花ごよみ

映画、本、写真など・

世尊寺の彼岸花

2013-09-30 | 古寺(花など)

境内前庭の彼岸花は
もう色あせたのが多かったです。
少しタイミングをはずしたようで
訪れる人もいなくて
ひっそりとしていました。

本堂裏に咲く彼岸花は
まだきれいに咲いていました。
鮮やかな朱色の彼岸花に
会うことができました。
よかった!!
















本堂横の酔芙蓉


中門

奈良県吉野郡大淀町比曽

9月29日




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模倣の殺意 中町信

2013-09-28 | 本 な、は行(作家)

模倣の殺意 (創元推理文庫)

「これはすごい!」、
「騙されずに見破れますか?」と帯に。

40年前に書かれた作品で
再評価され、
今また売れ出したという、
話題の作品。

第4部 真相で
「あなたは、このあと待ち受ける
意外な結末の予想がつきますか。
ここで、一度、本を閉じて、
結末を予想してください。」
という挑戦の言葉。

シンプル感はあるものの
小説に出てくる登場人物にも
魅力を感じることなく、
動機も弱くて…

作家は叙述トリックを駆使し
読者を騙しているのに
あまりその実感がなく、
なんとなく不自然さが残りました。

よく似たトリックも、
最近見たドラマにもあったし
真相を知って驚くと言うより、
なんだそういうことかといった感じ。

なんかもやもや感のある作品。
衝撃を期待した分、
気抜けした思いです。

でもやっぱりこのトリックは
予想出来なかったです。

最後まで分からなかったということは
やっぱり騙されたのかな。





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千早赤坂村の棚田

2013-09-26 | 写真(花など)

大阪府で唯一の村、
千早赤阪村の下赤阪の棚田
日本の棚田百選に選ばれている棚田です。

下赤阪だけでなく、
千早赤阪村内にはいたるところに
棚田がありのどかで
美しい景色を見ることができます。





曲線を描いた黄金色の田が望めます。








こちらの棚田は
100選外の棚田ですが
ここも素晴らしい景観です。
この辺りにはきれいな棚田が
たくさんあります。


横から見ると棚田は縞模様を描きます。





9月23日


大阪府南河内郡千早赤阪村


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古い街並みが残る寺内町(じないまち) 

2013-09-25 | 写真(花など)

昔ながらの街並みが残る
富田林にある寺内町。

大阪府下で唯一、
国の重要伝統的建造物群保存地区に
指定されている街です。



江戸時代から明治にかけての
街並みだそうです。

















広い間口、土蔵、格子、白壁…
時代劇に出てきそうな
街並みを歩くと
なんとなく気持ちが安らいできます。


日本の道百選・城之門筋。





大阪府富田林市




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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上 春樹

2013-09-23 | 本 ま、や行(作家)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色を持つ名前の友人達4名と
名前に色を持たない多崎つくる。

親密で調和のとれた関係を保っていた
友人4人から
唐突に絶縁を通告、
友人達との一体感から疎外され、
心に深い傷を負った「つくる」。

絶望の淵から歳月を経て
16年目に、友と再会。
そこで分かった理由と真実。

色を含む名前を持つ友人達。
カラフルな友人と
名前に色を持たない多崎つくる。

つくるの心の傷のかさぶたを
はがすための巡礼。
長~いタイトルですが、
意味はこういうことだったんです。

彼の心の中で進行するストーリー。

独特の文章表現と世界観。

読みやすくそして
理解しやすい文章でした。
分からない語も出てきますが
それはGoogle 音声検索で。

読み終えても、
灰田が消えた理由、
沙羅との関係など
解決されず残っています。
なにか物足りない気分は残りますが
そのことが余計に
ミステリアスさを滲ませて
印象に残る物語となりました。






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ウルヴァリン:SAMURAI

2013-09-20 | 映画

ヒュー・ジャックマン主演で
今回は日本が舞台の、
スピンオフ色のある作品。

監督はジェームズ・マンゴールド。

過去に命を救った大物実業家・矢志田との、
再会を遂げるためウルヴァリンは日本へ。

間もなく矢志田は亡くなり、
ウルヴァリンは矢志田の孫娘、
マリコと逃走劇を展開。


不老不死であったウルヴァリン。
しかしある罠にはまり、
治癒能力を奪われるという、
窮地に陥ることとなる。



マリコ役にTAO、ウルヴァリンと
日本に来ることになるユキオ役に福島リラ
矢志田の息子シンゲンには真田広之。

「X-メン」シリーズで、
ウルヴァリンの相手役ジーンを演じた
ファムケ・ヤンセンも出演していますが、
他のミュータントが少なくて残念でした。

治癒能力が消滅し、
不死の男ではないウルヴァリンが
ヤクザやニンジャと戦います。
真田広之とのアクション、
爪と刀のバトルも見応えがありました。

面白かったのはヤクザ達がウルヴァリンと
時速300キロの新幹線の屋根の上のバトルで
ヤクザと同等に戦ったシーンには、
びっくりしました。
字幕の時速500キロはないでしょう。
それじゃリニアです。
新幹線の上のヤクザは
まるでミュータントのようでした。

