曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

目には青葉 ホタル飛び交い 時鳥

2014年05月31日 | 日記

今日の花

五月の花ヒナゲシもいつしか盛りを過ぎ芥子坊主ばかりになってきました。それでもいまだに次々と蕾は頭をもたげて花を開いています。

 


すっかり初夏になりました。今日で五月も終わりです。 

久しぶりのブログアップです。皆様にはしばらくの間ご無沙汰でした。五月の初めから南津海の収穫と販売が始まりブログを書く余裕がなくなっていました。お休みしている間にも沢山の訪問者がありましたが、心より感謝しています。六月になって梅雨入りしたら雨の日も多いことと思われます。私の仕事は雨の日が休日ですのでお休みしていた間の日記をその時に少しづつアップして行こうかと思っています。今日から再開いたしますのでまたよろしくお付き合い下さい。

もう今夜中ですが、ホトトギスが山の方で鳴いています。今年はもう我が家の庭にもやって来ました。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

しばらくお休みしたのでらんらんさんからお届けされる音楽を聴くのも久しぶりです。どんな曲が来たのか楽しみですね。さっそく聴いてみましょう。

①Orlando Gibbons - "Lord of Salisbury"  Piano:Glenn Gould


②Orlando Gibbons [choral music score] The Silver Swan

 ●オーランド・ギボンズ Orlando Gibbons (1583 - 1625) 
イングランド・テューダー朝後期からジャコビアン時代にかけて活動した作曲家、オルガニスト。 
イギリスのケンブリッジのキングス・カレッジの聖歌隊に参加、亡くなるまでオルガニストを務めた。
大量の鍵盤楽器作品、およそ30曲のヴィオールのための幻想曲、相当数のマドリガル(「白銀の白鳥 The Silver Swan」が最もよく知られている)、そして多くの有名なヴァース・アンセムを作った。ギボンズのコラール音楽は、彼の素晴らしいメロディに対する才能と合わさった、完璧に熟練した対位法が特徴である。ピアニストのグレン・グールドは、ギボンズを好んだ。(Wikipediaより)

(グールドのピアノはとてもいいと思いますがギボンズの時代にはハープシコードかオルガンしかなかったのでしょう。オルガンで演奏されたものも聴いてみたいですね。コラールも素敵です。)


庭のエノキで成長するゴマダラチョウの幼虫と蛹

ゴマダラチョウの幼虫

 

ゴマダラチョウの蛹

エノキの葉に擬態したゴマダラチョウの蛹、なかなか見つけにくいものです。

 


畑のパセリで育つキアゲハの幼虫

今年も畑のパセリにキアゲハがやって来ました。キアゲハの幼虫はパセリの葉よりも蕾や花が大好きです。

 


今年初のゼフィルス

ミズイロオナガシジミ

このクヌギの根元から飛び立ちました。おそらく今朝羽化したばかりだと思います。 

 


数日前より毎晩ホタルを見に行っています。

家の近くの(家から30mくらい)川幅2mもない溝のような川ですが毎年少しばかりの蛍が出ます。今夜は五匹でした。

暗闇の中で小さな光にピントを合わせるのは至難の業です。

 

 


5月3日 冠高原の蝶

2014年05月04日 | 日記

今日の花

5月3日の冠高原の花

ラッパ水仙

梨花

菜の花の一種?

満開の遅咲き山桜

レンゲツツジ

冠高原の標高は800mくらいあります。里の方ではこの時期に木々の葉はすっかり広がり新緑の季節ですがここでは山桜がまだ咲いてミズナラやカシワの芽はのぞいたばかりです。レンゲツツジの蕾はまだ固く今年も見ることはできませんでした。

 


 昨日は山口県側の宇佐の郷を紹介しました。今日はその続きで松の木峠を越えて広島県側に入りました。そこに開ける台地が冠高原です。ここには蝶の撮影に度々やって来るのでこのブログでも何度も紹介していると思います。景色は変わりませんが季節によって雰囲気が違います。今日はこの時期の冠高原の蝶と景色を紹介します。



今日の音楽 (らんらんさんより)

 Julia Fordham 「Towerblock 」


ジュリア フォーダムさんの透き通った声は高原のすがすがしい風景にピッタリかも !

