医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

チェックポン

2019-07-08 06:23:44 | 薬局

何気なく通り過ぎた気がしているだけ。

 

北海道で起きた薬歴の改ざんはどんな結末を引き起こすのだろうか。

昨年も福島県で同じ様な改ざんが起きている。

こうなると薬歴そのもののあり方や信憑性が問われかねない。

 

そもそも薬歴への記載が後付け可能だってことに問題がある。

個別指導に対する自主返還を回避するために、未記載の薬歴に何か思いつくままに記載する。

実際に服薬指導を行った薬剤師かどうかは不明である。

この虚偽の申請に厚生局がまんまと騙されたというか、分からなかったようだ。

こうなると厚生局にも責任が生じるような気がする。

結果として内部告発から改ざんが発覚し公表されることとなった。

この件に対して新聞では、内部告発を受けたことやその後の対応について厚生局に聞いたところ「個別のことについては答えられない」としている。

明らかに苦しまぎれの回答である。

 

さて、最近のレセコンは薬剤によって自動的に薬歴に記載するテンプレートが出るらしい。

そのテンプレートをチェックすると自動的に薬歴に記載される。

そうなると実際に患者から聞いた事とは異なる薬歴記載もないとは言えない。

極端にいうと薬剤師でなくても薬歴への記載は可能となる。

もしそんな事が行われているとしたら、多少でもそんな事があるなら、薬歴への信ぴょう性は失われる。

もちろん患者と真剣に向き合い、しっかりとした個別対応をしている薬剤師が大半だと思う。

 

「薬剤服用歴管理指導料」の算定タイミングは「保険薬局業務指針」の調剤の流れを見る限り薬剤の交付の後になっている。

薬歴に記載した後に料金をもらう流れである。

確かに、薬歴を書かずにメモで後から書くのはちょっと違いそうだ。

 

さて、薬歴に信憑性がなくなると「薬剤服用歴管理指導料」の算定する意味がなくなる。

やって当たり前と言われると記録を残すことは当たり前になる。

当たり前のことには費用が発生しない。

因みに、私が知る限りでは日本式の薬歴は欧米にはなかったと思う。

 

今回の事件は単純に終わるとは思えない。

業界全体を震撼させる展開にならないことを願っている。

 

 

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