曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

庭の スジグロシロチョウ

2012年06月30日 | 日記

6月の花 紫陽花

山の中で見た紫陽花の仲間

 

 

山アジサイ、6月3日の花が 今日6月30日には下のようになっていました。愕が緑になって下を向いています。

 

これより下の花は昨日と今日撮った我が家の庭と近所に咲いていた普通の紫陽花です。

 

 

6月も今日で終わりです。半年が過ぎましたね、早いものです。

紫陽花の花も今日でお終いにしようかと思います。紫陽花って同じ花を撮っても咲き始めと終わり近くでは別の花かと思われます。今年はことのほか沢山撮りました。

 


 今日は6月の蝶の総集編でもやろうかと思っていたのですが写真があまりにも多くてあきらめました。季節がら庭のアジサイや皐月の周りを飛ぶスジグロシロチョウを撮ったものがふと目についたのでこれに決めました。

スジグロシロチョウは毎日庭で見かける極めてありふれた蝶です。

 


スジグロシロチョウ

 

スジグロシロチョウは比較的ゆったりとした飛び方をするし、飛ぶであろうと思われる所が読みやすい蝶なので、飛翔写真はわりに撮り易い蝶です。

 


今日の音楽 

 

 http://www.youtube.com/watch_popup?v=bCPgjwVjRW8&vq=medium

 

 

 

 


冠高原の カシワアカシジミ

2012年06月29日 | 日記

広島県 冠高原の牧場

立派なおっぱいとお尻 ???

ねーあなた !   わたしたちの牛乳を飲んでますか?     △△ヤス牛乳でーす。

 


  広島県と山口県と島根県の県境の少し東側に位置する山が冠山です。その山の中腹に広がる高原が冠高原です。今回師匠に誘われて私は初めて行ってみました。高原には牧場が沢山あって牧草地と落葉広葉樹林が混在しています。昔は冠高原スキー場のあった所ですが今はリフトもレストハウスもありません。

冠高原には柏の木がたくさん生えていてその木の葉を食べて育つ珍しい蝶がいます。カシワアカシジミと言う蝶です。カシワアカシジミとアカシジミはとてもよく似ていて昔は区別がなかったのですが1993年にはじめて別種であると認められたそうです。カシワアカシジミは青森から北海道に沢山いるのでキタアカシジミとも呼ばれます。北の方にいるはずのカシワアカシジミがなぜか冠高原にだけ飛び地として生息しています。東北や北海道にいるキタアカシジミと広島の冠高原のカシワアカシジミとを区別するため冠高原のカシワアカシジミをミナミアカシジミとも言います。私は初めてその話を聞いた時、キタアカシジミとミナミアカシジミはともにカシワアカシジミで?????  どういうことかよく分かりませんでした。その前にカシワアカシジミとアカシジミとの違いも分かったようで分からなかったりして・・・・・。アカシジミは全国にいてカシワアカシジミは限られた所にしかいなくて、アカシジミの方がカシワアカシジミより少し早く出てくるらしいのですが、両方混在する所もあるとか。かけ合わせると1代雑種はできるが2代目はできないとかいろいろあって不思議な蝶です。

とにかく見比べて下さい。


カシワアカシジミとアカシジミ

 

カシワアカシジミ

 

突然飛んで現れたカシワアカシジミはこんな草原にとまりました。

 

飛び立ったので追うと今度は草の茂みの中に落ちてしまいました。しばらくすると奥の方から這い出して来てようやく姿を見せたところです。

 

草に登ったかと思うとまた落ちてしまいました。しかたなく草むらの底の方から手に載せて救い出しました。

 

次に飛んで逃げたところはクヌギの木の枝です。

 

 

カシワアカシジミの飛翔

この蝶は生まれたばかりだと見えて飛翔はまだおぼつかないところがありました。これなら飛翔写真がとれるとずいぶん沢山シャッターを切って見たのですがきわどい所でみんな距離が合っていませんでした。マクロレンズは被写界深度が浅いので数センチずれただけでボケてしまいます。ピントが合った時には周りがうまくボケて面白い写真になるのですが運次第です。

上の拡大

上の連続

上の拡大

見事ピンボケばかりの飛翔写真でした。失敗するから楽しいんですよね。


おなかが大きくて多分雌ですね。

黒色の弧はあまりきれいな台形ではありませんが、内部の白線には輝くように白い鄰プンがありません。カシワアカシジミの特徴です。

風に吹かれて閉じていた翅がめくれました、エッチ !

