曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

雲の峰

2020年08月31日 | 日記

今日の花

夏の花 百日紅

 


 今日で8月も終わりです。

今年の8月の印象は雨が降らずとにかく暑いの一言でしょうね。普通お盆が過ぎたら暑さも和らぎ秋の気配すら感じることがあるものです。今年は梅雨入りは6月の平年並みだったのに、7月の半ばになってもなかなか明けないで、ようやく明けて夏らしくなったのが8月の初めでした。今年の立秋は8月の7日だったと思いますが、それから後の猛暑はどういうわけなんでしょう。月末の今日の安下庄の最高気温は何と34℃でした。私の住む町安下庄は海に囲まれているせいか真夏でも33℃を超えることは稀なのですが、今年は8月中に12日も33℃を超えました。

そんな暑い夏だったわりに入道雲がめったに見られなかったのはなぜでしょうね。快晴の日が多かったような気がします。29日もとても暑かったので仕事に出かけるのをためらっていると、めずらしく南の空に入道雲が立ち上がっているのが家から見えました。今年一度も入道雲の写真を撮ってないことにも気づいたものですからカメラを持って海の見えるところへ出かけました。入道雲は時間とともにどんどん形を変えてゆきます。それを気にしながら、ちらちらと横目で眺めながら目的の海岸を目指しました。空の青さと雲の白さ、海の上にも白い影を落としています。今年の夏の一番いい感じでした。

 


青い空と海とを分け隔てる雲の峰

 

 

空が美しければ海もまた美し

 

 

 

 

 

半月が登り一日の終わりです。

 

これからしばらくは月夜となりますので、星を眺める楽しみはお預けです。


今夜もよい星空です

2020年08月15日 | 日記

今日のみかん畑の風景

快晴です。でも秋ですね、赤とんぼが舞っていました。

 


 毎晩星空を撮りに出かけて何日目になるのでしょう。今夜も夜空は晴れ渡り、じっとしていられません。

今夜は北の空が見渡せるところであまり遠くないところと考えて竜崎へ行ってみました。温泉の明かりは消えていましたが港のそばではだれかが灯りを煌々と照らして宴会をやっているようです。お盆ですから仕方がないですよね。夜空の下での宴会なら三蜜にもならないし快適だし人里は離れているしで、許される範囲でしょう。私はその灯りを避けて影を探して撮影をしました。でもペルセウス流星群はすっかり盛りを過ぎたのか流れ星は見えませんでした。

 


嵩山の上の北の空

 

 

天の川はきれいでしたね

 

今日の蝶

 


今夜も快晴です。 満天の星空

2020年08月14日 | 日記

みかん畑からの風景

 

あまりの暑さに仕事に出かけたのは夕方5時半でした。1時間余り草刈りをして周りを見渡すと街の明かりがともり始めています。夏至を過ぎてもう1か月半です、ずいぶん日が短くなりました。

 


 昨夜わざわざ山の頂上まで星を見に行ったのに、山頂へ着いた時には空は半分以上雲に覆われて、本当に騙されたような気分でした。今夜もよく晴れているのでもう一度行ってみようかと考えましたがさすがに連夜ではカミさんに何と言われるかと思うと自重しました。家の前で夜空を眺めてお終いにしました。流れ星は一つも見えませんでした。

 


家の前の夜空

 

 

ご覧のように天の川はとてもきれいでした。でも後ろに家があったり庭木が空を陰にしたりで、やはり空を十分にみることはできませんでした。

 

 


ペルセウス座流星群の観察 その2

2020年08月13日 | 日記

今日の風景

午前9時ごろ

夕方6時前

よく晴れた暑い一日でした。

 


