Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

ああ、カドソン

2009年10月08日 22時30分25秒 | Weblog
ホントに吹きやすい、良い音のするカドソン。吹きやすいのは軽い抵抗感、早いレスポンス、フィンガーアクション抜群の、素晴らしい吹き心地。
さて、雑誌の記事と、私の経験の話。
テナー、音程は抜群です。高い音は上がり気味、というのは、肯定的に感じます。Selmer Superaction Serie Ⅱの方が、高音は上ずる。すぐ調整できるけど。AS,BNとも素晴らしい。でも、フィニッシュによって、あるいは使用する金属によって、同じカドソンと言いながら、全然違う音。カドソンだから、2種類吹いて、よく似た感じ、と記事には書いてありますが、吹き心地その他はよく似ていても、音は全然違う。実は、私はラッカーフィニッシュのカドソンを吹いたことがありません。あるプロは、ラッカーがいいとおっしゃっているそうな。以前、書いたように、佐藤達哉氏は、AS,次いでBN(実はAS??)最近は、サテンシルバー命らしい。多分、それぞれが、同じカドソンでも、こんなに違うのかと感じられるほど、素晴らしいと思える部分があるからだと思います。実際、私も、AS,BN共に気に入ってます。吹きこなせてないかもしれませんが。それに、シルバーサテン、欲しいし。吹いたこと無いのに。
ソプラノについても、音程抜群(ストレートネック使用時)、抜群の音と操作性とべた褒めの記事。私はヤマハ62しか持ってないし、福永楽器に調整に出してからは素晴らしい楽器に生まれ変わりましたが、音程はかなり悪い。やっぱりカドソンかなー??ASかサテンシルバーのカーブドソプラノか??ブラックニッケルも格好いいし・・・。
問題は、今痛切に感じているアルトと、以前からほしがっているバリトン。
アルトSG,とても気に入って使っていますが、音程はアンブシャーを可成り変えて気を遣って吹いてます。どうしても右手、特にハイDに顕著ですが、音が上ずる。許容範囲を超えています。ヤナギのマッピとの相性が悪いのか??ヤマハはこのマッピでジャスト。この件を中島楽器に相談すると、調整してくれるとの誠意あるお返事なのですが、何せ遠くて!!それに中々、里帰りさせる気分になれないほど、気に入っているので・・・。ウーン、離したくない。ワイフは、私がSGをじっと見ているのを見て、”うれしい???”と、半ば呆れ気味。そういえば、日曜日、延々7時間練習、疲労困憊状態を見て、”アホ!!”と宣ってたなー。そういえば、大山 日出男氏のCD聞いたし、The Sax添付の音源(録音は良くない・当たり前か?!)も聞きましたが、彼は、SGにシルバーのネックを付けて録音したそうな。あえて、音を上ずらせて吹いているところもありますが、やはり、音程が気になる部分があります。プロでも扱いやすいとはいえないかもしれない悍馬のようなアルト。メタボのアマが吹けば、それこそ始末におえない(それより、テク磨かんかい!!!)かも・・・。
いずれにせよ、同じカドソンなのに、テナーとアルトではこれだけ違う。音程が。但し、吹きやすさ、素晴らしいフィンガーアクションなどは同じです。Meyerに換えるとましなような気もしますが、ヤマハとは違う。但し、ヤマハの持ち主、カドソンSGを吹いて、びっくりしてた。音、レスポンス、すべて目から鱗だって。台湾製楽器を未だ安物と思っている人ばかりですね。ああ。アンタのヤマハより、カドソンSGの方が値段も高いの!!!
んで、目の前にぶら下がっているバリトン。The Saxでは、YAMAHA41Ⅱが、廉価版としてでなく、高い評価を受けており(F♯キーありません)、それと同じく、カドソンAS、是非使ってみたいと書いてある。但し、音程が良いとは書いてない。むしろ音程に苦労するかもと書いてある。
他の楽器とは明らかに違うアンティークサテンモデル、お寺の鐘がゴーン、の、青銅製だから、汽笛のようにボーッとした音が鳴る(テナーの話)。佐藤達哉氏にかかれば素晴らしい楽器だが、私が吹くと、ワイフは不機嫌になる。音が悪いって。まあ、マッピを変更すれば、良くなる可能性はあるが。多分、バリトン、良い音するんだろうと思います。低音楽器は、又、違うだろうと思います。
問題は音程。B♭楽器が評価が高いのに、E♭楽器、特にアルトは、音程の悪さが指摘されている。バリトンも決して良くなさそう。武田和大氏、台湾製の楽器、上が上がり、下が下がるって。The Saxの評者の一人、福井健太氏も同様のコメント。Malta 氏のKiller Joe、Selmer Starling Silverの特注品らしいが、良い音してますが、音程は上ずっている。勿論、音楽的表現として上ずらせているのだと思いますが、音程第一にしている楽器でもなさそ????
バリトンの項で、近藤和彦氏が、ASについて、楽器がすべて音程を作ってくれるわけではないと、遠回しに音程の悪さを表現しているように思います。(但し、二人の評者の興味ある3本のバリトンの内、二本はヤマハとカドソンでした!!)
音程がすべてでもなく、抵抗感がすべてでもなく、というのは、ジャズサックスでは特に理解できますが、バリトン、高価な楽器です。特にカドソン、決して安い値段設定ではない。カドソンASを買うなら、ヤナギサワもヤマハもあるいは他のメーカーも当然競合するものが随分あります。中島楽器の、高品質の調整が素晴らしいことは、もう、痛いほど解ります。しかし、音程の悪さ、特にアルトとバリトンでは、指摘されており、アルトでは、私自身が痛感しています。その割に惚れてますが。って、ここん所をどう判断するか、なのでしょうが、ウーン、難しい問題ですね。持ち替えの楽器としてのバリトンなら、やはり、YAMAHA41Ⅱが無難かな?Low Cが低いって書いてあるけど。許容範囲だって。カドソンフリークとしては、ちょっと辛いなー!
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ルクラブ

