曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

臨時休業です

2012年10月21日 | 日記

PCがいよいよおかしくなりました。2・3日したら新しいPCが来ますので設定などが終わり次第再開いたします。

いつもご来訪くださいますお客様、それまでしばらくお待ちくださいませ。


ビッグニュース


今日、お昼ごろアサギマダラのマーキングをやっていたらマーキングのあるアサギマダラを見つけました。「やったー」と踊りださんばかりの喜びでした。昨年は我が家の庭で富山からやって来たマーキングアサギマダラを見つけたのですが今年はまだ見つけることができずにいたのです。

マーキングの標識は  フジ山 9/5  uno48  と言うものです。

宇野さんが9月5日に富士山でマーキングした48番目のアサギマダラということではないでしょうか。

10月21日の写真

フジバカマには30頭くらいのアサギマダラが群れていました。こんなところに宇野さんのマーキング蝶はいたのです。

 

宇野さんのマーキングに 山口 10.21  と書き足して放ちました。

死んだように見えますが死んだふりをしているのです。字を書いた後そっと地面に下ろすとすぐにむっくり起き上がって飛び立ちます。

昨年末に香港で見つかったマーキング蝶のようにずっとずっと南を目指して飛んでいってほしいですね。

ホームページ「アサギマダラ マーキング広場」 を通じてこの蝶の標識者は愛知県の宇野さんと確認できました。

 

 

 


今日の音楽 (撰者 R)

Time To Say Goodbye 訳詞付/Sarah Brightman

 

サラさんは私も大好きです。

 

 

 


わたしのマーキングも100頭くらいになりました。

標識は  K.Y.   011           山口 O.S.   10.21     のようになっています。

誰か見つけたらお知らせください。お願いします。

 

 

10月31日現在 私のマーキングは162頭になりました。


 

 

 

 


蒜山高原の蝶 その1

2012年10月19日 | 日記

秋の七草

尾花

蒜山高原のススキです。

 


 先日蒜山高原の風景を載せましたが今日から本命の蒜山高原の蝶を始めたいと思います。

当日は朝内に小雨が降るなどあまり良い天気ではなく肌寒い一日でした。そのせいか蝶もあまり見られず種類も数も期待外れでした。それでも写真の枚数は沢山撮ったので2・3回に分けてご紹介しましょう。今日は黄色い蝶の仲間を紹介しますが黄色い蝶はみんな同じで1種類だと思っていませんか。昔は私もみんな同じと思っていました。普段見掛ける黄色の蝶の中で最も多いのがキチョウです。キチョウも詳しく言うとキタキチョウと言います。沖縄の方へ行くとミナミキチョウというのがいますが本州では見られません。キタキチョウとよく似ている蝶にツマグロキチョウというのがいます。ツマグロキチョウは食草の生えているところが限られるのでどこでも見られるわけではありません。それからモンキチョウというのもいます。この蝶は比較的多くみられる蝶で全国どこにでもいます。他にも黄色い蝶の仲間はいますが見られる場所が限られていて一般的ではありません。

蒜山高原でキタキチョウとツマグロキチョウを見て来たので紹介します。参考までに数日前にみかん畑で撮ったモンキチョウも載せましょう。

 


キタキチョウ

キチョウの仲間はふらふらと不規則な飛び方をしますし、何処かにとまるかと見せては止まらず何処までも何処までも飛び続けるので追っかけるのをあきらめざるを得ないことが度々あります。とまらないので飛翔写真を撮らざるを得ないわけで飛翔写真のいい練習になります。

 


ツマグロキチョウ

遠くを飛んでいる時はキタキチョウとツマグロキチョウは容易に見わけが付きません。慣れると飛び方に少し違いがあるのが分かるようですが確実に当てるのは難しいです。ツマグロキチョウの翅はキタキチョウと比べると角がとがっています。

蒜山高原ではツマグロキチョウが多いようでした。

 

 


モンキチョウ

キチョウの仲間では、雄は黄色が濃くて鮮やかですが雌は黄色が薄いか白っぽく見えることもあります。モンキチョウの雌は白蝶と間違えるほど白いものがいます。今日の写真は雄です。

 

 

 


アサギマダラの舞

2012年10月17日 | 日記

 この時期にはアサギマダラの写真ばかりになりますが理由があります。大島には冬を除いて一年中アサギマダラを見ることはできますがこの時期が一番沢山見られるからです。夏の間日本中で繁殖した成虫が秋になるといっせいに南を目指して下って行くのです。その南下する蝶の中で雄がフジバカマの花にたくさん集まって来ますので写真に撮るのがとても楽です。その上、アサギマダラは追っかけたり危害を加えたりしなければ人を全くおそれません。カメラを持って花の側に立っていると私の顔の前20cmくらいの所を飛び回ったりします。

