曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

今朝、愛媛県の大洲市を流れる肱川の河口に霧がかかっていました。

2019年11月30日 | 日記

今日の花

大島乙女  寒さに当たるとピンクが濃くなってきます。

 


 みかん畑から対岸の愛媛県を眺めると海岸に白いものが見えました。位置としては長浜町の肱川の河口の辺りです。大洲市に出来た朝霧が肘川沿いに谷間を流れてきて、その霧は海にまで流れ出しているようでした。冬場には時々見られる現象ですが、私の所のみかん園からは真正面に見ることが出来ます。朝の8時ごろが盛りで9時半ごろには霧は消えてしまいました。午前中には雲がありましたが、午後には空は晴れ渡り夕方まで雲一つない快晴でした。空の青さも普段より青く見えました。

今日のみかんの収穫は晴天に恵まれてとてもはかどりました。みかん畑からの今日の景色をお楽しみください。

 


みかん畑の朝

肱川の河口に霧がかかっているのを見つけました。

今朝の霧はすごい量ですね。

8時過ぎです。

 

 

9時半です。太陽の光が海に反射しています。

 

9時半になり、霧も消えてゆきました。

 

10時です。

霧は無くなりました。

みかんの収穫

 

小春日和の良い天気になりました。

 

本当に雲一つない快晴です。

 

みかんの収穫にはとても良い一日でした。

午前中の光輝く海と比べると午後の海は穏やかです。

 


今日から 早生みかんの収穫が始まりました。

2019年11月29日 | 日記

今日の椿

我が家で播いた実生の椿です。白い椿は日向大社、赤い椿は紅小春と勝手に名づけました。

 


 ようやく今日から早生ミカンの収穫に入りました。早生みかんとは早く取れるみかんと言う意味でしょうが、本当においしくなるのは12月になってからだと思います。我が家では完熟になるのを待って収穫を始めます。一般的にはお店で売られるみかんは、極早生みかんが10月、早生みかんが11月、そして12月になると中生みかんと呼ばれる普通温州が出始めます。昔から市場や小売店は早出しされたものを売りたがる傾向がありますので当然未熟なみかんをお店で売ることになります。消費者の皆さんはそのような流通の仕組みはご存じないので早出しされた未熟なみかんを当たり前と思って買わされています。本当に熟するまで待てばみかんももっと美味しくなるのですけどね。経済の流れというものは何処を中心に回っているのでしょうね。私の所のみかんはそんな流れに少し逆らってみています。「美味しいのが一番」と思っています。

それから、みかんの品種についてのことは消費者の皆さんはほとんど知らないと思います。みかんは温州みかんと言う品種として一括りにされていて、早く食べられるものも遅いタイプのものもみんなお店では「みかん」として売られています。早いタイプのみかんが早生みかんで、遅いタイプのみかんは普通温州みかんと言う風に分類はされていますが、品種的にはみんな「みかん」なのです。リンゴの場合早いタイプの「つがる」というリンゴがあって、遅いタイプの「ふじ」と言うリンゴがありますが、これらはリンゴで一括りにされることはなく別の品種として扱われます。みかんと八朔のように別扱いされます。早生みかんも普通温州もルーツがいっしょなので同一品種と言うのは仕方がありませんが、中袋が柔らかくて減酸の早い早生みかんと、中袋が硬くて年明けにならないと美味しくない普通温州は別種と考えて扱ってもいいのではないかと私は思います。消費者の皆さんにはその方が分かりやすいのではないでしょうか。まあ、私がそう思っても世の中の習慣はおいそれと変わることはありませんからね。

みかんの収穫は私一人でははかどりませんのでお手伝いの方々に来ていただいています。今日は今まで馴染みの方5人と全く初めての方が2人の合わせて7人でした。木の小さい園地だったので良くはかどりました。しばらく良い天気がつづいてほしいところです。

 


みかんもぎの朝

モルゲンローテに染まるみかん畑

 