2009年10月08日 22時15分27秒 | Weblog
台風の影響で、お客様は少ないかとも思ったのですが、常連は勢揃い。熱気あるジャムセッション。みんな好きだなー!!?
今週月曜日、ジャズナイトのため、楽器を車に満載していたため、準備不要で、いざ出陣。
多くの楽器を持ち帰るのは、実は難しい、と言うのを今日も感じました。
予め吹いておいたはずなのに、やりたい放題のアルト、Killr Joeの後、テナーでWhisper notを吹いてみると、音がでませーん。大汗書いて吹いた後、色々リードを換えてみる。No.3からNo.2.5へと思ったら、持ってきてない!!仕方なく、2にしたら、いかんせん、柔らかすぎる!!でも、The Saxにあった、Vincent Herring Sax Clinicの記事を思い出しました。チップオープニングの大きいマウスピースで堅いリードを使うと、大きな音が出るが、小さい音が出せない。その通りですね。そこで柔らかいリードで、大きな音も、綺麗な音も出せるように練習を積むのが良い。と言う主張。
今まで、堅いリードで、Tip openingはほぼ中庸のマウスピースを使ってたのですが、確かにコレも一理ある、と思います。実際の所、No.2のリードで吹いていると、Selmer serieⅡ、けっこいい音してきたように思います。ルクラブは良い箱ですが、音が前に散ってしまって吹きにくい部分が、プロでも感じる部分があるよう、まして、素人が吹くとそうなんですが、この日は吹きやすい!!
別の記事では、ジャズ・サックス奏者は緩いアンブシャーで吹くそうな!?
と言うわけで、この日もとても良い経験をしました。
我流でここまで来たのですが、色々迷いは増えるばかり。でも、柔らかいリードを使えとか、緩いアンブシャーで、とか、プロでもここに違いがあるんでしょうね、多分。と言うわけで、これからも・・・、我流で!
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