ということで昨日は数が少なかったのですが一頭一頭に絞って飛翔を撮ってみました。面白いことに昨日集まっていた蝶の中に2日前の14日に私がマーキングしたアサギマダラが1頭混ざっていました。ほとんどのアサギマダラはマーキングしてみると次の日には居ません。毎日フジバカマにはアサギマダラがたくさん集まりますがみんな新しい蝶と入れ替わっているようです。この蝶のように2日も同じ所に留まっているのは珍しいことではないかと思います。

今年はマーキングした蝶が次の日何処まで行くのか調べてみたいと思っています。

アサギマダラの飛翔はとても緩やかなのでとても簡単です。誰でも撮れると思いますのでトライしてみて下さい。



今日の音楽

 

Andre Rieu live at Schönbrunn Vienna 2006 - Rosen aus dem Süden

アンドレ リュウの洒落た演出をお楽しみください。 

 


マーキング蝶

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 

 

 

 

 

 


湯原温泉に泊まりました

2012年10月16日 | 日記

 13日 蒜山高原のことを書きましたがその前日は岡山県真庭市の湯原温泉に泊まりました。湯原温泉は奥津温泉と湯郷温泉とともに美作三湯と称されて岡山の人に愛されている温泉です。私は湯原温泉は初めてなので楽しみにしていました。

深い谷間の底に温泉宿がひしめきあって建っています。谷底の河原に露天風呂があって昔から混浴だと聞いていました。私は露天ぶろが大好きで少々遠くても大概入りに行きます。夕食前は時間がなかったので宿の風呂で済ませましたが寝る前にはぜひ露天風呂へと決めていました。

宴会も盛り上がりかなり時間オーバーしたようですが、更にバーへ行ってみんな声がかれるまで歌を歌い気が付くと日付が変わっていました。それでもみんなで露天風呂へ行こうということになり宿を出ました。外へ出てみると小雨がポツリポツリと落ちていましたが酔いの勢いもあってものともせず河原へ出かけて行きました。写真マニアの私はこんな時でも忘れずカメラをぶら下げてお風呂へ向かいます。温泉街の風景でも撮ろうかと思って持って行ったのですが露天風呂には女性はいなかったのでついにお湯の中までカメラを持って入りました。久しぶりで集まったメンバーの記念にとみんなでお湯につかっているところを撮りました。ここまでやる人はあまりいないでしょうね。

この露天ぶろは河原の砂底からお湯が沸いていて昔は砂湯と言われていたそうです。今は湯船の底には玉砂利が敷いてあって腰を下ろすと底からあったかいお湯が沸いているのが感じられます。湯船は何カ所もあって暑いお湯の所ぬるめの所と分けてあります。少し冷たい夜風にあたってはまたお湯に入る、とても気持ちの良いお湯でした。温泉街の夜景と後ろにそびえる高いダムの景色は不釣り合いのようですがうまく自然に溶け込んでいました。いいお湯だったので朝ももう一度来ようと思いましたが夜更かしがたたって寝坊してしまい朝湯にはなりませんでした。次の機会に少しは残しておかないとまたの楽しみがなくなりますからね。

癖のないさっぱりしたお湯ですがおすすめです。

 


美作三湯 湯原温泉

山口県からのアクセス

中国道を走り米子道へ入ります。

 

湯原インターで降りて313号線へ

 

川沿いに温泉宿が見えてきました。

 

 

宴会とカラオケバーの部分は恥ずかしいから省きます。

いざ露天風呂へ

川の右側の明るいところがお風呂です。左側のホテルから丸見えですが、これでは若い女性は来ませんね。

 

後ろに見えるのがダムです。私も写っているのは不思議でしょう。

 

屋根の付いた湯船もあります。ここが一番熱いお湯でした。

 

ここはぬるめの湯です。

 

右上が脱衣所です。

 

ホントにいいお湯です。

 

さあ帰りますか。 1時も近いことだし。

 

若いアベックが2組来ていましたがやはり恥ずかしいのかお風呂を眺めただけで帰って行きました。せっかくいいお湯なのにもったいない。

ヨーロッパの温泉のように水着で入るのもいいかもしれません。

露天風呂の写真はみんなピンボケですがこれくらいがちょうどいいでしょう。

 


 

