曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

わたしの桜ー2

2021年03月31日 | 日記

今日の花

八重桜 関山   末日とはいえ今日はまだ三月です。遅咲きの八重桜関山が咲いていました。早咲きの山桜・中くらいのソメイヨシノ・遅咲きの八重桜、今年の春は何もかも一緒に咲いています。

 


 サクラの花が咲き始めると、お花見のことが話題に登り始めますよね。お花見にもいろんなタイプがあるようですが、歴史的にも現代の世間的にみても、満開の桜の下でお弁当やおご馳走をいただきながら多くの人と酒を酌み交わすのが典型的なお花見の形なのでしょうか。もしそのような形がお花見だとしたら私はそのような花見は一度もしたことがありません。そのような野外の宴会のような花見をしている人たちを見たことは度々ありますが、そのようなお花見が楽しいものだということは私にはよく理解できません。宴会が進みお酒もまわってきたら桜の花なんかどうでもよくなるのではないでしょうかね。まあ今年は宴会型の花見会は自粛しましょうとのことですので、美味しいお弁当を持って人の少ない静かな公園とかハイキングがてらのお花見とかだったら楽しめるのではないかと思いますが。でもそんな静かなお花見って流行らないのでしょうね。

私の毎日の花見はたいてい何かをしながらの花見か、何かのついでの花見ですから、そんなのはお花見とは言えないのでしょうね。今日は久賀からの帰り道帯石観音の近くの枝垂れ桜を見てきました。大島には樹齢何百年という桜はおそらくありません。この枝垂れ桜はかなりの大きさがありますがまだ100年もたっていません。私が小学の低学年のころの記憶にこの枝垂れ桜が植えられて間もないひょろっとした木だったことを憶えているからです。でもよく成長したものです。

 


 

枝垂れ桜

この枝垂れ桜のそばにあるソメイヨシノは私が植えました。今考えるとソメイヨシノより同じ仲間の枝垂れ桜を植えればよかったかもしれません。同じような斜面ですから。

 

その近くの山の中に白の八重桜の野生の木を見つけました。なかなか良い花です。

桜の下には蕨がたくさん生えていました。

これだけあれば十分でしょう。

 

やがてふもと近くになりました。また私の植えた桜です。

人のたくさん住んでいる町と違い、このあたりではいくら桜を植えても、桜の花を見る人はほとんどいません。

 

明後日くらいから花吹雪が見られます。

 

 


わたしの サクラ

2021年03月30日 | 日記

今日の花

ボタンの花が満開です。こんなに早い年は今までに経験がありません。

 


 昨日に続き今日もひどい黄砂です。北京市のほうでは視界が50メートルほどになることもあると聞いていますが、こんな砂混じりの空気を吸うのは体にもよくないかもしれませんね。今桜の花が盛りですができれば抜けるような青空の下で眺めたいものです。

今年は恒例の京都の花見ができませんので、近場の名所の桜や自分で植えた桜を眺めてこの春を過ごすしかありません。それから、今はネットの時代ですからテレワークならぬテレ花見もできますよね。信州や東北の古い桜の樹と雪をかぶった山々の美しい風景をネット上で探し、そんな桜を見て楽しんでいます。いつの日か世界が昔のような静けさを取り戻したら、信州や東北をゆっくり花見の旅をしてみたいものです。

 


今日はどこへも花見に行けませんでした。私の植えた桜です。(40歳の時植えたソメイヨシノ)

 


ごく最近植えている桜の樹

3年前に種をまいて2年家で育て、昨年この山に植えました。

来年は初花を見ることができるかもしれません。

 

2年前に種をまき今年この山に定植した山桜

右の小さな桜は今年植えた白の枝垂れ桜です。左の木は5年前に植えたエドヒガンです。

 

10年ほど前に植えた枝垂れ桜

 

今日の黄砂、こんなひどい黄砂はめったにありません

 

いつもなら見える四国の山々はもちろんのこと、一番近い立島も見えません。


黄砂に霞む 如月の望月

2021年03月29日 | 日記

今日の花

山桜 エドヒガン    千年を超す寿命を持つ長寿の桜です。花はソメイヨシノや河津桜のような華やかさはありません。小さな花びらにほんの少しのピンクが浮かび楚々とした美しさを持ってい    ます。千年後の人たちへの贈り物として植えました。

 


