曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

海の底へ行ってみませんか

2017年02月28日 | 日記

今日の花

椿  我が家で出来たオリジナル椿です。咲き始めの11月には白い椿にピンクの覆輪ですが今頃咲くとこんな感じです。

 


 先日の新聞に書いてありましたが、今クラゲが人気なのだそうです。世界中のクラゲを集めた水族館があって大変な人気だそうです。

私も海の中で見るクラゲは好きです。目の前を必死で泳ぐさまはかわいくもあり健気な生き物といった感じです。時々ちくっと刺されることがありますが大したことはありません。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 

Joseph Haydn: Cello Concerto No. 1 in C Major, 1. Moderato

 

イッサーリスはガット弦を使うんだそうですね、聴いた時一瞬なんだか違うような気がしましたがそのせいでしょうか。


小さな水クラゲ

 

海の中にいる気持ちになれましたか。

あっという間に2月も終わりました。3月ですから、そろそろ税務署へも行かねばなりませんね。・・・・・

 

 


春を待つ冬木立

2017年02月25日 | 日記

今日の花

馬酔木   馬酔木の花は早い。

 


 長者が原へ行ってきました。木々の芽が膨らんでいます。春は近いですね。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 Jacqueline du Pre - Schumann cello concerto a minor op.129 - first movement

前回、シューマンだったので、シューマン続きで。
チェロコンチェルトは、曲の冒頭部分がとてもドラマティックな作品が多いように思います。


(いいですね。いつ頃の演奏でしょうか。)


クヌギ・ナラガシワ・エノキ・コナラ・・・・・みんな葉を落として幹と枝だけで冬を過ごします。林の中はとても明るいです。

 

 

 


早春の花 和水仙

2017年02月19日 | 日記

 ため池の土手に水仙の花が咲いていました。長いこと忘れていましたがここの水仙はわたしがかなり植え足したのです。もう20年くらい前のことでしょうか。もともと土手には少しばかりの水仙がありました。池の土手の保全のため地域の人で初夏の頃と秋に草刈りをしますので、冬の植物の水仙を植えればきれいだろうと思いつき家の周りにあった球根を掘り起こして1球づつ土手に埋め込んだのです。小さな球根では初めの何年かは大した花も咲きませんでしたのでそのうち忘れてしまいました。今日畑に行く途中ふと池の土手を見ると白い花が陽射しの中で目立つほどに咲いているではありませんか。私の植えた水仙があんなにたくさんになったのだと気付き思わず車を止めました。

植えたままで長いこと何の管理もしなかったのにすごい生命力ですね。春の柔らかな日差しの中で地面に寝そべって写真を撮りました。

 


土手の和水仙

 

 

 

 


薄寒桜とメジロ

2017年02月17日 | 日記

 昨日今日と南風が吹き気温が上がり一気に春になったかと感じさせられました。気象庁の発表でも春一番とのことでした。でも週末には寒気団が下りてきて雪になるところもあるそうです。本当に春めいて来るのは3月になってからでしょうね。でも私の町ではあちこちで桜の花が咲いて春の雰囲気をちょっぴり漂わせています。私の植えた薄寒桜です。早咲きの桜にメジロやヒヨドリが喜んでいます。町の中の薄寒桜をご紹介しましょう。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 Schumann: Piano Concerto / Uchida · Rattle · Berliner Philharmoniker 

MITSUKO UCHIDA さんのピアノを初めて聴きました。衝撃です。モーツアルト、ヴェートーベンも聴きました。


1.教会の桜

薄寒桜の花は染井吉野桜のように一気に咲いてパッと散るような咲き方ではありません。1月の下旬からちらほらと咲き始めて、2月の上旬には3分咲き、中旬に5分咲き、下旬になると次第に花が少なくなっていつの間にか葉が出て花はお終いになる。薄寒桜の花はひと月くらい眺めることができます。

薄寒桜の花が終わるころには左隣にあるミモザの黄色い花が咲き始めます。

 

 

2.安楽寺の桜

安楽寺の薄寒桜は表口にもう一本あったのですが大きくなって突然枯れました。どうも塩害に弱いようです。この薄寒桜は寺の裏山に植えたものです。

 

