医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ドラッグちゅうもく

2019-07-05 05:38:11 | 薬局

忍び寄る脅威を意識せよ。

 

昨日(7/4)の日経新聞に「始動 ドラッグ 大型再編」と特集のような記事が掲載された。

なぜかしら㊤となっているので、この続きがあるのだろう。

ひょっとすると今日の掲載かもしれない。

 

見出しは「マツキヨ・スギ狙うは調剤」である。

この件についてはココカラファインをめぐる統合合戦が始まった6月初旬にブログに書いている。

本命は調剤であると。

今さら驚かないが、調剤売上に編重しているほとんどの薬局に大きな影響をもたらす。

そして調剤薬局と呼ばれる業態のほとんどが調剤売上に依存している。

 

何と言っても商業動態統計によると2018年度のドラッグストアの調剤売上の伸びは前年度比4.4%となっている。

これは薬価も調剤報酬の引き下げも受けての成績である。

その反動かどうか今年の4月が単月比較ではあるが13.8%、5月は11.4%も伸びている。

この時期の2ケタ伸び率は半端ない。

4月以降は改定の影響がないので単純に猛威を感じさせる。

そろそろ調剤ポイントが浸透してきたのか、それともついで買いが出来る利便性からなのか。

 

これだけの伸びが期待できるのは今時にはない。

日本チェーンドラッグストア協会によると、ドラッグストア全体の売上は7兆2,744億円だそうだ。

その中に占める調剤売上は8,858億円とたった12.2%しかない。

伸びしろが大きい。

ただ8,858億円は調剤全体の7兆6,664億円からすると11.5%も占めている。

因みに、上場企業の調剤売上を見るとアインHDが2,450億円、日本調剤が2,086億円、クオールが1,341億円、総合メディカルが1,062億円のようだ。

今回のココカラファインとの統合により、スギHDとだと約1,500億円、マツキヨHDだと約1,000億円になる。

この実績を見ても凄さが分かる。

因みに、ウエルシアHDは1298億円で、既に調剤専門と肩を並べている。

 

ドラッグストの強みは門前やマンツーマンなどの立地に依存していないところである。

独自のマーケティング力を発揮している。

先日もカンブリア宮殿に、地域で活躍するドラッグストアが取り上げられたが、徹底した高齢者マーケテイングを行っていた。

当社のセミナーでも3回ほどお話をいただいている。

その根底にあるのは処方箋の獲得だったような気がする。

ますますドラッグストアの調剤への固執は強くなるような気がする。

 

薬局業界全体の中で最も脅威を感じるのはドラッグストアかもしれない。

いかようにも変化が可能だからだ。

しかし、時代は何が起きるか分からない。

努力し続けるものだけが生き残れる

 

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