 

ここまでが冠高原のカシワアカシジミの写真です。

この日はカメラの設定ミスがありまして全部画質が良くないのです。残念でした。

前日の夜部屋の中でルリタテハの幼虫を撮った時設定を変えてそのまま元に戻すのを忘れていました。だれでもこんな失敗がありますよね。早く気が付けばよかったのですが蝶に夢中でシャッターを押すことしか頭になく夜編集をする時まで気づきませんでした。    


アカシジミ


黒い線が円弧を描いています。翅の内部の白線は白く輝いています。

カシワアカシジミより赤みが強い。

アカシジミは栗の花が好き。

 

カシワアカシジミとアカシジミとの違いは分かりましたか ?????

 


今日の音楽

 

 http://www.youtube.com/watch_popup?v=8yjnLmv1hHU&vq=medium

 

 ランランさんのChopin です。ありがとうございます。

ベルリン フィルハーモニーでの演奏のようですが一度行ってみたいですね。

 

 http://mikebm.files.wordpress.com/2008/09/berlin-philharmonie.gif

 


ルリタテハ の幼虫

2012年06月27日 | 日記

今日の花

 

 

もう少しの間 紫陽花 

 


 ルリタテハの幼虫がだいぶ大きくなりました。途中経過をアップします。 サルトリイバラの葉は食べられて次第に穴が大きくなって行きます。3日目には最初の脱皮があり早いものから順次2齢になりました。今夜見ると少し様子が変わっているので多分2回目の脱皮が行われ3齢になったようです。脱皮の殻は全て食べてしまうようです。

 

 


ルリタテハ幼虫の成長記録


産卵場所を探しているのでしょうか、サルトリイバラの周りを飛び回ります。

 

 

 

6/22 卵から孵化した日

 

6/23 2日目  1齢

 

6/24 3日目  2齢

 

6/25 4日目

 

6/26 5日目

 

6/27 6日目  3齢

 

 


今日の音楽

 http://www.youtube.com/watch_popup?v=_6NEmyjLqA4&vq=medium

 

郎朗のリストがやって来ました。La Campanella 聴く時の気持ちでどのようにも聞こえますよね。 

 

 


南の国からのお客様 ウスイロコノマチョウ

2012年06月24日 | 日記

今日の花

山紫陽花

 


 昨日コンビニでおお捕り物をやって店内で蝶を捕まえたことを書きました。その蝶はウスイロコノマチョウと言って南の方の国にいる蝶で東南アジアからアフリカにかけての広い範囲に生息している蝶です。日本では沖縄から奄美大島付近まではいつも見られる蝶ですが迷蝶として本州でも時たま見ることが出来ます。北海道で見つかった例もあるそうです。山口県でも毎年のようにどこかで見つけられていますからそれほど珍しくはありません。それでも普段いない蝶がいたということはどうして来たか気になる所です。推測ですがこのウスイロコノマチョウは先日接近した台風に乗ってきた可能性が高いと考えられます。このブログでは旅する蝶アサギマダラのことをよく取り上げますがこのように不本意な旅をしてやって来る蝶もいるわけです。今日はしっかり写真撮影をしようと思っていたのですがあいにく天気が悪く思うほどよい写真になりませんでした。

この後、この蝶をどうするかですが飼育マニアの私としては雌だったら卵をいっぱい産ませて飼育をしてみたい所です。雄だったらつまらないから放してやるかまたは出来るだけ飼って死んだら標本にするか。翅が少し破れているからきれいな標本にはなりませんが大島で初めて見つかった蝶としての証拠品にはなります。雄か雌かまだよく分かりませんが一応卵を産めるよう準備をしておきます。

