曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

9月の夕焼け

2021年09月30日 | 日記

今日はキノコ

キノコ   秋はキノコの季節でもありますね。マツタケなど大歓迎です。見つけたときは踊りだすほど嬉しいものです。今の時代なら舞茸の名前はマツタケに付けるべきかと。

 


秋は夕暮れ。 夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛びいそぐさへあはれなり。 まいて雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。 日入りはてて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。(清少納言 枕草子)

 清少納言は秋の夕暮れについて生き物たちの動きに心を動かされていたようですが、私なら夕焼けの美しさや儚さをあげたいですね。8月9月には一年で一番空気が澄んだ時期を迎えます。仲秋の名月をほめたたえるようにこの時期の夕日夕焼けは一年で一番きれいです。

夕暮れ時にはまだみかん畑にいることが多いので美しい夕焼けを眺めることができますし、時にはわざわざ夕日の美しい所へ出かけることもあります。今日は9月の末日ですから夕焼けの総集編でもやってみようかと思い立ちました。

 


9月の夕焼け

9月4日 みかん畑より

 

9月9日 みかん畑より

 

9月15日 竜崎より

 

9月18日 みかん畑より

 

9月19日 みかん畑より

 

9月20日 夕日の丘より

 

9月22日 竜崎より

 

9月23日 夕日の丘より

外入・船越より

 

9月24日 吉浦より

 

9月26日 みかん畑より

 

9月30日 みかん畑より

今日の夕焼けは打ち寄せる波のようでした。

日ごとの夕焼けは二度と同じものを見ることはありません。そして毎回数分間の輝きです。

 

 


アサギマダラはどんな花を好む

2021年09月29日 | 日記

今日の花

今日の夕日の丘の彼岸花  彼岸花の花は自然の風景にうまく溶け込んでいるのが素敵ですよね。公園の花壇などに整然と植えられたり、街中の道路沿いの街路樹花壇などに植えられるとなんだか彼岸花らしくない気がします。実際そのような植え方はあまり見たことはありませんが、彼岸花というとやはり里山の風景とよく合います。そんな彼岸花を海の景色と合わせてみたいと私が勝手に思いつき昨年から実験的に夕日の丘に植えてみました。まず一般的な赤い彼岸花を植えてみました。ここは夕日の美しい所ですから赤い彼岸花が夕日に染まることを狙ったのです。その夕暮れ時の彼岸花に蝶が飛んでくれたら素敵だろうなと欲張っていましたが、実際は蝶まで入れるのは写真にとって難しい構図ですね。昨年海に写る夕日と彼岸花の写真は撮れましたが、ある人に言わせるととても不自然だと酷評を受けました。今年は更に白花彼岸花を植え足してみましたが、さらに不自然さが増してしまいました。来年もう一度咲くのを見て良く無いようだったら球根をすべて掘り起こし元の夕日の丘に戻します。ごめんなさい。

 


 アサギマダラのシーズンがいよいよ近づいてきました。アサギマダラは旅をする蝶としてよく知られていますが、毎年日本の北の方で生まれたたくさんのアサギマダラが南を目指して日本列島沿いに下ってきます。その南下してくるアサギマダラの一群が瀬戸内海の周防大島を経由して更に南へ下ってゆきます。それで、できるだけたくさんのアサギマダラに大島に寄ってもらいたいので、最近はフジバカマなどアサギマダラの好む植物をいっぱい植えて飛来を待つようになりました。以前は園芸店で売っていたサワフジバカマという品種が主流で大島のあちこちに植えられました。その品種は花が美しいし開花時期もアサギマダラの飛来時期とうまく一致していて、アサギマダラを呼ぶ植物としてはとても良い花と思われていたのですが、病気に弱く連作すると全滅することもあり、何かもっとアサギマダラが好む花で栽培上丈夫な品種はないかと探すようになりました。最近、病気に強いのではないかと言われている野生種コバノフジバカマをフジバカマ園では使っています。


今年はそのようなアサギマダラの好むフジバカマや各種ヒヨドリバナを各地から色々集めることができたので、大島でいろんな組み合わせで植えて実験をしています。どんな植物の花を好んでアサギマダラが集まるか観察しています。その実験の一部をご紹介します。

 


その実験の一つとして、嵩山の山頂近くにフジバカマやヒヨドリバナを植えました。

白い花は大分の九重のヒヨドリバナです。いまこの品種が一番人気です。

 

