曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

帯石観音の紅葉 2012

2012年11月20日 | 日記

 紅葉の季節ですが、今年はどこへも行けそうもないので近場の紅葉で我慢することにして帯石観音と嘉納山へ行ってきました。昨年も書いたような気がしますが大島には紅葉の名所と言えるようなところがありません。海のせいで秋が比較的あったかくて夜温もあまり下がらないためか紅葉も鮮やかな色が出ずいつの間にか枯葉になって散ってゆくのが通例です。でも今年は少しは紅葉がきれいかなと思います。

帯石観音では八重桜を主体に植えていますがモミジもかなりあります。今日の写真は11月18日のものですが少し早すぎたかなという感じでした。


 


今日の音楽

鉄道シリーズ1

PAT METHENY GROUP - Last Train Home (Railway Version) 

 

汽車 汽車 しゅっぽ しゅっぽ

しゅっぽ しゅっぽ しゅっぽ ぽー

新幹線が出来て目的地に早く着けるようになりとても便利ですが旅の途中を楽しむということはなくなりました。たまには蒸気機関車の引っ張る客車で旅がして見たいですね。

らんらんさんありがとうございました。シリーズと言うからにはまだまだ汽車の旅があるのでしょうね。

 


帯石観音

 

日曜日のせいか紅葉を見に来た人が少しはいました。 

 

 

 

一回りして私が帰るころには誰もいなくなりました。 

 

 

 


最後の1頭 ウスイロコノマチョウ

2012年11月18日 | 蝶の飼育

今日の木の実

山柿 (甘みもありますが渋くて食べられません。実が小さい割に種が大きくていっぱい入っています。食用不可)

 

山茱萸 (赤くて少し柔らかそうでおいしそうに見えますが酸っぱくて渋くてとても食べられません。)

 

山ブドウ (酸っぱいけど食べられないことはありません。甘さも少しは感じられます。)

久しぶりで食べてみました。種と皮が残っています。子供のころには食べた記憶がありますがどんな味だったか覚えていません、もう60年も前のことですから。そこで今日取りに行って食べてみましたが子供のころにはもう少しおいしく感じていたと思います。もう少し熟するのを待ったほうがよかったのかもしれません。山ブドウのワインというのを聞いたことがありますね。残念ながら飲んだことはありません。

 

 

野ブドウ (紫色の実を食べてみました。酸味も甘みもありません。)

子供のころにはこれは食べられないことを知っていたはずです。肉質が固く何の味もありません。でもきれいですね。

野ブドウは別名馬ブドウとも呼ばれ葉茎実ともに薬効があるらしく昔から薬として使われてきたそうです。

 


 ウスイロコノマチョウのお話は何度もしていますが、先日ウスイロコノマチョウの雄が死んだことをお伝えしました。その2日後メスが弱って飛べなくなり翌日死にました。メスは2頭いたのでもう1頭が最後の蝶として残っていました。1頭だけではもうこれ以上飼育するのも意味がないしこの蝶の寿命も長くないかもしれません。そこで飼育箱で一生を送るよりは一度でも大空を自由に飛ばせてやりたいと思い今日天気が良かったので外に放ちました。昨日の夕方には餌を与えようとしても飛べませんでしたが何とか柿の実を食べさせたら給水管を出してしっかり汁を吸っていました。それで元気が出たのか今朝は戸をあけてやると一気に外へ飛んでゆきました。

6月にコンビニで捕まえてきたウスイロコノマチョウの雌から4代目ですがこの蝶を最後に約5か月間の飼育を終わりました。

今日放った雌がこの冬を越す可能性はほとんどないと思います。これでよかったのかどうか疑問は残ります。


今日の音楽  (選者 R)

 

魔笛 Die Zauberflöte_37 2幕終わり

らんらんさん魔笛シリーズありがとうございました。この頃は長いクラシック曲をじっくり聞くことは全くなくなりました。CDもレコードもほこりをかぶっています。秋の夜長にこのブログを訪れた皆さんも楽しんでくださったのではないかと思います。

 

時間のある方はこちらもどうぞ

Mateki Die Zauberflőte

 


最後のウスイロコノマチョウ ♀

 

昨日の夕方柿を餌として与えたのですがこのときは飛べませんでした。

今朝10時ごろ日が当たって体が温まったのかこの後すぐにカーテンから離れ飛び去ってゆきました。

 

2日前に死んだもう1頭のウスイロコノマチョウのメス

 

 


