花ごよみ

映画、本、写真など・

慈尊院と丹生官省符神社と丹生都比売神社

2017-07-28 | 神社、神宮
慈尊院

真田幸村ゆかりの地、
九度山にある慈尊院は
弘法大師のお母さんが
晩年住んでいたお寺です。

女人禁制の高野山に対し
「女人高野」と呼ばれていて、
女性のための寺院です。

このお寺は高野山に向かう
出発点になっています。


多宝塔


(和歌山県伊都郡九度山町慈尊院)


 丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)


慈尊院の奥の高台にあって
段数の多い階段を登った先にあります。




本殿三棟は重要文化財に指定されています。


こちらは高野山への入口になっています。

(和歌山県伊都郡九度山町)



丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)
なんて読みにくい!!


鳥居の向こうは赤い太鼓橋。


室町期建築の美しい本殿。





高野山にゆかりの深い神社で
静かな雰囲気の社です。






まだきれいな紫陽花。

「紀伊山地の霊場と参詣道」の
構成資産の一つとして
慈尊院、丹生官省符神社、丹生都比売神社は
世界遺産に指定。

(和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野)

7月24日撮影


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高天寺橋本院

2017-07-28 | 古寺(花など)
神話のふるさととして
伝えられる地の一つの
奈良県御所市の高天。
高天山の中腹にある橋本院を訪れました。

本尊は十一面観世音菩薩。
四季折々の花が咲くお寺です。


オニユリ


百合




鐘楼堂前には
蓮も咲いています。






この花は?

追記…名前教えて頂きました。
ブッドレアという花です。


今頃、カキツバタ?





奈良県御所市高天

7月24日撮影




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藤原京跡の蓮&黄花コスモス

2017-07-25 | 古寺(花など)

藤原京跡では春は菜の花、秋はコスモス
そして夏は蓮・黄花コスモスが咲きます。

陽差しの強い暑い日でしたが、
たくさんの蓮が咲き揃う
美しい花景色に感動しました。

 








バックに黄花コスモスと
大和三山の一つの畝傍山。













キバナコスモスも満開。








奈良県橿原市高殿町外

7月24日撮影




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月と雷  角田光代

2017-07-24 | 本 か行(作家)

月と雷 (中公文庫)

どこか普通の人とずれている人達。

どうしようもない自堕落で
生活力のない母親。
その子供の智。

子供の頃、普通とは違う環境で、
智と一緒に暮らした泰子。

普通の人としての生活ができないまま
大人になった二人、
智と泰子が再会。

あまやかな気持ち
まったきことをしている。
わくっとした気持ち。など作者は
普段あまり使わない言葉を用います。

泰子は不幸に追いつかれたと思い
智は追いつかれた不幸そのもの。

智は泰子にとって
自分がそのままでいられる楽な男。

父親になるという言葉に
泰子はたじろぎ
不愉快で理不尽な気持ちになる。

生きていく先に、
安定など望めなくても
泰子にとって
とにかく切り抜けるしか
方法はないのだから。

映画化されることを知りました。
泰子役を初音映莉子、
智役を高良健吾、
智の母親を草刈民代が
演じるというこです。





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月の満ち欠け   佐藤正午

2017-07-23 | 本 さ、た行(作家)

月の満ち欠け 第157回直木賞受賞

まるで月の満ち欠けのよう
何回も何回も生まれ変わる。

愛する人に会うため、
生と死を繰り返す。
転成の話。

前前前世の愛の物語。

年代を超えた瑠璃という名の
女性の登場。

度々出てくる言葉「琉璃も玻璃も照らせば光る」
つまらぬものの中にあっても
光を当てれば多くのものに混じっていても
美しく輝く。
どこにまぎれていても
その人が瑠璃だと分かる。

繰り返しの子供。
前世を記憶する子供。
命はリレーのように。

生まれ変わっても
もう一度会いたいという想い。

あり得ない話なのに
真実みも感じられ
不思議とすらっと読むことができました。

それぞれの瑠璃に引きこまれます。

込み入った人間関係、
どの瑠璃か分からなくなって
読んでいる途中に
名前を書き出しました。

直木賞受賞されました。
まだ受賞されていなかったとは
ちょっと意外。   




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罪の声  塩田 武士

2017-07-23 | 本 さ、た行(作家)