みかんもぎが始まりました。

みかんもぎ初めての方は瀬戸内海の拡がる景色に感動していました。

 

午後の海

 


銀梅花の実と種

2019年11月26日 | 日記

今日の花

椿  椿の花は10月に咲き始め4月の末まで咲いています。半年以上みられる花は他にはないかもしれません。

 


 今日友人の所から封筒に入った小さな種が届きました。

初めて見る物で、黒い小さな粒をよく見るとそれは種ではなく実でした。説明書きを見て、夏に採取していただくよう頼んでおいた銀梅花の実であることが分かりました。木の実はほとんどのものが動物に食べられることによって繁殖域を広げるようできています。銀梅花の実も鳥に食べられてどこか遠くへ運ばれて糞と一緒に土に帰り、そこで発芽するようになっているものと思われます。鳥が食べるのなら美味しいのかもと、早速一粒口に入れて噛んでみました。ものすごい渋みです。甘いものにはほとんど毒はありませんが、苦いものや渋いものにはたまに毒のあるものもあります。一応飲み込まず吐き出しました。普通果肉に包まれた種は果肉ごと播くと発芽しにくいものが多いので中の種を取り出すことにしました。鳥の胃袋を通り抜けたようにきれいにしなければなりません。果肉を取り除き、出てきた種をさらに水洗いしてきれいな種にしました。乾燥に弱い種もあるので、取れた種をそのまま鉢に播いて湿った状態で春を待つことにしました。来春の楽しみがまた一つできました。

人間は他の動物と違って意識的に植物の種を播きますよね。と言っても種を播かない狩猟民族もいますし、今の世の中には植物とのかかわりのまったくない人の方が多いのかもしれません。特に植物を育てる人は少なくなっています。先日の新聞に子供の頃から植物の種にとても興味があって、高校生の今種苗会社を作った少年のことが書いてありました。私も種を播くことが大好きなゴンベエさんなので、興味深く読みました。人間は食料として植物を利用していますが、植物は人間を利用して繁栄しているものもいます。ウイン・ウインの関係ですね。人間の方は自分により都合の良いものを選ぼうとします。植物の方も多様化によって対応しますが、このごろは遺伝子操作など人間のやりすぎも目立ちます。挿し木や接ぎ木でクローンをつくるのはその形質を変えたくない人間の都合ですが、種を播くのは変化を期待している所もあります。皆さんは気付いていないかもしれませんが、種を播くことは夢がありとても楽しいことなんです。

 


銀梅花

この植物はヨーロッパの地中海沿岸地帯に普通に見られるものだそうです。

 

銀梅花の実

 

果肉の中の種は一粒だけのものもありますが複数はいっているものもありました。

種に付着した果肉の物質が残らぬよう、良く洗います。

培養土に播き、乾燥しない程度に土を被せます。

発芽して大島に植えられて育ち、大きくなって 自力で繁殖するようになるとヨーロッパから日本に移動して定着することになります。俗に言う外来種ですが、100年もすると普通種になることでしょうね。環境が合えばのことですが。

 

 


晩秋の徳山の街

2019年11月22日 | 日記

今日の花

シクラメン  昨年いただいたシクラメンの鉢が無事に夏を越えました。

 


 晩秋の徳山の街を歩くようになって3年目です。2年前初めてイチョウ並木を見たときほどの驚きはなくなりましたが、黄葉したイチョウの木にはなぜか強い生命力を感じます。徳山の住民の方にイチョウのことを尋ねてみましたがあまり良い感情を抱いていないようでした。どうしてでしょうね。???