ピンクの花は野生種コバノフジバカマです。まだ蕾なのでアサギマダラは見向きもしません。

 

ヤマヒヨドリの花が一部先始めました。待ってましたとばかり吸蜜しています。

 

家で飼育しているカバマダラですが、サケバヒヨドリに吸蜜に来ています。アサギマダラもこの花が好きです。サケバヒヨドリは大島に自生しています。

 

嵩山山頂の遊歩道脇の脇に植えた3株の九重ヒヨドリです。たくさんのアサギマダラがやって来ます。

 

 

今日の嵩山山頂からの眺め

 

 

帰り道

きれいなメスですね

 

準備が整ってアサギマダラがやって来るのを待っている外入のフジバカマ園です。でも今日はまだアサギマダラの姿はありませんでした。

今年は1000株以上ののフジバカマが植えられています。

フジバカマは以前の園芸種フジバカマからすべて野生種コバノフジバカマに切り替えました。白絹病の発生はありません。

見事にそろったフジバカマ園です。今年はここにどれだけたくさんのアサギマダラがやって来るか楽しみです。

今年は白花フジバカマも植えられました。

 

京都原種フジバカマ  開花の時期がアサギマダラがやって来る時期と合わないので今は少しだけ植えてあります。

遅く植えて背丈を低く作りました。満開を過ぎつつあります。10月のアサギマダラの大群が来る頃には花は終わっています。

 

試験的にヤマヒヨドリと九重ヒヨドリを植えています。

 

このフジバカマ園の近くにヒヨドリバナの群落を見つけました。

こちらのヒヨドリバナには2頭のアサギマダラが吸蜜していました。このヒヨドリバナの品種名は今の所何かわかりません。

 

 


今年の彼岸花 総集編

2021年09月26日 | 日記

今日の小鳥

キセキレイ  アサギマダラを見に行って駐車場に戻ると向こうから黄色い蝶がこちらへやって来ました。その飛んでいたキチョウが空中で突然消えたのです。地面を見るとキセキレイがキチョウを咥えているのが見えました。そしてあっという間に食べちゃいました。なんでも食べるのですね。驚きました。

 


 今年は秋の訪れが少し早かったのでしょうか、例年より早く咲いた彼岸花も今は終わりに近くなりました。花が枯れてやがて地面から葉が出てきます。そして冬の間緑の葉を茂らせて春も終わるころ葉は黄色く枯れて地上から無くなります。暑い夏を球根で眠り次の秋がやって来るお彼岸の頃にまた蕾を出し美しい花を見せてくれます。あんなに見事な花を咲かせ虫たちもひかれて吸蜜に寄って来るのに赤い彼岸花には種ができないのです。何のための花なのかと不思議に思いますよね。この品種は遺伝子が3倍体なので減数分裂ができなくて種を作ることができません。でもちゃんと種のできる彼岸花の品種もあります。我が家にある色の濃い黄色い彼岸花は立派な種ができます。昨年できた種を鉢に蒔いてみましたが果たして発芽してくれるでしょうか。芽が出るのを楽しみに待っています。

赤い彼岸花は昔中国から伝えられたという説があります。さっき触れましたように3倍体だから種ができないということですから、全国に広まっている彼岸花は日本に伝来したときの遺伝子のままですべて同じ遺伝子を持っているそうです。1000年以上生き続けていることになりますよね。動物の寿命は短いですが植物の中には数千年の命を持つものは珍しくありません。環境への適応力が強いのでしょうか。彼岸花は赤くて非常に目立つ花を持ったおかげで人間の手を借りて子孫をどんどん増やすことができました。新しい土地へも広がることができました。これほど目立つ花でなかったら広がることはできなかったかもしれませんね。

 


今年の彼岸花

これが種のできる彼岸花です。

 

 

アゲハチョウは彼岸花によくやって来ます。

 

我が家の庭の彼岸花

 

屋代ダム公園の彼岸花

 

帯石観音の彼岸花

 

夕日の丘の彼岸花

 

我が家の庭には開花時期が少し遅れるヒマラヤ原産の彼岸花もありますが、今回はお見せできません。

来年はピンクの彼岸花と紫色の彼岸花とが我が家の庭にやって来るかもしれません。楽しみです。

 

秋の夜は ブログ三昧寝が足りず。ということでほどほどにしましょう。おやすみなさい。


燃えるような夕焼け

2021年09月25日 | 日記

今日の椿

椿の実が熟れてきました。そろそろ採らねばなりませんね。

 