これは何だかわかりますか。

9月に種をまいたシクラメンです。まだ葉が1枚しかありません。葉が2枚か3枚になったら小鉢に植え替えます。来年の秋までに葉の数を20枚くらいに生育させたらひとまず成功です。町の花屋さんでは12月にはしっかり花の咲いた株を売っていますが我が家のように温室のないところでは花は3月ごろにならないと咲きません。どんな花が咲くか楽しみです。何年か前に育てた時にはいろいろな花が咲いて楽しかったです。この葉を一つづつ全部育てたら100鉢くらいになるでしょう。それはちょっと無理ですね。

左側の株が種を取った親株です。毎年友達が年末にきれいに咲いた鉢を持ってきてくれます。その株から種を取り親は夏越しさせて秋になって芽を出してきました。シクラメンは葉の数ほど花が立ちます。二年目の株ですから相当大きな株になることでしょう。

 


 今日はもう一つ記事があります。


ジャムズガーデンで今開かれている菊田印斎さんの絵の個展を見に行きました。ご本人の承諾を得ましたのでご紹介いたしましょう。

ソファーに座っておられる方が菊田さんです。

 


会場のジャムズガーデン

 

二階にギャラリーがあります。関心のある方は今週中ですからお早めに行ってみてください。

 

 

 


椿が咲き始めました

2012年11月17日 | 日記

今日の花

庭のツワブキを時間を変えてとってみました。

山ブドウ 

 

野ブドウ

 


 今日は西風が強く昨夜からの雨がずっと降り続いていました。前日の好天がウソのようです。 

 

 

 


椿


 

 

 

 


昨日の蝶

ヒメアカタテハ

 

ヤマトシジミ

 

モンシロチョウ

 

イチモンジセセリ

 

 


天気が良いのでまた港へ

ねーオジサンたち まだー。    早よー釣ってーな !

 

 

釣りても釣れなくてもこんないい天気の日に海を眺めていると気が晴れますね。

命の洗濯です。日頃の憂さをきれいに洗い流し真っ白な心で帰りましょう。

ゴミは忘れず持って帰ってね。釣り人さん

 

 

 


安下庄海浜公園周辺の秋景色

2012年11月16日 | 日記

今日の花

茶の花

 


 昨日は午前中とても良い秋日和でした。嵩山がきれいだったので港まで写真を撮りにゆきました。いつも嵩山を撮る場所なのですが10数年前に埋め立ててできた所で港の海を隔てて山を見ることができます。その埋立地に病院と下水処理場と公園ができました。その時植えられた樹木もようやく落ち着いてきて今秋の装いを楽しませてくれます。小さな公園ですがその周辺の風景を交えてご紹介しましょう。

公園には人っ子一人いませんね。そうなんです私は時々公園に行きますがいつ行っても誰もいないのです。日曜日なんかにはたまに子供が遊具で遊んでいますが大人を見かけたことがありません。田舎では公園の利用文化というものができていないのでしょうか。10年余り前に当時の町長さんから公園の計画を聞いたとき自然豊かな公園を作ってくださいと話したことを覚えています。しかしできてみるとこんなに誰もが無関心で利用しないとは思いませんでした。よく手入れされているのにもったいないですね。



今日の音楽 (選者 R)

Mozart Die Zauberflute Ouverture - Bernstein NYP Live 1966

 

魔笛はモーツァルトが1791年に作曲した生涯の最後に完成させたオペラです。

 


海のほうより眺めた嵩山

 

 

白い建物は役場支所

 

ナンキンハゼ

 

クヌギ

 

松林の向こうは海

 

右側は病院

 

向こうは病院

 

セイヨウカエデ

 

役場支所と処理場の間

 

下水処理場より

 

下水処理場の周辺

 

向こうからバスがやってきますが、大畠発安下庄行きの終点の橘病院前がすぐそこです。

 

周防大島高校 (旧安下庄高校)

私の母校です。建物はすっかり変わりました。

 

安下庄小学校

私が通ったころとは景色が全く変わっています。

 

 

 

 


大島の秋も深まってきました

2012年11月14日 | 日記

今日の花

ついにアサギマダラの姿が見えなくなりました。ここのフジバカマで吸蜜したアサギマダラは今どこまで行っているでしょうね。100番君は11月2日に屋久島の南端のほうにいました。3日にはさらに南を目指して海の上に出たのでしょうか。無事に次の島へたどり着いていたらよいのですが。100番君は11日で440km 飛んだのですからそのペースで飛んでいたら今日あたりは沖縄本島にたどり着いているかもしれません。さらに、今月の末には台湾へ行っているかもしれません。