 昨夜は海岸で夜空を見上げていましたが、今夜は山のてっぺんで星を見るというのもいいかなと思い夕方から準備をしておきました。

私は夜空を眺めるのはいつでも大好きで、今回のペルセウス座流星群のような特別のショーがなくとも星空を眺めるのは一つの喜びです。でも特別の場所で最高の星空を眺めようと思えばそれなりの努力が必要ですよね。極地でオーロラのかかった夜空とか、赤道に近い島の海岸で南十字星を見上げるとか、ヒマラヤの高い山の上で数えきれないほどの星に包まれるとか、特別の星空というものは地球上のいろんなところにあると思いますが、そんなところは並大抵の努力では行けません。とりあえず大した努力をしなくとも街中で眺めるよりはずっと素敵な場所というものはあるものです。今夜はそんなちょっと素敵な場所で星を眺めてみたいと思っているのです。山のてっぺんというのは我が家のすぐ裏の山で嵩山という619メートルの山の山頂なのです。この山の山頂にはテレビの中継局や多くの放送施設があってその管理のために山頂まで自動車道が整備されています。我が家からだと20分ほどで山頂に立つことができます。でも夜の登山道は真っ暗な森の中をくねくねとうねるようにして登ってゆきますので楽に走れる道ではありません。普通対向車はほとんどありませんがすれ違いも難しいところもあります。こんな道を夜に登る人はそうそうありませんよね。ところが昨夜は山頂の駐車場に1台先客がありました。車の中に人はいなくて山頂にも人影はありません。山頂から南側に少し下ったところにもう一つの展望台がありますのでそちらにいるのかもしれません。山頂には誰もいなかったので誰にも気兼ねなく星を眺め・写真を撮ることもできると喜んだのですが、空を見渡してみてびっくりです。家を出るときには全天星空で雲一つない快晴だったのに、山頂についた時には東の空から薄雲に覆われ始めていて星空の部分がだんだん狭められているのです。全天すべて星空だと期待して上がってきたのに、たった20分でこの変わりようは何だとがっかりです。そりでもカメラを三脚にセットして傍に椅子を置いてまだ雲に覆われていない西の空を一人眺めました。30分経っても流れ星も見えません。11時になりあきらめて帰ろうと思っていた時に登山道の下から車のライトが見えてきてもう一台やってきました。こんな時間に山頂にやって来るのはどんな人だろうといぶかしく思っていました。(自分のことは棚に上げておいて・・・一人でこんな時間に山の上にやって来る変な爺さんですから) 車が着いて駐車場から子供の声と女性の声が聞こえてきました。家族連れだなと安心しました。流れ星を見に来たのでしょうね。私はその時にはカメラを片付けて撤収しようとしていましたが、家族連れの人たちがやってきたので挨拶を交わしました。その時子供の声が「あっ流れた!」と。それから立て続けに数個星が流れました。私が山頂に着いてから初めての流れ星です。その家族の人たちにとっては幸先よしというところですね。その家族に場所を譲って私は帰りました。Good Lack !

家に帰り着いた時には全天雲に覆われていました。でも次の朝起きた時には快晴でした。あの家族は何時まで山頂にいたか、その後空は晴れたか気になりました。遠くからわざわざ嵩山まで来たようでしたから素敵な星空が見られたらよかったですね。

 


嵩山山頂からの景色と星空

岩国方面だけが星が見えました。

夜空が明るくなっているところは広島の街灯りでしょうか

 

星空の見えるのはこのあたりだけです。

できるだけ上にカメラを向けてみました。

最も明るいのは木星

 

本当に残念な星観でした。私にとっては近いところですからまたの機会に期待します。8月下旬から9月にかけては一年のうちでもっとも空気の澄んだ日が多いのです。近いうちに素敵な星空を撮ってお見せします。

 

 


流れ星 を見ましたか

2020年08月12日 | 日記

今朝の空

夏の早朝は気持ちいいですね、ふと空を見上げてしまいます。

 


 今夜はペルセウス座流星群が最もよく流れる日です。よく晴れてほしいものです。

昨夜も夜8時ごろごみ捨てに出かけた帰り道、空を見上げると一つだけ星が流れてゆくのが見えました。そして10時過ぎにもう一度外へ出てみると空は全面が薄雲に覆われていて即座にあきらめて家に入りました。

そして今夜こそは見るぞと構えていました。8時ごろ町に住んでいる友達と電話で話したのですが、電話を切る間際に「今夜は流れ星を見ようね」と持ち掛けると、悲しそうに私のところでは星空はよく見えないとのことでした。「じゃあ私が代わりに見てくるね。」ということで電話は終わりました。

10時ごろ家の外へ出てみるとそこそこ晴れていました。これなら流れ星はみられると思いカメラと三脚をトラックに積んで海のほうへ向かって出かけました。どこでと決めていなかったのですが安下庄の西の端にある波止の先端にある街灯が今夜に限って明かりが消えているのです。ラッキーとばかり場所をそこに決めました。

