曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

三月のギフチョウ・他

2013年03月30日 | 日記

今日の花

大島でも染井吉野がほぼ満開ですが山桜も一緒に咲いていてとてもいいです。向こうに見えるのは大島商船学校の練習船で、その後ろに見えるのは馬の背山です。大変山桜の多いところですがこの花の時期でないとわかりません。

 


 天気の不安定なこの頃ですが、今日は天気予報によると高気圧に覆われ良い天気だということで山へ春の妖精たちを見に行きました。春の妖精と言うのは早春に現れて一年のうちで春だけしか見られないチョウのことを言います。そんな春にだけみられる蝶の中でギフチョウ・コジャノメ・ミヤマセセリなどが今日の目的です。多くの蝶マニアの人たちにとって一番春の出現が待たれる蝶はやはりギフチョウではないでしょうか。毎年ギフチョウの初蝶が現れる日にちを予測して当てるゲームのようなことをやっている人たちもあるとか聞いたことがあります。それくらい待ち遠しい蝶なのです。

今日は好天に恵まれ、目的のギフチョウ・コジャノメ・ミヤマセセリすべてに出会えました。その他、見かけた蝶はベニシジミ・ルリシジミ・モンシロチョウ・テングチョウ・キタキチョウなどです。

 


今日の音楽

バロック音楽特集18   ヘンデル・ハープ協奏曲  Harp Concerto in B flat major, Op.4, No.6, HWV294

 

ハープの柔らかな音色は春にピッタリかも。

 


春の妖精ギフチョウ

3月のギフチョウ  今年は出現が早いですね。

 

コブシ

 

ミヤマセセリ

 

何の花でしょうか

 

コツバメ

この時期午前中気温が低いので多くの蝶は日光浴をしますが、コツバメは羽に日の光が直角に当たるように羽を斜めに倒します。

 

コツバメの飛翔

コツバメという蝶はとまっている時にはほとんど羽を開くことがありません。そこで羽表の写真を撮るためには飛んでいるところをとらねばならないのです。他のシジミチョウに比べても飛び方がとてもすばしっこくて飛翔写真は難しい部類です。みんなピンボケですみません。

 

春の山中

 

生まれたばかりのベニシジミ

 

越冬したテングチョウ

 


その他

 

本当にいい春の一日でした ! 

 

 

 

 


私の好きな 山桜

2013年03月29日 | 日記

今日の蝶

夕方の5時にアサギマダラの前蛹の様子を見たら頭の角がもう垂れていました。まもなく脱皮が始まります。脱皮の様子を見たい気もしましたが約束があったのでそのまま出かけました。

7時に家に帰った時にはもう真っ暗で玄関の明かりだけでは様子がよくわかりませんでしたがなんとなく脱皮は終わっているようでした。仕方なくフラッシュをたいて撮ったのが上の写真です。何とか無事に蛹になりました。でもこれで安心はできません。寄生蜂やヤドリバエなどの卵が体に入っていると蛹になってから食われるのです。そうでないことを祈ります。

 


 今日は曇り空で蝶の姿をまったく見ませんでした。午前中病院へ健康診断に行来ましたが相変わらず待たされました。待合所で高校野球をしばらく見ているうちに、つくづくとこの頃テレビを見ないことに気づきました。

 


お気に入りの山桜


この山桜は私のみかん畑にある木で染井吉野よりも少しだけ早く咲きます。山桜って一本一本みんな違う花が咲きますがこの桜は真っ白で花は大きくて八重咲です。名前を付けてあげてもいいほど良い花を咲かせます。今日は曇りだったもので明るい感じに撮れませんでした。

 

 

 

 

 


アゲハ蝶が出ました

2013年03月28日 | 日記

 

今日の花

山桜は今が真っ盛り

 

私の植えたソメイヨシノはもう一息

 


 昨日一日は雨が降り気温は上がらず春はどこへ行ったのとぼやいていましたが、今日は気温が上がり午後には汗ばむようでした。お昼頃カメラを提げてみかん畑を歩いてみました。モンキチョウとルリシジミはいたるところいっぱい飛んでいましたが、突然目の前をアゲハ蝶が飛んでゆきました。アゲハの初蝶です。飛び去るのを追いかけて何とか写真に入れることはできましたがかろうじて証拠写真になるようなものでした。それから、ベニシジミの初蝶を見ました。これから忙しくなります。

 


今日の音楽

♬ 春へのあこがれ ♬ 天使の歌声ウイーン少年合唱団で

 