遅いアサギマダラはまだ九州でうろうろしているのでしょうか。ここのフジバカマに立ち寄ったアサギマダラはおそらく500頭は下らないと思います。みんな無事に冬越しのできる南の国へたどり着くといいですね。

 


 朝内はまあまあの良い天気と喜んでいたらお昼ごろには雲が空を覆い尽くしぽつぽつと雨が降り始めました。洗濯物を取り込むようカミさんに言いに帰ったころには雨は上がっていました。気温は低いしアサギマダラはもうだめかなと思ったけれど山へ行ってみました。やはりアサギマダラの姿は見えず渡りは終わったのかと少しさみしい気がしました。

 

今日はこのブログを見てくださっているNさんのお誕生日です。おめっとさん !   お互い健康に気を付けましょう。


今日の音楽

HAPPY BIRTHDAY 『DAIKIRAI-DAISUKI』

 


私の桜


赤く色づいた葉も昨日の大風で半分くらい散りました。 

今日の桜

春の桜

 

同じ桜の木も装いが違えばこんなに雰囲気が違います。 


みかんを食べに集まった憎いカラスの群れ

何羽いるのでしょう。野鳥の会の人なら瞬く間に数えてしまうのでしょうが私には数えられません。

ほかの季節にはあまり多くはいないのにみかんの季節になるとたくさんこの町に集まってくるのです。 きっと此処のみかんは美味しいのでしょう。

 


秋型ウスイロコノマチョウの雄が死にました

2012年11月13日 | 蝶の飼育

 今朝飼育しているウスイロコノマチョウを見に行くと、雄の姿か見えません。探してみると床に落ちていました。昨日は夜見に行かなかったのでいつ死んだのかはわかりませんがたぶん昨日のうちに死んだのだと思います。この雄は10月の26日に生まれたので18日間しか生きていませんでした。この雄が餌についているのはあまり見なかったのですがエサの与え方が良くなかったのかもしれません。残念なことです。

 


秋型ウスイロコノマチョウの雄の死

10月26日生まれの雄

 

9月中に生まれた雄 (私が羽化に気づかなかった蝶)

 

 

現在のところ雌の2頭は元気です。

 

蝶の仲間ではほとんど雄が先にいなくなり雌が仕舞まで残ります。(人間も同じですね) 

 

 


11月10日の蝶

2012年11月12日 | 日記

今日の花

 

 

 


 木々の紅葉・風に舞う落ち葉。 日に日に気温が下がってゆくのが目に見えます。

アサギマダラは南へ急ぎそのほかの蝶も次々と姿を消して行く今日この頃です。それでも10日の日にはこの季節にしては暖かだったのでたくさんの蝶に会えました。



今日の音楽 (選者 R)

 Lucia Popp -- The Queen of the Night, 1969 
「魔笛」より  夜の女王のアリア

とても人の声とは思えませんね。すごい鍛錬のたまものだと思います。私ももう少し高いところまで声が出たらいいなあといつも思っています。もっと若い時に声帯の筋肉を鍛えておけばよかったと後悔しています。 


秋の日の蝶

モンシロチョウ 

 

ウラナミシシミ 

 

イシガケチョウ ♀ 

 

キタキチョウ ♀ 

 

テングチョウ 

 

ウラギンシジミ ♀ 

 

ヤマトシジミ ♀♂ 

 

ムラサキツバメ 

 

キタキチョウ ♂ 

 

ツマグロヒョウモン

 

チャバネせせり

 

11月9日にマーキングしたアサギマダラがまだトンていました。 

 

 

 

 

 

 

 

 


秋の花

2012年11月11日 | 日記

 昨日・今日と天気は悪く晩秋を思わせるような寒さでした。さすがに蝶の姿はなく久しぶりでカメラはお休みをもらいました。花の写真はおとといの写真ですがあの日はとても暖かな一日でした。蝶もいっぱい飛んでいて花に蝶にカメラは大忙しでした。今日は花の写真だけ載せますが明日は同日の蝶の写真の予定です。

 


小春日和の花散歩


ヨメナ 

 

桜モミジ 

 

秋桜

 

 

藪椿 

 

ツメレンゲ 

 

ランタナにホウジャク 

 

安下庄湾の帆船(この距離では日本丸か海王丸かわかりません) 

 

マリーゴールド 

 

ムラサキシキブ

 

小菊 

 

ツワブキ

 


我が家の猫  シロ


 