 

昨年の秋にクロコノマチョウを飼育したことはこのブログに書きました。ウスイロコノマチョウとクロコノマチョウは近縁です。夏型はそうでもありませんが秋型はよく似ています。

 


ウスイロコノマチョウとクロコノマチョウとの比較

 

ウスイロコノマチョウ

ウスイロコノマチョウは日中はあまり飛びません夕方になると活発に飛び回り蛾のように家の明かりにひかれて家の中に入って来ることがあるそうです。 このウスイロコノマチョウはコンビニの明かりに誘われたのでしょうね。

 

 

ウスイロコノマチョウの飛翔

 

 


クロコノマチョウ

昨年の秋に飼育したものです。

クロコノマチョウもウスイロコノマチョウもジュズダマで飼うことが出来ます。 

 


 

 

 

 

 


ルリタテハの卵いっせいに孵化

2012年06月23日 | 日記

今日の花

もっともっと紫陽花

 


 昨日の早朝、ルリタテハの卵が孵化しました。一昨日の晩もう生まれるかと夜遅くまで待っていました。卵の殻の中で動いているのは見えましたが孵化しませんでした。

たまたま朝早く目が覚めたので卵を見に行くと、いくつかの卵で孵化が始まっていました。最初は卵のてっぺんに小さな穴が開きます。30分くらいかけて穴を少しずつかじって大きくしてゆきます。説明より写真を見て下さい。

卵から幼虫が這い出して来るところは動画にとってあります。そのうちに編集が出来たらYOU TUBEにアップしますので見て下さい。

 

ニュース速報です。

 今夜8時少し前に近くのコンビニ7へ行きました。愛読書の雑誌を買って店の中を歩いているとなんと、蝶が店内を飛んでいるのです。蛾に似た地味な蝶ですがやはり気になるので追っかけて行ってとまるのを待ってよく見たら、びっくり仰天ウスイロコノマではありませんか。これは放ってはおけません。店内をあっちこっちと追っかけて手でつかもうとするのですが敵もさる者なかなか簡単にはつかまえることができません。丁度店も混みあう時間帯でお客さんは結構沢山います。おっととごめんなさいと客の間をすり抜けながら店内で蝶の捕獲を試みます。破れかぶれで恥も外聞もありません。ATMの方へ行ったかと思うと今度は冷陳の方へと、仕方がないので店の人には断って追っかけまわしました。手では捕れないことが分かりどうしたものかと考えていると、ふと、お店の買い物かごが目についてこれだとばかり一つ借りてとまった所へ籠を被せて何とかつかまえました。店内にいた皆さんは気にしていないようでしたがおじさんがコンビニでチョウチヨ捕りをしているところはきっとおかしかったでしょうね。

三角紙に挟んで家に持って帰りました。明日はウスイロコノマチョウの撮影会です。

何でそんな大騒動をしてまでつかまえなければいけないか分からない方もいると思いますのでご説明します。ウスイロコノマチョウは迷蝶なのです。普段奄美大島あたりより南の方にいる蝶でして大島にいるはずのない蝶なのです。本土の方へは台風の風などに乗ってやってくることがあります。先日から台風が2つやって来たのでそれに乗って来たのでしょうか。言わば珍客なのです。私は初めてお目にかかりました。

 

コンビニにいた ウスイロコノマチョウ 夏型

 

 

 


ルリタテハの孵化

 

6月17日に山から連れてきました。その時の卵の様子です。

 

 

6月22日   

この卵はまだ頂上部が開いていません。

 

 

生まれたばかりの初齢幼虫です。

 

生まれて1時間 もうサルトリイバラの葉をかじっています。

6個の卵はすべて孵化しました。

 

お昼に

お昼にはこんなに大きくなっていました。

 

6匹はみんなてんでバラバラになりました。

 

夜になって

朝から晩までの間にこれだけ食べました。体の大きさから考えるとよく食べますね。

 