 

3.安高県道わきの桜

県道わきには最初染井吉野を200本植えましたが、少しだけ薄寒桜も植えようと思い7本ほど植えてあります。

 


薄寒桜にメジロ

メジロは花の蜜が大好きです。桜の花にはよく集まって来ます。

飛び立った瞬間には翼を開いていないのですね。

薄寒桜は河津桜より10日から2週間くらい早く咲きます。

 


小積の河津桜の様子を見てきました

2017年02月14日 | 日記

今日の花

河津桜  カワヅザクラはオオシマザクラとカンヒザクラとの自然交雑で生まれたものです。2月から3月にかけて咲き花はやや濃いめのピンクで見栄えの良いことから、早春の観光資源としてこの頃各地に植えられています。大島でもこの小積地区で早くから廃園となったみかん畑を整備して植えられましたが、近年樹も大きくなり見事な花を咲かせるようになったことで多くの観光客が訪れるようになりました。

 


 所用で小積の近くまで行ったので河津桜の咲き具合を見に行ってきました。全体としては1分咲きくらいでしょうか。風の当たらない暖かいところでは3分咲きになったところもありました。見頃になるのはもう10日から2週間くらい先ではないでしょうか。数日前からの寒さも今日は少し緩み、砂浜に出ても暖かさを感じました。一見春のようですが、本当の春の訪れはまだ一か月以上先のことでしょう。

 


小積の河津桜

 

 


小積の海岸

 

 

 

真ん中遠くに見えるのは由利島(テレビで放映されたダッシュ島) です。


ムラサキツバメの越冬

2017年02月12日 | 日記

今日の花

ビオラ  寒い間もよく咲きます。

 


 冬の間は蝶の写真があまり撮れません。蝶は冬にはほとんど飛びませんからね。どうして冬を過ごしているのでしょう。

蝶が冬越しする形態は三つあります。一つは卵で冬を越して春になって食草の新芽が出るころに孵化して新しい世代の成長が始まるタイプです。二つ目は幼虫の形で冬を越すタイプです。幼虫で冬越しする者の中には冬の間一切エサを食べないのと、暖かい日などには少しづつ餌を食べてゆっくりですが成長している幼虫がいます。蛹で越冬するタイプもありますがこれは幼虫とみなしても良いでしょう。もちろん蛹は餌を食べませんし外観はほとんど変化しません。でも蛹の中では冬の間にも着々と成長が進み蝶の形が作られています。三番目は成虫で越冬するタイプです。蝶は変温動物ですから外気温が低くなると体温が下がり飛ぶことができなくなります。だから餌を獲ることができません。秋に蓄えた体力で春まで生き延びねばなりません。冬眠のように極力体力を消耗しないようなシステムを身につけているのでしょうね。

越冬している蝶を見つけるのはとても難しいのですが、比較的見つかりやすい蝶の越冬姿をご紹介しましょう。ムラサキツバメと言ってとても小さな蝶です。翅を開くと表は紫色をしていて美しい蝶ですが羽を閉じていると枯葉かゴミのようです。馴れないと見つけるのは難しいです。面白いのは越冬するとき集団でかたまって葉裏などにとまっていることです。単独のこともあります。

 


ムラサキツバメの越冬

9頭いるようです。

 

12頭いますね。

 

何頭いるのか数えられませんが10頭はいると思います。

 

 

 

暖かい日には立ち上がって日光浴をします。気温が15℃くらいになると飛び回ることもあります。でも夕方にはちゃんと元の場所に戻っています。きっと何かマーキングしてあるのでしょう。

寒い日には風を避けるためか横倒しになっています。

 

 

ムラサキツバメの近くでウラギンシジミが越冬していました。

 

 

 