ペットの虐待ではありません。

頬と首に怪我をしているのですがもう一と月以上になるのになかなか治りません。治りかかると後ろ足で掻き毟り毎日のように血だらけになるのです。そこで掻き毟ることができないように首に段ボールをまいてみたのです。猫の知能は人間の2歳並みと言われますが人間でも赤ちゃんの時顔などを掻き毟らないように手に包帯を巻いたりしますよね。

 


私のマーキングアサギマダラが屋久島で

2012年11月07日 | マーキング

 またまたビッグニュースが入りました。

 

 今日夕方山陽小野田市のFさんから私のマーキングしたアサギマダラが2頭屋久島で再捕獲されたことを電話で知らせていただきました。

大変ラッキーなことです。

屋久島在住のKさんが11月2日と3日にそれぞれ1頭ずつ再捕獲されたようです。

 

私のマーキングしたアサギマダラは164頭ですが今回捕獲されたアサギマダラは001番と100番という番号で偶然とはいえこんな切の良い番号のチョウが同じ人に見つかるなんて不思議ですね。

001番は10月10日に今年初めてマーキングを始めた日の最初のアサギマダラでした。

 

放った場所 山口県大島郡周防大島町東安下庄2405の北西300m  緑の矢印の所

100番が再捕獲された場所  鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生589   Aのマークの所

001番が再捕獲された場所  鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間       場所については詳しく聞いていないのでよくわかりません。モッチョム                                             岳の麓の農道とありました。

 

また、100番についてはよく覚えていますが切の良い数字なので特に大型できれいなアサギマダラを選んで捕獲しマーキングをしたものです。10月22日にマーキングをしてはなった蝶は11月2日には屋久島にいたわけですから大島から屋久島の間を11日間で旅したことになります。

001番は11月3日に見つかったのですから大島を出てから24日たっています。100番に比べてだいぶ道草を食ったのかもしれません。

今年はマーキング調査をしてみてアサギマダラの旅についていろいろなことがわかりました。その一つは随分長い間同一場所にとどまる蝶もいるということです。私の気づいた例では11日間同じ場所にいた蝶がいました。また、私が再捕獲したアサギマダラで(FUJI  8/9  YOT  35)の標識の入った蝶は私が追記してはなった次の日にもまだフジバカマの花についていました。3日目には姿を消していました。

わずか164頭のマーキングで2頭見つけてもらえるとは大変ラッキーなことだと思います。(昨年は初めてのマーキングで50頭ほどでしたがその中の1頭が大分で発見されました。これもラッキーなことで大喜びしました。)

とりあえず私の喜びを皆様にも知っていただきたくて写真がありませんがご報告いたします。

 


今日の音楽 (選者 R)

 「魔笛」より パパゲーノのアリア」





ヤクシマルリシジミ

2012年11月05日 | 日記

今日の花

 


 今日は昨夜からの雨が降り続いていて肌寒い一日でした。

こんな日にはもちろん蝶は飛びませんので新鮮なネタはありません。少し前(10月21日)の写真ですがヤクシ

マルリシジミを載せてみましょう。ヤクシマルリシジミは今年初めての写真です。

名前の通り南方の蝶で山口県には以前いなかった蝶です。10数年前に大島で初めて発見されで以来山口県

内にも生息するようになった蝶です。ただ昨年と今年の冬がとても寒かったせいか個体数が非常に少なくなり

めったに見かけなくなりました。この日は偶然イスノキを垣根にしているお宅の傍を通った時にきれいなシジミ

チョウが飛んでいるのを見つけ撮影してみるとヤクシマルリシジミでした。イスノキはヤクシマルリシジミの食草

なのでここで生まれたのかもしれません。何頭か飛び回っていましたがオスを見つけることはできませんでした。

生まれたばかりなのでしょうとてもきれいな個体でした。

 


ヤクシマルリシジミ ♀

 

上の2枚の写真のチョウは別の個体です。当日は何頭も飛んでいたのでどれがどの写真かよく覚えていませんが

下のヤクシマルリシジミは斑紋異常ですね。こうして比較してみてはじめて気が付きました。どこが違うかわかり

ますか。

 

 

ウラナミシジミも飛んでいました。

ヤマトシジミもいました。

 

いかがでしょうか、なかなかきれいなヤクシマルリシジミでしたね。

この蝶は雌なのでここのイスノキに産卵しようとしていたのかもしれません。

一週間後にここを通ってみるとイスノキは見事に刈り込まれていました。卵と幼虫はすべてダメになったでしょう。