次の日の朝 ダムの上まで行ってみました。

川の左側に昨夜入った露天風呂が見えます。さすが朝9時には誰も入っていませんでした。

 

 

湯原温泉の紹介はこれでお終い。また行きたい温泉ですね。

 


 

 

 

 

 

 

 


アサギマダラのマーキング

2012年10月15日 | マーキング

 10月も半ば、アサギマダラの南下が最盛期を迎えました。10月8日に初めて私の所で見かけましたがもっと早くから来ていたはずです。

昨日14日にはみかん畑のフジバカマに数十頭のアサギマダラが集まっていました。かなりの数がいるのでマーキングをやろうと思い、一旦家に帰って補ちゅう網とマーカーペンをもってきました。昨日は20頭余り捕まえてマーキングをしました。昨年は少しのマーキングでしたが5日目には大分での発見が報告されてとても嬉しく思いました。今年は100頭くらいやってみようかと考えています。

もしもどこかで私のマーキング蝶を見つけられたら是非お知らせください。このブログのコメントかメールへお願いします。


 


今日の音楽 (撰者 R)

 

いつか王子様が SOME DAY MY PRINCE WILL COME / Piano Instrumental

(上の文字を右クリックして 新しいタブで開く を選びクリックして下さい。BGMとして音楽を聴きながら下の写真をご覧になることが出来ます。)


今日の写真に写っているアサギマダラはみんな王子様でお姫様はいません。

 


アサギマダラのマーキング

 

 


マーキングの文字は、 右翅に「山口」と「大島」その下に「10・14」のように日付を書いています。左翅には「K.Y.」私のイニシャルとマーキングの番号(001)が書いてあります。

 

 

マーキングをした後そっと放つと何事もなかったようにまたフジバカマの花に戻って行くアサギマダラもいます。

 

補虫網で捕まえられて驚いたのか放つとそのまま空高く上がって行き何処かへ行ってしまう蝶もいます。


アサギマダラの群れ

 

アサギマダラの乱舞するところは動画で撮ってありますが今PCの調子が良くないので動画の編集はまだやっていません。機会があればYou tubeへアップしますので見て下さい。

 

 

 

 

昨年もこの頃はアサギマダラの記事ばかり載せていました。今年もそうなるかもしれません。


 

 

 

 

 


秋の小旅行 蒜山高原

2012年10月13日 | 日記

秋の花

ヨメナ 

 


 昨日は岡山県の蒜山高原の秋を楽しんできました。カメラをぶら下げて一人で好きな所に車を止めて、畑に立ち、山道に踏み込み、閉鎖された別荘の庭に入り、資料館を覗き、道の駅にも寄って、キャンプ場にも立ち寄り・・・・・。でも高原はさすがに寒くて目指す蝶はあまりいませんでした。もうひと月早ければ蝶も沢山見られたかもしれません。蝶もシーズンオフになりつつあるのが感じられました。景色の方は秋たけなわというには少し早く山の紅葉も少し色づき始める程度でした。でもススキは今が盛りでとてもきれいでした。大島では見られない光景です。

今日は蒜山の景色だけアップします。観光で蒜山に行かれた方とは少し視点が違う所があるかもしれません。高原の秋を楽しんでください。いつものように下手な鉄砲ですから枚数が少し多いですがご勘弁を。


 


今日の音楽


 

Midon à Moissac

上の文字をクリックして下さい。

 


蒜山高原の秋

 

資料館にて

 

ここは高原野菜の産地、土は伯耆大山の噴火による火山灰土壌で黒くて粒子が細かい

 

ススキ野原があちこちに

 

休暇孫蒜山高原

 

キャベツ畑

 

牧草地でしょうか

 

上蒜山

 

大根畑

 

大根畑  蒜山大根は有名です。私も1本買って帰りました。大きくて立派な大根が120円でした。

 

この日は晴れたり曇ったりでしたがススキに日差しが当たると余計明るくなるようでした。

 

オートキャンプ場です

 

ススキが撮りたい でもうまくいかない。

 

セイタカアワダチソウはもう一息でした。

 

この奥に数軒別荘がありました。

 

持ち主の希望でしょうか白樺が植えてありました。

 

山がいっぱいあってどちらを向いても山

 

ジャージー種の乳牛です。売店でジャージー牛乳を飲みました。

 

牧場

コスモス畑 (夏はヒマワリ畑だったようです。)

 

イチョウ並木

 

ヤドリギが沢山付いているのが分かりますか。

 

この日初めて大山が顔をのぞかせました。

 

10数年前子供たちを連れて泊まったことがあります。

 

