花ごよみ

映画、本、写真など・

影裏

2020-02-19 | 映画
綾野剛、松田龍平が主演
監督は大友啓史。

岩手に転勤してきた今野(綾野)と、
同僚、日浅(松田龍平)との出会いと交流。
そして心を許した日浅の突然の失踪、
日浅の影の部分が明らかに...

原作は、沼田真佑の
芥川賞受賞作の同名小説。

本は読んでいましたが
分かりづらく
あまり心に残らなかったです。
映画化を知り
映画を見れば理解できるだろうと
心待ちにしていました。



釣りのシーンが印象に残りました。
人間の裏表、美しい自然と震災の爪痕。
綾野剛演じる今野の繊細な心の動き、
松田龍平演じる日浅の飄々とした佇まい、
本より映像で見るほうがよかったです。

中村倫也の女装が美しすぎ、
最初誰か分からなかったです。
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嘘八百 京町ロワイヤル

2020-02-08 | 映画
中井貴一と佐々木蔵之介が
古物商と陶芸家を演じる
シリーズ第2作。

監督は前作からの続投となる武正晴。

今回は新たに広末涼子が参加。
武将茶人・古田織部の
幻の茶器にまつわる話。

第1作と同様、
古物商の則夫役を中井貴一、
陶芸家の佐輔役を佐々木蔵之助。

前作と同じく贋作師3人組の
坂田利夫、木下ほうか、宇野祥平、
そして友近、森川葵、
それに加えて加藤雅也、竜雷太、
山田裕貴らも出演。

今作は京都が舞台。
クライマックスでの大茶会では
渉成園でのロケもあります。
こちらは桜の頃の渉成園。

中井貴一と佐々木蔵之介、
主演の二人の安定した演技。


広末涼子や加藤雅也の悪役も
それぞれ適役で楽しめました。


学芸員の田中さん演じる塚地武雅、
贋作師3人組も面白かったです。






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前田建設ファンタジー営業部

2020-02-05 | 映画
マジンガーZの地下格納庫兼プールを
設計図、工期、見積もりと
実際に作るように取り組んだ
前田建設工業の実話を映画化。

監督は英勉。

主人公ドイを高杉真宙
彼の先輩ベッショ役には上地雄輔、
彼らの上司アサガワ役は
小木博明(おぎやはぎ)。



広報グループ長の提案内容は
光子力研究所の 所長・弓教授から
発注を受けたという設定で、
その建設について検証し
ウェブ連載するといった内容で進んでいく。

舞台は2003年、
マジンガーZの地下格納庫を
現在の技術、材料によって
建設しようとする架空のミッションに、
ファンタジー営業部が、
情熱をもって突き進む。

まさかの泣ける映画、
営業部それぞれのメンバー、
技術者たちの熱意、
応援したくなります。
本気度が伝わる素敵な作品でした。



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決算!忠臣蔵

2019-12-25 | 映画

監督は中村義洋。

堤真一と岡村隆史がダブル主演。
大石内蔵助を堤真一、
勘定方の矢頭長助を岡村隆史。
関西弁で演じます。

お金をテーマにした「忠臣蔵」

多額のお金が必要な討ち入りに
頭を悩ます赤穂浪士の姿を描く。
予算内での仇討を
成功させることはできるのか?

忠臣蔵を経済的に描くというのは
視点がユニークで楽しめました。

今の貨幣価値に換算して、
表示してくれるので
分かりやすいです。

今後、忠臣蔵を見た時
経費を計算してしまうかも。
結構、お金かかるのですね。
経理を担当する人の
苦労がしのばれます。

当時の江戸は
結構物価が高かったような。
うどんの値段も高いのですね。


濱田岳が印象に残りました。

そういえば忠臣蔵なのに
吉良上野介が一度も
出ていなかったような。



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影踏み

2019-12-22 | 映画

横山秀夫の小説「影踏み」を映画化。

主役のノビ師(侵入盗)には山崎まさよし。
ノビ師「真壁」を演じます。
双子の弟、啓二は北村匠海。

過去の深い傷を抱えながら
暗闇を生きる男の人間ドラマ。


自転車シーンが多く、
印象に残りました。


双子の弟、北村匠海が年を取ったら
山崎まさよしの顔になるって
違和感ありです。


久子演じる尾野真千子、
よかったです。

静かな中にも切なさが残る映画でした。
も読んでいます。

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フッド ザ・ビギニング

2019-11-04 | 映画
主演はタロン・エジャトン、
共演にジェイミー・フォックス。
ロビン・フッドの誕生物語。

監督はオットー・バサースト。
製作はレオナルド・ディカプリオ。

穏やかに暮らしていた領主のロビン・ロクスリー、
十字軍に徴兵され戦地へと。

4年後帰ってくると、
戦死したということで
領地、財産を没収。
失意のなかにあったが
以前戦地の敵だったジョンと出会い、
彼とともに政府の腐敗に対し、
反逆を進めていく。