 

何日で蝶になるかまた楽しみです。


今日の音楽

 http://www.youtube.com/watch_popup?v=WVl9SNJ304o&vq=medium

 

この歌は唄いやすくカラオケでもよくやります。

 


テングチョウ と ルリタテハ の発生

2012年06月20日 | 日記

今日の花

まだまだ紫陽花

 


 最近、テングチョウの発生を観察しています。今月の初めごろテングチョウが大発生していることをお知らせしましたがよく見ていると雌がエノキの木の新芽に盛んに卵を産んでいるのがあちこちで見られました。テングチョウはまだ一度も飼育したことがないので飼育してみようかなと考えてみましたが我が家にはエノキがないのです。しかたなくみかん畑の側のエノキで観察を続けようと決めて、産卵から卵の確認をして幼虫が生まれ成長の過程を見て行こうと思っていたのですが今日行ってみて失敗に気づきました。数日前から生まれた幼虫は全て食べられてしまっていたのです。やはり網をかけておけばよかったと後悔して次第です。飼育は部屋の中で行いますので天敵から守られます。野外での観察は難しいですね。

 

もう一つはルリタテハです。これは14日に山でサルトリイバラの若葉に数個の卵が産み付けられているのを見つけたのです。これは餌がなんとかなるので家に連れて帰りました。今夜見てみると卵の中に黒いものが見えるようになっていて孵化が近いことを示していました。これは立派に育てようと思っています。ルリタテハの幼虫はグロテスクです。皆様おたのしみに。

 


テングチョウの発生


雌がエノキの側で飛び回っていました。よく見るとひこばえとして出た低い枝に盛んに産卵していました。シメシメここなら幼虫の観察が容易にできると期待していました。卵も沢山見つかりましたし、数日前から幼虫も見られるようになりました。

 

テングチョウの雌

 

卵の拡大写真

 

初齢幼虫

2齢だろうか

 

 

6/18

この日までは幼虫が沢山見られました。ただ位置が低いから危ないなと思ったのですがそのときはネットを持っていなかったので被せておくことができませんでした。

 

一日置いて、今日見に行ったのですが悪い予感は当たって幼虫はもう一匹もいませんでした。みんな蜂に捕られたのかもしれません。

 

 


ルリタテハの卵


6月20日  卵の中に黒いものが見えます。

卵の下側に付いている黒い粒は何でしょう。家に持って帰った時からあるのですが気になります。 

 

緑の葉の上に緑の卵、なかなかきれいですね。全部で6個あります。

どんな幼虫になるかおたのしみに。

 

 


 

 

 


アカシジミ と ミズイロオナガシジミ

2012年06月18日 | 日記

今日の花

 

今日も紫陽花

コメント欄に「紫陽花はいいよ」と言って下さる方がありましたので気をよくしてまだ紫陽花ばかり写真を撮っています。 

 


 6月になりゼフィルスたちの活動する季節になりました。今日は数日前撮ったアカシジミとミズイロオナガシジミを載せてみます。 アカシジミとミズイロオナガシジミはゼフィルスの仲間です。

 zephyrusとはなんだろう ?  蝶の写真を始めたのは数年前ですがゼフィルスと呼ばれるシジミチョウのグループがあることは昨年になって初めて知りました。蝶マニアの人たちがゼフがどうしたこうしたと話していても何のことかよく分かりませんでした。一般の人にとってはゼフィルスなんてギリシア神話のことかいなくらいのことで、シジミチョウの一グループのことを指すなんて知ってる人はいないと思います。でもいい名前を付けたものですね、季節にピッタリです。ギリシア神話のゼピロスは春から初夏にかけて吹く西風のことですがこのゼフィルスと呼ばれるシジミチョウたちは6月ごろ現れて7月までの短い期間だけ見られる珍しい蝶です。日本にはゼフィルスと呼ばれる蝶が25種います。世界では180種余りいるそうです。世界中の蝶マニアの憧れの的になっているそうですがそれぞれなるほどと思わせる美しさです。

