この際、自分の持ってるラバーのマッピ、全チェック、と意気込んで(直ぐに萎えたが)色々吹いてみた。当たり前の話ながら、リードがマッピに対して堅すぎる時には音は不良となる(逆も同じ)。このマッピ、駄目と思ったら、柔らかいリードに換えてみることも必要。リードの先端とマッピの先端の位置関係も重要。先端が髪の毛程度に見えるくらいと仰るが、これも中々難しい。リガチャーの位置も同様で、堅いリードの時は奥へ、柔らかいときは手前へ、と言うが、必ずしもそうとは限らない。やっかいなのは、リード自体の経時的変化。リードの最初の取り扱いにも諸説ある。これだけでは足りないだろうが、こういう事を理解した上で、さて、挑戦、と言っても、実は、よく見ればテーブルの上にずれて置いていたりするからやっかい。小さな音で吹いたとき良いと思っても、大きく吹くと駄目だったり。更に、これはプロから笑われそうだが、アンブシャーの強さは、素人は最初と途中と最後ではどうも可成り違う様である。2.5で初めても、段々音が鳴らなくなり、アラマ不思議、3ならOK?!何とも多数の不安定要因を抱えながらのリード選び、マッピ選び、リガチャー選び、いくら時間があっても足りない。
さて、今をときめくアレキサンダー・ウィルシャーのマッピ、近頃、これをもっぱら吹いているが、音が出にくい時も。まあ、上記諸条件に大きく影響されているんでしょうが、兎も角、纏まった音がするような。4年前に北村氏から戴いたYamahaのマッピ、二つ、これはテーブルの格好が全然違う。でも違いが分かりません。グスン。それでも、共にプロは3をお遣いだが自分は2.5のリードで吹けるようになってきた。Yamaha、大きな音がする。いや、驚きました。と言うわけで、吹きやすいと言うコンセプトのYamahaをこれから使ってみます。やっとここまでたどり着きました。4年かかった。
ついでに、沢山買ってあるマッピも少々吹いてみた。ガラスのマッピ(バンドレン製)吹けなくて放っておいたが(昔早稲田の学生さんも高いマッピなのに・・・、と、似た様なことを言っていたのを聞いたことがある。藤家虹二氏も確かグラスだったっけ。どこ製かはしりません。)、なんとか吹ける。5JBこれも、適切なリードを付ければ、バカでかい音だけのマッピじゃ無さそ。そういえばと、アレキサンダー・ウィルシャーのマッピの基になったバンドレンB40,昔、北村氏がチューンアップしたものを戴いたのを吹いてみると、楽に吹ける。Tip railを削ったとかおっしゃってたが、なーんにも解らない私は、早速B40を購入、なんと、彫刻刀で削ってオシャカ。その他、プロファイルとか色々10種類以上もあるある。昔は、試奏させてくれるなどつゆ知らず、同じマッピを複数個買ったりしてたっけ。未だに、マッピ、リードに対して、大した見識があるわけでもないが、昔は訳も分からず、あれも駄目、これも駄目と、下手をマッピのせいにしてたって事ですね。今は、あの頃よりはマシだけど、混乱は同じ。
北村氏は、現在リコーのリードをお使い。又、これが色々出ていて、Filed cut,Unfiled cutなど色々。悲しいのは、その差が、私には解りませーん。それでも懲りずに、家はリードが一杯。アレキにリコーのリードを付けても音は出る。って、あたりまえかー??
と言うわけで、リードの選択に迷っている貴方、吹きにくいと思ったら、まずは柔らかめのリードに換えてみましょう。リードはちゃんとセットしましょう。それから、いろんなところで吹いてみましょう。リードの慣らしについては、諸説あるようですが、時間がある人は兎も角、無い人は、参考になるのは、やはり北村英治氏の説明が一番じゃないでしょうか。と思って、サイト確認のためチェックしたら、あちこちで引用されていました。流石です。
http://www.y-m-t.co.jp/rico/medialibrary.html