子供のころは海岸がどこも砂浜だったのでよく砂浜に寝っ転がって星空を眺めたものです。思い出してみると小学生のころは天文少年だったのです。今はただの物好き爺さんですけどね。
カメラの準備も整い流れ星よさあ来いと空を見上げて待っているのですが、なかなか流れません。たまに流れるとカメラの向いている方向ではなかったり、シャッターの開いている間にタイミングよく流れるのはかなり難しいことがわかりました。1時間半ほど眺めていましたが見えた流れ星は20個くらいでした。一つだけ流れる途中で爆発のある長ーい流れ星を見ましたがその時にはシャッターを押すことができませんでした。結局画面の中に流れ星の入ったのはただの1枚だけでした。・・・・・明日の晩もう一度挑戦しようかな。

 


安下庄の夜景

 

練習船 銀河丸???

 


今夜の星空

カシオペア座と北極星

北斗七星と北極星

 

北東の空

シャッター時間を長くするほど星の数は増えますが、地球の自転の影響が出てきます。

白鳥座   左下のほうを飛行機が通過してゆきます。

われらの大銀河と夏の大三角形

西の空

北の空

夏の大三角形が良くわからない人のために↑を入れました。上がベガ左がデネブ右下がアルタイルですね。ベガは織姫さん、アルタイルは彦星さん、で二人の間には銀河が流れています。

 

写真にとれた、唯一の流れ星です。

夏の大三角形を撮っているときに通過してくれました。

 

 


みかん作りの 秘かな楽しみ

2020年08月11日 | 日記

今日の花

マリーゴールド

 


 8月といえば真夏ですよね。日本の気候では柑橘類は極めて少ない時期です。8月の果物といえば桃・梨・スイカなど夏を代表する美味しい果物がたくさんあります。柑橘の出番はあまりありませんが、この季節ですから柑橘を冷たく冷やして食べるのもジュースに搾って飲むのも悪くはありません。

今日はまだ木になっている柑橘と冷蔵庫で貯蔵されている柑橘を食べ比べてみることにしました。それから今の時期には南半球の国から輸入された柑橘がお店に並んでいますね。昨日スーパーへ寄ったときチリ産のグレープフルーツがあったので買ってみました。全部で10種類になりましたがすべて味見してみました。味と香りは写真では伝えることができませんので、果物の甘さの指標となる糖度を測ってみましたから数値をご覧になってください。

人によって好みが違いますから何がおいしいとかなかなか言えませんが、私の好みからいうと、10種類の柑橘の中で今食べるとすれば弓削瓢柑が一番おいしかったですね。

 


今木になっている柑橘の様子

上の二つ以外に弓削瓢柑もまだ木になっています。

木になっている柑橘を集めてみました。


今夜試食する柑橘

手前の左から南津海・あすみ・せとみです。  すぐ後ろの左から弓削瓢柑・シログレープフルーツ・ピンクグレープフルーツです。箱の中に入っている柑橘は私の作ったまだ名前のないものばかりです。

 


最初は南津海から行きましょう。

南津海は5月の20日ごろに収穫して冷蔵庫で貯蔵していたものです。甘みと酸味のバランスが良く糖度15度で味が濃厚です。冷やして食べるとこの時期には美味しいですね。

 


次は山口県の特産柑橘のせとみです。

せとみは甘いのが特徴の柑橘で4月ごろまで木にならせておくと18度くらいまで甘くなります。このせとみは1月収穫なので少し糖度が低めです。それでも甘いです。

 


みかんのような柑橘ですがあすみといいます。糖度が高く味の濃い柑橘で、旬は2月から3月です。冷蔵庫で今までおいてみました。

糖度は18度を超えていてブドウのような濃厚な甘さです。しかし酸味がなくなっているため美味しくありませんでした。

 


弓削瓢柑はまだ木にならせておくことができます。柑橘は早く収穫して貯蔵したものより木にならせておくほうがだいたい美味しいものです。

糖度は約14度とそれほど高くはありませんが、木成なので香りが良くて酸味もほどほどで糖酸のバランスが良く少し苦みが入っていて微妙な味を作り出しています。種がとても少ないのも食べやすいですね。