 昨日の日曜日は朝からきつい雨が降りました。午後にはほとんど上がりましたが夕方まで暗い一日でした。なのに夜少し遅く外へ出てみると空はすっかり晴れ渡り、真ん丸な月が輝いていて今夜は満月かなと思いました。

ところが今朝新聞を読んでいると西行のあの有名な歌のことが書いてあり今夜が旧暦2月の満月だということを知りました。昨夜見た月は14夜の月だったのだと気が付きました。
「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」この歌を知ったのは中学だったか高校だったか覚えていませんが、花・春・きさらぎの言葉が頭の中でしっくりこなかったような記憶があります。如月が旧暦の2月とはわかってはいたはずですが桜の花と暖かな春とが気持ちとして結びつかなかったのだと思います。

しかし今夜黄砂でおぼろに霞む満月を眺めて西行の気持ちが良く理解できたような気がしました。桜は今満開ですものね。遅ればせながら私も西行のその年になったから理解できたのかもしれません。本当は西行の年を越していますけどね。

 

今日もアサギマダラたちは翅に文字を載せて春の空へ飛び立って行きました。

 


如月はおぼろに霞む望の月

 

 

きらめきを吸い込むような春の海 黄砂の向こうにかすむ太陽

 

今日のアサギマダラ

 

今日のマーキング

 

これらのマーキング蝶をどこかで見つけたらぜひ知らせてくださいね。


2021年 オレンジロードの桜

2021年03月28日 | 日記

 日曜日の今日は雨になることがわかっていました。そこで昨日満開には少し早い状態だったのですが、毎年のように車を走らせながら道沿いの桜を動画に撮ってきました。

今年も従来のような花見はできませんので、車で走りながら花を眺める簡単花見をしてみませんか。

 


植えた桜の木は年々大きく育っています。

 

2021年 オレンジロードの桜

 

 


ヤマザクラ

2021年03月27日 | 日記

今日の花

もうボタンが咲きました。

 


 秋は静かに忍び寄ってきますが、春はなんだかどっと押し寄せてくる波のようですね。私は毎日寄せてくる桜の波におぼれています。

桜のことはもう卒業しようと何度思ったかわかりません。ずっと前のことですが、40歳になったときに桜の苗木を植えることを始めました。その年ソメイヨシノの苗木50本を買って、できたばかりの農道の路肩に初めて植えました。こんな風に桜を植えて行けば一生の間に1000本植えることはできそうだとその時感じました。その後毎年何本かずつ買っては植え続けていますのでもう1000本は越えたと思います。そんなわけで目標には達したので桜のことはもう卒業してもいいかなと何度も考えました。なのにこの時期になるとじっとしていられません。どうしても桜の魔力から逃れることができないのです。今日の写真は仕事の合間に撮った今年の山桜の花です。

遠くから眺める花は山桜 近くによれば微笑みかわす

 


今年この2週間に出会った山桜です

 

 

この写真の桜は私の町の近くにある山桜です。お気に入りの山桜が見つかると根元に印のテープを巻いておきます。そして6月になるとそのテープを目印にして種を拾いに行きます。目印をつけておかないと6月の桜はみんな同じような葉桜ですからどの木がお気に入りの木かわからなくなってしまいます。次の楽しみは種を拾ってきて次の世代を育てるのです。あの素敵な花を咲かせる桜の子供はどんな花を咲かせるのでしょう。その種は一粒の小さな夢の種なんです。

 

 


立島の 山桜

2021年03月26日 | 日記

花咲けばここにおるぞと山桜

 春になるとニュースでは各地の桜の開花情報を流しています。何分咲きとか満開、散りはじめなどと伝えられますがこれはソメイヨシノの開花状況を示しています。日本の桜の木は大層種類が多くて、同じ場所においても花の咲く時期は1月に咲くカンザクラから始まって、遅いのは5月ごろ咲くボタン桜までいろんな種類の桜が咲きつないでいます。ソメイヨシノは桜の中では横綱格ですが、私にとっては前頭当たりの山桜の花が好きです。山桜の花はよく見ると1本1本みんな違っていて個性があるのが面白いですね。山桜のほとんどは人間が植えたものではないと思います。鳥がサクランボのような種を食べてどこかに運び、そこで偶然芽を出して育ったものでしょう。鳥に食べられなかった種はそのまま枝から下に落ちますが発芽抑制物質が種を覆っているので発芽しません。鳥のおなかを通った種だけ発芽するのです。うまくできた仕組みですよね。でも山々に咲く山桜の分布には偏りがあるような気がします。今日の写真をご覧になるとわかりますが島の山頂部分に山桜が密集していますね。もしかしたらここは野鳥の楽園だったところかもしれません。野鳥たちがせっせと山桜の種を運んだのではないでしょうか。

