医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

そんな覚悟ある?

2024-07-04 03:23:43 | 薬局
焦りを感じさせちゃうと負けちゃいそう。

7月2日のブログにマイナ保険証の利用一時金について書いた。
その後に、いろいろ調べてみたら6月21日の社会保障審議会の医療保険部会で、一時金の増額が認められていたようだ。
従来の10万円から20万円ってやつだ。
ただ、公表されたのかどうかが分からなかった。
”私バカよねぇ~、おバカなんよねぇ~“
などと思っていたら、研修会のメンバーが以下のURLを送ってくれた。
https://www.youtube.com/watch?v=Rx3qCkRlnaw

それにしても5月、6月、7月の実績が問われるのに6月21日に見直しても…どうなんだろうか。
遅い気がすると言うより切羽詰まった苦肉の策だ。
動画も流れているが、説明する厚生労働省の担当者も何となくかわいそうな感じがする。

変更になったのは一時金の増額だけじゃない。
「2023(R5)年10月から2024(R6)年7月までのいずれかの月のマイナ保険証の月間利用件数の総数が500件以上の機関 については、顔認証付きカードリーダー1台の増設に要した費用の一部を補助する」
この期間の部分が3月から7月まで延長になった。
ここも苦肉の策である。
こんなことで次のステップに行けるのだろうか。

ところで知っていたかな?

焦っているのは他にもある。
厚生労働省は28日に5月時点の認定薬局数を公表している。
それによると「地域連携薬局」が前月より23軒増えて4,310軒となった。
「専門医療機関連携薬局」は3件増の192軒となる。
2021年8月から始まっているので、そろそろ3年を迎えようとしている。
6月17日の「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」において、「地域連携薬局」は中学校区に1か所程度を目指しているそうなので1万軒から1万5千軒だそうだ。
これもかなり無理がある。
検討会では要件の見直しも考えられているが、要件の緩和は機能不足になりかねない。
ここは日本薬剤師会の新体制に具体的な案を考えてもらった方がよさそうだ。
何と言っても薬局のマジョリティーな組織だからだ。

世の中は何事も”笛吹けど踊らず”ってことを知るべきだ。
本当にやりたいなら波風を覚悟で強制しかないような気がする。
強制とは言わないけれど、報酬がもらえる前提条件になったらやるんじゃないのかな。

伝家の宝刀の”療養担当規則“の「原則義務化」があるじゃない。
波風が立っても。
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