山本柑橘園の柑橘紹介ー10. 紅映

2017年02月10日 | 日記

今日の料理

栗ごはん  

 何で今頃栗ご飯が出てくるのでしょうか。じつは冷蔵庫のチルドの中に生の栗を入れたまま私が忘れていたのです。私って何でもよく忘れる人なんです。昨年の9月の下旬に栗の収穫時期だったのですが、ネットで栗の氷温貯蔵と言うのを見つけてやってみようと思い立ち、冷蔵庫のチルドルームへ入れたまま今年の1月まで放っておいたのです。栗の氷温貯蔵と言うのはぎりぎり凍らない温度で1か月貯蔵しておくと栗がすごく甘くなるということでした。冷蔵庫に入れたときには半信半疑でしたが、こうして栗ご飯にしてみるとメチャクチャ甘いのです。甘くなるというのは本当でした。冬のほうれん草が寒さで凍らないように甘さを蓄えて甘くなるというのは聞いたことがありますが、栗も凍らないようにでんぷんを糖に変えて身を守るのだそうです。普通の栗もこうして甘くしてから販売すれば消費者が喜ぶのではないでしょうか。それともそんな手間はかけられないのですかね。栗を甘くしたい人は栗を買ってから自分でやればいいのでしょうか。

 


 またまた、柑橘紹介です。年内の柑橘はみかんだけといってもいいくらいですが、年が明けて1月・2月となると俄然食べごろの柑橘品種が増えてきます。

今日の紹介品種は紅映といって早くに酸が低くなって中晩柑の中では早生系に入ります。1月の初めごろから食べられます。畑でもヒヨドリやメジロが一番早く食べ始めます。酸が低いだけでなく糖も高い品種で15~16度になりすごく甘い柑橘です。でもいいことばかりではありません。果皮が剥きにくいのです。そして種がかなり多くてわずらわしく感じられます。美味しいのは美味しいのですが食べにくいことを考えると手を出しにくい柑橘です。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

 冨田勲 「きょうの料理 テーマ曲」

「きょうは特別にあまーい栗ご飯を作ってみましょう。」「ただし準備に3か月かかりますけどね。」

懐かしい音楽ですね。誰でも知っている曲です。それにしても即興で作れるなんてすごい。


紅映(ベニバエ)  

 

赤みが濃くてきれいですが、剥きにくいのは嫌ですね。皮がぽろぽろ千切れます。

どの袋にも種が入っているのが見えます。

糖度は15度以上あります。

種があっても野鳥はこの実が大好きです。今年もほとんど食べられてしまいました。

 


フジバカマの手入れ

2017年02月09日 | 日記

今日の花

水仙 私の住む大島には野生の水仙が4種類見られます。そのうちの一つで花弁が細長いのが特徴です。

 


 先日、草刈りに行ってきました。草刈りと言っても秋に枯れたフジバカマを刈り取って春の芽生えを促すのです。気温はまだ低い日が続きますが日差しは強くなり植物たちは新芽をのぞかせています。枯れた古い茎を刈り取らないと新しい芽立ちの邪魔になります。毎年秋にはアサギマダラの観察でお世話になっているKさんのフジバカマ園に刈り取りのお手伝いに行きました。二人で草刈り機を使って刈り取りをしたので1時間ほどできれいに刈り終えることができました。すでに伸び始めている新芽もありましたが枯草が無くなりすっきりしました。秋にまた見事な花を咲かせてもらうためにはこれから秋までの間の管理が大変です。秋にはまたお世話になるので今後も少しはお手伝いに来なければね。

 


冬枯のフジバカマ園

 

さあどんどん刈りましょう

刈り取った後にはもう新芽が出始めています

 

 

アサギマダラの舞うフジバカマ園てす。秋にはこんな風でした。

 

 

今、アサギマダラは幼虫で冬越ししています。

上の幼虫、このくらいの大きさで冬越しするのが良いのですが、秋が暖かだったので育ちすぎた幼虫もいます。この寒さの中で蛹になったのですが、不完全な蛹になり羽化できないものと思われます。

蛹の体の中に黒いものが見えますが、ヤドリバエの感染かもしれません。このまま蝶になれず死ぬものと思われます。

 

 


山本柑橘園の柑橘紹介ー9. 麗紅 (れいこう)

2017年02月08日 | 日記

今日の花

紅梅  庭の梅の木です。

 


 昨日と今日で麗紅の収穫をしました。なかなか外観のきれいな柑橘です。味も良いのですが種が入るのが欠点と言えば言えます。山本柑橘園では2月以降に販売します。
麗江には袋かけが面倒なので防鳥ネットを被せてありますが、どこから入るのか毎日ヒヨドリがネットの中に入ってみかんを食べています。本当に困った奴らです。