一日の終わり。ひたすら帰路を急いでいましたがちょっとサービスエリアに寄った時の夕日です。

 

(そのうちに蒜山高原の蝶を紹介します。) 


 

今パソコンの調子が悪くて非常にやばい状態です。大事なデータはほとんど引っ越しましたがいつ何があるか分からない状態です。今日次のパソコンの注文を出しましたが新しいのが来るまで無事に持ちますかどうか・・・・・・・ 

 

 

 


アサギマダラがやって来た

2012年10月09日 | 日記

今日の果物

これは正真正銘の栗なのです。まんまるでドングリみたいでしょう。この栗は昨日拾ったたくさんの栗の中から寄り出したものです。何故丸くなったかというとイガの中にたった1個しか実が出来なかったためなのです。栗というのは普通イガの中に3個の実が出来るものです。

 

 


 「そろそろ来るころだけどなあ」と待っていたのですが今日ようやく数頭のアサギマダラがフジバカマの花にやって来ました。このフジバカマはみかん畑の一角に植えてあるのですがここしばらくこの畑に行ってなかったので本当はもっと早くから来ていたのかもしれません。

今日の蝶の中にはマーキングのある蝶はいませんでした。道具を持っていなかったのでマーキングはしませんでした。


 


今日の音楽

 

Claudio Arrau - Chopin Fantasie Impromptu opus 66

(上の文字を右クリックして 新しいタブで開く を選びクリックして下さい。BGMとして音楽を聴きながら下の写真をご覧になることが出来ます。)

 


南下途中のアサギマダラ

 

 

 

 

 

 

1頭はどこにも破れのないきれいな蝶でしたが、もう1頭は翅の端が擦り切れたようになっていてすごく遠くからやって来たのかもしれません。

これから更に南下して行くのでしょうがどこまで行くのでしょうね。夕方にはフジバカマの周りには1頭もいませんでした。

旅の無事を祈ります。

 

 

 

 

 

 


ウラナミシジミの幼虫

2012年10月08日 | 蝶の飼育

今日の花

 

 

ランタナに生まれたばかりのウラナミシジミ

 


 実は、今日と昨日で羽化したウラナミシジミが14頭たまりましたのでいっきに外へ放ってやりました。おそらくこれで蛹の羽化は終わりだろうと思っています。

今回のウラナミシジミの飼育は9月21日に畑に雑草として生えていたささげ豆を1本引き起こして鉢植えにして家に持ち帰りスタートしたものです。卵や幼虫がいくっついていたかは分かりません。かなりの数が居たものと思われますが今日までに羽化したウラナミシジミは18頭です。成虫をしばらく飼って採卵してもう一度飼育してみようかと考えていましたがこれから忙しくなるので飼育はこれでお終いにしようと思っています。

今日は初齢幼虫から終齢幼虫までを写真でお見せしますが、暇がなくて卵の孵化する瞬間と脱皮の瞬間は撮れませんでした。孵化しそうな卵をじっと見つめて待っているのは根気のいる仕事です。青虫は嫌いという方はパスして下さい。


 


今日の音楽 (撰者 R)

「タイスの瞑想曲」 (Violin)神尾 真由子

(上の文字を右クリックして 新しいタブで開く を選びクリックして下さい。BGMとして音楽を聴きながら下の写真をご覧になることが出来ます。)

 


ウラナミシジミの幼虫から蛹へ

卵の殻があったので近くを探していたら生まれたばかりの初齢幼虫がいました。小さいくせに結構歩くのが早いのです。長さ1mmくらいでしょうか。これは肉眼では難しいルーペが欲しいなと感じました。早速買いたいと思い、地元にある柑橘試験場の虫屋さんに相談したところN社の宝石鑑定用のルーペ(10倍)が良いとのことだったのですぐに注文しました。フィールドでの卵探しに役立つことと思います。

 

初齢

 

2齢幼虫

初齢や2齢の小さな幼虫はフィールドでもなかなか見つかりません。飼育してみると小さな幼虫は蕾の中に隠れているようです。

 

3齢幼虫

正確に脱皮回数を数えていないので間違いがあるかもしれません。

 

4齢 (終齢)

だいぶ大きくなって見つけるのが容易になりました。花の蕾が一番好きなようです。

豆のさやも食べます。

 

花も食べます。

 

蕾がなくなると豆に行きます。

 

終齢

餌を食べるのをやめて蛹になる場所を探して豆の木から離れます。

目のように見えますがお尻です。

鉢の縁を歩いています。

 

床を歩いています。

箱の隅っこに決めたようです。

 

 