「春への憧れ」 うーんだれだっけ!  この頃脳細胞がさびついているので(嘘つけ!  昔からだろ)なかなか出ないことが多いのです。

モー様でしたね。

飛び回るばかりでなかなか止まらない今日のチョウたちにピッタリの曲でした。

 


初めてのアゲハチョウ

 

 

ベニシジミの初蝶

 

ルリシジミの雌

 

モンキチョウ

 

モンシロチョウ

 


アサギマダラの幼虫は2匹とも前蛹になりました

幼虫Aは今日中に蛹になると思っていましたがなりませんでした。夏だったら前蛹になって1日で蛹になることもあるのですがやはり温度が低いのでしょう時間がかかります。

 

 

 

 

 


春の大潮 干潟に鴨の群れ

2013年03月27日 | 日記

今日の花

周防大島の県道4号線 安下庄から小松までの南側の海岸道路です。周防大島では島の北側を通る国道437号線の方が幹線道路として整備されほとんどの人がこちらの道を通ります。私たち安下庄に住む人間にとって大島大橋までの距離は南側を通っても北側の国道を通っても大して違いません。ただ県道4号線は整備が遅れていてカーブの大きいところや道幅の狭いところなどがあってやや走りづらいところがあり、私たちも急ぐときは北側の国道を走ります。

でも、のどかな島の風景を楽しみたい人にはこちらの県道4号線をお勧めします。写真は秋と家房の間ですが毎年菜の花がきれいに咲いて春らしさを楽しませてくれます。

 


 今日は朝から冷たい雨が降っていて先日からの暖かい春はどこへ行ったのといった感じです。本日の海岸風景は15日にアップする予定でしたが15日にはギフチョウが羽化するというハプニングがありましてこの干潟で遊ぶカモたちの写真は没になってしまいました。ほとんどお蔵入りになるところでしたが今日は一日雨で少し暇だったものですから蔵から出してブログへ載せることにしました。場所は柳井の海岸で普段行ったことのないところです。火力発電所に大きなLNGタンカーが接岸していたのでそれを見に海岸まで出てみたのです。この日は春の大潮で干潟が大きく現れていました。LNGタンカーよりも鴨の群れの写真を撮る方が面白そうなので急きょ望遠レンズに取り換えてカモたちのいるところへ近づいてゆきました。カモの仲間は安下庄で見かけることはほとんどありませんので種類はわかりません。幸いなことに私のことをあまり恐れる様子もなくひたすら海藻のアオサを食べていました。注意してよく見るとカモにも二種類いるようです。写真マニアの中でも鳥屋さんは大きな長い望遠レンズにしっかりした三脚を使っているのをよく見かけますが私は虫屋ですから望遠はあまり使いません。でも鳥が飛ぶのを撮るのは好きです。昨日のハイタカもなんとなく撮りましたがいい写真にはなりませんでした。

 


柳井火力発電所とLNGタンカー


 


ヒドリガモ


カモたちの向こうでは潮干狩りを楽しんでいる人もいました。

鳥はカップルでいることが多いようですね。

最初は気付かなかったのですが別の種類のカモが混ざっています。ヨシガモでしょうか。

カモメが1羽だけ一緒にいました。セグロカモメかな??

 

 

何に驚いたのか突然一群れが飛び立ちました。チャンス です!  ピントを合わせる間がありません。

沖に向かうのかと思ったら水際でみんな降りてしまいました。

頭の黒っぽいのが(緑色)ヨシガモではないかと思います。

 

その時私の前に突然トビが現れました。足に何か掴んでいます。

捨てたようです。

ウミネコではありません。

 

一羽いたシラサギが飛び立ちました。

 

 

少し離れた別の海岸です。

この群れはかなり遠くにいたので詳しくは撮れませんでした。

15mmで撮るとこれくらい遠くにいるのです。潮干狩りをしている人がどこにいるか見えますか。

 

 

 

 


南津海の防鳥ネットの中にハイタカが入った か!

