11/23バックンのクラリネット試奏,二回目。
前回、プロテジェのみだったので、お願いしていたら、京都一番のお店は用意してくれました。感謝感謝。
バックン社[Backun Musical Services]というのは、カナダの、クラリネットのベルと樽(バレル)で、高い評価を受けている会社。
Eddie Danielsは,自分のクラにバックンのベル、樽をつけて演奏、鈴木孝紀氏も長く使っていた(最近は休止しているそうな)。ロボコップ風のというか、ファットボーイという太いバレル、リングのないゴツい感じのベルは、元のグラナディラ製のクラの色と全く違った茶色(ココボロ製)。見た目も異形だけど、ちょっと格好いい、なんちゃって。
さて、今回は、Backun、Mobaという高い製品も試奏。プロテジェも再度。ココボロ製、グラナディラ製、キーもシルバープレート、ゴールドプレートなど、結構沢山。
全体的に感じたことを簡略に。
ココボロ製はミの音(最低音から1オクターブ上)が,私のマッピ(Vandoren M30+Rico 3)と拙い技術では♭する傾向。このあたりの音がつまる感じ。シルバーとゴールドでは、後者が音は華やかになる。私自身はシルバーの方が好き。
Backun、Mobaの比較では、後者が,強く吹き込むと,頭打ちになる感じがする、様な気が,する。
見栄えが良いので(??と言うか、目立つので??)ココボロ製を、実は欲しかったんだけど、音が小さいと言うことは無い。結構響きます。ピュアな音で。でも、音程が・・・。
と言うわけで、用意された中で一番良いと感じたのは、Backunのゴールドプレート(実は、シルバープレートは用意してなかった,グスン!)音のまとまりが良いのと、音程が良い。
プロは、グラナディラ、ココボロ、両方を持ってれば良いなんて仰る方もいるが・・・・。
プロテジェも音が小さいわけじゃない。シャルモー領域がココボロではつまった感じ。これも、グラナディラ製の方が私は好き。ただ、重量も音もやや軽い。サックスに持ち替えるので、重い方が・・・、なんて、関係ないか!!!!?
以上は、試奏室で吹いた感じなんだけど、試奏室って,はっきり言って響きすぎ。安い楽器でも良く聞こえる!!!!様に設計してあるんだろうけど。以前、今は無き十字屋ハービスENTで、カドソンのテナー、全然違う音質のASとBNを吹き比べてみて、音の違いが殆どわからなかった(その頃、流行のASを買ったが、結局は、両方買った。ASってこんな音??BNってこんな音??って、苦しむというか、楽しむ事が続きました)。今回もヤマハCSVmasterを持って行ったが,差があまり解らない。それで、響きの低い部屋に替えて貰ったが、それでも,皆いい音。そんなこんなで、兎も角、五本目のクラをゲット。大蔵省はプロテジェ、あるいはCSVmasterがいい、なんて言っていたけど、顔に嘘って書いてあった。
嗚呼疲れた。
早速、ジャムセッションに行って,ちょこっと吹いて、がたがた。CSVmasterの方が慣れててマシ?
又、悩みが増えました。
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