国連本部の通訳、
シルヴィア・ブルーム(ニコール・キッドマン)は
民族紛争中のアフリカの大統領の
暗殺計画の会話を偶然聞いてしまう。
その後シークレット・サービスがつくようになるが
彼女を警護する捜査官のケラー(ショーン・ペン)は、
シルヴィア自身に疑惑を持ち始める。
ニコール・キッドマン、
ショーン・ペン初共演による
政治的サスペンススリラー。
シルヴィア、ケラーお互いの複雑な過去。
ニコール・キッドマンは、
(コールド マウンテン)(白いカラス)
と映画を見るたびきれいになっていくように思える。
年齢は重ねていってるはずなのに不思議。。。
まるで今回は人形の様。
この役の様にあまり飾り立てない方が美しいのかな。
国連内部の撮影が初めて実現されている。
その後、ニュースで国連の映像が放映されると
まるで自分が見学してきたかのように思えて
何となくうれしい。
重い政治的テーマで
トリックが込み入って
分からなくなってしまう場面もありました。
でも緊迫感を伴い退屈はしない。
争いによる悲しみ、憎しみの連鎖は
続いていく。。。
でも過去のある人間が
国連の通訳にどうしてなれたのだろう?
最後、あれだけで済むのだろうか?
少し疑問が残る結末でした。
病院でも異常がみつからない
ふるえに悩まされている主人公が
最後に行き着いた先は東洋医学。。。
体の不調に悩む主人公の淡々とした
日常を書いてあるので普段なら退屈で眠気を催してしまうか
途中でよむのを止めてしまう様なパターンなのに
面白くて一気に読んでしまいました。
これは表現力のうまさによるものなでしょうか。。
読みやすい小説です。
原因不明のふるえを治療するため
病院のはしごの先にたどり着いた漢方。。。
この漢方医が素敵な人で心ときめかす様がおかしい。
周りの飲み友達も色々悩みを抱えながらも、
心の温かい人達でさわやかさが感じられます。
つらいことや悲しいことも
ユーモアのオブラードに包みこんで書かれています。
漢方薬の原料の象とかサイのデカイものところは
吹き出してしまいました。
漢方の勉強にもなります…って
理解することはかなりむずかしいけど。
読み進めていく内、ゆっくり感化されて
こちらも元気になれそう。
ストレスにきく小説って
売り文句、納得です。