以前話したことがあるかもしれませんが、若いころから60歳になるまでは趣味と言えば釣りでした。小さな漁船を持っていて海の上を走り回ったものです。この立島の山桜のこともその当時知りました。島の周囲は岩礁が多くて春はメバルを釣るための良い漁場でした。しかも山桜の花が咲くころがメバル釣りの最も良い時期だと覚えていました。立島に山桜の花が見え始めると居ても立ってもいられなくなりメバル釣りに出かけたものです。そして島を見上げては一人で花見にふけったものでした。今は船を持っていませんので島の間近で花見をすることはできません。今日は天気も良かったので、望遠レンズで花見をしてきました。

 


立島の山桜

 

 

 

 

規模は小さいですけど吉野山のようですね。吉野山の桜は人の手が入っていますがこれは天然ものです。
去年の夏この桜の木の下を探索しました。下草はあまり生えていなくて歩きやすかったです。

崖には菜の花が  これも野鳥が運んだのでしょうか。それとも崖の上には昔畑があったのでしょうか。人の住んだ名残

 

 

 

 

 

伊崎の山桜

 

船越の山桜

 

アッ !  鶴だ   いえいえ私はサギですよ

 

山桜どの花見てもオンリーワン

 


早春のアサギマダラ とマーキング

2021年03月23日 | 日記

今日の花

つばき   今日はピンク系の椿です。

 


 今年は春の訪れが例年よりかなり早いようですね。
先日全国各地で桜の開花宣言があったと思うと、東京などは今日もう満開宣言が出ています。でもここ周防大島の桜は他の地域に比べて遅いのです。何故かと言いますと周防大島は瀬戸内海にあって周りを海に囲まれています。その海は太平洋や日本海と違って浅くて冷えやすい海なのです。そして海水温は比熱が大きいものですから冷えるのが気温に比べて大幅に遅れます。海水の温度においては気温の変化に比べると2か月遅れで3月・4月が真冬に当たります。そのような海に冷やされて大島の春の気温が上がりにくいことになり、桜の咲くのが遅れます。そのような大島で越冬したアサギマダラは本来なら羽化するのが遅いのが普通なのですが、今年の早さはどうしたことでしょう。今日で11頭のアサギマダラにマーキングをして放ちましたが、3月のマーキングは珍しいことです。

アサギマダラは旅をする蝶として知られていますが、春は北へ向かって飛んで行き秋には南の暖かい島々に向かって移動してゆくのです。でも年中移動しているわけでもないようです。今日放った蝶はすぐに北へ向かうわけではありません。おそらく気温の高くなる6月ごろまではこの辺りに滞在していることでしょう。それまでの間にもう一度彼らに会いたいものですね。

 


例年より早く生まれたアサギマダラ

 

早春のアサギマダラ

 

生まれたばかりなのに貪欲に花の蜜を吸います。

 


今日のマーキング蝶

これらのマーキング蝶をどこかで見かけたらこのブログへお知らせください。

 

今日のマーキングは ♀4頭   ♂5頭  でした。


今日以前のマーキング蝶

 

3月6日に生まれたアサギマダラ

 

3月8日に生まれたアサギマダラ、翅がくしゃくしゃになっていてうまく飛べません。外へ自由の身にしてあげることができず、仕方がないので飼育小屋で飼っています。


ブラッドオレンジの収穫

2021年03月08日 | 日記

今日の花

椿  椿の花の種類は10000種以上あるそうですが、花の色は基本的に白から赤までの色しかないですね。

 


 ブラッドオレンジという柑橘は以前は日本であまりなじみのない柑橘でした。10年位前から愛媛県などで一部産地化されてきて話題に上るようになってきました。それでも、同じオレンジの仲間の中ではネーブルオレンジやバレンシアオレンジに比べると世間ではそれほど知られていないようです。ブラッドオレンジの主な特徴は果肉に含まれる赤紫色のアントシアニンによる赤い色でしょうね。果皮が赤い柑橘はいろいろありますが果肉が赤い柑橘はあまりありません。ブラッドオレンジは甘みはそれほどでもありませんが、ジュースにすると爽やかでおいしいですね。ジュースの色もきれいです。それにオレンジの仲間ですからとても良い香りを持っています。要するに生食よりジュース・マーマレード・アイスクリーム・ジェラード・オレンジケーキなどなど加工に向いていて特徴を発揮します。やはり少しは作りたい柑橘ですね。