通院の日が素晴らしい晴天に恵まれラッキーでした。

 


晩秋の青空 と素的な街路樹

 

 

 

帰り道 日暮れ前でした。

 


人間の夢 空を飛ぶ 空から見下ろす

2019年11月20日 | 日記

今日の花

大島乙女

今年の初花

茶の花に似た白椿

椿   10月の初めから椿の花が咲き始めました。最初は白い花、つづいて赤い藪椿も咲き始めました。11月になると我が家の新しい椿もいろいろ咲き始めました。

 


 しばらくぶりでブログを開いてみました。20日近くお休みしていたようです。10月中はアサギマダラと遊びましたが、11月になれば本業のみかんの仕事に励まねばと思っていた矢先ちょっとした怪我で右手が使えなくなりました。みかんの収穫も左手に鋏を持ってやってみましたが右手ほどには働きません。そんな訳で右手をかばいながらのんびり過ごしていました。怪我をした日には外科のお医者さんに処置をしていただきましたが後は自力で時間をかけて治すしかありませんので私としては傷口がふさがるのを待つしかありません。傷口を縫い合わせてから10日経って抜糸のためお医者さんの所へ行きました。この地域ではとても腕利きのお医者さんで人気があり慕われているお医者さんです。医者の仕事を趣味としているのか生甲斐なのかとみんなから言われているほど、また一日中寝る間も食事の間もないほどに患者さんと向き合っておられる方なのです。私も昔から何かあるたびにお世話になっているとてもありがたいお医者様です。抜糸の当日も何事もないような穏やかな顔で傷口を眺め、縛ってある5本の糸をさりげなく取り除いて行きました。今日はまだ無理をしないでいて、明日の朝傷口が開いていなかったらもう大丈夫です。とこともなげに言われました。名医と言われるほどに、今まで何万人もの人を切ったり縫ったりしてきたのでしょうから、私のおった小さな傷など先生にとっては蚊に刺されたほどのことだったのかもしれません。私自身にとっては傷口を縫うなんてことは久しぶりの大けがの部類に入りますので、生活の中でずいぶん不自由しました。でも順調に傷口が治っているのはとても嬉しいことです。まだ少し痛みは残っていますが指はちゃんと正常に曲がるし後遺症はないようです。ざっくりと穴の開いていた手のひらが元に戻ろうとしているのを見て、人間の修復能力はすごいと思います。多くの方にご心配をおかけしましたがもう元の普通の生活をしていますので大丈夫です。お気遣い有難うございました。

今日は我が家のみかん畑を上空から写真撮影をしていただきました。最近はやりのドローンによる空撮です。写真が趣味の私もドローンを使った撮影には大いに興味はあるのですが、そこまでやるとカミさんに何と言われるか「いい歳をしてそんなおもちゃで遊びたいのか」とあきれられるのは目に見えています。それにちゃんとした機能の付いたドローンとなると安くはありませんからね。今日は知り合いの人にお願いして畑の撮影をしていただきました。ドローンが世に出てから10年余りでしょうが、その飛翔はすごいですね。最近はドローンが兵器として使われているそうですが、AIと組み合わせて人を殺す兵器になるとは、よくよく人間とは困ったものです。平和的な利用としての発展は大歓迎です。人間は鳥のように自由に空を飛べたらいいなと夢みてきました。小さなドローンでは人を空に浮かばせることはできませんが人の目の代わりになって空が飛べるのです。素晴らしい体験でした。いつものように写真の枚数が多いですが、皆様も秋の青空に浮かんだ気持ちになってみて下さい。

 


秋の空に浮かぶドローンが見た景色

大島オレンジロードが写っています。

畑の上空から瀬戸内海を見下ろします。

我が家のみかん畑です。

私の軽トラと私たちがどこにいるか見えますか。

 

ドローンが飛び立ちます。

100円ショップで買った手作りのかわいい発着場です。

まるでオスプレイですね。

どんどん空へ登って行きます。

もう見えにくくなってきましたが画面の中央にいます。

白い雲と雲の間を飛んでいるのが見えますか、目を放すと何処にいるのか分からなくなります。でも蠅の飛ぶように音がしているので飛んでいることはよく分ります。

 

