医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ゴホンブと言えば

2019-07-13 05:23:41 | 薬局

本部が大事なんだけど。

 

当社の関係先は10店舗から20店舗規模が多い。

関係先を回って感じるのは本部機能の脆弱である。

本部が機能していないケースが多々見られる。

その分かりやすい兆候として社長の携帯(スマホ)がよく鳴る。

きっと何でも社長の判断を仰ぐ仕組みになっていると想像できる。

ともかく忙しい。

セミナーの最中でも良く席を立つ。

休憩時間になると携帯から連絡を取り合っている。

しかも比較的長い。

これは社長に限らず、そのナンバー2でも同じである。

 

そもそも組織運営にはある一定のルールがあり、1人の管理者が管理できる数は7だそうだ。

先ほどの10店舗になると少なくとも2人のエリアマネジャー(EM)的な存在が必要になる。

そのEMが機能していないケースも多い。

EM自身が店舗の管理薬剤師を務めている。

従って、外になど出掛けられない。

エリアの管理と言いながら店舗管理に成り下がっている。

こうなると自店舗のことは分かるが、他の担当店舗の様子など見えていない。

その結果として何でも社長にお伺いとなる。

ダイレクトコールが始まる。

 

また本部の管理体制が出来ていないので各種管理帳票の活用も出来ない。

例えば、店舗別患者数や利益の前年度推移などがある。

ある程度これぐらいは気にする社長は見ているようだ。

この他にも「かかりつけ薬剤師指導料」「重複投薬・相互作用防止等加算」「服薬情報提供料」などや在宅実績の推移などは確認できていないことが多い。

何でも社長が担当なので忙しくて見る時間が取れていない。

EMに任せればいいのだがEMを信じていない。

 

先日もある会社で「重複投薬・相互作用防止等加算」と「服薬情報提供料」が少ないことが分かった。

少ないことを薬剤師にいくら訴えても増えることはない。

やれと言われて動くほど人の行動は単純ではない。

「こんな患者のこんな状況の時に」など具体的な事例を示すと「ある、ある」となる。

こんなちょっとしたことが大事になる。

 

これ以上に大事なことがある。

それは組織を組織化することじゃないかと思う。

もしご子息を後継者にする予定があるなら、自分がいるうちに会社を会社らしい会社にしてから引退して欲しい。

いいだけ自分勝手な組織に仕上げた状態で継承して欲しくない。

自分勝手は他人にとって扱いづらい。

かわいい子なら社長の自分勝手を壊して、新しい体制が作れるようにしてから去って欲しい。

 

”かわいい子には旅させよ”の例えじゃないだろうか。

 

 

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