顔を頭巾(フッド)で隠し、
政府から盗んだ金を領主に与え、
権力に接近する。

ロビンは、《フッド》と呼ばれ
次第に民衆の心をつかみとる。


弓矢での戦闘、
こんなことが可能なのかと、
あまり見た経験がなく、
新鮮に映りました。


テンポがいいので
見ていて飽きないです。

馬のシーン、弓のシーンなど
アクロバティックな映像が
印象に残りました。
ロビンとジョンの友情も素敵でした。


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蜜蜂と遠雷

2019-10-13 | 映画
13歳のとき母を亡くし、
音楽から逃げてきた
天才少女、栄伝亜夜(松岡茉優)。
年齢制限ギリギリで
最後のチャンスに挑戦する
社会人の高島明石(松坂桃李)。
名門音楽院に在籍している
エリートのマサル(森崎ウィン)
世界最高峰のピアニストからの
「推薦状」を持った
謎の少年・風間塵(鈴鹿央士)。
この4名のピアニスト達が
国際ピアノコンクールの舞台に登場。

それぞれが影響を受けながら、
お互いに成長を遂げていく姿を描く。



恩田陸の同名小説が原作を実写映画化。

監督・脚本は石川慶。

原作では見事な言葉の表現で
音楽を聴いた気になっていました。



映画では実際の音楽が胸を打ちました。
ピアノの演奏シーンは
迫力があり
俳優たちの生き生きとした
表情、言葉、動作も
映像で見ることで
より心に響きました。

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記憶にございません!

2019-10-11 | 映画
監督は三谷幸喜。

主演は中井貴一。
記憶を無くした総理大臣を演じます。
秘書官役はディーン・フジオカ、小池栄子、
妻役には石田ゆり子、
官房長官役には草刈正雄、
料理人役の斉藤由貴、
野党党首役は吉田羊、
米大統領役には木村佳乃など
個性豊かな俳優陣が登場します。



政界が舞台のコメディー。
エンドロールで初めてわかり
見ている間は誰だか気づかない俳優が
多く登場しました。

通訳の宮澤エマは
なんとなく分かったけれど
ニュースキャスター役の有働由美子、
ROLLYは全く分からなかったです。

ダメ総理がいい総理になっていく話で
政界が舞台でも政治のドラマではありません。

実際には絶対あり得ない話。
安心して見られます。



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引っ越し大名!

2019-09-10 | 映画

原作は土橋章宏の「引っ越し大名三千里」
星野源、高橋一生、高畑充希、濱田岳らが共演。
監督は犬童一心。
星野源演じる書庫番の片桐春之介は、
“かたつむり”と呼ばれる引きこもり侍。

国替えを言い渡された藩主の松平直矩。
行先は豊後の日田。
引っ越し奉行の大役を
突如命じられた春之介。

鷹村源右衛門(高橋一生)からの説得で
大役を引き受ける羽目に。
前任の引っ越し奉行の
娘の於蘭(高畑充希)に助けを請う。

源右衛門たち仲間や於蘭に助けられて
引っ越し準備に奮闘する姿を描く。

大名の引っ越し、
国替えは参勤交代よりも大変。
武芸の達人演じる高橋一生もいい感じ


ピエール瀧も出演していました。
引きこもり侍から成長していく姿や
仲間との友情や当時の国替え事情など
色々と楽しめる映画でした。

本を読んだ人によると
見たいところや
面白かったところなど
かなり省かれていたようです。


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アルキメデスの大戦

2019-08-30 | 映画
三田紀房のコミックが原作。

監督・脚本は山崎貴。
主演は菅田将暉。
天才数学者・櫂直を演じます。

海軍省は大型戦艦「大和」の建造を計画。
山本五十六はこれからは航空母艦が必要と進言、
彼は天才数学者・櫂直を海軍に入れて
大和建設の費用に関わる不正を見いだし
計画を崩すことを考える。

戦争映画というより
頭脳戦、
数式を駆使して戦争を
阻止しようとした、
今までなかった
新しい角度からの作品のように思いました。

戦闘シーンは最初だけ、
戦争映画というものが
苦手な人もOKかも知れないです。



数学の能力を使って、
多難な試算を試みる甲斐。
あの計算でそこまで分かるのが
すごいです。
数学者としての櫂少佐の
思考回路がユニークで楽しめました。






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