嵩山の方に場所を移しました。

画面の中央の白い雲の中にいます。

出来るだけ拡大してみましょう。

少し近くへ戻ってきました。

 

また海の方へ飛んで行きました。

ふと見上げて気付いたのですが、彩雲が見られました。

航空ショーは終り、ドローンは持ち主の手に戻ってきました。まるで鷹匠のようですね。

 

手はこんなに治りました。

ご心配をおかけしましたがもう大丈夫です。


ラグビーWCは終ってしまいましたね。

2019年11月02日 | 日記

今日の空と海

中国からやって来る黄砂のせいで春の海みたいです。

 


 いやぁー、楽しかったですね。南アフリカの優勝で幕を閉じましたが、はらはらどきどき見ている方にも力が入りました。最終日の今日は5時半から9時までテレビの前に釘づけでした。さすがに決勝にまで進んできた強豪同士の戦いです、ハーフタイムをはさんでの60分どちらが勝つともわからない鍔迫り合いに見ている方も力が入りました。確かにラグビーのルールは素人には分かりにくく難しいのは確かですが、攻めている方と守っている方がはっきりしていて単純なところもあります。日本では野球とサッカーの人気と比べるとラグビーはかなりマイナーなスポーツかもしれませんが、私は昔からラグビーは好きでした。野球は別として、私の子供の頃には今と違ってサッカーはそれほど人気のあるスポーツではなくラグビー・サッカーはどちらも似たようなものとの捉え方だったように思います。中学校の時、寒い時期の体育の時間にはサッカーもラグビーもやっていましたが、どちらかと言えばラグビーの方が好きでした。その頃の楽しかった思い出が残っているので、今回のラグビーワールドカップにはすぐに溶け込むことが出来ました。昔ラグビーをやったことがあると言っても素人同士のゲームですから基本的なルール以外はほとんど忘れていました。この度は試合を見るたびにだんだんルールが分かるようになり楽しみ方も大きくなってきました。試合運びも少しづつ分かるようになったところでお終いになったのは少し残念な気もします。もう一度日本でワールドカップが開かれることは私の生きている間には無いかもしれません。でも、楽しかったですね。

 

先日、10月の末でアサギマダラはもうやめますと言っておきながら、今朝はまた外入のフジバカマ園に行ってきました。言い訳がましいのですが、昨日ちょっとした事故がありまして手を怪我してしまいました。怪我のためみかん畑の仕事が出来なくなったので急きょ世間並みに休日と言うことにしました。天気は良いしアサギマダラが呼んでいるように気がして、ぜんぜん呼んでいないと思いますけど、また出かけました。マーク蝶の再捕獲が2頭もあったので来たかいがありました。

 


性懲りもなくまたやって来たフジバカマ園

 

子ヤギは餌箱の中で草を食べていました

なかなか撮れなかったこの辺りで最も小さい蝶のヤマトシジミの写真がようやくとれました。

ここで網を振り回しているのは私だけかも

今日のマーク蝶

かほくと仮名で書いてありますが何処でしょうね。

デコのマークは福島県からです。

その他

 

連休ですからお客さんも次々とやって来ます。

バイクが2台、でも1台は原付です。近所の人かなと思いきや何と広島市からやって来たと聞いてびっくり。

颯爽と次の予定地へ向かって出てゆきました。

 

こんな恰好をしていると、みんなから「要らん手があったのかい」とからかわれますが、大事な大事な右手です。「要らんわけないっしょ」早速不自由をしています。

お医者さんに縫ってもらい、破傷風のワクチンを打たれ、化膿止めの抗生剤を3日分もらいました。でも生命って不思議なものですね、こうしている時にも破損したところを細胞たちが元のように修復しているのです。筋肉をつなぎ、血管を修復し、皮膚を再生しているのですね。プツプツと新しい細胞が出来て傷口を埋めてゆき10日もすると大方の修復が出来上がる仕組みは何とも不思議なものです。傷ついた自動車は自分では治りませんよね。