曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

みかん創りの秘かな愉しみ-2

2021年02月04日 | 日記

今日の鳥

ヒヨドリ  デコポン畑の防鳥ネットの中に無断で侵入して勝手に私のデコポンを食べていました。有罪ですね。でも執行猶予を付けてあげました。

 


 今日ご紹介する柑橘は昨日と同じ文旦の仲間です。昨年名前を付けました、甘太郎と言います。

生まれたのはもう10年以上前ですが長い間名前のないままで過ごしてきました。
文旦の仲間は玉の大きいものが多いのですが果皮が厚く剥きにくいのが難点です。そのうえ中袋も厚くてそのまま食べにくいのも面倒ですよね。その面倒くささを考えても食べたいという文旦好きの人も世の中に少しは居ます。私もその少数派の一人で1個の文旦を食べるのに30分くらいかかっても厭いません。今日紹介の文旦甘太郎の味と食感が私の好みに合っているのでしょうか、面倒でも結構食べています。普通に甘ーいみかんは美味しいとは思いますがあまり食べません。果物の好みは人によってずいぶん違いますから「今美味しいみかんは何ですか」と聞かれても本当にお答えしにくいのです。そんなわけで、この文旦をお勧めすることはめったにありません。でも私にとっては美味しい柑橘です。

面倒な文旦の食べ方をご紹介しましょう。


文旦 甘太郎

 

大きいものは800gほどあります。

爪を立てても剥けませんので、まず包丁か果物ナイフで果皮に切り目を入れます。

切り目に沿って剥けば難しくはありません。

果肉を取り出します。

これですぐに食べられれば問題ないのですが、房ごとに分けて、一房ごとに皮を剥くのはまた大変です。

そこでリンゴの皮を剥くように外側の皮だけ包丁で剥きます。

ここまで剥くと食べられないのは房ごとの隔壁です。まず半分に切って切り口から果肉を外してゆきます。

種は少ないです。

隔壁を一枚づつはずしてゆくとすべての果肉が取り出せます。

 

この果肉はべたべたしませんからこのままつまんで食べてもいいし、少しほぐして野菜サラダに入れても美味しいです。

ケーキやお菓子の材料としても使えそうです。私はカレーに入れて食べてみたこともありますがパイナップル入りのカレーもあるくらいですから悪くはありませんでした。