曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

初めての アマツバメ

2022年09月23日 | 日記

今日の花

白向日葵   お彼岸に向日葵は合いませんよね

 


今日はお彼岸の中日ですね。昔は世間並みに休日として一日中海へ船で釣りに出かけていました。今は休日なんてありません。畑で仕事です。秋野菜の植え付けがまだ終わりません。

 今日みかん畑で仕事中にふと空を見上げるとツバメがたくさん飛んでいました。「ああ秋なんだなみんな南の国に帰るのか」と単純に思っていましたが、もう一度空を見上げて飛ぶ鳥をよく見るとツバメよりかなり大きいのです。尾が二つに分かれていて飛び方もツバメによく似た飛び方をするのですが普通の燕ではありません。何の鳥だろうと思いながら一応写真に撮っておこうと車の所まで帰りましたが、その間に鳥の群れはもう遠く離れてしまい小さな姿を空高くに数枚撮れただけでした。夜写真をもとに調べてみると、アマツバメでした。私にとっては始めて見る鳥でした。

アマツバメと言えば中華料理の高級食材のツバメの巣を思い出しました。どこかで食べたことはあるかもしれませんが憶えていません。ただ食用のツバメの巣は日本にやって来るアマツバメではなく南の方で繁殖する別の種類のアマツバメの巣だそうです。そんなことよりアマツバメは高速で飛べるしと飛ぶのはすごく上手なくせに地上に降りると地上から飛び立つことができない鳥らしいのです。それで切り立った崖の途中に巣を作り、崖から落ちる様にして飛び立つのだそうです。また渡りの途中などずっと飛び続け飛ながら寝るという離れ業ができるそうです。もちろん食事は空中を飛びながらです。鳥の中でもとても変わった生活をしている鳥ですね。今度出会ったらばっちりきれいな写真を撮りたいと思います。

 


アマツバメ

咄嗟のことでこれだけしか撮れませんでした。見つけた最初は私の頭上をもっと近くにたくさん飛んでいました。残念でした。

 


みかん創りの秘かな愉しみ グレープフルーツー2

2022年09月04日 | 日記

今日の海と空

夏の名残   沖縄地方は強い台風で大変ですね。こちらへやって来るころには和らいでほしいものです。

 


 9月になりましたので我が家で生まれたグレープフルーツをまた試食してみました。私のブログ8月6日にグレープフルーツの食べ比べを載せていますが、それから約ひと月経ちましたので木になっているグレープフルーツはどうなったのでしょうか。より美味しくなったのかそれとも味が落ちてしまったのか気になるところです。

皆さんはグレープフルーツはよく食べますか。日本ではわずかしか生産されていないのでお店で見るグレープフルーツはほとんど輸入ものです。以前30万トン近く輸入されていた頃もありましたが最近は6万トンくらいであまり人気がないようです。グレープフルーツは歴史が古く約300年前に西インド諸島のバルバドス島で発見されたようです。19世紀にアメリカのフロリダに伝わり現在は世界の柑橘地帯で作られています。日本は世界の柑橘生産国の中では最も北の方にあるので温度要求の高いグレープフルーツの生産には向かずほとんど栽培されていません。日本に輸入されているグレープフルーツは南アフリカとアメリカからのものが多いです。輸入元の国が珍しいと私はすぐに買ってみますがどこの国産でも味は大して変わりないですね。輸入グレープフルーツは輸送コンテナに詰められて船便で赤道付近を通ってきますので防腐剤処理は欠かせません。この辺に少し問題があります。そこで最近国内でも防腐剤無しのグレープフルーツを栽培してみようとの動きもあります。我が家で育成したこのグレープフルーツが日本の気象に耐えられるかどうかちょっと興味のある所です。またグレープフルーツはそれほど甘くはないし水分補給のための柑橘だと思います。とすると消費は真夏が一番良いことになりますので7月から9月までの間に出荷できるといいのではないでしょうか。国内でこの時期に出荷できる柑橘はハウスミカンくらいしかありません。でも日本人は口が肥えていますからグレープフルーツを生でそのままでは食べないでしょうね。何か良い加工方法はないものでしょうか。ジュースにするのはもっともよい加工方法ですが輸入品に太刀打ちできません。生の果肉をそのまま使うようなことを考えなければ国産の意味がないですよね。今日は果肉を冷凍にしてみました。ドライフルーツにするのもアリかと思っています。

 


我が家で育成したグレープフルーツ (9月収穫)

いつもは半分にカットして食べますが、今日は皮を剥いでみました。

 

更に中袋を取り果肉だけにしてみました。

種はなくて中袋は比較的剥きやすかったです。

一部をチャック袋に詰めて冷凍しました。

 

糖度は先月より下がっていました。果実の大きさが二次肥大したためかもしれません。味は薄いですけど水分補給には良いかも。

 


エッグフルーツをいただきました。(カニステル)