罪の声

グリコ森永事件を基に
未解決事件「ギンガ萬堂事件」と
して描かれた小説。

事件、予告文、などはノンフィクション。
テープの子供の存在も事実。

脅迫テープの声に使用された
二人の子供の人生。

録音テープに残る声。
自分の幼いころの声が
脅迫に使われていたという
驚愕の事実。

実際に同じ立場に立たされた人が
確かにいるはず、
辛い人生を送っている人が
きっといるんだろうなと想像すると
やりきれない気持ちになります。

事件に巻き込まれた子供の人生に
焦点を当てた小説。

事件の動機も一応納得、
読み応えのある小説でした。

事件の被害者でもある二人の姿、
子供を犯罪に巻き込むということは
子供の未来、希望までもが
奪われるということ。
ラストは涙でした。





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壁の男   貫井 徳郎

2017-07-22 | 本 な、は行(作家)

壁の男

町中の家の壁に描かれた、
子供が描いたような絵。

そんな絵を描き続ける、
伊苅(いかり)と言う名の男。

ノンフィクションライターの「私」が取材。
絵を描き続ける理由を探る。


舞台は地方の集落。
故郷に戻ってきた伊苅重吾。

その街で壁や塀に、
決して上手くはない絵を
描き続けるある男の人生が、
その絵に興味を持った
ライターによって明らかにされる。

初めは絵を描くだけの、
変わった男の退屈な物語のような雰囲気で
途中でもう止めようかなと思いましたが
男の今まで生きてきた背景が
分かって行くに連れ
引きこまれていきました。

妻との出会い。結婚。
養護施設出身の若い夫婦、
そしてその娘。
悲しく暗い過去の人生に
気が滅入ってしまいました。

どこかしっくりいかなかったストーリーも
ラストはなるほどと納得できましたが
それにしてもあまりにも
不幸の影に取り憑かれた過去に
やりきれなさを感じました。





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勧修寺(かじゅうじ)の蓮

2017-07-18 | 古寺(花など)

宸殿。


楼閣風の観音堂と蓮。




氷室池に浮かぶ睡蓮と蓮。


睡蓮。


こちらの蓮は全て八重で
濃いピンクの華やかな蓮です。












紫陽花がまだ残っていました。




庭園の半夏生。


池の半夏生。


クチナシ


爽やかな青紅葉。


勧修寺型灯篭。
水戸黄門のモデル光圀から
寄進されたものと伝えられる灯籠。
ヒノキ科の潅木ハイビャクシンが
灯籠を覆うように
茂っています。

京都市山科区勧修寺

7月14日撮影



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三室戸寺の蓮

2017-07-16 | 古寺(花など)
本堂

西国三十三所第10番札所の三室戸寺
四季それぞれ美しいお寺です。

今の時期は蓮。
紫陽花が終わってしまって
人もぐっと少なくなっていました。




三重塔と蓮





 




宝勝牛と名付けられた牛の像。
口中には石の玉があって
撫でると勝運がつくといわれています。 




狛兎の後ろ姿



京都府宇治市莵道滋賀谷

7月14日撮影




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萬福寺

2017-07-14 | 古寺(花など)
中国門の形式の総門

「黄檗宗」の大本山。
中国僧隠元によって開創。
中国式の伽藍が並び建っていて
異国情緒がいっぱいのお寺です。
そして異国の雰囲気を感じる
個性豊かな仏像が安置されています。


放生池の蓮、
後ろは三門。




三門










大雄宝殿


開梆(魚梆)
時刻を報じる巨大な魚の形の法具。


法堂から望む大雄宝殿
卍崩しのデザインの欄干。


法堂
昨日のテレビドラマ「遺留捜査」で
この場所が使われていました。


卍門の高欄






もう百日紅が咲いていました。



 京都府宇治市五ヶ庄三番割 

7月14日撮影





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