私もせめて日本の25種くらいは見たいと思いますが今からでは無理かもしれません。せめて半分くらいはいきたいですね。先日載せたウラゴマダラシジミもゼフィルスと呼ばれるシジミチョウです。


面白い蝶の飼育ビデオが見つかったので紹介します。日本のゼフィルスではないのですが、ヤドリギルリカラスシジミというとても一度では覚えられない名前の蝶です。アメリカにいる蝶なのでよく分かりません、ゼフィルスの仲間ではないかと思いますが違うかもしれません。日本のゼフィルスにも翅の表がメタリックな緑に輝く美しい蝶が沢山います。

低速撮影で時間を早めていますので変化が分かりやすくなっています。是非ご覧になって下さい。

http://www.youtube.com/watch_popup?v=KyWJlpIchkE&vq=medium

 

(うっかり高速度撮影とかいていました。お詫びいたします。フジさんより間違いをご指摘をいただきました、ありがとうございました。)

 


アカシジミ


アカシジミの幼虫はコナラ・クヌギ・カシワなどの木で育ちます。成虫は栗の花が大好きです。

アカシジミはこんな風に栗の木の花にとまっていることが多いです。

 

 

 

 

 


ミズイロオナガシジミ


幼虫は主にクヌギの新芽を食べます。成虫は6月に入ると見られますが他のゼフィルスと比べると町に近いところにもいます。 

普段は高い木の梢にいるものですが時々こうして草の上にとまっていたりします。

 

 

 


今日の音楽 

 

 http://www.youtube.com/watch_popup?v=686k9qcmzkw&vq=medium

 

 


ホシミスジ と コミスジ

2012年06月16日 | 日記

今日の花

 

 


 2日前 源明山の笛吹き峠へ行ってきました。源明山という所は不思議な所で昔から珍しい植物があったり珍しい蝶がいたりで、そういうことに通じている人はひそかに山に入っていたようです。私は最近行くようになった新参者です。

この時期ですとホシミスジが出ているかもと期待して登って来ました。今年もホシミスジは結構沢山いて安心しました。

ついでによく似ているコミスジを紹介しましょう。

 


ホシミスジ

 

ホシミスジはこんなそそり立つ岩場を好みます。

ホシミスジの飛翔はややゆったりしているのでカメラで追うのは比較的楽です。

 


コミスジ

 

続いてよく似ているコミスジを紹介しましょう。ホシミスジの生息場所は限られますがコミスジは一般的に広い範囲で見られます。

 

上のホシミスジとコミスジはよく似ていますが違いは何処にあるか分かりましたでしょうか。

 

 


ささやかなニュース

 先週の土曜日のことです。夕方みかん畑に仕事に行った時、みかんの木に何か赤いものが引っ掛かっているのをみつけました。緑の中に真っ赤な色のものがあるのですから気になりました。近寄って見ると紐のついた割れた風船で、更に手に取って見るとメッセージカードが付いていました。きれいな文字でメッセージが書かれていたので読んでみるとそれは先日山口市のきらら浜で行なわれた全国植樹祭に参加した方が赤い風船にメッセージを付けて空に放ったものと思われました。名前は書いてありませんでしたが文字の丁寧さや文末にハートマークが付いていることなどから推測すると女子高校生か中学生ではなかろうかと想像しました。このメッセージを放った方が分かれば送り返してあげてもいいし、それとも状況を書いて返事を出してあげてもいいかなと思い知り合いの新聞記者さんに連絡をとりました。

その後記者さんが写真を撮りに来られ新聞の片隅に小さな記事として掲載されたようです。でも風船にメッセージを付けて放った人は900人もあったようですのでこのメッセージを書いた人は多分分からないことになると思います。

 

 最近、私は毎日のようにアサギマダラにメッセージを書いて飛ばしています。北国の人がその蝶を見つけてご返事をいただけたらいいなと切望しています。

 

 

人と人との繋がりは妙な所でつながっているものです。上のカードを書いたご本人が目にすることは多分ないでしょうがいつかどこかでつながったら楽しいですね。カードは大事に保管してあります。