2022年09月02日 | 日記

今日の蝶

モンキアゲハとナミアゲハ   アゲハチョウの仲間は高い空中でオスがメスをしつこく追い回すのがよく見られます。時にはオスが3頭も1頭のメスを追いかけていることもあります。もちろんこのような求愛行動は同種のアゲハ同士で行われるのですが、今日空を見上げると大きな黒いモンキアゲハが小柄な黄色いナミアゲハを追い回しているのが見られました。求愛行動ではなくただの威嚇だったのかもしれません。空高くどこまでもどこまでもしつこく追って行きました。

 


 先月の28日に屋久島の知人から珍しい果物が届きました。今まで食べたことのないトロピカルフルーツです。私自身果物屋ですからどんな果物にも大いに関心を持っています。出来れば世界中の果物を食べてみたいほどです。多くの方は果物と言えば食べなれているものを好むようですが、私は珍しいもの大好きです。うちのカミさんなんかトロピカルフルーツにはほとんど手を出しません。美味しいから食べてみてと勧めても一口食べてあまりいい顔をしません。ドリアン・マンゴスチン・チェリモヤ・ライチー・マンゴー・パパイヤ・パイナップル・ドラゴンフルーツ・挙げればきりがないほど南国の果物は沢山ありますよね。みんな好きです。私の友人の一人は東南アジアの国々が大好きでしょっちゅう出かけています。日本に輸入されるトロピカルフルーツは未熟果を収穫して送ってきますので追熟しないと食べられないし完熟のおいしさはありません。彼は現地で本当に完熟になった南国の果物のおいしさを味わっていますのであちらの果物が大好きです。私は東南アジアへ行ったことがないので日本国内で売っている者しか食べたことがありません。ごくまれなことですが東京の果物屋さんが今日はいいドリアンが手に入ったので送りましょうなんてこともありました。

今回いただいたエッグフルーツは自宅で採れたものだそうですからいただいた時にすでに十分に熟していました。見た目は良くなくても完熟の果物は最高に美味しいものです。初めて食べる果物ですが、ねっとりとした食感に癖のない甘さでした。北の方にできる落葉性の果物とは違います。りんご・梨・桃・あんず・葡萄・キイチゴ・・・・みんな甘さとジューシーさが特徴ですね。柑橘でもそうですが食べる人はきまってジューシーさを強く求めますよね。でもこのエッグフルーツの食感は焼き芋かゆで卵の黄みのように水分は少なくてねっとりしています。その辺が果物感としては失格だったのか昔日本に移入されたころには人気がなかったそうです。でも、最近は栄養価の点で評価が高くなっているようです。借り物の情報ですが、エッグフルーツは栄養価が高いことが知られています。アンチエイジングに効果的なカロテンや、代謝を促すナイアシンが特に多く含まれています。ほかにもタンパク質の生成に不可欠なビタミンC、抗酸化作用のあるポリフェノールだけでなく、果物には珍しく炭水化物も多いという特徴があります。栄養満点で老化防止にもなる、今注目のフルーツです。という情報がありました。バナナよりいいかもしれませんね。

またこのエッグフルーツは料理に使ったりお菓子の材料にも使えるそうなので果物としてこれから有望かもしれません。果実の中に入っていた種を早速撒いてみたいと思います。ただ大島の冬の寒さに耐えられるかどうかが心配ですね。アボガドも植えていますが何年に一度かは冬の寒さで枯れてしまいます。今回いただいたエッグフルーツの種が育って実がなり始めるのに約10年くらいかかると思いますが我が家の畑でたわわに実ったときには皆さんにもおすそ分けしますので10年待ってください。その間ひどい寒波が大島に来ないようみんなで祈っていてくださいね。

 


エッグフルーツが届きました。

果皮がひび割れてきたら完熟だそうです。

よくひび割れたものからいただいてみましょう。美味しそうですねー。

皮は簡単に剥けます。初めての果物ですからどうやって食べたらよいかわかりません。とりあえずスプーンですくって食べてみました。とても柔らかいのでスプーンですくうのは簡単です。

少し崩してみました。

種らしきものが見えてきましたがパパイヤのようにいっぱい入っているのではありません。

どんどん食べてゆきます。想像以上に甘いですね。でも食感はお芋を食べているようです。

種は簡単にとれます。空洞に入っているのですね。種の数は少なくただの2個だけでした。

 


4日目です。だいぶ食べなれて来たのでワイルドに手で持ってゆで卵の殻を剥きながら食べるようにそのままかぶりつきましょう。

がぶりと一口、栄養分は老化防止になるそうなのでこれ一つ食べると何日か長生きができるかも。初物ですしね。

 

この実は大きかったので立派な種が2個入っていました。すぐに鉢に植え付けます、きっと大きな樹に育つことでしょう。命の始まりですね。

 

屋久島のKさん珍しいものをありがとうございました。