大みそかの名門ホテルを舞台にした群像劇。
そのホテル内で起きてしまう予期せぬハプニングの数々。
新年までのカウントダウン。
監督は三谷幸喜。
監督作としては『みんなのいえ』から4年ぶり、
舞台は迷路のようなホテル。
多数の人物がそれぞれの
ストーリーを 展開しながら、
一つの作品を生み出すというような映画で、
試写会の司会の人によると
「グランドホテル形式」というそうです。
(グランド・ホテルは1933年に公開されたハリウッド映画)
どこを切っても笑いが出てくるような・・・
三谷幸喜監督の頭の中は面白いアイデアが
あふれるぐらい一杯入っているような気がします。
それぞれのハプニング、エピソード同士が
もつれたりほぐされたりしながら、
物語は展開していきます
そこには計算された笑いがいっぱいつまっていて、
これだけ面白いと、ストーリーがいいとか悪いとか
そんなことはこの際、どうでもよくなってきます。
視覚的にも奇抜でばからしくって
思い出してもおかしいです。
最近では映画でこんなに笑ったことはない。
キャスティングの豪華さも
この映画を一段と華やかなものにしています。
とにかく楽しい映画です。
でもこんなに落ち着かないホテルは
宿泊するにはどうかな。
オダギリ ジョーに注目!!