 


ブラッドオレンジ

カラスやヒヨドリはこの実が大好きです。それで防鳥ネットが欠かせません。

 

 

 

暇がなくてなかなかジュースを作れません。ブラッドオレンジのジュースは大好きです。

 

娘が焼いてくれるオレンジケーキもいいですね。

 

ジェラード屋さんが毎年送ってくださいますが、ブラッドオレンジのジェラードはなかなかいいです。

 

 


2020年秋、周防大島でのアサギまでラマーキング蝶再捕獲の記録

2021年03月07日 | 日記

 本日ここに掲載した写真は、2020年の秋10月に周防大島町外入の磯兼屋敷跡のフジバカマ園に飛来したアサギマダラの中で再捕獲されたマーキング蝶の記録です。同署でマーキングされたものについては省きました。当フジバカマ園の管理をされている山本友一氏と私で確認した写真と、観光で来られたお客様の提示くださった写真も含みます。

2020年は10月の初めから11月の10日過ぎまでマーキング調査を行いましたが、全部で18頭のマーキング蝶の再捕獲がありました。昨年の42頭に比べると少ない結果に終わりました。アサギマダラの飛来数全体でも昨年より少なかったようです。
(このページの写真については、必要な方はご自由にコピーしてご利用ください。)

 


再捕獲マーク蝶 画像

 

1 10月9日 ? ユノ?  TP  13  8/9 周防大島町外入 山本友一

8月9日

 

2 10月10日 MA  99  DSM  8.8 周防大島町外入 山本友一 8月8日

 

3 10月10日 Fuji  MAS  8.12  05? 周防大島町外入 観光客 8月12日

 

4 10月11日 NP  JET  9/19  1931 周防大島町外入 山本友一 9月19日

 

5 10月11日 NP  JET  9/15  1888 周防大島町外入 山本友一 9月15日

 

6 10月12日 日光 JHA  8.2 周防大島町外入 山本弘三 8月2日

 

7 10月13日 デコ SRS  8/30  1512 周防大島町外入 山本弘三 8月30日

 

8 10月14日 ほうたつ IMM  773 周防大島町外入 山本弘三  

 

9 10月18日 白山 TTY  252  9.24 周防大島町外入 山本友一 9月24日

 

10 10月20日 マル リノ 8.19 1974 周防大島町外入 観光客 8月19日

 

11 10月20日 クレシ 芸 10.17 33 周防大島町外入 山本弘三 10月18日

 

12 10月23日 OTR  SETO  9.17  72 周防大島町外入 山本友一 9月17日

 

13 10月24日 クレシ 芸 10.18 36 周防大島町外入 山本友一 10月18日

 

14 10月24日 マル リノ 8.20 2454 周防大島町外入 山本友一 8月20日

 

15 10月25日 かやの 20.8.27 サトミツ 113 周防大島町外入 山本友一 8月27日

 

16 10月26日 白山 TTY  9.24 191 周防大島町外入 山本友一 9月24日

 

17 10月26日 白山 HGH  9.22  70 周防大島町外入 山本友一 9月22日

 

18 10月30日 アヤ KHA  10/6  278 周防大島町外入 山本友一 10月6日

 


生まれたり 早すぎたかもアサギマダラ

2021年03月06日 | 日記

今日の椿

 

挿し木の椿

 


 このところ寒暖の差が大きすぎますね。20℃もある日があるかと思えば日中も10℃そこそこの日もあります。


お昼ごろ蝶の飼育小屋を覗きに行くとアサギマダラが1頭羽化していました。今年の初蝶です。生まれるのが少し早すぎですが健全な形で生まれていますので良かったと思います。
アサギマダラが野外で生きてゆくには気温が15℃以上ほしい所です。3月は冬に比べると確かに暖かいですけど寒さを感じる日もまだまだあります。今日生まれたアサギマダラは外へ放つにはまだ早いと思います。3月下旬までは小屋の中か室内で餌を与えて飼わなければいけないでしょうね。

 


飼育小屋の中で越冬中のアサギマダラ