 今の時期は本当に夕焼けがきれいです。夕暮れ時の束の間のショーです。普段室内に居られる方は夕焼けに気づかないかもしれませんが私のように天気の良い日は夕方大概みかん畑にいますので、時々西の空を見上げてその日の夕日の状態を確認しながら仕事をしています。そのまま山のみかん畑で眺める夕焼もありますが、移動する時間があれば海辺に行くことがあります。今日の夕焼けは吉浦の海岸で眺めました。夕日を見る目的ともう一つ吉浦へ出かけたのは釣り情報が欲しかったからです。秋のこの時期には夕方カミさんと時々アジ釣りに出かけます。カミさんと私は普段趣味が異なっていて一緒に出掛けることは少ないのですが、この時期は気候もいいしアジもよく釣れるので誘うとついてきます。餌から道具まですべて私が準備をして釣り場まで連れて行って、カミさんは釣りをするだけの大名釣りですが数少ない共通の趣味ですから大事にしています。釣れた魚は私がさばいて食卓へあげるのですが、普段の食事はほとんどカミさんが作ってくれるのでたまには私も腕を振るわないとね。毎年この時期にはそんなことをやっています。今年も釣りのシーズンですからこの釣り場の情報を得てこようというのがもう一つの目的でした。夕焼けを見に吉浦へ到着するといい具合に釣り人が竿を振っていました。夕焼けの写真を取りながら釣り人に近づき最近の釣り情報を聞くことができました。近々カミさんを誘ってみようと思います。釣りは魚を手に入れることができるだけでなく、夕日を楽しんだり夜空の星や月を楽しむこともできます。とてもいいスポーツですよ。

 


べた凪の海と燃え盛る夕焼け空

 

炎が立ち上るようですね

まるで天の川のような夕焼けの帯です。

 

刻々と様子は変わってゆきます。

夕焼けのショーはお終いです。 釣り人は釣りに夢中でショーには興味を示しませんでした。 明日も良い天気でしょうね。

 

 


アサギマダラに 秋の夕日と彼岸花

2021年09月24日 | 日記

今日のアサギマダラ

 

ヒヨドリバナにアサギマダラがよく集まります。ヒヨドリバナの蜜はよほどおいしいのでしょうか。今日は昨日より数が増えました。

 


 この頃写真に撮るものは彼岸花とアサギマダラと夕日です。彼岸花の花はもう盛りを過ぎつつありますので次は何にしようかと今考えています。秋の七草は悪くはないのですが写真に撮っても映えません。私の好きな椿の花はもう少し先だし、以前はコスモスばかり撮っていたこともありました。今の時代に秋の七草を決めるのならきっとコスモスも入りますよね。昔、平安人たちは秋の七草の中でも特に萩の花を愛でたそうです。秋になって花を見に行くと言えば萩の花だったそうですが、なぜ萩の花が七草の中で代表的存在なのかよくわかりません。

風景写真ではやはり夕暮れというか夕焼けがいいですね。快晴の空の中を金色の太陽が西に向かって一人移動して行き静かに山の端に隠れてゆくのはなんだか物足りない感じです。雲がほどほどにたなびいていて、高く低く様々な雲が西の空にかかって太陽を隠したりのぞかせたりしながら夕日が山の端に沈んでゆくのがベストです。日が完全に沈んでから10分後に最後で真っ赤な夕焼けがやって来ます。このような夕焼けは雲の下の面が赤く光り輝くのですが鮮やかなのは2~3分の短い間です。これを見たくて出かけるのですが雲の高さや密度の違いで輝く夕焼けが現れないまま終わってしまうことの方が多いのです。今の時期ですと見られるのは6時10分ごろです。
今日アップした夕焼けは秋分の日昨日のものです。夕日が真西に沈む日ですが、まあまあいい夕日でした。

 


秋分の日の夕日と彼岸花

 

昨年植えた赤い彼岸花に今年は少し白彼岸花を植え足しました。

 

彼岸花より夕日が主役です。

 

秋分の日の日没

 

これからが後の夕焼けです。

 

今日24日の夕焼けも素敵でした。

 


ようやくアサギマダラが集まってきました

2021年09月23日 | 日記

今日の花

帯石観音の彼岸花

 


 今日はお彼岸の中日、また秋分の日で太陽が地球の赤道の真上にいる日ですね。今日は夜と昼の時間がちょうど同じで12時間ずつになっています。明日から昼間の時間が夜の時間より短くなってゆきますがさみしくはありません、秋の夜長を楽しむのもまたいいものです。