 

「麗紅」は、「清見・アンコールNo.5」に「マーコット」を交雑して育成した中生のタンゴールです。外観は赤橙色、平滑で美麗、芳香があり、糖度が高く良食味な品種です。と言うのが、この品種を作った農研機構の説明です。



麗紅の畑

やや扁平できれいな柑橘ですね



さあ 麗紅を食べてみましょう。

皮をむくのは容易です。

とてもジューシーです。

種が無ければいいのにね。

この実は糖度がやや低いですが、もう少し甘いです。


麗紅の紹介はこれで終わっても良いのですが昨日も今日もネットの中にヒヨドリが入っていました。中を飛び回りますがネットの隅っこに追い詰めれば捕まえるのは簡単です。でも上手につかまないと尖ったくちばしで噛みつかれます。でも痛くはあれません。猛禽類やカラスの時は噛みつかれ無いよう注意が必要です。一度カラスにかみつかれたことがあれますがものすごく痛かったです。食いちぎられるかと思いました。ヒヨドリはくだものや野菜を食べるようにできているので突くことはできますが噛み切る力はありません。


少し手を緩めました。

逃げ出そうとしています。

行ってしまいました。

もう帰って来るなよと言いたいところですが、きっと必ず帰ってきます。


昨日のヒヨドリ

日本野鳥の会の会員の友達がいますのでヒヨドリはいらないか携帯で聴いてみました。今日は足環を持ってきていないので要らないとのことでした。

電話をする間採集袋に入れておきました。要らないとのことでまた有罪放免です。

有罪の証拠は口のまわりのみかんの汚れです。




今日の日本農業新聞に柑橘の親探しのことが載っていました

2017年02月07日 | 日記

 昨年の12月6日に農研機構から「温州みかんの両親が分かった」と言うことが発表されました。そのことが7日の日本農業新聞の一面に大きく取り上げられました。一般紙ではさほど取り上げることは無かったようですが我々みかん作りにとっては大変大きな関心事でした。

柑橘はインドの北東部のアッサム地方かまたはネパールの南部で生まれたのではないかと言われています。そして柑橘の実は人間に気に入られて世界中に広められました。日本にも古い時代に伝えられたらしく、日本書紀・古事記などに柑橘のことが書かれています。現在でも柑橘は食生活の中で重要な果物の位置を占めていると思います。現在世間の人々が食べている柑橘がどのようにして生まれたのか、どのようにして伝えられたのかなどそのルーツを知ることは素晴らしいことではないでしょうか。それを知ると食べる時にまた親しみがわくというものです。

今日の日本農業新聞に農研機構が発表したみかん以外の柑橘についてもその親探しについていろんなことが分かったと書いてありました。日本農業新聞が作成した一覧表をお借りして載せますのでご覧になってください。よく知られた柑橘もあればあまり馴染みのない柑橘もあると思います。柑橘の品種について詳しく知りたい方は農研機構のホームページをのぞくと良いでしょう。柑橘の画像が見たい方は果物ナビと言うサイトもあります。

 


親の分かった柑橘

 日本農業新聞から

 


温州みかんの両親 

 

みかんの両親については紀州みかん×九年母と言ってもイメージが湧きませんよね。

農研機構のホームページに画像がありましたのでお借りして紹介しましょう

 

 

九年母(クネンボ)はインドシナで生まれた古い品種ですが日本には沖縄を経由してかなり昔に伝わったようです。明治時代以前には日本の各地で作られた品種で当時は主要柑橘だったそうです。我が家にも九年母は昔あったと母から聞いたことがあります。

紀州みかんは小みかんとも言われ中国から伝えられたと考えられています。中国にその原種があります。

インドシナから伝わって来た柑橘と中国からやって来た柑橘が日本で出会って世界的に素晴らしい温州みかんと言う子供が生まれたのです。偶然もありますがみんな人間のやったことです。素晴らしいことですね。

みかんを食べる時にみかんの先祖はインドシナと中国だと思って食べてみて下さい。どんな味がするでしょうね !