がありますので嵩山よりは行きやすい所です。

私はといえば午後の仕事が手間取り、今日の仕事が終わったのは夕方の5時20分でした。今日の月の出は5時ごろだったのでもう昇っているはずです。我が家からは東側に小高い丘のような山があるので月の眺めはあまりよくありません。そのまま家に帰ろうかと思ったのですが、2時間もかけてわざわざ月を見に行こうかという方がいることを思うと私なら5分ほどで月見に最適な場所があるので気を変えてカメラと三脚をトラックに積んでそのまま出かけました。山の上に上がって初めて気づいたのですが今夜は快晴でした。天体ショーに雲はいただけません。素晴らしいショーが見られるかもしれないと期待して思いの場所に到着しました。17時30分です。月は山の端を離れかなり高く昇っていました。そして月食はかなり進んでいて赤い月が夕暮れの空に浮かんでいるのが見えました。この時間には周りの景色がまだよく見えていて星はまだ見えません。宵の明星金星は見えていたかもしれませんが今日は西の空には関心がなくて東の方ばかり見ていました。

カメラのセットをして一人で東の空を眺めていると、一台の車のライトが近づいて来て近くに止まりました。もう暗いので誰だかよくわかりませんでしたが月見に来た人たちのようだったので、こちらから先に一言挨拶をしました。向こうからは山本さんじゃないですかと答えが返って来て、暗いのによくわかったなとびっくりでした。こんな時間帯にこんなところでカメラを操っているのは私くらいのものでしょうか、顔は見えなくとも素性はバレバレですね。それにしてもここが月見に良い場所だとは結構皆さん知っていらっしゃるのですね。年配の女性3人が近くに腰を下ろしにぎやかに月見の宴が始まりました。山の上で一人月食を眺めていたのが一気に雰囲気が変わりました。女性3人はとてもにぎやかです。そんなにぎやかなお月見もそれはそれでいいものです。実を言うといきなり飛び出してきたもので昼間の薄着でした。寒さが身に染みてくるそんなところへ、おばさんから熱いコーヒーをいただきました。こりゃすごいと喜んでいると、次にはあったかい焼き芋をおひとつどうぞと手渡され感激でした。皆さんは準備がいいのですね。でも今度街の中で出会ったときお礼が言えないかもしれません。会話で声に聞き覚えはあったのですが暗い中で顔も見えず誰だったのか確信が持てないのです。恥を忍んで名前を聞くべきでした。ダウンのコートを羽織ったおばさんたちの月見の宴はまだまだ続きそうでしたが薄着の私は寒さに耐えられず早々に引き上げました。

残りの月食は家で見ました。

 


皆既月食になれなかった今夜の満月

 

安下庄の夜景

何となく星が見えてきました。

いつもの嵩山が見えますね。月の左隣には冬の星座 昴 が見えます。

6時5分です。寒くってもう我慢がなりません。家に帰ります。

 

家の前で撮影

 

 

丸くなりました。右上の方がまだ少し暗いかも。今夜のショーは終わりました。


モミジ葉のクロロフィルの減り行けば アントシアニンの出番来るなり

2021年11月18日 | 日記

今夜の月

満月かと思えば14日の月

 


 今年は山の紅葉がきれいな気がします。よく山へ行くから紅葉の変化に敏感になっているのかもしれません。

ここ数日紅葉を見に行きたくてその時間が作れないものかといろいろ工夫していたのですが、昼間の8時間の中に1時間ほどの穴をあけることがなかなかできませんでした。今日はカミさんがいないので何とか時間が作れそうと考え、お昼の時間を削って山へ行ってきました。今日は天気も良く、アントシアニンが目に痛いほど紅葉していました。今が見頃です。でも誰一人紅葉狩りの人はいませんでした。紅葉はあたかも私のために光り輝いているようでした。(写真は帯石観音の紅葉です。)

 


帯石観音の紅葉

駐車場横のモミジ

 

裏参道のモミジ

 

 

帯石観音の石段の傍にある大きなモミジの木ですが、毎年見に行くのが遅れて葉が落ちてしまっています。今年初めてベストのタイミングで見に行くことができました。

 

 


朝焼け

2021年11月17日 | 日記

今日の花

山茶花・椿

 


 しばらくのご無沙汰でした。アサギマダラのシーズンも終わりましたので、本業のみかん作りの仕事に戻っています。10月ひと月の間アサギマダラのために畑仕事をさぼっていたつけが回って来て今はすごく忙しくなりました。
あまり長い間ブログのお休みをすると友人から元気かと心配電話がかかってきたりしますので、時々はブログを書いた方が良いのですが何も書かないのが習慣化するとまた始めるのが億劫になります。