今日は嵩山へアサギマダラの調査に行く日でした。天気も良いし午前中に出かけることかできたのできっと会えるだろうと期待して行きました。山頂駐車場に着くとまず駐車場のフジバカマにメスのアサギマダラがいました。さらに林の中に入って行くと植えたヒヨドリバナに4頭のアサギマダラが集まっていました。新鮮な個体は1頭だけで後の4頭は古い個体でした。それらは夏より前に生まれたものでしょう。北の方から南下してくるにはまだ早いので、今日見たアサギマダラたちは近場で夏を越したアサギマダラでしょう。秋が深まるにつれてアサギマダラの数が増えてゆきますがこれから忙しくなります。

 


山頂駐車場にて

4種類のフジバカマとヒヨドリバナが植えてありますが、今開花しているのは九重ヒヨドリだけです。九重ヒヨドリの白い花で吸蜜していました。

 

フジバカマ

ヤマヒヨドリ

 

 

林の中へ   今日は天気も良く午前中なので林の中はとても明るいです。

林の中を進むとヒヨドリバナを植えたところに出ます。

ヒヨドリバナで吸蜜していますね。

 

これは大島に自生しているオオヒヨドリです。アサギマダラはあまり興味を示しません。

林の中にはもうキノコも生えていました。

 

展望台へ

 

帰り道にて

生まれて間のない新鮮個体

 

 

明日も行ってみようかな、マーキングの支度をして。


彼岸花は赤一色

2021年09月21日 | 日記

今日の蜻蛉

ハグロトンボ  トンボの中では珍しく蝶のような翅の動かし方で飛びます。

 


 連日彼岸花の紹介ですが、今日の彼岸花はまるで赤い銀河の流れのようでした。夕方の柔らかい明るさの中で撮りました。その方が人もいませんしね。

毎年ここの彼岸花を見に行きますが、今年の花はベストに近かったと思います。かなり広い範囲に植えられていますのですべてが一時に満開になることは難しいのですがよくそろって咲いていました。そして人もいなくて自由に歩き回り撮影ができました。我が家の庭には7樹類の彼岸花が色とりどりで咲いていますが、このようにどこまでも赤一色というのもいいなと思って眺めました。

 


彼岸花赤一色で何処までも

 

 

家の外は仲秋の名月が明るく照らしています。夕方には空全面どんよりと曇っていて今夜の月は無しだなと諦めていました。ところが夜になって外へ出てみると雲一つない空に月と木星だけが輝いていました。よかったですね。


夕日の丘 の彼岸花

2021年09月20日 | 日記

今日の花

 

海の見えるところで彼岸花の写真が撮りたいと以前から思っていましたが、彼岸花は内陸に多く植えられていて海の見える所にはあまりありませんね。

 


 夕日の丘と名付けられたこの西向きの見晴らしの良い山の上は大島でも珍しく眺めの良い所です。前が開けていて海や島の景色が見られて夕日だけでなく昼間でも素晴らしい景色の見られる場所です。ここに彼岸花が咲いて居たらいいなあと前から思っていましたので管理人さんの許可を得て昨年ここに彼岸花を植えさせていただきました。昨年は赤い彼岸花だけを植えましたが今年は白花の彼岸花が手に入ったので昨年植えた赤花の傍に白花を植えてみました。この配色でよかったかどうかは実際に咲いてみないと分かりませんが、2・3年して花が落ち着いたらその時にもう一度配色を考えてみることにしています。
咲き加減が気になるので夕方現地へ行ってみるとまだもう少しというところで白花には蕾が多かったです。満開は明後日かなと感じましたが今日は天気も良くきれいな夕日が見られたのでたくさんの写真を撮って帰りました。一部をご紹介します。

 


夕日の丘と彼岸花

夕日には少し早めに着きました。

 

幸せの鐘と言います。

 

だいぶ日が落ちてきました。

 

 

 

金色の夕日はまさに夕日の丘ならではと言えます。

 

更に日が落ちてきました。

 

残光が高い所の雲を照らしています。

このようなひと時は一日が無事に終わった喜びに浸れる素敵なひと時と言えますよね。

 

 

