が、漸く解りつつある。プロに戴いた譜面をチェックしながら、どうもコードが違うことに気がついた。Charlie Parkerのオリジナルのコードを簡略化して、アドリブしやすくしているのかどうか、その意図は不明だが、兎も角、コードが違うことに気がついた。(同じだ!!と言う指摘もあるが、このあたり解りません!!、グスン!)
私は、そもそも、譜面を読むのが苦手で、耳で遣るタイプ。この曲も、結局はコード進行を耳で把握するようになってから、理解が深まった。
この演奏、とっても速く、アドリブもシンコペーションを多用し、その一方で、”To Bird with love"と言うだけあって、余りアウトしていない。シンコペで、いつ戻るのかが、譜面が無かったので、今まで把握できなかったが、今は、演奏は出来なくとも、理解できるようになった。それ以前から、この演奏は、素晴らしいと感じていた。とってつけたようなアドリブでなく、追求しまくったアドリブ。モダンジャズで、古い曲を、換骨奪胎、これだけ素晴らしい曲に変身!!!させる、まさにコンテンポラリーなジャズプレーヤーとして、エディー・ダニエルズは偉大だ。
"nvplayer"と言う再生速度を変更できるフリーソフトもちょっと試してみたが、音が悪くなるので、ちょっと使って、其れも0.1スピードを下げるだけ位が、限界。まあ、便利だけど。
兎も角、クラと、ピアノがガンガンにシンコペーションをしているが、テーマの譜面を何とか追っていけるようになったのは、私にとっては一大進歩!!!
この曲を、プロのジャズメンに、エディー仕様で遣ってもらう、と言うのが、ココントコ、企画ライブをプロデュースする私にとって重要なテーマの一つだが、中々の難曲のようだ。勿論私は吹けないが、その内、吹けたりしてー!!
以前も書いたが、Charlie Parker自身の演奏は、可もなく不可もなし、という感じ。ただ、この曲、バップの曲に良くあるように曲の構成は32小節で、AB二部形式だが、Aが18小節、Bが14小節というのが、この曲を遣ろうとする人が面白いと感じる点だろう。元歌”How high the Moon”がABAB各8小節なのに、Ornithologyでは、A1が12小節、Bが4小節に聞こえる。その後、A1、12小節で、後の4小節でとって付けたように終わるこの曲も、好きだなー!!!
ついでに、”She rote"の意味についてだが、ジャズ評論家は、英語に堪能な人が多いようだが、その一方で、解説、ライナーノートの孫引きが結構あるようで、”She rote"のように注目されなかった?曲はいつまでも、その意味が説明されないような気が・・・。矢野沙織のCDにも、何の記載も無かったし。”ジャズ評論家”もとっくに絶滅危惧種、というか、絶滅してしまっているような。従って、新たな情報は、えられないでしょうね。この筋からは。私が調べたところでは、手紙で、”お別れね”と書いてきた、位の意味だそうです。少なくとも、"rote”が、writeの過去形、過去完了形の代用として慣用されている事は間違いありません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます