医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

夜明け前

2019-07-02 03:59:27 | 薬局

そろそろここにもメスが入りそうだ。

 

先日、薬局業界に激震が走った。

と、言うほどでもないかもしれないが、ちょっと驚かされたのが日本調剤の元社長の辞任だった。

そのいきさつの実態は不明であるが、同時に公表になったのが、その人の報酬である。

毎年、中医協でも取り上げられるほどで、今年は7億2,600万円だった。

昨年は8億2,000万円だったので9,400万円のダウンとなっている。

簡単に9,400万円ダウンと言うが、私の報酬の○倍にもなる。

 

因みに、ドラッグストアのマツモトキヨシHDの会長が3億300万円、そのご子息の社長が1億3,200万円だそうだ。

こちらもただものではない。

 

診療報酬の財源問題を考える時に、忘れてはいけない部分で薬価である。

医療費全体の約35%にもなる。

これは病院のDPCに含まれる薬価を除いてである。

 

薬価と言うと製薬企業の役員報酬が凄い。

あるメディアによると1億円超えは36人だそうだ。

どこの業界に36人もいるだろうか。

同じ業界でだ。

1位は昨年と同じで武田薬品工業の社長CEOが17億5,800万円である。

2位も同社で研究開発のトップらしいが7億9,500万円である。

ちょっと寂しいのは日本の企業なのに2人ともが外人である。

因みに、1位と2位の差が10億円近くもある。

 

凄いのはこれだけではない。

社員の平均給与も世間の常識とかけ離れているような気がする。

1位はエーザイで1,099万円だそうだ。

平均年齢が45.2歳となっている。

2位は第一三共で1,097万円(43.0歳)、武田薬品が1,094万円(41.5歳)、アステラス製薬が1,071万円(43.5歳)で1,000万円超えである。

上記は社員1人の給与で、この社員数分で考えると凄すぎる。

 

製薬企業の全てが高給とは限らない。

わかもと製薬は521万円(43.5歳)、扶桑薬品が553万円(39.8歳)、森下仁丹が(595万円(43.3歳)、沢井製薬が598万円(37.2歳)、東和薬品が633万円(36.5歳)となっている。

これを安いと思うだろうか。

 

先ほどの日本調剤の平均給与は547.7万円で平均年齢が35.1歳だそうだ。

確かに、下位の製薬企業並みである。

ただ、ここは薬剤師の比率が他の調剤チェーンより高い。

メディカル一光は508.1万円(36.9歳)、クオールは昨年の数値であるが476.9万円(35歳)となっている。

 

医療費の中で薬価の占める比率は大きい。

その薬価が製薬企業の人件費を支えている。

もちろん役員の報酬も薬価から出ている。

薬価は医療費である。

 

2020年の薬価改定はどうなるのか。

気になるのは3月末の在庫と決まらない価格交渉かもしれない。

 

札幌の日の出時間は4時である。

かなり明るくなってきた。

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