 


もう一つ、我が家でできた小ぶりな黄色い柑橘です。すぐ上の弓削瓢柑の子供ではないかと思っています。

少し縦長に見えますがほとんど球形です。酸味は少なく甘みの濃い柑橘照す。サジョウが粒粒になっていて変わった食感です。この実は糖度は16度ですがもっと甘くなります。

 

 

残りのグレープフルーツ3種類は次回紹介します。


夏の日の蝶たち

2020年08月09日 | 日記

今日の風景

みかん畑からの眺め  海の向こうにはかすかに四国の佐田岬が見えます。朝内なのでまだ入道雲は見えません。

 


 午前中から良く晴れ渡り夏らしい素晴らしい一日でしたね。早朝から仕事に出かけましたが、10時ごろには30度くらいまで気温が上昇したので仕事をやめて帰ることにしました。家に帰ると蝶たちの世話と鉢物の水やりが日課です。それがすむとお昼ご飯を頂いてしばらくお昼寝に入ります。真夏のお昼寝というのはいいですね。窓からの風が顔をなぜてゆきますし、同時に窓から蝉たちの大合唱が聞こえてくるのですが不思議と気にならないのです。熟睡するわけでもなくゴロゴロしながら時間が過ぎてゆきます。2時ごろ起き上がり蝶小屋へ行ってみます。すると蝶たちも暑すぎるのは嫌いなのかみんな葉陰にとまっています。彼らもお昼寝でしょうか。草原へ行ってみるとこちらではみんな飛んでいました。縄張り争いをしているものや吸密に忙しい蝶などいろいろですが見渡すところオスばかりです。この時間帯にメスはどこにいるのでしょうね。

こうして夏の一日が終わります。私にとって二度と帰ることのない73歳も今日でおしまいでした。

 


真夏の蝶たちの様子

 

飼育小屋の蝶たち

 

草原の蝶たち

 


野良猫家族の幸せなひと時

2020年08月08日 | 日記

今日の花

ムギワラギク   ドライフラワーを使ったオブジェ

 


 今年の2月ごろからやや小柄なメス猫が私のみかんの作業場にやってくるようになりました。野良猫にしては人をあまり恐れません。私が作業場で仕事をしていると私のことを見上げながらそばをサササと通り抜けてゆくのです。そして作業場の奥のほうへ入って行き姿が見えなくなるのですがしばらくするとまたサササと傍を通り抜けて出てゆくのです。1月の初めまでこの作業場に居ついて13年間暮らした猫(シロとソックス)がいたのだからまだ匂いとか残っているのではないかと思うのですがその猫はわりに平気でした。その他にもやってくる猫が複数いましたがみんな私を見るとそそくさと逃げてゆきます。

やがて春になりその小柄なメス猫は少しおなかが大きいように感じるようになりました。やはりなと思い当たりました。過去にも2度ここの作業場で子猫を生んだ野良猫がいたことがあるのです。以前飼っていたシロやソックスはここで生まれた子猫を飼う羽目になったのです。でも今回は子猫がいても飼わないことにしていました。餌を一切与えなければ居つくことはなく母猫は子供が活動できるようになれば連れて出て行ってくれます。この度は子猫を生んで育てるまでは場所を貸すけど子供が一人前になったら出て行ってもらうことにしていました。

そういうことで5月の初め頃、子猫の鳴き声が作業場の奥のほうで聞こえるようになりましたが一切かかわらないようにしていました。母猫は頻繁に出入りを繰り返していましたが子猫は無事に育っているらしく時々ミャーミャー鳴き声が聞こえてきました。6月の末頃面白いことがありました。その頃は子猫もだいぶ大きくなっているらしく作業場の中であちこちと居場所を変えるようになりました。一家は屋根裏に居場所を変えてしばらくは屋根の上に出たりして暮らしていました。そんなある日、朝作業場に来てみると私の仕事用の事務室の中で子猫の鳴き声がするのです。夜はいつも締め切ってあるので中へ入ることはできないはずなのに、なぜ子猫が中にいるの。・・・・・そっとドアを開けると白っぽい子猫が一目散に逃げてゆきました。その日は一日中不思議なことだと思っていました。ところが夕方になって事務所の中でパソコンをたたいているときにふと天井を見上げると換気口の覆いが破れていたのです。今朝の子猫はあそこから落ちてきたのだとわかりました。2メートル以上の高さから落ちてよく無事だったと思います。その日初めて子猫を見たのですが白っぽい猫だとわかっただけで詳しく見ることはできませんでした。