2013年03月26日 | 日記

今日の花

大島でも桜が咲き始めました。ニュースでは東京や福岡ではすでに先の日曜日に満開と言っていました。大島は瀬戸内海にあり冬が暖かいところと思われていますが春の訪れは意外に遅いのです。なぜかというと3月4月になると瀬戸内海の海水が気温より二月遅れで最低になって来るのでその冷たい海水の影響で春先はなかなか気温が上がりにくいのです。大島のソメイヨシノは東京や福岡などより1週間遅れで次の日曜日あたりが満開になることでしょう。

 


 今日お昼前に気づいたのですが、家の前にある南津海の畑の中にヒヨドリでもキジバトでもないやや大きめの鳥が防鳥ネットの中に居るのが見えました。尾羽の感じからハイタカではなかろうかと思いましたがその時には確証は得られませんでした。午後になってネットの中を見るとまだ外へ出ずにいるので、私の知人で日本野鳥の会の会員の人がいることを思い出し彼に電話したところすぐにやって来ました。彼は畑の中にカスミ網を仕掛けて捕獲しようとしましたが結局私がネットの隅っこに鳥を追い詰めて手でそのまま摑まえました。タカは獲物をとるための鋭い爪と嘴を持っています。それに気を付けながらうまく体を包み込むように捕まえました。タカやトビ・ワシの仲間はとても目が良いそうですが捕まえて間近に見るとくるくるとかわいい目をしています。野鳥の会の彼が足環をつけて放ちました。彼はいつも車の中に足環と取り付ける道具を積んでいるそうです。ハイタカは渡りをするものと居付きのものがいるそうです。でも、ハイタカってあまり頭良くないのですね。以前にも私の所の防鳥ネットの中に入ったものがいました。餌のヒヨドリを追ってきたのでしょうが入ったら出られないとはちょっとドジですね。

 


南津海畑のネットの中にいるハイタカ


あっちへこっちへなかなか素早いものですからピントが合いません。

 

ついに捕まえました。

すぐに足環が取り付けられました。逃げ回る小鳥をつかむためのものでしょう爪は長くて鋭いのです。

黄色い目が印象的でした。

 


鳥は本職ではありません、蝶のことを一番に出したいところです。ここからはアサギマダラの幼虫に変化があったので少しだけ報告いたします。

昨日の幼虫

 

 

 今日のアサギマダラ

こちらはまだ前蛹になっていません。お尻のフックを掛けるための糸を丹念に葉に取り付けています。 

 


大島の道を桜で埋め尽くそう(目標1000本)

 

今年は桜の苗を植えるのが遅くなりました。苗は1月に来たのですがそのまま放っていました。花が咲き始めてあわてて植えています。

 

 

 

 

 

 

 


ギフチョウ 山へ帰る

2013年03月25日 | 日記

今日の花

 

 

 


今日の音楽

  「 Stay Gold 」   Stevie Wonder

 


 ここの所、ずっと忙しかったものですからブログもお休みでしたが、今日は少し時間が取れたので15日に生まれたギフチョウを故郷の山に返しに行ってきました。今年は桜も早いので山の生息地でももう仲間が羽化しているかもしれません。

私は昨年県内の数か所の生息地においてギフチョウの生態調査を行ってきましたが成虫はかつてはいた所にほとんど見られなくなっていました。そこで、引き続き卵と幼虫の調査を行ってみました。卵と幼虫は多少見つけることができましたが場所が限られたところだけとなっていて非常に危険な状態となっていました。調査飼育のため幼虫の密度の高いところから1匹だけ連れ帰り飼育したのがこのギフチョウです。とても貴重な蝶ですからたとえ1匹でも元気な間に生息地に返してあげようと考えていました。

山口県はギフチョウの生息地の中で最も西と南の端にあたります。九州や四国には生息していません。全国的にもギフチョウは生息数が減少してきてどこの県でも絶滅危惧種あつかいになりつつある蝶です。山口県では絶滅危惧種Ⅱ類とされていますが実情はもっと厳しいかもしれません。このような状態ながらもっと心配なことは山口産のギフチョウが収集マニアの中で特別扱いされていることです。他地域のギフチョウと異なった模様をしていることで珍品扱いされていて収集家による捕獲が後を絶たないことです。県内で保全活動を行っている山口虫の会では今年よりしばらくの間(生息数が増え始めたことが確認されるまで)県内のギフチョウの捕獲を自粛していただくよう全国に呼びかけました。全国の蝶ファンの方々には山口のギフチョウを見に来られても結構ですが見るだけかまたは写真に収めるにとどめていただきたいところです。

(今回1匹だけ飼育を行ったのは一年間の生育調査を行うことで理解を深めるためです。人工飼育で増殖を計るためとか標本のためとかではありません)


故郷の山へ帰ったギフチョウ

 

とまっているのは食草のサンヨウカンアオイ

 

山つつじが咲き始めていました。例年に比べるとすごく早いです。

 

我が家のコブシはもう終わりましたが山の方では今が盛りでした。 

 


さあ、故郷の山へ出発です。

上の写真と順序が逆ですが、車の助手席の下にギフチョウを乗せ家を出ました。

 

山でギフチョウと別れの盃を交わします。(お皿にポカリスエットが入れてあります) 

 

子孫を残せるかどうか難しいところですが、Good Luck !

