Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

鍋島直昶と愉快な仲間達の爽やかJazz Live at KBSホール

2008年04月29日 10時40分15秒 | Weblog

4/27日曜日、KBSホール(御所の西側)で、コンサートが開催されました。この企画は、ヴィーヴォン、大谷氏がほぼ年一度、鍋島直昶氏を中心にジャズを、そしていい音楽を京都に、というものです。今年は、鍋島直昶氏のジャズ60周年を中心とした構成です。さて、プログラムは、滝川雅弘氏と井上弘道氏のスウェディッシュ・クロニーズ(Swedish cronies)から入りました。いやはや、素晴らしい演奏です。モダンな曲で滝川氏のクラと井上氏のテナー2管のコラボは絶品でした。私は以前よりこの二人のプレイは合うと勝手に決めていましたが、まさにその通り。共に技術の追求怠りなく、音楽性も高い、但し、モダンなフレーズが多用されている。そんな感じです。リズム感もバッチシあっていると思います。そして、何よりも何よりも、テナーの重厚な腰のあるサウンドに、滝川氏のクラが全然負けていない。彼の演奏にはモダンの鋭さがあります。という訳で、この会、この曲で、会の雰囲気が決まったように思いました。一流のプレーヤーは最初の一曲を大切にしますが、まさにこの演奏はそれを地でいってる。この曲、実は滝川氏の敬愛するバディー・デ・フランコが、スウェーデンのクラリネット奏者プテ・ウィックマンに捧げた曲だそうです。良い曲です。クラ二管での演奏は聞いたことがありますが、クラとテナー、レコーディングして欲しいくらいの素晴らしさでした。この曲一曲だけでも、本日は満足。その後も、お店の縁のプレーヤーによる演奏が続きます。女性ボーカルもなんと4人。

特に、手作りライブに前回来て頂いた、杉山千絵嬢、いいですねー!!彼女のテクニック、音楽性は高く評価されていますが、ホントに素晴らしい。これからも積み上げていくでしょうね。楽しみです。島谷理子ちゃんも、大人のムードに変身、良かったナー!!!雰囲気あるナー!!ボーカルも上手だし。と、とても好評でした。ついで、鍋島直昶オリジナルカルテットの登場。さすが、長年演奏してきただけあって、息はぴったり。ひさしぶりに中山良一氏のベースを拝聴しましたが、ウーン、素晴らしい。

そして、鍋島御大は82才での個性的な磨き上げた演奏。兎も角お元気です。

さて、第三部は・・・・、止めりゃいいのに、テナーで予定乱入。曲は鍋島氏の指示により、But not for me.今回はこの一曲だけだったので、って、妥当な曲数ですが、トホホ、緊張して、それがほぐれて、ガンガンに、行く前に終了。いつもながら、反省点多々のプレイ。御免なさーーーい!!ここ3回、この会には出ていますが、まとまりのある良い会でした。私は、スウェディッシュ・クロニーズで大満足。それに御大の素晴らしい演奏。ま、いつもながらではありますが、いぶし銀のプレイです。それで十分!!私のプレイが無ければ尚良かったと、一部予定落ち込み。でも、今回は、ワイフからも数人のプロからもお褒めの言葉。プロはまあ、お世辞なのは解ってるんですが、ワイフが悪くなかったって言うのはそう無いことなので、自分の思っているほど、メチャクチャではなかったのかしら?と、ちょっとだけ落ち込み度軽減。でも、ちょっと時間が経てば、直ぐリカバーするので、どっちみち一緒なんですが。って、また、反省の足りないところを見せてしまいましたーーー!!そうそう、今回は、以前よりやって欲しかった、カドソン・ブラックニッケルのテナーを井上氏に吹いて貰いました。多少の私の前宣伝をした後で。氏曰く、この楽器は遠鳴りする楽器なんでしょうね。吹きやすい。レスポンスもいい。そして色がいいって。私は、この楽器は見栄えだけで買ったので、満足ですが、やはり彼が吹くと、小さな音でも、彼の音がします。うーん、さすがプロ。滝川・井上弘道双頭ライブ、これも手作りジャズライブ・京都のお題目になります。いずれ。終了後、打ち上げも又楽し。滝川氏とは徹底討論。朝までジャズ談義。たのしかったなー。と大満足の一日。何でこんなにハッピーなんだろ。自分の演奏以外は?!(それにしても、鍋島師匠、舞妓さんに花束貰って、ご満悦です。いい顔なさってますねー!!!!)

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