 

マーキングのアサギマダラ

 

 

最近は毎日我が家の庭に何頭かのアサギマダラがやって来ます。捕獲に失敗することが多いのですがせっせと書いては送りだしています。

見つけたら知らせて下さーい。

 

 

 

 


ウラゴマダラシジミ

2012年06月15日 | 日記

今日の花

 

今日も紫陽花ばかりですみません。

 


 きょうは上関の皇座山へウラゴマダラシジミを見に行ってきました。

今までウラゴマダラシジミが大島にもいるかもしれないということでずいぶん探したのですが見つけることはできませんでした。私自身がウラゴマダラシジミをまだ一度も見たことがないものですからどのような環境でどんな飛び方をするのか知りたいと思い師匠に生息場所に案内していただいたのです。今日は曇りで天気はすっきりしませんでしたが沢山のウラゴマダラシジミが飛び回っていて観察も写真撮影も堪能しました。ついつい喜んで沢山撮ってしまいましたので今日の写真掲載も多くなってしまいました。蝶マニアでない方はおそらく見たことのない蝶だと思います。珍しい蝶ですからお許しください。今日はウラゴマダラシジミの写真は300枚以上とりました。

 


ウラゴマダラシジミ

 翅のきれいなもの擦れたものいろいろいました。

 

 

ヒメウラナミジャノメがウラゴマダラシジミにチョッカイをかけています。

以上はイボタの木や周りの草にとまっている写真です。

 

 


ウラゴマダラシジミの飛翔写真


木々の間を素早く飛び回るので飛翔写真はなかなか撮りにくい蝶です。

 

一度だけ運良く、葉の上にとまっている雌に雄が2頭やって来て3頭がもつれ合う所が連続写真で撮れました。下の一連の写真は数秒間のことを連続写真で撮ったものです。

曇り空に林の中という設定ですから絞りこみができません。垂れ下がった枝にピントが合わせてあるので蝶が枝から離れるとボケてきます。

 

これは別の場面です。

葉の上にとまっている蝶を見つけるとそこにピントを合わせておいて他の蝶が飛んでくるのを待ちます。 

 

 


今日の音楽

http://www.youtube.com/watch_popup?v=8fDH9T0DIcM&vq=medium

 

ピエトロ マスカーニの故郷LIVORNO の風景、イタリアは行ってみたいですね。ヨーロッパの町ってよく昔のままでいられるなっていつも感心します。

 


ミドリヒョウモン 山へ

2012年06月12日 | 日記

今日の花

山の中にはこの白い紫陽花のような花がいっぱい咲いています。 

 

山へ蝶を連れて行った帰り道みかん畑のヘリに咲いていた紫陽花です。勝手に撮らせていただきました。

 


 一昨日生まれたミドリヒョウモンはいつまでも部屋の中で飼う訳にも行きませんので天気はよくなかったのですが嘉納山の山頂近くまで連れて行くことにしました。嘉納山にはタチツボスミレがたくさん生えていてミドリヒョウモンが生息していて成虫をよく見かける所です。ここなら雄に出会える確率も高く食草も沢山あって子育ても上手く行くと思います。

誠に御苦労なことです。

 


朝のミドリヒョウモン

昨夜はアザミの花で機嫌よく吸蜜してくれたのですが今朝はどうしてもアザミの花に行きません。10回くらい花にとまらせようと試みたのですが絶対いやだとばかりすぐに窓の方に飛んでゆきます。少しでも早くお外へ行きたいのかもしれません。

 

夕方、天気は思わしくなかったのですが大島で一番高い嘉納山まで行くことにしました。先日のテングチョウがいっぱいいたところです。

 

手を離れると数メートル先の草の上にとまりました。

 

帰る間際には雨がぽつぽつ落ちてきました。

達者でな!  またどこかで会おう。

 


今日の歌

 http://www.youtube.com/watch_popup?v=U5YyBGjASfc&vq=medium

 

何故蝶が好きって ?????????? 。