それからしばらく経って7月の末にようやく子猫を連れて家の外へ出るようになりました。写真を撮るチャンスが訪れました。今年生まれた猫はこんな子猫でした。

 


今年の子猫

 

母猫

 

子猫は2匹でした。

 

このチャトラのオス猫は我が家へよくやってきます。母猫と出会っても喧嘩したりしません。子猫にちょっかいをかけることもないので不思議な関係です。子猫の模様からしても父親とも思えないのですが、どうでしょうね。

白猫のほうは目がブルーですね。

 

 

 

猫一家の幸せなひと時

 

 

 

子猫の姿を見たのはこの日が最後でした。

 

その後1週間くらいして、母猫だけが作業場に帰ってきてしきりに鳴くのです。子猫たちを探しているようでもありました。

我が家から子猫を連れて出て行ってから何があったのでしょうね。

子猫たちの消息はその後分かりません。

 

 


クマゼミの羽化 その2

2020年08月05日 | 日記

 8月4日の夜に始まったクマゼミの羽化は日付が変わる0時ごろには形の上ではほとんど完成しました。しかし羽も体もまだ柔らかくて飛べる状態ではありません。もちろん筋肉もまだ完成していないでしょう。2時まで観察して私は寝に行きました。

朝6時に起きて様子を見ると体の色素は黒ずみクマゼミらしくなっいました。脅せばもう飛ぶことはできるでしょうがそのままそっとしておくことにしました。9時にまた様子を見に行くと止まっていた状態は少し変わっていましたがまだ羽化した枝にとまっていました。そのままそっと縁側に出していつでも飛んでゆけるようにしてその場を離れました。

お昼に仕事から帰ってみると当然ですが飛び立って姿はありませんでした。

このセミは雌のようでしたのでよい雄に巡り合って子孫を残さねばなりません。長い間土の中の生活をしていた割には成虫の生存期間は2週間程度ですからね。セミは枯れ枝などに卵を産み付けてその卵は翌年孵化して初齢の幼虫は土の中に潜り込み5~6年かけて蛹になります。7年目に成虫となるといわれていますが7年間も人工飼育することはかなり難しいでしょうね。私なら3年もすると飼育していることを忘れてしまうかもしれません。飼育は蝶くらいの短い期間で成虫になるものがいいですね。

 


8月5日の零時以降の様子

 

 

 

足の筋肉が発達ししっかりと物に掴まることができるようになりました。

 

朝にはすっかり体が完成していてクマゼミらしくなっていました。

 

もういつでも飛べそうですね。

腹部を見てください、雌ですね。

 

室外に出しました。好きな時に飛んでお行き !

 

 


クマゼミの羽化

2020年08月04日 | 日記

 夕方野菜畑でクマゼミの蛹を見つけました。久しぶりのことです。

子供のころは夏休みになると夕方みかん畑で毎日のように蝉の蛹を探したものです。あの頃は今よりセミの数が多かったようでいくらでも取れました。クマゼミ・アブラゼミ・ツクツクホウシ・ニイニイゼミなどが良く見つかりましたが、ミンミンゼミとヒグラシはみかん畑にはほとんどいなかったようです。

久しぶりのことなので家の中に持ち帰り、羽化の様子を撮影することにしました。蝶の羽化は時間が短いので羽化が始まったらすぐに終わりますが、蝉の羽化は時間がかかります。羽化が始まってから羽が伸び切るまでに3時間くらいかかりました。さらに飛べるようになるまでには朝までかかると思われます。

でも、このセミが卵から生まれたのはおよそ7年前ですから虫としては長生きですよね。生まれたのはたぶん2013年ですからすごいと思います。でも成虫になってからの寿命はとても短いのですから大事な時を過ごさねばなりません。私のようにボーっと生きてるひまはありませんね。

なかなか見ることのできない羽化の瞬間をご覧ください。

 


畑で見つけました。

 

家の中で撮影。