鈴木孝紀、初のリーダーアルバム”Collage”が漸く発売されました。
結論から申し上げると、
素晴らしいCD!!
第一に音が良い。クラリネットの音で、これだけの世界を構築出来る人は、、世界広しと言えどそうはいない。
第二に、演奏が素晴らしい。このCDは,ジャズクラファンに対するだけのメッセージではない。彼の音楽的センスを素直に,押しつけがましくなく記録している。幅広く受け入れられるだろう。
第三にオリジナル曲、これが良い。彼の曲は、オリジナルな感性を意識させるコード,アドリブラインがあり、それを美しい音色で表現する。これが彼の世界。
第四に、バスクラの美しくもパワフルな演奏。
第五に、魅力的なサイドメン。ギターの愛川氏は存じ上げないが、CDを聞けば、高い技術の持ち主であることが一目(耳?)瞭然。ベースの荒玉哲郎氏は、これまた高い技術と音楽性で定評のあるプレーヤー。
オリジナル曲ばかりをCDにする,しかも初のリーダーアルバムで、というのも驚きで、冒険です。でも、そんな事が問題にならないようなパワーを感じます。クラッシックの香りとジャズの感性の融合がとても自然、正に鈴木孝紀の世界を,素直に、真摯に表現している、久しぶりに感動したCDです。何よりも,彼の,控えめな、素敵な人柄がひしひしと伝わってくるのです。
因みに、CDジャケットB面(?)に、手で顔を隠した写真が載っていますが、次のCD予告!?って聞いたら、ご本人、笑っていました。
本当に好青年です。
(CD入手直前の情報で,オリジナル曲ばかり!!?ギターとベースのトリオ!!?と、疑問符が頭の中に増殖していたのですが、雲散霧消!!!これも感動です!
6/17,大阪ロイヤルホースでのCD発売記念ライブ、勿論Go!!!
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