ひさしぶりで今日の出来事をアップしてみましょう。
少し早起きをすると日の出を見ることができる季節になりました。夏の間は日の出を見るのは無理ですが、今はお日さんが出るのは7時ごろですから朝日を見るのは容易です。今朝も日の出前に起きて海の向こうを見ると季節風が作る冬の雲が素敵に見えました。久しぶりで朝日を撮りに行こうと思い立ちみかん畑まで行きました。夕日が沈んでゆくのは少し寂しいけれど、朝日が顔を出してどんどん明るくなってゆくのは元気をもらえる気がしますね。

 


朝日と季節の雲

霜月の日の出が作る影絵かな

 

冬が近くなるとこんな雲が出ます。

 


みかん <ひなあかり>

ひなあかりは私の育成した柑橘ですが、みかんに似ていて果皮は薄くて剥きやすい柑橘です。種はほとんどありません。実の大きさは小ぶりですが味が濃くて食べやすいみかんです。食べごろは2月ごろでしょうか。

 


今日の蝶

ムラサキシジミ

寒いので翅を開いて日向ぼっこです。濃いブルーがとてもきれいです。

 


 柿の実と鈴懸いけて一人楽しむ

 

 


木々の葉に秋はそっと忍び寄る

2021年11月05日 | 日記

今日の花

種より育てた椿   昨年初花が咲きました。二度目の花ですが今年は蕾がたくさんついて花の大きさが去年より小さいようです。開花時期の早い椿ですね。

 


 7月からずっと続けてアサギマダラの観察に登っている嵩山へ行ってきました。真夏の緑濃い山姿もすっかり変わっていました。緑一色から赤や黄色茶色をちりばめた姿は華やかさを感じさせます。もちろん北国の紅葉にはとてもかないませんが小さな秋見ーつけたといった嬉しさはありました。色づき始めた嵩山を紹介しましょう。

夏の間、蝉の大合唱に包まれていた山道を今日歩くとひっそりと静まりかえり自分の歩く足音だけが聞こえてきます。空気もひんやりしていて本当に静けさに包まれました。

 


秋の気配の登山道

 

ウリハダカエデが黄色に色付いています

ここらのモミジはまだ早いようです。

 

 

駐車場に着きました

ひんやりとした冷気の中にはアサギマダラはもういませんでした。

フジバカマの花は終わっています。

山頂駐車場のヤマヒヨドリはまだ蕾を残していました。

 

 

帯石観音のもみじが色づき始めています。

周防大島の中ではここはモミジの名所です。見ごろは11月中旬からでしょうか。


我が家の庭のアサギマダラ

新鮮個体ばかりです。

ヤマヒヨドリの花にやって来ます。

面白いですね、嵩山の山頂に植えたヤマヒヨドリの花はピンク色でしたが里の我が家で咲くヤマヒヨドリの花は真っ白です。全く同じ株からできた苗です。


雲間より漏れ来る日差し秋深し

2021年11月04日 | 日記

今日の収穫

菜園の野菜ピーマン   天候不順で夏野菜の出来が良くなかったのになぜかピーマンだけはいつまでも元気です。

 


 午前中はいつものようにとても良い天気でしたので、外入のフジバカマ園にしばらくぶりで行ってみました。11月にしてはまだたくさんのアサギマダラがいるのに驚きました。200~300くらいもいるのは例年よりも多いと思います。これだけの数がいれば北から下って来たマーク蝶を2~3頭は見つけられるだろうと期待して、フジバカマ園の中を行ったり来たりして目を凝らして探しましたが1頭も見つかりません。探しながら気が付いたのですが生まれたばかりのようなとてもきれいな新鮮個体がやけに多いのです。遠くからはるばるやって来たと感じられるような鱗粉も取れて翅も少し破れ気味の古い個体は割合がとても少なくなっていました。北から下って来たアサギマダラの群れはこの時期には大島を通過してもっと南へ行ってしまったのかもしれません。そして、今ここのフジバカマ園に残っている新鮮なアサギマダラたちはこの秋に近場で生まれたばかりの3化のアサギマダラなのかもしれません。そう考えるとマーク蝶が見つからないのが理解できます。このところ我が家の庭にやってくるアサギマダラも体が大きくてパリパリの新鮮個体が多いのです。生まれて間がないので旅立つ前に体力を付けようと遅くまでフジバカマの蜜を吸っているのでしょうか。冬がやって来るのももうじきのことですから早く南へ旅立たないといけませんよね。

お昼前にあんないい天気だったのが急に曇って来てあっという間に雨になりました。時雨ですね。大きな雲の塊が通り過ぎて行ったのでしょう。ほんの30分ほどの雨でした。それからはお日様が姿を現したり隠れたりの一日でした。午後は仕事をしながら空模様が気になります。日の暮れるのも早いのでいつもより早めに海岸に出てみるともう夕焼けのショーが始まっていました。雲の多い西の空より南の空がきれいでした。

 


午後の空

冬の近い証拠です。

 

夕暮れ時の海と空

 

帰ってゆくアオサギ

 

 

 

 

 

ボート部の練習