曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

飼育小屋のギフチョウ

2017年03月28日 | 日記

今日の花

ビオラ  このビオラの鉢をギフチョウの吸蜜用に借りたらえらい怒られました。

 


 飼育小屋では日中暖かくなるとギフチョウは吸蜜に飛び回り始めます。私が小屋の中に入ると蝶たちは警戒して吸蜜をやめてしまうため、小屋の外からネット越しに撮るしかありません。鮮明な写真が撮れないのですが今のところ仕方ありません。カメラを小屋の中にセットしておいてリモコンで撮る方法もありますが、面倒ですのでやってみたことがありません。



今日の音楽 (らんらんさんより)

 チェロコンチェルトの冒頭特集6
Janos Starker - Dvorak Cello Concerto, Part 1 

しばらく更新ができなかったので音楽を聴いていません。チェロの音色久しぶりです。

(最近、ほこりをかぶっているチェロを取り出して弾いてみたくなります。何年も弾いていませんが弾けますかねー。)


蝶小屋の中で吸蜜する蝶たち

 

 

アサギマダラの越冬蛹はまた羽化がうまく行きませんでした。

 

今日は久々でまとまった雨が降りました。写真の整理をしてブログアップをしましたが写真のアップ制限にかかってしまったのでまた続きは後日にします。

 

 


庭の花 春近し

2017年03月26日 | 日記

今日の蝶

飼育小屋で寝ている蝶の姿です。 上がリュウキュウアサギマダラ、下がギフチョウです。

 


 庭を一回りして咲いている花の写真を撮りました。相変わらず椿の花が多いですね。

何も撮るものがないとこうなります。

 


 庭の花

ラッパスイセン

 

何の花か分かりませよね、辛夷の花です。今年はほとんどヒヨドリに花を食べられてしまいました。

 

白侘助

 

賀茂本阿弥

 

 

 

 

 

山桜を一枝持って帰りました。今年は桜の花が遅れています。

 

 


南国の蝶 その2

2017年03月23日 | 日記

今日の花

ランタナ

トウワタ

 


 南国では冬でも気温が高く一年中繁殖可能で、繁殖を繰り返す場合もあります。その生態を見てみましょう。

 


昨日の続き、マダラ蝶の生態

 

新芽に産卵

 

 シロオビアゲハ  (マダラチョウではありません)

 

 

ツマムラサキマダラの♂(上の写真) ♀(下の写真)

 


ここから下は虫の嫌いな方は見ないでお帰り下さい 


幼虫・蛹

リュウキュウアサギマダラの蛹 

ツマムラサキマダラの幼虫

リュウキュウアサギマダラの前蛹

リュウキュウアサギマダラの幼虫

ヒメアサギマダラの蛹

アサギマダラの幼虫

 

 


南国の蝶たち

2017年03月22日 | 日記

 今日の花はお休みして、南国の蝶たちを楽しんでください。

 


熱帯から亜熱帯に棲むマダラチョウの仲間

 

ヒメアサギマダラ (Prantica aglea)

 

ツマムラサキマダラ♂ (Euploea mulciber)

 

リュウキュウアサギマダラ (Ideopsis similis)

ヒメアサギマダラ

 

飛翔

ツマムラサキマダラ♀

ツマムラサキマダラ♂

アサギマダラ♀

リュウキュウフサギマダラ♀

ツマムラサキマダラの産卵

 


今年初めてのギフチョウが羽化しました。

2017年03月19日 | 日記

今日の花

木瓜

 


 数日前から待ちかねていたギフチョウの誕生ですが、今日ついに現れました。山口県の野山で生まれるギフチョウは3月の末頃が初蝶ですが、我が家の飼育では3月の15日から20日頃に初蝶が生まれます。

山口県はギフチョウの生息地としては南限であり西限でもあります。氷河時代からの生き残りと言われているこの蝶は元来暑さに弱いのかもしれません。地球の温暖化によって生息域が北上しているとも考えられます。今山口県内のギフチョウ生息地では絶滅の危機に瀕しています。毎年発生数が減り続けて、もう限界に達している所もありますので、私たちが手を貸して少しでも数の回復へ向かうよう、発生地の環境整備や食草の植え込み、飼育放蝶などを行っていますがなかなか成果が上がらず、先行きが心配です。地球の温暖化は今のところ止めることは難しいようだし、里山の管理もだんだんしなくなってきています。ギフチョウにとっては住み難くなってきているのでしょうね。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 チェロコンチェルトの冒頭特集5
Shostakovich: Cello Concerto n.1 op.107 - Mischa Maisky - 1st mvt. 