 

「今日の音楽」と関係ないことなのですがこの欄の左側のサイドバーに「撮るしん」というNHK長野放送局のサイトが張ってあります。これはただの広告ではありません。私の大好きな信州の風景が見られるサイトなので特別に張り付けたものです。皆さんも見てくださっていますか―? 私はたまたま山口県の瀬戸内海で生まれ今もここに住んでいます。住み慣れた町ですし気候も良いし海と山がありここは大好きですが、もしもどこか別の土地で暮らすことができるなら一番の候補に長野県を選びたいと思います。それで長野県の皆さんが撮った写真を見て毎日楽しんでいるのです。


いつもの松の木峠

 

この頃はここへ来るたびにこの店で食事をします。

エレファント スイーツ

最初の蝶 ツマキチョウ

畑にはこの蝶がたくさん飛んでいましたが雄ばかりでメスには1頭もあえませんでした。雌の羽化には早すぎたのでしょうか。畑の傍でカメラを持って立っていると福岡からやって来たという蝶屋さんがやってきてしばらく話して行きました。

 

以前スキー場だったところを登って行きます。途中には立派なカシワの木が生えています。

この草原でミヤマセセリに出会いました。

うまく花に止まってくれたのですが角度が悪くいい写真になりませんでした。翅も傷んでいました。

向こうに見えるのは冠山でしょうか? 秋の草原ではヒョウモン蝶がたくさん見られます。

ここから林の中に入ります。

夏と違ってまだ林の中はとても明るく気持ちが良いですね。

娘も何やら見つけたようです。

正面のまだ葉の無い木はミズナラです。この辺りでは珍しい木です。

このように所々で桜の花が見られます

いつ来てもここらの林は素敵です。

ルリシジミ

コツバメ

テングチョウ

白樺

 

というわけで蝶の姿はとても少なかったようです。次にここへ来るのはゼフィルスの6月でしょうか。


宇佐のウスバシロチョウと宇佐八幡宮の大杉

2014年05月03日 | 日記

今日の花

ムラサキケマンとスミレ

 

 

 


 5月3日連休後半の初日です、人並みにどこか行ってみようと思い娘を誘って広島の冠高原へ行きました。もちろん私は蝶の観察が目的ですが娘には何かうまいものを食べさせるからと言って誘い出したのです。冠高原のすぐ手前の山口県側には宇佐の郷と言う集落がありそこには寂地峡とか宇佐八幡宮の大杉などの観るものがあります。蝶ばかりでは娘が退屈するので少しは観光も織り交ぜないといけないかなとあちこち寄り道しながらの旅でした。

宇佐の郷にはウスバシロチョウが沢山います。娘を車に待たせてとーさんはカメラを持って走り回っていました。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

Johann Strauß : An der schönen blauen Donau (4 Cellos)

 ウェン=シン・ヤンさんのチェロ初めて聞きました。ついでに彼のバッハ無伴奏チェロ組曲1番も聞いてみましたがいいですね。


宇佐八幡宮の大杉

鳥居をくぐると杉林です。若い木や大きな古い木などが混在しています。

 

根回りの大きさは人が5~6人くらい要りそうです。満月の夜にはきっと杉の木のてっぺんでトトロが笛を吹いているのでしょうね。

 


宇佐のウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)

この時間帯にはほとんど止まりません。仕方なく飛翔写真ばかりになりました。

古いアゲハの仲間で、年1回の発生です。4月の下旬ごろから見られる。越冬は卵でギフチョウの蛹越冬とは異なる。食草はムラサキケマンです。

飛翔は緩慢で写真に撮りやすく、ギフチョウと違い発生地には沢山いて撮影が楽です。

発生地の様子

 


ついでにモンキチョウ

黄色の紋が見えますか。この蝶はとまった時に羽を開きません。羽表を撮るためには飛んでいる時しかないのです。