あまり以前の派手さは、
ないように思いましたが、
何はともあれ今回は日本がロケ地。

つっこみどころも満載の作品ですが
でもそのつっこみどころが面白く
結構楽しませてもらいました。






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利休にたずねよ  山本 兼一

2013-09-18 | 本 ま、や行(作家)

利休にたずねよ (PHP文芸文庫)

利休の周囲にいる人々、
彼等の目に映った利休を綴りながら、
利休という人物の中枢に迫ります。

利休の周辺の人物、
過去の恋などを描きながら
利休の人となりを探っていきます

その手法は最後の日から遡り、
若い日までという、
独特の描き方で書き記しています。
後ろのページから
読み進めていくのも
またおもしろいかも。

茶道、美に命をそそぎ、
並はずれた審美眼を持つ利休。

侘びの精神の中にいても
人としての熱い心をもって、
美というものにこだわり
あまりに自我を押し通した故に
秀吉に受けいられなくなってしまう。

利休に対して現実的、
世俗的な秀吉。
永遠に交差することのない二人。

秀吉と対比することによって
利休の謎が解明されていき
利休の人物像が浮かび上がってきます。

市川海老蔵主演で映画化されます。
どんな映画になるのかな?



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悲鳴伝  西尾維新

2013-09-17 | 本 な、は行(作家)


悲鳴伝 (講談社ノベルス)

人類滅亡を計る地球。
それと戦うように課せられた
十三歳の少年が主人公、
名前は空々空(そらからくう)。

主人公である空々空以外の、
登場人物の名前も面白く、
そしてそれぞれの個性も奇抜。

地球と戦うため
ヒーローとして選ばれた空々空は、
何にも感動しない、
動じないクールな少年、
でも自分自身を冷静な目で、
客観的に眺めていて、
そのことを恥じている。

行動には一貫性があって、
こだわりもなく
騒がしい周りの人たちとの
際だつ相違。

残虐さも多分にあって、
この作品は軽くはない。

罪悪感をもち、
ストレスを抱え
空々とは対照的で、
真っ当な感性をもった、
剣藤との恋物語としても一面もあって、
重々しくもない。

とにかく空々空周囲の人間の、
致死率が高すぎ!!
なんだかやりきれなさ、
虚しさが残る物語でした。



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劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日

2013-09-15 | 映画

NHKのドキュメンタリータッチの歴史ドラマ、
「タイムスクープハンター」の映画版。

あらゆる時代に
タイムワープ技術でもって
歴史の教科書に載らないような、
名もなき人々の営みを取材、
映像で歴史を記憶、保存する機関
「タイムスクープ社」の
時空ジャーナリスト、沢嶋雄一を
テレビ版に出演の要潤が演じます。



同じくテレビ版に出演の杏、
そして新人時空ジャーナリストという
役で新たに夏帆が出演。



本能寺の変後の京都にタイムワープ、
完成したものの、
3年で焼失した幻の城で、
織田信長の天下統一の象徴である安土城、
その安土城焼失の謎にせまるというもの。

飛び道具などの規模が大きくなっただけで
ライブ感のある現場リポートや
流れる空気はTV版と同じ。

上島竜兵や時任三郎の起用も、
その空気を取り壊すことは
なかったような気がします。

CG版安土城の天守閣は、
見られてよかったですが
安土城焼失の謎にはなんかがっくり…

安土城 最後の1日という、
タイトルに期待していたのに…
宇津井健は何かを見たのかな?







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貴婦人と一角獣展  国立国際美術館(大阪)

2013-09-14 | 美術

展示室に入ると、
壁面に展示された
大きいタピスリーの連作が目に入ります。
そのタピスリーの
大きさにまず圧倒されます。

5世紀末にフランドルで織られたという
タピスリーにはユニコーンと
貴婦人が描かれています。

「触覚」「味覚」「嗅覚」
「聴覚」「視覚」という5感、
そして「我が唯一の望み」というタイトルの
タピスリーと合わせて6枚のタピスリー、
6っつの感覚を表現していると
されています。
「我が唯一の望み」は第6感=心、
五感を一つにまとめた心を表しています。

背景には中世ヨーロッパでは一般的な
模様であるミル・フルール(千花模様)が描かれ
一面の草花が主役を
引き立てるように描かれています。

小さな鳥やヤギ、猿など色々な動物も多数
織り込まれていました。
またその動物が可愛い!!

ユニコーンの表情も
それぞれ変化があって面白いです。

他には同時代のタピスリーや
工芸品も展示されていました。

500年以上前に、
絵画ではなくタピスリー、
その技術に感動します。

細密に描かれた衣装、
その衣装の独特なデザイン、模様、
ヘアースタイル、
アクセサリー等の繊細さに
見とれてしまいました。

誰が何のためにという謎や
ファンタジー性もたっぷりで
想像力を誘い起こさせる
不思議な力を持つタピスリーでした。




会場は国立国際美術館。

外観は竹の生命力と成長を
イメージしているということで 
かなりユニークな建造物です。



大阪市北区中之島



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