マイスキーさんは、 ISSEY MIYAKEのプリーツがお好きで、よく(いつも?)舞台衣装はイッセイ・ミヤケです。
動きやすいのでしょうね。軽いし皺にならないし、演奏旅行へ持ち運びも楽チン!(らんらん)


飼育小屋で生まれたギフチョウ

 

1時間後

午後になると草むらからもう1頭出てきました。

 

すぐに飛び立ました

野山のギフチョウはスミレが好きです。スミレがまだ咲いていないのでビオラで我慢してもらいました。

 


10日ほど前に生まれたアサギマダラは翅が開き切らず飛べませんが元気です。アサギマダラもビオラの花が好きなようです。

何がお気に入りか、いろんな花を試してみます。昨日はランタナの花で吸蜜しました。

 

もう少しで羽化しそうなアサギマダラの蛹です。

今度こそ無事に生まれてほしいものです。

 

 


きびしい野良ネコの生活

2017年03月18日 | 日記

今日の花

庭のシンピジューム 鉢ごと見捨てられて何年になるでしょう。それでも毎年花をつけています。

 


 最近真っ黒の子猫が我が家の周りに出没するようになりました。以前にも見たことがあるので近所で生まれた子猫だと思いますが、独り立ちさせられたのでしょうね。我が家で飼っている猫の残飯を狙ってやって来るようですが、今飼っている3匹のネコ以外に新しいネコを増やすことはまかりならぬと言うことになっているので、このチビクロに餌付けするのは禁じられています。

ふと、野菜畑の方を見ると防鳥ネットでヒヨドリがバタバタしています。そこへチビクロが走ってやって来てネットに飛びつきました。私としてはヒヨドリにはみかんを食われてずいぶん貸しがあるので、気持ち的にはチビクロ頑張れと応援したいところでした。すぐにも鳥を捕らえるかに見えましたが、ヒヨドリがネットにかかっているのは2重になったネットの間に入っているのです。チビクロは鳥に手が届いたのですが取り出すことができません。やがてネットに登っている手足が疲れてきて下に降りざるを得なくなりました。すごく残念そうでした。野良のチビクロにとっては大変なおご馳走だったに違いありません。

一人で生きてゆくのは大変なことです。

 


ネットに駆け上がりヒヨドリに手が・・・

なぜか上手く獲れません

段々疲れてきました。

 

その後近所でこのネコを見かけなくなりました。

 

 

 


柑橘苗木が入荷しました

2017年03月16日 | 日記

今日の花

椿  度々登場します卜伴です、赤と白のコントラストが面白いのか来客の皆さんとてもきれいと褒めてくれます。

 


 春はみかんの木の植え付け時期です。落葉樹のくり・うめ・もも・さくらなどの木は1月頃が植え付け時期ですが常緑樹は春の新芽が出始めるころが良いです。これから成長が始まる時期ですから選定にも最適です。新しく畑を作るのもありますが、枯れた樹を取り除いて補植するのもあります。今日の植え付けは補植です。

 


届いた苗木

このような柑橘の苗を2年生苗と言います。苗木屋さんの所で接ぎ木をしてから2年育てた苗です。

 

伸びすぎた枝と根を切り取ります。長く伸びた根は切り返すことにより分岐を多くして細根を増やします。

接ぎ木した部分の余計な台木は取り除きます。

植え付ける準備ができました。

 

畑の中での補植には機械が使えません。手動で根株をおこします。

チェーンブロックを使うと片手でチェーンを引くだけで大きな根株を引き起こすことができます。

 

 


屋代ダム公園のカモ(マガモ?)

2017年03月15日 | 日記

今日の花

椿   度々登場しますが、今年は赤卜伴がよく咲きます。

 


 柳井まで出かけた帰り道、久しぶりで屋代ダム公園に寄りました。目的は湖畔に生えている柳の木にコムラサキの越冬幼虫を探しに行ったのです。コムラサキの幼虫は見つからなかったのですが、面白い生き物に出会いました。柳の木の幹を探しているとその向こうの水面をカモが近づいて来るではありませんか。最初は野生のカモだと思い息をひそめてじっと待ちました。なんと、カモたちは水から上がって来て私の方にやって来るではありませんか。カモをこんなに間近に見るのは初めてなので必死でシャッターを切りました。しばらく様子を見ているとこのカモたちは人になれていることがよく分りました。カモの方が私に興味を持ってやって来たのです。しばらく私に付かず離れず様子を見ていましたがやがて水の方に帰って行きました。公園に遊びに来た人たちが餌をやったりしているのだろうと考えましたが、場所を変えて初めて理由が分かりました。公園の一角に鯉の餌を売っている自動販売機があるのが見えました。それでこんなに人になれているのですね。もしかしたらマガモではなくてアイガモなのかもしれないと考えましたが野鳥のことはよく分りません。アイガモなら人になれていても不思議ではなかろうと考えました。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 Saint-Saens Piano Concerto no. 5 「egyptian」 第3楽章
Piano:Pascal Rogé