多分明後日が彼岸花の満開だろうと思いますが、その時きれいな夕日が見られるかどうかは分かりません。今日見に来て良かったのかもしれませんね。

明日の晩は中秋の名月です。お忘れなきように。


初秋の花と蝶

2021年09月19日 | 日記

今日の景色

高気圧に覆われた日の、9月の青空に雲が一つぽつんと浮かんでました。雲一つ子供心の秋の空

 


 何年も写真を撮っていると風景写真は8月と9月が一番きれいに取れることが分かりました。春の季節にはよく霞がかかりはるか遠くは良く見えないことが多いのは皆さんご存じでしょうね。気温の低い晩秋から冬にかけては空気が澄んでいると思われがちですが以外にそれほどでもないのです。中秋の名月が貴ばれるのはこの季節がやはり一年で一番空気の澄んだ時期だからなのでしょうか。月が美しいように銀河など星を眺めるにも今の時期は最適です。また、夕暮れもいいですね。たった数分の輝きを見せる夕焼雲も捨てがたいです。今夜は13夜ですから明後日の中秋の名月をどこで楽しむか計画してみましょう。同じ月でも見る場所によって結構変わるものです。周りの風景というわき役も大事ですよね。盃とお酒があればまたいいですね。盃に写る名月飲み干さむ、こんな句は何処かにありそうですね。初心者は季語すらよくわかっていませんしね。

そろそろ彼岸花が見ごろを迎えました。今日は我が家の庭に咲く彼岸花を紹介しましょう。花の写真を撮っていると次々と蝶がやって来ました。春の蝶はたんとなく嬉しげで楽しそうですが、秋の蝶はせわしなく花から花へと飛び回り、極端な表現をすれば侘しさとか哀れさを感じさせるようでもあります。アゲハチョウなんかあんなにたくさん飛んでいたのに10月になると急に姿を消してしまいます。アサギマダラたちも南への旅を急いているのが良くわかります。

 

 


彼岸花と秋の蝶

彼岸花 赤白黄色 咲き揃う

 

庭の花

 

秋の蝶なぜにそれほど急ぎ飛ぶ

 

 

十三夜の月

13夜の月って歌や俳句にもよく登場しますが、14夜というのは何故かあまり登場しませんね。どうしてでしょう?  

今日は夕方遅くまでみかん畑にいましたので、東の山からすでに月が昇っていました。満月に近いけれど少し欠けているのがいいですね。

 

 

帰るときには街の明かりがともっていました。

 

夜になって新聞を読んで知ったのですが、今日が正岡子規の命日だそうです。獺祭忌と呼ばれていますね。高浜虚子が書き残しているようですが子規が息を引き取った日は良く晴れ渡り17夜の月がこうこうと照らしていたそうです。17夜の月は夜遅く出ますので子規が息を引き取ったのは夜の遅い時間帯だったのかもしれません。獺祭忌今年も晴れたり十三夜 未熟者ながら子規にささげます。

 


夕焼け

2021年09月15日 | 日記

今日の花

白彼岸花  今年は季節の進むのが早いですね。栗は落ちるし、彼岸花はもう咲くし、アサギマダラも羽化しました。

 


 朝から降り続いていた雨も午後になって上がりました。夕方になると青空も見えてきて、だんだん白い羊雲が空を覆ってきました。こんな空模様の時は夕焼けがきれいかもしれないとワクワクしていました。今の時期だと夕焼けは6時10分ごろです。今日こそは美しい夕焼けを撮りたいと思って6時少し前に撮影の準備をして出かけました。

実は、数日前の夕方コンビニへ買い物に出かけましたがその時めずらしく車にカメラが積んでありませんでした。コンビニから出て空を見上げると空全体が燃えているような素晴らしい夕焼けが始まったところでした。このような空全体の夕焼けはわずか数分しか続きません。カメラのないのが悔やまれました。今年の夏以降で一番素晴らしい夕焼けでした。自分の目で見られただけでもラッキーだったと思いますが、できたら写真に残したいほどの素敵な夕焼けでした。
今日こそ撮るぞと意気込んで出かけたのですが、それほどすごい夕焼けにはなりませんでした。秋は夕暮れ・・・・これからまだ素晴らしい夕焼けに出会えるチャンスはあるでしょう。

 


海の向こうに日が沈みます

撮影場所に着いた時はまだ早すぎました。

こんな雲がかかっていると素敵な夕焼けになる可能性があるのです。

雲の高度が良くなかったようで全体の雲はいい色になりませんでした。

 

ほんの一瞬だけ朱色に輝きました。

 

 

 

家では秋一番のアサギマダラが羽化しました。