医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

どれでいいの?

2024-08-21 04:00:27 | 薬局
整合性がなく、どうにもわからん!

10月から「医療DX推進体制整備加算」の算定要件が変更になる。
今までは経過措置としていたマイナ保険証利用率が示されている。
3段階あり、狙うは当然のこととして15%以上となる。
その15%であるが、どうも今ひとつはっきりしない。

マイナ保険証利用率については2種類ある。
1つは「レセプト件数ベース」で、もう1つは「オンライン資格確認件数ベース」である。
レセプト件数ベースは支払基金から毎月通知される「医療機関等向け総合ポータルサイト」にログインして確認できる。
ただし2か月後となるので実績は3か月後からの反映となる。
こちらは支払基金からの情報なので否応なしに決まりだ。
ところがオンライン資格確認件数ベースは1か月後に把握可能となっているが、その把握のやり方が分からない。
マイナ保険証カードリーダーから記録が引き出せるようだが、これでいいのかはっきりしない。
後からダメ出しに合ったら目も当てられない。

先ず、利用率の出し方であるがレセプト件数ベースでは
= マイナ保険証の利用者数の合計 ÷ レセプト枚数 
となっている。
こうなると、その月に応需したレセプト全体のマイナ保険証の利用者数となる。
同月に2回応需しても利用者数は1人となる。

次に、オンライン資格確認件数ベースでは
= マイナ保険証の利用件数 ÷ オンライン資格確認等システムの利用者件数
となっている。
この把握が難しい。
あるカードリーダーによると「全体」の表示がオンライン資格確認等システムの利用者件数のようだが、患者が間違って何度か試すと回数が増えるそうだ。
ここが増えると利用率が低くなる。
詳しいことは分からないが、何やら保険証番号を入力すると青いランプが付いて、それを押すとカウントされるとも聞いた。
あくまでも聞いた話だ。
分母が増えると利用率が変わる。
こんな事でいいのだろうか。

もっと不思議なのは、2つの利用率に整合性がないように思う。
全体からの利用率と部分的な利用率になるような気がする。
そしてオンライン資格確認件数ベースの方が明らかに有利となる。
ある薬局ではレセプト件数ベースでは5%だが、オンライン資格確認件数ベースにすると94%にもなっている。

こうなると何を信じて算定していいのか混乱する。
このオンライン資格確認件数ベースでの利用率は来年1月分までとなっている。
どこからも疑問の声が上がってこないけど、大丈夫なのか。

えぇえ!
おまえの頭が悪いからだって…否定はしない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 食えない味噌 | トップ | 選定負担 »

コメントを投稿

薬局」カテゴリの最新記事