この曲は、エジプト滞在中に作曲されたので「エジプト風」という副題がついているそうです。
全曲聴いて頂きますと、エジプト風な(?)フレーズが出てきます。
サンサーンスのピアコンは全5曲。どれも親しみやすくてきれいな曲ですが、
演奏頻度は低いようですね。(らんらん)


カモが近づいてきた。(ネギは背負っていませんでした)

 

水から上がってきました。

群れのリーダーはメスのようです。

何もくれないから帰ろう

 

 

何かくれるの???

 

 

 

堂々としたメス 

 

このカモたちはマガモでしょうか? それとも人に飼われていたアイガモでしょうか?

アイガモは皆さんご存知のように野生のマガモとアヒルとの交雑種です。アヒルはその昔人類が野生のマガモを飼い慣らして家畜とした品種です。アヒルとマガモは種としては同じものですから、アヒルとマガモの交雑種のアイガモもやはり同じ種になります。私のような素人にその違いは全く見分けはつきません。

ダム湖に到着した時に対岸の方を飛んでいる鳥がいたので、何かわからないまま一応写真に撮っておきました。それが下の写真ですが、飛んでいるのはおそらくマガモのメスです。

 

そうすると、このなれなれしいカモたちもマガモでしょうか。

 


 


2017年03月11日 | 日記

今日の柑橘

黄色い柑橘  冬の間は赤系の柑橘が喜ばれます。でも春から初夏になると黄色系の柑橘にも皆さん手を出すようになります。

 


 畑で仕事をしながらふと空を見上げると、鳶が何か持って飛んでいます。まさか私を攻撃しようとしているのでは? まあ そんなことはあり得ませんよね。自然に対しやさしい私を爆撃するなんて。

すぐにカメラで追いかけます。すると持っていたものを落としました。木の枝のようです。巣を作るための材料だったのでしょうか。以前、ヒマラヤのワシが動物の骨を上空までもって行って岩の上に落とすのです。すると落ちた骨は割れてしまいます。上空のワシは急降下してその割れた骨の骨髄を食べるのです。ふとそんな光景が頭に浮かびましたが、鳶はそれほど頭良くないかもしれませんし、掴んでいたものを落としたのは単なるドジだったのでしょう。

今日は面白いネタもないので鳶の失敗でも見てやってください。

 


私の上空の鳶

持っているものは一瞬動物の骨かと思いました。

わたしめがけて落としたのではありません。きっと失敗して落としたのでしょう。残念そうに下を見ています。

 

一瞬、私と目があいました。見たなー・・・・

行ってしまいました。

冬は蝶がいないので鳥のお話が多いですね。


月は東に 日は西に


桜守り

2017年03月10日 | 日記

今日の蝶

キタキチョウのメス  家の周りにはキタキチョウが沢山いますが何処で越冬しているのか見たことがありません。飛んでいると直ぐに見つけられるのですが。

 


 毎年、春に桜の木を植えるようになって30年になります。植えはじめて初めごろは1000本の目標で植えていましたが、この頃はもう数などはどうでもよくなりました。最初は染井吉野ばかりでしたが、次第にいろいろな品種の桜を植えるようになりました。ことしは補植のための河津桜と、しだれ桜を少し植えます。そして、来年植えるための桜の木の苗を準備しています。畑に補植用に植えてあった薄寒桜の木は1本を残して今年すべてお嫁に行きました。もらってくださった方には感謝しています。

 

 近年、友人の影響を受けて椿を植えるようになりました。椿は日本原産で世界に誇れる花木です。日本の気象条件によくあっているのでしょう何処に植えてもよく育ちます。その上、挿し木で簡単に増やすことができるので苗木を購入する必要がありません。ただ桜と違って成長が非常に遅い植物ですから、わたしの生きている間に椿の森が作れるかどうかが心配です。1000本にこだわるわけではないのですが、それくらいの森が作りたいです。

 


桜守りの仕事

法面の桜はイノシシに掘り返されて倒れています。

補植しなければなりません。

ここの木は蔓にまかれて枯れたのでしょうか

植え付けの時は水をたっぷり入れて土がドロドロになるまでよくかき混ぜ、土と細根が良く馴染むようにしなければいけません。

植え付けが終わり、肥料をまいておきます。最低3年は施肥が必要です。

先輩たちに早く追いつけよ !


植えて6年目の河津桜

毎年何本かは補植しています。

今は小学生くらいの木ですが、もう5年すると立派な青年になると思います。その時は見に来てください。