前蛹

蛹になる場所が決まったら糸で体を固定し蛹になる準備に入る。

 

蛹化

蛹に近くなってきました。下の黒いのが脱皮殻です。

 

無事蛹になりました。 (9月26日)

 

 

これから半日くらい経つと茶色の蛹になります。(9月27日)

 

いよいよ羽化するのが近くなりました。 (10月3日)

 

羽化 (10月4日)

 

 

 

 


ウラナミシジミの卵

2012年10月06日 | 蝶の飼育

今日の花

 

 


 ウラナミシジミはどんな所に卵を産むのでしょうか。

 

卵の殻を破って幼虫が出てくるところを是非写真に撮りたいと思っていましたがうまく撮れませんでした。 


 


今日の音楽 (撰者 R)

Simon & Garfunkel - Bridge over troubled water

(上の文字を右クリックして 新しいタブで開く を選びクリックして下さい。BGMとして音楽を聴きながら下の写真をご覧になることが出来ます。)


ウラナミシジミの卵

 

ささげ豆の花に産卵しているウラナミシジミ

 

花芽に産み付けられた卵

葉の上に産み付けられた卵

 

比較的新しい卵

 

少し黒ずんできた孵化前の卵

 

孵化して空っぽの卵

 

ささげ豆の葉の上に産み付けられた卵

↓の卵は間違ってツユクサの葉の上に産み付けられていました。

 

ささげ豆の蕾に産み付けられた卵

蕾に穴があいているのはウラナミシジミの幼虫が食べた食痕

 

この豆はつるが紫色で花の色も薄い紫色です。何の豆か分かりませんがウラナミシジミはこの豆を好んでいるようです。近所の工場へ働きに来ている中国の人たちが播いた豆です。

 

すごい数の卵ですね。これだけの卵が全て蝶になったら大変なことですが自然の中で実際には2~3%しか親になることはできません。でも私が部屋の中で飼育するとほとんど蝶になります。

ウラナミシジミは繁殖力が旺盛で夏場にはすごく数が増えます。しかし日本の南部を除いて冬の寒さに耐えることができません。どんなに数を増やしても冬の寒さでみんな死んでしまいます。暖かい南国で生き残った蝶が毎年春から夏にかけて繁殖を繰り返しながら北上してゆきます。そして北上したウラナミシジミは毎年そこで死に絶えます。とても不思議なことですがどうしてこんなことを繰り返すのでしょうね。冬が来る前にアサギマダラのように南へ帰ればいいのに。

 

 

 

 


ウラナミシジミの羽化

2012年10月05日 | 蝶の飼育

今日の花

ミゾソバの花  蜜が良く出るのでしょういろんな虫が花を訪れていました。

 


 先月からささげ豆でウラナミシジミを飼育しています。飼育をすると卵の孵化から蝶になるまでの全行程を見ることが出来ます。その中で最もドラマチックなのは蛹から蝶になる羽化と言われる部分です。自然の中で羽化の瞬間を観察することはとても難しいことです。この度の飼育の中でも蛹から蝶が出てくるところは是非とも撮影したいと思っていました。3日前から羽化が始まったのでチャンスを待っていましたが、昨日ようやく私の都合と蝶の羽化の時間が一致して何とか撮影が出来ました。シジミチョウはとても小さな蝶ですから蛹も小さくて観察しにくいし、大型の蝶に比べて羽化が始まってから変態が終わるまでの時間もかなり早いのです。 あっという間に終わります。

卵から幼虫になり蛹になるまでの行程はまたお見せします。



今日の音楽 (撰者 R)

 キングズ・シンガーズ  in東京    「大きな古時計 」

 キングズ・シンガーズThe King's Singers)は、イギリスの声楽グループ。1968年に主にケンブリッジ大学の学生6人(内1名はオックスフォード大学)により結成され、40年以上にわたり活動を続けているアカペラグループ。


 (上の文字を右クリックして 新しいタブで開く を選びクリックして下さい。BGMとして音楽を聴きながら下の写真をご覧になることが出来ます。)


飼育中のウラナミシジミの羽化


生まれたばかりのウラナミシジミ

 

 

羽化寸前の蛹  翅のブルーが透けて見えます。

写真撮影用に白い紙の上に蛹を載せていますが、自然の中では地面につもった落ち葉の下や枯れ草の間に入っています。蛹から出てくるとすぐに羽を伸ばせる高いところへ向かって登ってゆきます。適当な空間のある所まで登ったらそこでじっとして翅が伸びるのを待ちます。 

 


 

この日生まれたもう1頭のウラナミシジミ