 

10日ほど毎日眺めて過ごしたのでいなくなるとちょっと寂しいですね 

 


ゴマダラチョウの幼虫がエノキの樹に上る準備

2013年03月19日 | 日記

今日の花

飼育中のギフチョウの餌にと桜の花をいろいろとってきました。

 


 2月にとってきたゴマダラチョウの幼虫をエノキの植えてある鉢に移しました。ご覧のように体の色が緑色に変わり始めています。エノキの芽も膨らんできて緑が見え始めていますのでまもなく木に登り始めることでしょう。

ギフチョウは元気です。

もう一つ、スイバの葉裏にはベニシジミの幼虫がいましたがおそらく終齢だと思います。

 


ゴマダラチョウの幼虫

 

 


ギフチョウ

 


ベニシジミの幼虫

 


今日の蝶

モンシロチョウ・キタキチョウ・モンキチョウ・ルリシジミ・テングチョウなどなど。 数は相当増えました。

 

 

 


ギフチョウは桜がお好き

2013年03月17日 | 日記

今日の花

庭に咲いていた寒アヤメと木瓜

 


3月16日の蝶

モンキチョウ多数・ルリシジミ2・3

 


3月17日の蝶

モンシロチョウ1・ウラギンシジミ1・キタキチョウ♂・♀・モンキチョウ1・ルリシジミ数頭

 


 15日に羽化したギフチョウに昨日桜の花を与えてみました。桜の花は好きなようですぐに吸蜜に行きました。桜と言ってもソメイヨシノはまだ咲いていないので河津桜を与えてみました。少し散り始めていましたが額だけの花でも蜜があるのか吸蜜に止まっているようでした。

今日は山桜が咲き始めていたので少しとって来て夕方飼育箱に入れました。明日山桜に吸蜜に行くかどうか楽しみです。

ギフチョウと桜ってやはりいい取り合わせですね


3月16日

3月16日の夜    桜の葉に止まって寝ているようでした。

 


3月17日   朝

 

 

 

 


ギフチョウが今朝出てきました

2013年03月15日 | 日記

うれしいニュース

 

 昨夜の夜更かしがたたって今朝はいつもより遅くて7時過ぎに起きました。天気がいいのでシクラメンに水をやろうと思って蝶の飼育室に入ると驚きました、予想より早くギフチョウが羽化していたのです。残念、もう少し早く起きていたら蛹から出てくるところが見られたかもしれないのに。でも昨年の6月に蛹になって今日までの約10か月間飼育室で無事に過ごして見事蝶になったことは大いに喜ぶべきことです。


 


今日の音楽

テレマン:「ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ ヘ長調」


 「涙のパバーヌ/ブロックフレーテとリュートの魅力」より
  ブロックフレーテ・・・ハンスーマルティン・リンデ
  ギター・・・コンラット・ラゴス­ニッヒ


羽化直後のギフチョウ

 

 

羽がが伸びきるとお尻からぽたぽたと水滴を出しますが、これは蛹から出たばかりの時の縮れた羽を大きく伸ばすための液体だそうです。羽が伸びきると不要になるのでお尻から排泄するのです。

 

 

羽は十分に拡がりましたがまだ飛べません。しっかりしがみついています。

 

飼育箱の中に移します。

 

こうして羽が固まるまでじっとして待ちます。

 

羽の裏側の撮影です

 

まだ体液でぬれた蛹殻

 

 

とりあえず、速報として羽化直後の姿を載せました。

 

 


家のまわりの花と椿

2013年03月14日 | 日記

今日は花ばかり

 

 今月に入ってずっとみかんの樹の植え替えをやっています。その上確定申告にもまだいっていません。明日は15日で確定申告の最終日です。そろそろ行かなくては・・・・・

神社の森もここの所ご無沙汰ですし、ゼフィルスの卵を探しに行くのも早くゆかないと間に合わなくなります。越冬蛹のことも気になります。見に行きたいところは一杯あるのですがなかなか時間が取れず、家のまわりの花を撮って気を晴らしているこの頃です。

 


今年の辛夷はいい具合に咲いています。

何年か前には辛夷は咲く端からヒヨドリに花弁を食われて無残な姿だったことがあります。

 

 

 

 


椿もいよいよ盛りとなりました。